平塚競輪のライン|同じラインが残る?高配当になる並びを検証

平塚競輪のライン|同じラインが残る?高配当になる並びを検証

平塚のラインは、どこまで車券に残っているのでしょうか。ラインの選手が2人、3人と並んでいれば、そのまま上位に来そうに感じます。ところが、最長ラインが1・2着に入った割合は14.8%でした。

一方で、同じラインから2人が3着以内に入った割合は81.8%。ラインの仲間が一緒に残ることと、いちばん長いラインが1・2着を独占することは、同じではありません。ここが平塚のラインを読む面白いところです。

平塚は400mバンクで、みなし直線は54.2mの中直線。ラインの人数だけでなく、最後の直線でどの選手が伸びたのか、どの並びで払戻が膨らんだのかまで数字を並べます。

平塚競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。ラインの比較は、ラインの情報が分かったS級・A級・チャレンジのレースが対象です。

  • 対象期間:2016-01-20〜2026-06-20
  • 調べたレース数:5,627レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

平塚でどこかのラインが1・2着に入った割合、最長ラインの残り方、得点上位2人が別ラインだったレースの割合を掲載します。

3-3-3や3-3-2-1など、ライン構成ごとの残り方と3連単平均配当も比べます。数字が目立つ並びほど、対象レース数も一緒に確認できます。

本命の成績、決まり手、級班別の払戻まで比べ、平塚のラインが高配当とどう関係しているのかを、当日の出走表へ落とし込める形でまとめます。

平塚競輪のバンク特徴|400m・みなし直線54.2mでラインの残り方を調べる

平塚は400mバンクで、みなし直線は54.2m、カントは31°28′37″です。400mの中では中直線にあたり、直線の長さだけで先行ラインが有利とも、番手の差しが必ず届くとも言い切れません。実際のライン決着と払戻を並べることで、走路の印象と結果がどこまで重なるかを見てみましょう。

ラインの情報が分かった1,954レースでは、どこかのラインから1着・2着が出た割合は50.6%でした。半分はライン内の選手が1・2着に入っていますが、残りの49.4%はラインの組み合わせだけでは説明しきれない決着です。

同じラインから2人が3着以内に入った割合は81.8%。この数字を見ると、ラインの仲間が車券内へ残るレースは多い一方、1着と2着を同じラインが取る形はもっと限られます。ラインの強さを一つの割合で決めない理由はここにあります。

平塚競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着50.6%(988/1,954レース)
最長ラインが1・2着14.8%(289/1,954レース)
同じラインから2人が3着以内81.8%(1,598/1,954レース)
得点上位2人が別ラインで決着49.4%(966/1,954レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

平塚競輪のライン決着|最長ラインが1・2着に入るのは14.8%

平塚で最も人数の多いラインが1・2着に入った割合は14.8%(289/1,954レース)でした。『長いラインだからそのまま決まる』というイメージに比べると、かなり限定された数字です。長いラインが主導権を取っても、最後の着順まで同じラインで固まるとは限りません。

得点上位2人が別ラインで決着した割合は49.4%(966/1,954レース)。得点の高い選手が同じラインに集まっているか、別々のラインにいるかで、レースの見え方は変わります。別ラインの本命候補が複数いるレースでは、ライン内の決着だけに寄せると取りこぼしが出ます。

ここでいう『同じラインから2人が3着以内』は、1着・2着に限らず3着までを含む数字です。最長ラインの1・2着とは数え方が違うため、81.8%と14.8%をそのまま比べてラインの強弱を決めるのではなく、何を数えた数字なのかをそろえて読みます。

平塚競輪のライン構成別|3-2-2-1-1は別線決着70.1%

ラインの人数が違えば、同じ『ライン戦』でもレースの形は変わります。平塚で対象が多かった3-3-3は、どこかのラインが1・2着に入った割合57.9%、3連単平均配当28,002円でした。3人ずつの三分戦でも、ライン内の決着が6割に届くほどではありません。

3-3-2-1は1・2着にどこかのラインが入った割合51.5%、平均配当33,625円。3-2-2-2は50.9%、平均33,236円でした。どちらもライン内の決着は半分前後ですが、払戻は3万円台まで上がっています。ラインが長いかどうかと、配当の高さは一対一ではありません。

3-2-2-1-1では、どこかのラインが1・2着に入った割合が29.9%、別線決着は70.1%、平均配当は31,026円でした。ラインが細かく分かれる形では、ライン内で1・2着がそろいにくく、別線の組み合わせが増えています。対象は107レースなので、平塚全体の傾向とは分けて扱います。

4-3-2は対象85レースで、ライン内の1・2着が51.8%、平均配当46,954円でした。対象数は少なめですが、払戻が目立つ並びです。買い目を広げる理由に直結させるのではなく、当日のライン構成が近いかを見ておきたい候補として残します。

平塚競輪のライン構成別の残り方と払戻
ライン構成対象どこかのラインが1・2着別線決着3連単平均配当
3-3-3411レース57.9%(238/411レース)42.1%(173/411レース)28,002円
3-3-2-1355レース51.5%(183/355レース)48.5%(172/355レース)33,625円
3-2-2-2338レース50.9%(172/338レース)49.1%(166/338レース)33,236円
3-2-2188レース51.6%(97/188レース)48.4%(91/188レース)11,699円
3-2-2-1-1107レース29.9%(32/107レース)70.1%(75/107レース)31,026円
3-3-199レース57.6%(57/99レース)42.4%(42/99レース)19,284円
4-3-285レース51.8%(44/85レース)48.2%(41/85レース)46,954円

ラインの情報が分かったレースを対象にしています。

平塚競輪の基本成績|本命が車券内に残るレースは72.0%

得点1位の選手は、出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手です。平塚では、その選手の1着が39.2%(2,179/5,559レース)、3着以内が72.0%(4,005/5,559レース)、4着以下が28.0%(1,554/5,559レース)でした。

本命の選手が3着以内に残るレースは7割を超えています。ラインの組み合わせが複雑でも、本命が必ずライン外へ飛ぶわけではありません。ラインの残り方と本命の成績を一緒に読むと、荒れ方を大きく見積もりすぎずに済みます。

3連単1万円以上は29.9%で、同じ400m・中直線グループの平均32.0%を下回りました。本命の4着以下28.0%も同型場平均28.8%とほぼ同じです。平塚全体は特別に荒れる側というより、ライン構成によって配当が動く場として読む方が自然です。

平塚競輪の基本数値と同型場比較
項目平塚比較・意味
3連単の平均配当16,932円同型場平均 17,980円
3連単の中央値4,010円同型場の場別中央値平均 4,559円
3連単1万円以上29.9%(1,661/5,553レース)同型場平均 32.0%
得点1位の選手が1着39.2%(2,179/5,559レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.0%(4,005/5,559レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.0%(1,554/5,559レース)同型場平均 28.8%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

平塚競輪のライン内の位置|得点1位の選手が先頭か番手かで数字はどう変わる?

ラインの長さを数えるだけでは、本命の選手がどこを走るのかまでは分かりません。先頭なら自分で前を踏み、番手・3番手なら前の選手の動きを利用して最後に伸びる形です。平塚では、この位置と得意戦法を並べた数字も確認できます。

ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下25.8%、捲りタイプ30.7%、差しタイプ49.2%でした。先頭の差しタイプは197レースで、平均配当6,980円、1万円以上10.5%。差しを得意にする本命の選手が先頭にいるレースでは、4着以下が目立ちます。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下38.6%、平均配当4,993円でした。先頭の差しタイプより着外率は低いものの、番手・3番手でも4割近くあります。捲りタイプは62レースなので、27.4%という数字は参考として扱います。

『最長ラインだから買い』と決める前に、得点1位の選手の位置を見ておきたい理由はここです。長いラインの先頭に本命がいるのか、番手にいるのかで、同じライン構成でも想定する展開が変わります。

平塚競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ35625.8%7,256円11.1%
先頭捲り47930.7%5,620円6.1%
先頭差し19749.2%6,980円10.5%
番手・3番手捲り6227.4%2,848円4.8%
番手・3番手差し88538.6%4,993円8.1%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

平塚競輪の決まり手とライン|差し46.1%で平均配当21,977円

平塚の1着の決まり手は、逃げ21.2%、捲り32.7%、差し46.1%。差しの平均配当は21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%で、三つの数字が逃げ・捲りより高くなっています。

ライン内の選手が1・2着に残った割合が50.6%でも、差しの高配当が多いことを考えると、ラインがきれいに残る決着だけが平塚の払戻を作っているわけではありません。ラインの先頭が粘れず、後ろの選手や別ラインが最後に伸びる形も含まれます。

ただし、差し46.1%は1着になった選手の決まり手です。得点1位の選手の得意戦法が差しだったレースの数字とは違います。『差しが多い平塚だから、差しタイプの本命を買う』と短く結論を出さず、タイプとライン内の位置を見てみましょう。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.2%(1,174/5,528レース)9,816円2,330円18.4%23.0%
捲り32.7%(1,805/5,528レース)14,181円3,650円27.7%31.8%
差し46.1%(2,549/5,528レース)21,977円5,675円36.7%45.2%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

平塚競輪の級班別配当|S級は1万円以上32.4%、A級は31.5%

S級の平均配当は17,973円、A級は17,838円、チャレンジは14,879円、ガールズは8,351円でした。S級とA級の平均は近い一方、チャレンジとガールズは低めです。ライン構成だけでなく、レースの級班も払戻に関係します。

1万円以上の割合はS級32.4%、A級31.5%、チャレンジ23.7%、ガールズ15.1%。本命の選手が4着以下になった割合はS級31.0%、A級27.9%、チャレンジ31.0%、ガールズ12.6%です。S級では本命の着外と高配当が同じ方向へ出ていますが、A級では本命の着外がS級より低いのに、1万円以上は近い割合です。

ラインの残り方を比べるときも、S級・A級・チャレンジを一つの平均にしない方が数字の意味を取り違えません。表の分母は級班ごとに違うので、当日のレース区分と同じ欄を使います。

平塚競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級17,973円4,500円32.4%(563/1,739レース)31.0%(533/1,720レース)24,244円
A級17,838円4,140円31.5%(935/2,971レース)27.9%(832/2,977レース)19,162円
チャレンジ14,879円3,525円23.7%(99/418レース)31.0%(135/435レース)11,603円
ガールズ8,351円2,110円15.1%(64/425レース)12.6%(54/427レース)10,282円

級班ごとに分母が異なります。

平塚競輪の3連単配当|ライン構成で平均46,954円まで広がる

平塚全体の3連単平均配当は16,932円、中央値は4,010円、1万円以上は29.9%でした。5,000円未満が55.5%あるため、平塚のライン戦が毎回高配当になるわけではありません。

それでも、ライン構成別では4-3-2の平均配当が46,954円、3-3-2-1が33,625円、3-2-2-2が33,236円でした。3-2-2-1-1も平均31,026円ですが、別線決着が70.1%です。ラインが細かく分かれた形で別線が絡むと、払戻が広がる場面が出ています。

平均配当は大きな払戻の影響を受けます。構成別の数字を使うときは、同じラインが残った割合、別線決着の割合、対象レース数を横に並べます。平均だけを理由に、当日の買い目を増やすための数字にはしません。

平塚競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,932円
中央値4,010円
5,000円未満55.5%(3,084/5,553レース)
1万円以上29.9%(1,661/5,553レース)
5万円以上7.5%(419/5,553レース)
10万円以上3.2%(175/5,553レース)

払戻が分かった5,553レースを分母にしています。

平塚競輪のラインを読む順番|長さ、位置、決まり手をそろえる

平塚の出走表では、まずラインの人数を数えます。3-3-3なのか、3-2-2-1-1なのかで、過去に別線決着が多かった形かどうかが変わります。ラインが細かく割れているから必ず荒れるのではなく、近い構成でどんな払戻が出ていたかを見てみましょう。

次に、得点1位の選手がラインの先頭、番手、3番手のどこにいるかを見てみましょう。ライン先頭の差しタイプは4着以下49.2%でした。反対に、逃げタイプが先頭にいる場合は25.8%。同じ人数のラインでも、本命の選手の戦法と位置が違えば、過去の成績は同じになりません。

最後に、逃げ・捲り・差しのどの決着が起こりやすい並びかを考えます。平塚では差しが46.1%と多く、その平均配当も21,977円でした。先行ラインがそのまま残るのか、最後に番手や別ラインが伸びるのかを、ライン構成と決まり手の両方から考えます。

数字の差が小さいところは、平塚だけの特徴として強く扱いません。3連単1万円以上29.9%と同型場平均32.0%、本命4着以下28.0%と同型場平均28.8%は、場全体の荒れやすさを決めるほどの開きではありません。ライン構成別の差が大きいところへ、読みどころを絞ります。

平塚競輪は荒れる?|ラインが崩れるときに配当が広がる

平塚では、同じラインから2人が3着以内に入った割合が81.8%。ラインの仲間が車券内に残るレースは多い一方、最長ラインが1・2着に入った割合は14.8%でした。ラインがあることと、長いラインがそのまま決着することは切り分けて考える必要があります。

3-2-2-1-1では別線決着が70.1%、平均配当31,026円。4-3-2では平均46,954円でした。対象数の違いはありますが、ラインが細かく割れる形や、構成が複雑な形で払戻が広がる数字が出ています。

一方で、本命の選手は3着以内72.0%で、場全体がいつも本命から崩れるわけではありません。平塚の荒れ方は、ラインが全部ばらばらになるというより、ライン内に選手が残りながら1着・2着の組み合わせがずれる形として表れています。

当日の出走表でライン構成、得点1位の選手の位置、得意戦法、級班が近いときに、過去の表を材料にしてください。ラインの長さだけで結論を急がず、どの選手が最後に伸びる形なのかを考えるのが平塚の読み方です。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。ラインの人数だけで結果を決めず、当日の級班、車立て、得点1位の選手の位置、決まり手を見てください。