広島競輪の特徴|400m・中直線で差し47.5%・高配当34.2%を検証

広島競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
57.9m全国18位
最大カント
30°47′34″全国31位
゜47´34″ やや緩い

広島競輪の特徴|400m・中直線で差し47.5%・高配当34.2%を検証

広島競輪は荒れるのか。3連単1万円以上は34.2%、平均配当は18,667円で、同じ400m・中直線グループの平均31.5%・17,763円を上回りました。場全体の数字は、広島が高配当側にいることを示しています。

ただし、本命の得点1位の選手が4着以下になった割合は29.5%で、同型場平均28.6%とほぼ同じです。いつも本命が飛ぶわけではないのに、なぜ払戻は広がるのか。差し47.5%、S級平均25,464円、ライン構成別の別線決着が手がかりになります。

広島は400mバンクで、みなし直線は57.9mの中直線。バンクの特徴、決まり手、級班、ライン、本命の位置を一つの数字にまとめず、広島で特に差が出たところから順番に読み解きます。

広島競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。

  • 対象期間:2016-01-13〜2026-07-24
  • 調べたレース数:4,499レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線57.9m・カント30°47′34″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

広島の400m・みなし直線57.9m・カント30°47′34″というバンク情報と、10年分の決まり手・払戻・本命成績を比べます。

3連単の平均配当・中央値・金額帯、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、ライン構成ごとの残り方を掲載します。

差しが多い広島で、得点1位の選手の戦法やライン内の位置が変わると本命成績と配当がどう動くのかを、出走表で使える形にまとめます。

広島競輪のバンク特徴|400m・みなし直線57.9m・カント30°47′34″

広島は400mバンクで、みなし直線は57.9m、カントは30°47′34″です。400mの中では中直線に入り、直線が長めのぶん差しが届く印象を持ちやすい走路です。ただ、走路の形だけで決まり手や配当が決まるわけではありません。実際の結果へ戻って見てみましょう。 この記事では、みなし直線53m超58m未満を「400m・中直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・中直線グループの平均は逃げ23.3%、捲り31.7%、差し45%。広島競輪では逃げは4.6%低い、捲りは2.1%高い、差しは2.5%高いです。

1着の決まり手は逃げ18.7%、捲り33.8%、差し47.5%。差しがほぼ半分で、広島の特徴としてまず目に入ります。さらに差しの平均配当は24,827円、中央値7,500円、1万円以上43.4%。回数が多いだけでなく、払戻も差しに寄っています。

この数字から『広島は差しを買えばいい』と短く結論を出すのは早すぎます。差しは1着選手の決まり手で、得点1位の選手の得意戦法とは別です。バンクの印象を、決まり手・本命成績・ラインの数字と順番に比べます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ18.7%(818/4,386レース)10,029円2,415円19.2%23.3%
捲り33.8%(1,483/4,386レース)14,352円4,270円29.1%31.7%
差し47.5%(2,085/4,386レース)24,827円7,500円43.4%45.0%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

広島競輪の基本成績|本命は3着以内70.5%、1万円以上34.2%

広島で得点1位の選手が1着になった割合は37.1%(1,645/4,433レース)、3着以内は70.5%(3,127/4,433レース)、4着以下は29.5%(1,306/4,433レース)でした。3着以内は7割を超えているので、本命が毎回崩れる場ではありません。

一方で、3連単1万円以上は34.2%(1,516/4,438レース)。本命の着外が同型場平均とほぼ同じでも、相手の組み合わせや決まり手によって払戻が広がることがあります。広島は『本命が飛ぶから荒れる』だけでは説明できない競輪場です。

同型場平均は、3連単平均17,763円、中央値4,434円、1万円以上31.5%、本命4着以下28.6%。広島の平均・中央値・1万円以上は上回っていますが、本命4着以下は29.5%で差が小さい結果です。高配当と本命の崩れを別々に扱う必要があります。

広島競輪の基本数値と同型場比較
項目広島比較・意味
3連単の平均配当18,667円同型場平均 17,763円
3連単の中央値5,010円同型場の場別中央値平均 4,434円
3連単1万円以上34.2%(1,516/4,438レース)同型場平均 31.5%
得点1位の選手が1着37.1%(1,645/4,433レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内70.5%(3,127/4,433レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下29.5%(1,306/4,433レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

広島競輪の3連単配当|平均18,667円、中央値5,010円

広島の3連単は、5,000円未満が49.9%(2,216/4,438レース)、1万円以上が34.2%、5万円以上が8.4%、10万円以上が3.3%でした。5,000円未満が半分近くあるため、広島のすべてのレースが高配当になるわけではありません。

平均18,667円と中央値5,010円の開きは、一部の大きな払戻が平均を押し上げていることを示します。普段のレースに近い金額は中央値、荒れた結果がどれくらい混ざったかは1万円以上・5万円以上・10万円以上で捉えます。

同型場平均の中央値は4,434円なので、広島の中央値5,010円も少し高めです。平均だけの印象ではなく、真ん中の払戻も上回っている点は、広島の高配当を考えるうえで納得しやすい材料です。

広島競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当18,667円
中央値5,010円
5,000円未満49.9%(2,216/4,438レース)
1万円以上34.2%(1,516/4,438レース)
5万円以上8.4%(374/4,438レース)
10万円以上3.3%(148/4,438レース)

払戻が分かった4,438レースを分母にしています。

広島競輪の級班別配当|S級の平均25,464円・1万円以上41.9%

級班別の平均配当はS級25,464円、A級17,996円、チャレンジ13,591円、ガールズ8,491円でした。S級の平均はA級より7,000円以上高く、1万円以上も41.9%で最も多くなっています。広島の場全体の高配当には、S級の数字が強く影響しています。

本命の選手が4着以下になった割合はS級32.0%、A級31.3%、チャレンジ27.7%、ガールズ6.4%。S級は払戻が高いだけでなく、本命の着外もチャレンジやガールズより多い結果です。A級も平均17,996円、1万円以上36.2%で、荒れ方の候補になります。

ガールズは平均8,491円、中央値1,630円、1万円以上16.5%、本命4着以下6.4%でした。ガールズは別に集計した数字なので、S級・A級・チャレンジと同じ基準で平均を作りません。当日のレース区分に近い行を使います。

広島競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級25,464円7,310円41.9%(517/1,234レース)32.0%(397/1,239レース)23,308円
A級17,996円5,560円36.2%(701/1,938レース)31.3%(616/1,970レース)19,142円
チャレンジ13,591円2,890円24.4%(244/1,002レース)27.7%(278/1,002レース)11,764円
ガールズ8,491円1,630円16.5%(37/224レース)6.4%(14/218レース)10,264円

級班ごとに分母が異なります。

広島競輪の決まり手|差し47.5%が平均配当24,827円

逃げの平均配当は10,029円、中央値2,415円、1万円以上19.2%。捲りは平均14,352円、中央値4,270円、1万円以上29.1%。差しは平均24,827円、中央値7,500円、1万円以上43.4%でした。差しは回数、平均、中央値、高配当の割合のすべてで目立ちます。

中直線の広島で差しが多く、差しの払戻も高い。これはバンクの印象とデータが同じ方向へ出た結果です。ただし、これだけで因果関係を決めるのではなく、差しがどんなラインの形で出たのかまで見てみましょう。

得点1位の選手の得意戦法では、逃げタイプの3着以内80.1%、差しタイプ64.6%。差しの決着が多いことと、差しタイプの本命が残ることは反対方向です。広島の差しを予想へ使うときは、1着の決まり手と本命のタイプを別の欄で読みます。

広島競輪のライン|同じラインは84.7%が3着以内に残る

ラインの情報が分かった3,814レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は53.7%。最長ラインが1・2着に入った割合は20.9%でした。同じラインから2人が3着以内に入った割合は84.7%なので、ラインの仲間は残りやすい一方、長いラインが1・2着を独占する形は限られています。

得点上位2人が別ラインで決着した割合は46.3%。最長ラインだけで車券内を固めるより、別ラインの得点上位選手も含めて考えた方がよいレースがほぼ半分あります。広島の差しの多さは、ラインが全部残るというより、最後に着順が入れ替わる形とも重なります。

広島競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着53.7%(2,049/3,814レース)
最長ラインが1・2着20.9%(798/3,814レース)
同じラインから2人が3着以内84.7%(3,230/3,814レース)
得点上位2人が別ラインで決着46.3%(1,765/3,814レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

広島競輪のライン構成|3-2-2-2は別線決着55.6%・平均31,726円

3-2-2では、ライン内の1・2着が54.4%、別線45.6%、平均配当12,068円でした。3-3-3は58.3%、別線41.7%、平均25,166円。3-3-1は65.6%、別線34.4%、平均15,536円です。ライン内の残り方と平均配当は、同じ方向へ動くとは限りません。

3-2-2-2ではライン内44.4%、別線55.6%、平均配当31,726円。2-2-2-1もライン内41.2%、別線58.8%でした。ラインが細かく分かれた形では別線決着が増え、平均配当が高い構成もありますが、対象数と他の条件をそろえて読む必要があります。

3-3-2-1は平均30,589円、3-2-1-1は12,680円でした。同じようにラインが四つに分かれていても、払戻は同じではありません。広島のライン記事では、人数だけでなく、過去にどの構成で差しや別線が出たかまで見てみましょう。

広島競輪で本命が飛ぶ場面|ライン先頭の差しタイプは40.3%

得点1位の選手がライン先頭にいる場合、逃げタイプの4着以下は19.7%、捲りタイプ25.5%、差しタイプ40.3%でした。先頭の差しタイプは459レースで、平均配当8,649円、1万円以上18.9%。差しを得意にする本命の選手が先頭にいると、着外が目立つ数字です。

番手・3番手の差しタイプは4着以下34.0%、平均配当7,958円、1万円以上16.7%。先頭より着外率は低いものの、差しタイプ全体の4着以下35.4%と近い数字でした。ラインの人数だけを見て、本命の位置を後回しにしない方がよい理由です。

広島の差し47.5%と、先頭の差しタイプ40.3%は別の集計です。前者は1着になった選手の決まり手、後者は得点1位の選手の戦法と位置です。数字の意味をそろえずに比べないことが、記事の結論を読み違えないコツです。

広島競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ79019.7%8,878円15.6%
先頭捲り82525.5%7,310円12.3%
先頭差し45940.3%8,649円18.9%
番手・3番手捲り6426.6%6,023円14.1%
番手・3番手差し1,62234.0%7,958円16.7%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

広島競輪の得点1位の選手|逃げタイプ80.1%、差しタイプ64.6%

得点1位の選手の得意戦法を、出走時点の直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数で分類すると、逃げタイプは1着51.2%、3着以内80.1%、4着以下19.9%。捲りタイプは3着以内74.5%、4着以下25.5%。差しタイプは3着以内64.6%、4着以下35.4%でした。

1着決まり手は差し47.5%なのに、得点1位の選手は逃げタイプの方が残っています。これは広島の荒れ方を読むうえで大事なズレです。差しが届くレースが多いことと、差しを得意にする本命の選手が安定することは別の結果でした。

差しタイプの1万円以上は17.2%、逃げタイプ15.8%。本命の着外ほど大きな差はありません。差しタイプが飛びやすい数字を、そのまま高配当が増える数字とは扱わず、級班とライン位置を加えて見てみましょう。

広島競輪の出走表で確かめたいこと|差し・級班・ラインをそろえる

広島の出走表では、最初に級班を見てみましょう。S級の1万円以上41.9%、平均配当25,464円は、A級36.2%・17,996円とは基準が違います。場全体の34.2%を当日のレースへそのまま持ち込まないようにします。

次にラインの人数と、得点1位の選手の位置を見てみましょう。3-2-2-2の別線決着55.6%、先頭の差しタイプの4着以下40.3%。長いラインだから堅い、差しが多いから本命が飛ぶ、と短く決めず、近い条件を探します。

最後に、差し・捲り・逃げのどれが当日の並びに合うかを考えます。広島では差し47.5%、平均配当24,827円、中央値7,500円ですが、過去の数字は次のレースの結果を決めるものではありません。似た並び、同じ級班、近い本命の位置がそろっているかを見てみましょう。

0.何%程度の差は、ほぼ同じと考えます。本命4着以下29.5%と同型場平均28.6%のような差は、広島だけの特徴として強く扱いません。複数の指標が同じ方向へ動き、対象レース数も十分なところを、広島らしい読みどころとして残します。

広島競輪は荒れる?|差しとラインのずれが配当を広げる

広島は、場全体の3連単1万円以上34.2%、平均配当18,667円で同型場平均を上回る高配当側です。ただし本命4着以下29.5%は同型場平均28.6%とほぼ同じ。高配当の理由を、本命の飛びだけに求めることはできません。

差し47.5%・平均配当24,827円・1万円以上43.4%、S級平均25,464円・1万円以上41.9%、3-2-2-2の別線決着55.6%・平均31,726円。広島では、差しが届く展開、S級の力関係、ラインが一つに固まらない並びが重なったところで払戻が広がります。

得点1位の選手は3着以内70.5%なので、全レースで本命を疑う必要はありません。出走表の級班、ライン構成、本命の得意戦法と位置が、過去に数字が動いた形に近いときだけ、広島らしい荒れ方を予想へ生かしてください。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで展開を決めず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。