平塚競輪の決まり手|差し46.1%・平均配当21,977円を検証

平塚競輪の決まり手|差し46.1%・平均配当21,977円を検証

平塚で1着がいちばん多かったのは差しで、割合は46.1%でした。平均配当も差しの21,977円が最高です。『差しが多いから荒れる』とすぐ決めていい数字なのか、ここが気になります。

平塚は400mバンクで、みなし直線は54.2m。直線が極端に長いわけではない中直線のバンクで、先行がそのまま残るレースと、最後に前の選手を交わすレースが混ざります。決まり手の回数と払戻を並べると、平塚らしい荒れ方が見えてきます。

ここでは逃げ・捲り・差しの割合だけでなく、3連単の中央値、1万円以上の割合、得点1位の選手の成績まで順番に見てみましょう。得意戦法やライン内の位置を加えたとき、どの数字が動くのかも取り上げます。

平塚競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-20〜2026-06-20
  • 調べたレース数:5,627レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

平塚で逃げ・捲り・差しの1着がどれくらい出て、その決着の3連単払戻がいくらだったのかが分かります。

平均配当だけでなく中央値や金額帯も並べ、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプだったかで成績と払戻がどう変わったかを調べます。

S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当と本命成績も掲載しています。数字の差が大きいところと、ほぼ同じところを区別しながら、平塚の決まり手と荒れ方を読み解きます。

平塚競輪のバンク特徴|400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″

平塚は400mバンクで、みなし直線は54.2m、カントは31°28′37″です。400mの中では中直線にあたり、直線の長さだけで逃げや差しのどちらかに決めつけるには少し中間的な数字です。だからこそ、実際にどの決まり手が多く、どの決着で払戻が伸びたのかがポイントになります。

1着の決まり手は逃げ21.2%、捲り32.7%、差し46.1%。差しがほぼ半分を占め、捲りも3割を超えています。逃げの割合が低いからといって、逃げが残らないとまでは言えません。決まり手ごとの払戻まで比べて、平塚の波乱を考えます。

差しの平均配当は21,977円、中央値は5,675円、1万円以上は36.7%でした。差しは回数が多いだけでなく、平均・中央値・高配当の割合も三つとも高い結果です。少なくとも、平塚の荒れ方を語るときに差しを外す理由はありません。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.2%(1,174/5,528レース)9,816円2,330円18.4%23.0%
捲り32.7%(1,805/5,528レース)14,181円3,650円27.7%31.8%
差し46.1%(2,549/5,528レース)21,977円5,675円36.7%45.2%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

平塚競輪の3連単配当|平均16,932円、中央値4,010円

平塚全体の3連単平均配当は16,932円、中央値は4,010円でした。平均は一部の大きな払戻に引っ張られるため、普段のレースに近い金額を知りたいときは中央値も一緒に読む必要があります。

5,000円未満は55.5%(3,084/5,553レース)、1万円以上は29.9%(1,661/5,553レース)でした。5万円以上は7.5%(419/5,553レース)、10万円以上は3.2%(175/5,553レース)。落ち着いた払戻が半分以上ある一方で、差しが決まったレースには大きな払戻も混ざっています。

同じ400m・中直線グループの平均は、3連単平均17,980円、中央値4,559円、1万円以上32.0%です。平塚の平均配当と中央値は同型場の平均を下回り、1万円以上の割合も同型場平均より低い結果でした。平塚全体を『高配当が多い場』と呼ぶより、差しや本命のタイプで数字が動く場として読んだ方が実態に近そうです。

平塚競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,932円
中央値4,010円
5,000円未満55.5%(3,084/5,553レース)
1万円以上29.9%(1,661/5,553レース)
5万円以上7.5%(419/5,553レース)
10万円以上3.2%(175/5,553レース)

払戻が分かった5,553レースを分母にしています。

平塚競輪の基本成績|得点1位の選手は3着以内72.0%

得点1位の選手とは、出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手です。平塚では、その選手が1着になった割合は39.2%(2,179/5,559レース)、3着以内は72.0%(4,005/5,559レース)、4着以下は28.0%(1,554/5,559レース)でした。

得点1位の選手が車券内に残るレースは7割を超えています。本命が毎回崩れる数字ではありません。一方、3連単1万円以上は29.9%なので、本命が残ったレースでも相手の組み合わせ次第で払戻が広がる余地はあります。

同型場平均の本命4着以下は28.8%で、平塚の28.0%とは0.8%の差です。この程度なら、ほぼ同じと考えてよい範囲です。平塚の特徴を本命の着外率だけに求めるより、決まり手と払戻の組み合わせへ目を向けた方が、数字の違いを説明しやすくなります。

平塚競輪の基本数値と同型場比較
項目平塚比較・意味
3連単の平均配当16,932円同型場平均 17,980円
3連単の中央値4,010円同型場の場別中央値平均 4,559円
3連単1万円以上29.9%(1,661/5,553レース)同型場平均 32.0%
得点1位の選手が1着39.2%(2,179/5,559レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.0%(4,005/5,559レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.0%(1,554/5,559レース)同型場平均 28.8%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

平塚競輪の級班別配当|S級の1万円以上32.4%、ガールズは15.1%

級班ごとに払戻を並べると、S級の平均配当は17,973円、A級は17,838円、チャレンジは14,879円、ガールズは8,351円でした。平均だけならS級とA級はかなり近く、チャレンジとガールズで下がります。

1万円以上の割合はS級32.4%、A級31.5%、チャレンジ23.7%、ガールズ15.1%。本命の選手が4着以下になった割合はS級31.0%、A級27.9%、チャレンジ31.0%、ガールズ12.6%です。S級は高配当が出る割合と本命の着外率がともに高めですが、チャレンジでは高配当の割合が低いのに本命の着外率はS級と同じでした。

この差を見ると、払戻の高さと本命の崩れやすさは同じ動きをするとは限りません。平塚で荒れを考えるなら、級班をそろえたうえで決まり手を比べる必要があります。

平塚競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級17,973円4,500円32.4%(563/1,739レース)31.0%(533/1,720レース)24,244円
A級17,838円4,140円31.5%(935/2,971レース)27.9%(832/2,977レース)19,162円
チャレンジ14,879円3,525円23.7%(99/418レース)31.0%(135/435レース)11,603円
ガールズ8,351円2,110円15.1%(64/425レース)12.6%(54/427レース)10,282円

級班ごとに分母が異なります。

平塚競輪の決まり手別配当|差しは平均21,977円、1万円以上36.7%

逃げの平均配当は9,816円、中央値2,330円、1万円以上18.4%でした。捲りは平均14,181円、中央値3,650円、1万円以上27.7%。差しは平均21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%です。

差しは逃げより回数が多いだけでなく、中央値でも2倍以上の金額になっています。平均だけが大きな払戻に押し上げられたわけではなく、差しで決まったレースの真ん中あたりの払戻も高めでした。ここは平塚の数字の中でも、読み手が覚えておきたい部分です。

ただし、差しの決まり手はレースの1着選手についての分類です。得点1位の選手が差しタイプだったという意味ではありません。決まり手の多さと、得点1位の選手の得意戦法は別の集計なので、二つを混ぜずに比べます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.2%(1,174/5,528レース)9,816円2,330円18.4%23.0%
捲り32.7%(1,805/5,528レース)14,181円3,650円27.7%31.8%
差し46.1%(2,549/5,528レース)21,977円5,675円36.7%45.2%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

平塚競輪の得点1位の選手|逃げタイプの3着以内は80.3%

得点1位の選手について、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどの回数がいちばん多かったかを調べ、タイプごとに成績を集計しました。逃げタイプの得点1位の選手と、捲りタイプ・差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ別のグループとして比べています。

逃げタイプは1着52.9%、3着以内80.3%、4着以下19.7%、平均配当9,042円。捲りタイプは1着45.0%、3着以内73.5%、4着以下26.5%、平均配当6,794円。差しタイプは1着28.6%、3着以内66.8%、4着以下33.2%、平均配当8,809円でした。

平塚では差しの決着が46.1%と多いのに、得点1位の選手の成績は逃げタイプの方が安定しています。差しが届くレースが多いことと、差しを得意にする本命の選手が残ることは、同じ話ではありません。差しタイプの得点1位の選手が出ているからといって、差しの高配当がそのまま再現されるわけではない点に注意が必要です。

差しタイプの4着以下は33.2%で、逃げタイプより13.5%高くなりました。1万円以上の割合は差しタイプ17.7%で、逃げタイプ16.2%と大きく離れてはいません。着外が増えても払戻が同じ割合で上がるわけではなく、平塚の荒れ方は一つの数字だけでは決められません。

平塚競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ99852.9%80.3%19.7%9,042円16.2%
捲り1,06245.0%73.5%26.5%6,794円12.3%
差し2,59528.6%66.8%33.2%8,809円17.7%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

平塚競輪の得意戦法別成績|級班が変わると差しタイプの数字も変わる

級班ごとに得意戦法を並べると、差しタイプの得点1位の選手が4着以下になった割合はS級33.2%、A級32.2%、チャレンジ41.8%でした。逃げタイプはS級22.4%、A級19.4%、チャレンジ16.7%。同じ差しタイプでも、チャレンジでは数字が大きく上がっています。

捲りタイプはS級29.1%、A級24.8%、チャレンジ24.3%でした。S級では差しタイプの4着以下が逃げタイプより10.8%高く、A級では12.8%高い結果です。級班が変わっても差しタイプの方が本命の着外が多い点は共通していますが、数字の大きさは同じではありません。

配当では、A級の差しタイプが平均9,758円、1万円以上19.3%。チャレンジの捲りタイプは平均21,351円、1万円以上22.9%でした。ただしチャレンジの捲りタイプは74レースなので、面白い数字としては残しつつ、平塚全体へ広げる根拠にはしません。

平塚競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ20822.4%5,335円8.8%
S級捲り44229.1%4,671円8.2%
S級差し95933.2%6,577円14.1%
A級逃げ67619.4%9,683円17.4%
A級捲り54624.8%6,638円14.2%
A級差し1,45932.2%9,758円19.3%
チャレンジ逃げ11416.7%11,982円22.3%
チャレンジ捲り7424.3%21,351円22.9%
チャレンジ差し17741.8%13,377円25.1%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

平塚競輪のライン内の位置|先頭の差しタイプは4着以下49.2%

得点1位の選手の得意戦法が同じでも、ラインの先頭にいるか、番手・3番手にいるかでレース中の役割は変わります。先頭なら前を走って流れを作り、番手や3番手なら前の選手の動きを利用して最後に伸びる形です。平塚では、この違いを数字にするとかなり差が出ました。

ラインの先頭にいる得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下が25.8%、捲りタイプが30.7%、差しタイプが49.2%でした。差しタイプは197レースで、平均配当は6,980円、1万円以上は10.5%。先頭の差しタイプは、逃げタイプより本命の着外が多くなっています。

番手・3番手では、捲りタイプの4着以下が27.4%、差しタイプが38.6%でした。捲りタイプは62レースなので、この数字だけで判断するのは危険です。差しタイプは885レースあり、先頭の49.2%よりは低いものの、番手・3番手でも着外は4割近くに達しています。

差しの決着が多い平塚でも、得点1位の選手がどのタイプで、どの位置にいるかによって本命の成績は変わります。差しが届きそうという印象だけでなく、先頭にいる差しタイプの数字まで見ると、荒れを考える材料が一段具体的になります。

平塚競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ35625.8%7,256円11.1%
先頭捲り47930.7%5,620円6.1%
先頭差し19749.2%6,980円10.5%
番手・3番手捲り6227.4%2,848円4.8%
番手・3番手差し88538.6%4,993円8.1%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

平塚競輪の出走表で確かめたいこと|差しの多さをどう予想へ使うか

平塚の出走表を開いたら、最初に級班を見てみましょう。S級は1万円以上32.4%、A級は31.5%、チャレンジは23.7%。同じ差しでも、どの級班で決まった数字なのかによって基準が違います。

次に、競走得点が単独で最も高い選手の得意戦法を見てみましょう。逃げタイプなら3着以内80.3%、差しタイプなら66.8%。差しタイプがラインの先頭にいる場合は4着以下49.2%まで上がっているので、ラインの並びも一緒に見ておきたいところです。

最後に、逃げ・捲り・差しのどの決着が出やすい並びなのかを考えます。平塚では差しの平均配当21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%でした。とはいえ、当日の選手が同じ流れを作ると決まったわけではありません。過去の数字に近い材料がそろっているかを丁寧に比べます。

全国や同型場との差が小さい数字は、無理に平塚だけの特徴とは呼びません。本命の着外率28.0%と同型場平均28.8%はほぼ同じです。反対に、差しの回数と払戻、先頭の差しタイプの着外率のように、複数の数字が同じ方向へ動いたところを重く扱います。

平塚競輪は荒れる?|差しの高配当と本命の位置がカギ

平塚の3連単1万円以上は29.9%で、同じ400m・中直線グループの平均32.0%を下回りました。場全体だけを比べると、特別に高配当が多い競輪場とは言いにくい数字です。

それでも、1着の決まり手では差しが46.1%と最多で、差しの平均配当は21,977円、中央値は5,675円でした。よく出る決まり手と払戻の高い決まり手が重なっているため、差しがどんな並びで出るのかは平塚を読むうえで外せません。

得点1位の選手は3着以内72.0%ですが、差しタイプでは4着以下33.2%、ライン先頭の差しタイプでは49.2%でした。ここまで条件を絞ると、平塚の荒れ方は『いつも荒れる』ではなく、差しが届く流れと本命のタイプ・位置が重なったときに警戒する形だと分かります。

過去の割合を当日の確率に置き換えることはできません。出走表の級班、得意戦法、ライン内の位置が、どの集計に近いのかを一つずつ照らし合わせるための材料として使ってください。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。