松山競輪の決まり手|差し45.7%・平均配当20,531円を検証

松山競輪の決まり手|差し45.7%・平均配当20,531円を検証

松山競輪で一番多い1着の決まり手は差しです。割合は45.7%、平均配当は20,531円。回数が多いだけでなく、払戻まで差しが一番高くなっています。

松山は400m・みなし直線58.6mの長直線。直線で差しが届きやすいイメージと数字は重なりますが、得点1位の選手の成績は少し違います。逃げタイプの4着以下は16.1%、差しタイプは33.3%でした。

バンクの形、決まり手の割合、得点1位の選手の得意戦法を一緒に並べ、松山で差しが荒れ方へ関わる場面と、逃げが残る場面を具体的に見てみましょう。

松山競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-04〜2026-07-25
  • 調べたレース数:6,605レース
  • バンク:400m・長直線・みなし直線58.6m・カント34°1′48″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

松山の逃げ・捲り・差しの割合、平均配当、中央値、1万円以上の割合を比べます。

得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプだったか、S級・A級・チャレンジで成績と払戻がどう変わったかをまとめます。

400m・長直線で差しが多い結果と、本命の着外やライン内の位置が同じ方向へ動いたかを、対象レース数つきで読み解きます。

松山競輪は400m・長直線|差し45.7%が一番多い

松山の周長は400m、みなし直線は58.6m、カントは34°1′48″です。400mの中では長直線のグループに入ります。ゴール前で後ろの選手が伸びる時間を取りやすく、番手の差しや別線の追い込みが届く形を考えやすいバンクです。

1着決まり手は逃げ21.6%、捲り32.6%、差し45.7%。差しがほぼ半分で、長直線の印象に合う結果です。ただし、差しが多いことだけで本命が崩れるとは限りません。差しの選手が本命だったのか、別の選手が差し込んだのかで、払戻の意味も変わります。

まず全体の本命成績と配当を置き、そのあとに決まり手と得意戦法を比べます。松山で意外なのは、差しが多い一方で、得点1位の選手は逃げタイプの方が残りやすいことです。

松山競輪の基本数値と同型場比較
項目松山比較・意味
3連単の平均配当15,465円同型場平均 16,922円
3連単の中央値4,130円同型場の場別中央値平均 4,293円
3連単1万円以上29.9%(1,967/6,574レース)同型場平均 30.7%
得点1位の選手が1着39.5%(2,601/6,577レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.5%(4,769/6,577レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下27.5%(1,808/6,577レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

松山競輪の本命成績|得点1位の選手は4着以下27.5%

松山で得点1位の選手が1着になった割合は39.5%(2,601/6,577レース)、3着以内は72.5%(4,769/6,577レース)、4着以下は27.5%(1,808/6,577レース)でした。人気順位ではなく、競走得点が単独で最も高い選手を本命として集計しています。

3着以内に残る割合は7割を超えていますが、4着以下も4回に1回以上あります。勝ち切れなくても車券内へ残る本命の選手が多い一方、相手の入り方で払戻が広がるレースも含まれます。

3連単1万円以上は29.9%(1,967/6,574レース)。同じ400m・長直線グループの本命4着以下は28.6%で、松山との差は1.1%。1%未満の差はほぼ同じと扱うため、本命の崩れやすさだけで松山の個性を決めません。決まり手と配当の方が差がはっきりしています。

松山競輪の配当|平均15,465円・中央値4,130円

3連単の平均配当は15,465円、中央値は4,130円でした。平均は一部の大きな払戻に引っ張られるので、普段の決着に近い金額を知るには中央値も必要です。

5,000円未満は54.8%、1万円以上は29.9%、5万円以上は7.0%、10万円以上は2.7%。半分以上は5,000円未満ですが、10万円以上の払戻もあり、平均を押し上げています。松山は毎回大穴ではなく、落ち着いた決着の中に高配当が混ざる形です。

決まり手別に並べると、差しの平均配当は20,531円、中央値5,710円、1万円以上37.3%。逃げの平均8,483円、捲りの12,723円と比べて、差しは払戻まで高い結果です。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.6%(1,416/6,544レース)8,483円2,260円19.4%22.5%
捲り32.6%(2,135/6,544レース)12,723円3,830円26.4%30.7%
差し45.7%(2,993/6,544レース)20,531円5,710円37.3%46.8%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

松山競輪の級班別配当|S級の1万円以上は38.1%

S級の平均配当は19,055円、中央値5,800円、1万円以上38.1%、得点1位の選手の4着以下31.6%。A級は平均16,200円、中央値4,385円、1万円以上30.8%、4着以下29.2%。チャレンジは平均10,181円、中央値2,655円、1万円以上21.0%、4着以下24.0%でした。

S級は配当も本命の着外も高い側へ動いています。長直線で差しが届く展開と、選手の力が拮抗するレースが重なると、松山の平均を超える払戻へ広がりやすいのでしょう。A級やチャレンジへ同じ割合を広げないようにします。

ガールズは平均配当11,674円、中央値1,730円、1万円以上16.7%、得点1位の選手の4着以下8.1%。通常の級班とは本命成績の形が違うため、表では別の集計として扱っています。

松山競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級19,055円5,800円38.1%(683/1,791レース)31.6%(567/1,797レース)22,512円
A級16,200円4,385円30.8%(935/3,038レース)29.2%(889/3,040レース)18,938円
チャレンジ10,181円2,655円21.0%(278/1,322レース)24.0%(317/1,319レース)11,697円
ガールズ11,674円1,730円16.7%(68/408レース)8.1%(33/406レース)10,106円

級班ごとに分母が異なります。

松山競輪の得点1位の選手|逃げタイプは4着以下16.1%

得点1位の選手を、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどれが一番多かったかによって分類しました。タイプの違う選手を直接比べるのではなく、それぞれのタイプの得点1位の選手がどんな成績と払戻になったかを同じ基準で比べています。

逃げタイプは1着54.4%、3着以内83.9%、4着以下16.1%、平均配当8,809円。捲りタイプは1着44.6%、3着以内73.2%、4着以下26.8%、平均配当7,426円。差しタイプは1着29.9%、3着以内66.7%、4着以下33.3%、平均配当8,522円でした。

1着決まり手では差しが45.7%と最多なのに、得点1位の選手の成績は逃げタイプが一番安定しています。松山で差しが多いのは、本命の選手自身が差すレースだけでなく、別の選手が差し込むレースも多く含むためだと考えられます。

松山競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ1,09254.4%83.9%16.1%8,809円16.5%
差し3,04229.9%66.7%33.3%8,522円18.5%
捲り1,37944.6%73.2%26.8%7,426円14.8%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

松山競輪の得意戦法は級班で変わる|A級・チャレンジの差しに注意

S級では差しタイプの4着以下31.9%、捲りタイプ31.0%、逃げタイプ24.2%。A級では差しタイプ34.0%、捲りタイプ26.1%、逃げタイプ17.5%。チャレンジでは差しタイプ34.2%、捲りタイプ20.5%、逃げタイプ11.6%でした。

どの級班でも差しタイプの本命の選手が崩れやすい結果です。平均配当はA級の逃げタイプ9,311円、差しタイプ9,259円、チャレンジの差しタイプ10,142円。松山で差しタイプを警戒するなら、A級やチャレンジで相手の入り方まで広げる形が候補になります。

S級では、差しタイプの着外率は高いものの平均配当6,604円。着外が増えたから高配当になるとは限りません。成績と払戻が両方動いた級班だけを、当日の出走表と近い条件として扱います。

松山競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ15324.2%6,516円8.6%
S級差し1,00431.9%6,604円14.0%
S級捲り46131.0%5,996円11.5%
A級逃げ50817.5%9,311円18.1%
A級差し1,55834.0%9,259円20.5%
A級捲り67426.1%7,550円14.4%
チャレンジ逃げ43111.6%9,028円17.4%
チャレンジ差し48034.2%10,142円21.2%
チャレンジ捲り24420.5%9,793円21.9%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

松山競輪の本命が飛ぶ場面|差しタイプがライン先頭で4着以下40.6%

得点1位の選手がライン先頭にいる場合、逃げタイプの4着以下は16.4%、捲りタイプは27.5%、差しタイプは40.6%でした。差しタイプの本命の選手が前で踏む形は、全体の4着以下27.5%より高い数字です。

番手・3番手では、差しタイプ31.4%、捲りタイプ19.9%。番手・3番手の逃げタイプは対象が少なく、表にありません。位置によって数字の意味が変わるため、ラインの先頭と番手を同じ扱いにはしません。

ライン先頭の差しタイプは平均配当9,313円、1万円以上21.2%。番手・3番手の差しタイプは平均8,314円、1万円以上17.7%でした。着外率が高い先頭の差しタイプでも、払戻が大きく上がるとは限りません。

松山競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,07516.4%8,868円16.6%
先頭差し63840.6%9,313円21.2%
先頭捲り1,24327.5%7,621円14.9%
番手・3番手差し2,40431.4%8,314円17.7%
番手・3番手捲り13619.9%5,658円14.0%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

松山競輪の荒れ方|差しが多いのに、逃げタイプの本命は残る

松山で一番目立つのは、差し45.7%・平均配当20,531円・1万円以上37.3%です。ここだけなら、長直線で差しが決まり、払戻も広がる場と読めます。

一方、得点1位の選手では逃げタイプの4着以下16.1%、差しタイプ33.3%。さらにライン先頭の差しタイプは40.6%。差しの多さと、本命の選手がどのタイプでどこを走るかは、同じ方向へ動くとは限りません。

だから松山では、差しの相手を考えるときも、本命の選手が逃げタイプなら残る側、差しタイプで先頭なら崩れる側という二つの数字を比べます。差しが決まりそうかだけでなく、誰の差しなのかが、松山の荒れ方を読む鍵です。

松山競輪の出走表で見ておきたい数字

まず得点1位の選手の得意戦法を見てみましょう。逃げタイプなら4着以下16.1%、差しタイプなら33.3%が参考になります。次に、その選手がライン先頭か番手・3番手かを見てみましょう。差しタイプが先頭なら40.6%まで上がったためです。

続いて級班と決まり手を並べます。S級は1万円以上38.1%、差しの決まり手は全体45.7%。A級やチャレンジの差しタイプは本命の着外が34%台で、平均配当も違います。数字の近い級班へ絞ってください。

最後に松山の58.6mという長い直線を思い出します。逃げが残るのか、番手や別線の差しが届くのか。過去の割合を当日の確率へ置き換えず、得意戦法・位置・級班が近いときの参考として使います。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。決まり手やバンクの形だけで結果を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てください。