平塚競輪の特徴|400m・中直線の決まり手と配当を10年分析
平塚競輪は荒れるのか。3連単1万円以上は29.9%で、同じ400m・中直線グループの平均32.0%を下回っています。数字だけなら、特別に高配当が多い競輪場とは言いにくい結果です。
ところが、1着の決まり手では差しが46.1%と最も多く、差しの平均配当は21,977円でした。ライン構成が3-2-2-1-1になると別線決着は70.1%。場全体の数字だけでは見えない波乱の形が、いくつか浮かびます。
本命の得点1位の選手は3着以内72.0%で、毎回崩れるわけではありません。差しの多さ、ラインの残り方、本命の選手の位置を一緒に読むと、平塚の『荒れる・荒れない』をもう少し具体的に考えられます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-01-20〜2026-06-20
- 調べたレース数:5,627レース
- バンク:400m・中直線・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
平塚のバンクが400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″であることを確認し、決まり手やラインの残り方と結びつけます。
3連単の平均配当・中央値・金額帯、S級・A級・チャレンジ・ガールズの数字、得点1位の選手の基本成績を掲載します。
差しが多い平塚で、本命の選手がどの戦法・どのライン位置にいると数字が動くのか、当日の出走表に合わせて使える形でまとめます。
- 平塚競輪は荒れる?|まずは場全体の数字を確認
- 平塚競輪のバンク特徴|400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
- 平塚競輪の3連単配当|平均16,932円と中央値4,010円の差
- 平塚競輪の級班別配当|S級とA級で払戻は近い
- 平塚競輪の決まり手|差し46.1%・平均配当21,977円
- 平塚競輪のライン決着|同じラインは残るが、最長ラインは14.8%
- 平塚競輪のライン構成|3-2-2-1-1で別線決着70.1%
- 平塚競輪で本命が飛ぶ場面|ライン先頭の差しタイプは49.2%
- 平塚競輪ガールズ|得点1位の選手は3着以内87.7%
- 平塚競輪の出走表で見ておきたいこと|場全体の平均だけで決めない
- 平塚競輪の特徴まとめ|差しとラインのずれが荒れ方を作る
平塚競輪は荒れる?|まずは場全体の数字を確認
平塚で得点1位の選手が1着になった割合は39.2%(2,179/5,559レース)、3着以内は72.0%(4,005/5,559レース)、4着以下は28.0%(1,554/5,559レース)でした。3着以内が7割を超えているので、本命が毎回飛ぶタイプの競輪場ではありません。
3連単の平均配当は16,932円、中央値は4,010円、1万円以上は29.9%(1,661/5,553レース)。同じ400m・中直線グループの平均は、平均配当17,980円、中央値4,559円、1万円以上32.0%です。平塚は三つの数字すべてで同型場平均を下回りました。
本命の4着以下も同型場平均28.8%と比べて28.0%で、差は0.8%。これはほぼ同じと考えてよい範囲です。平塚の個性を本命の着外率だけで説明するより、決まり手とライン構成に数字の焦点を移した方が、実際の差を捉えやすくなります。
| 項目 | 平塚 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,932円 | 同型場平均 17,980円 |
| 3連単の中央値 | 4,010円 | 同型場の場別中央値平均 4,559円 |
| 3連単1万円以上 | 29.9%(1,661/5,553レース) | 同型場平均 32.0% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.2%(2,179/5,559レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.0%(4,005/5,559レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 28.0%(1,554/5,559レース) | 同型場平均 28.8% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
平塚競輪のバンク特徴|400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
平塚は400mバンクで、みなし直線は54.2m、カントは31°28′37″です。400mの中では中直線にあたり、直線が極端に長いタイプでも短いタイプでもありません。逃げがそのまま残るのか、後ろの選手が最後に伸びるのかは、バンクの数字だけでは決められない位置です。 この記事では、みなし直線53m超58m未満を「400m・中直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・中直線グループの平均は逃げ23%、捲り31.8%、差し45.2%。平塚競輪では逃げは1.8%低い、捲りはほぼ同じ、差しはほぼ同じです。
だからこそ、実際の1着の決まり手を見てみましょう。逃げ21.2%、捲り32.7%、差し46.1%。平塚では差しがほぼ半分を占めています。中直線という走路の印象と、差しが多い結果がどこまで重なるのかを、払戻と本命成績まで含めて見てみましょう。
差しが多いから必ず荒れる、という意味ではありません。差しで決まっても得点1位の選手が残っていれば払戻は落ち着きます。逆に、ラインの組み合わせが崩れれば、決まり手が少ないレースでも配当は広がります。平塚ではこの二つを分けて考えます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.2%(1,174/5,528レース) | 9,816円 | 2,330円 | 18.4% | 23.0% |
| 捲り | 32.7%(1,805/5,528レース) | 14,181円 | 3,650円 | 27.7% | 31.8% |
| 差し | 46.1%(2,549/5,528レース) | 21,977円 | 5,675円 | 36.7% | 45.2% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
平塚競輪の3連単配当|平均16,932円と中央値4,010円の差
平塚の3連単は5,000円未満が55.5%(3,084/5,553レース)、1万円以上が29.9%、5万円以上が7.5%、10万円以上が3.2%でした。半分以上は5,000円未満ですが、大きな払戻も一定数あります。
平均配当16,932円に対して中央値は4,010円。平均だけを読むと、平塚全体が高配当に見えやすくなります。普段の払戻に近い水準を知りたいときは中央値を置き、10万円以上のような大きな結果がどれくらい混ざったのかを金額帯で見てみましょう。
同型場平均は平均17,980円、中央値4,559円なので、平塚の配当は中直線の競輪場の中で突出しているわけではありません。高配当を探すなら、平塚全体の平均ではなく、差しやライン構成の数字まで絞って読む必要があります。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 16,932円 |
| 中央値 | 4,010円 |
| 5,000円未満 | 55.5%(3,084/5,553レース) |
| 1万円以上 | 29.9%(1,661/5,553レース) |
| 5万円以上 | 7.5%(419/5,553レース) |
| 10万円以上 | 3.2%(175/5,553レース) |
払戻が分かった5,553レースを分母にしています。
平塚競輪の級班別配当|S級とA級で払戻は近い
級班別の平均配当はS級17,973円、A級17,838円、チャレンジ14,879円、ガールズ8,351円でした。S級とA級は平均がかなり近く、チャレンジ、ガールズの順に下がっています。場全体の平均だけでなく、当日の級班に合わせた数字を使う理由です。
1万円以上はS級32.4%、A級31.5%、チャレンジ23.7%、ガールズ15.1%。得点1位の選手の4着以下はS級31.0%、A級27.9%、チャレンジ31.0%、ガールズ12.6%でした。S級は高配当も本命の着外も高めですが、チャレンジは本命の着外がS級と同じでも1万円以上は低くなっています。
平均配当が高い級班と、本命の選手が飛びやすい級班が一致するとは限りません。ラインや決まり手を並べるときも、まず当日の級班が表のどこに当たるのかをそろえます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 17,973円 | 4,500円 | 32.4%(563/1,739レース) | 31.0%(533/1,720レース) | 24,244円 |
| A級 | 17,838円 | 4,140円 | 31.5%(935/2,971レース) | 27.9%(832/2,977レース) | 19,162円 |
| チャレンジ | 14,879円 | 3,525円 | 23.7%(99/418レース) | 31.0%(135/435レース) | 11,603円 |
| ガールズ | 8,351円 | 2,110円 | 15.1%(64/425レース) | 12.6%(54/427レース) | 10,282円 |
級班ごとに分母が異なります。
平塚競輪の決まり手|差し46.1%・平均配当21,977円
差しは1着の46.1%で最も多く、平均配当21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%でした。逃げは平均9,816円、中央値2,330円、1万円以上18.4%。捲りは平均14,181円、中央値3,650円、1万円以上27.7%。差しは回数だけでなく、払戻の三つの数字でも高くなっています。
差しの中央値が5,675円あるため、平均配当が一部の大きな払戻だけで上がったとは考えにくい結果です。平塚の荒れ方を考えるとき、差しが決まりやすい展開と払戻の高さは、まず押さえておきたい組み合わせです。
ただし、ここでいう差しは1着になった選手の決まり手です。得点1位の選手が差しを得意にしているかどうかは別の集計です。決まり手の多さを、そのまま本命の選手の成績へ移さないようにします。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.2%(1,174/5,528レース) | 9,816円 | 2,330円 | 18.4% | 23.0% |
| 捲り | 32.7%(1,805/5,528レース) | 14,181円 | 3,650円 | 27.7% | 31.8% |
| 差し | 46.1%(2,549/5,528レース) | 21,977円 | 5,675円 | 36.7% | 45.2% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、平塚競輪の決まり手記事へ。
平塚競輪のライン決着|同じラインは残るが、最長ラインは14.8%
ラインの情報が分かった1,954レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は50.6%でした。同じラインから2人が3着以内に入った割合は81.8%。ラインの仲間が車券内に残るレースは多い結果です。
一方、最長ラインが1・2着に入った割合は14.8%でした。ラインの人数が多いから、そのラインが1着・2着を独占するとは限りません。別ラインの選手が割って入る、番手が差し込む、ラインの先頭が粘り切れない。平塚ではそうした着順のずれが残っています。
得点上位2人が別ラインで決着した割合は49.4%。本命候補が別々のラインにいるレースでは、最長ラインだけを軸にすると、もう一人の得点上位選手を軽く扱うことになります。ラインの人数と得点の並びを一緒に見ておきたい数字です。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 50.6%(988/1,954レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 14.8%(289/1,954レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 81.8%(1,598/1,954レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 49.4%(966/1,954レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、平塚競輪のライン記事も読んでみてください。
平塚競輪のライン構成|3-2-2-1-1で別線決着70.1%
ライン構成別に見ると、3-3-3はどこかのラインが1・2着に入った割合57.9%、平均配当28,002円。3-3-2-1は51.5%、平均33,625円。3-2-2-2は50.9%、平均33,236円でした。ライン内の決着率は半分前後でも、平均配当は3万円台まで上がっています。
3-2-2-1-1では、どこかのラインが1・2着に入った割合は29.9%、別線決着は70.1%、平均配当は31,026円。ラインが細かく分かれる形ほど、同じラインで1・2着がそろいにくく、別線の組み合わせが増えています。対象は107レースなので、平塚全体の数字とは分けて扱います。
4-3-2は85レースで、ライン内の1・2着が51.8%、平均配当46,954円でした。対象数が少ないため断定はできませんが、当日の構成が近いなら見る価値のある数字です。平均配当だけで買い目を広げず、同じ構成でラインがどう残ったかを一緒に読みます。
平塚競輪で本命が飛ぶ場面|ライン先頭の差しタイプは49.2%
得点1位の選手の得意戦法とライン内の位置を並べると、数字の動きがさらに見えてきます。ライン先頭の得点1位の選手では、逃げタイプの4着以下25.8%、捲りタイプ30.7%、差しタイプ49.2%でした。
先頭の差しタイプは197レースで、平均配当6,980円、1万円以上10.5%。差しを得意にする選手がラインの先頭にいると、得意な形と走る位置がかみ合わず、本命の着外が増える結果になっています。原因を断定する数字ではありませんが、平塚で最も深掘りしたい組み合わせです。
番手・3番手の差しタイプは4着以下38.6%、平均配当4,993円でした。先頭より着外率は低いものの、4割近くあります。番手・3番手の捲りタイプは62レースなので、27.4%という数字は面白い参考値にとどめます。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 356 | 25.8% | 7,256円 | 11.1% |
| 先頭 | 捲り | 479 | 30.7% | 5,620円 | 6.1% |
| 先頭 | 差し | 197 | 49.2% | 6,980円 | 10.5% |
| 番手・3番手 | 捲り | 62 | 27.4% | 2,848円 | 4.8% |
| 番手・3番手 | 差し | 885 | 38.6% | 4,993円 | 8.1% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、平塚競輪の荒れる記事もどうぞ。
平塚競輪ガールズ|得点1位の選手は3着以内87.7%
得点1位の選手の1着は60.9%、3着以内は87.7%、4着以下は12.3%。3連単の平均配当は8,455円、中央値1,960円、1万円以上14.8%でした。男子の級班と同じ数字に混ぜると、平塚全体の荒れ方を読み違えるためです。
ガールズの1着決まり手は捲り52.6%が最多でしたが、得点1位の選手の成績は堅めです。捲りが多いことと本命が飛ぶことは別で、平塚のガールズではこの違いがはっきり出ています。
予選の本命4着以下は6.8%、決勝は18.1%。得点差1点未満では24.3%まで上がりました。ガールズの記事を読むときは、全体の堅さだけでなく、決勝かどうか、得点差が小さいかを見ると、数字の使い道が具体的になります。
ガールズの数字も気になるなら、平塚競輪のガールズ記事で続きを読めます。
平塚競輪の出走表で見ておきたいこと|場全体の平均だけで決めない
平塚の出走表を開いたら、まず級班をそろえます。S級の1万円以上32.4%、A級31.5%、チャレンジ23.7%、ガールズ15.1%では、同じ払戻でも意味が違います。
次にラインの構成と、得点1位の選手の位置を見てみましょう。最長ラインが1・2着に入った割合は14.8%で、ライン先頭の差しタイプの4着以下は49.2%。長いラインがあるだけで安心せず、本命の選手がどこを走るのかまで見てみましょう。
最後に、逃げ・捲り・差しのどれが届く並びかを考えます。平塚は差し46.1%、平均配当21,977円ですが、当日のラインが同じ決まり方をするとは限りません。近い条件の数字を選び、対象レース数が十分かも見てみましょう。
同型場との差が0.何%程度しかない数字は、ほぼ同じと考えます。場全体の3連単1万円以上29.9%と同型場平均32.0%のように、差があるように見えても平塚だけの強い特徴とは限りません。差しの回数・払戻、ライン構成、先頭の差しタイプの着外が同じ方向へ動いたところを、平塚らしさとして重く扱います。
平塚競輪の特徴まとめ|差しとラインのずれが荒れ方を作る
平塚は400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″の中直線バンクです。全体の3連単1万円以上は29.9%で同型場平均32.0%を下回り、本命の4着以下も28.0%で同型場平均28.8%とほぼ同じ。場全体だけなら、荒れやすさが際立つ競輪場ではありません。
それでも、決まり手の差し46.1%・平均配当21,977円、ライン構成3-2-2-1-1の別線決着70.1%、ライン先頭の差しタイプの本命4着以下49.2%という数字があります。平塚の波乱は、場名だけで決まるのではなく、差しが届く流れとラインの組み合わせで表れています。
得点1位の選手は3着以内72.0%なので、毎回本命を疑う必要はありません。出走表で級班、ライン構成、本命の得意戦法と位置を見て、過去の数字と近い場面だけを予想の材料にしてください。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで展開を決めず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。