佐世保競輪ガールズは荒れる?捲り51.4%・本命4着以下8.9%を短直線で検証
佐世保競輪のガールズで得点1位の選手を軸にするなら、まず「本当に崩れる場面が多いのか」が気になります。
全体では3着以内91.1%、4着以下8.9%。ただ、決勝は4着以下13.6%、得点差1点未満では15.4%まで上がっています。普段と同じ感覚で相手を決めていいのか、少し気になる数字です。
佐世保は400mバンクで、みなし直線は40.2mと短め。1着の決まり手は捲り51.4%が最多です。短い直線で捲りが多い理由と、そこに払戻の広がりが重なる場面を、ガールズの数字から見てみましょう。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズのレースだけを対象にしています。
- 対象期間:2016-04-01〜2026-07-15
- 調べたレース数:394レース
- バンク:400m・短直線・みなし直線40.2m・カント31°28′37″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
佐世保競輪ガールズの得点1位の選手の1着・3着以内・4着以下、3連単の平均配当・中央値・1万円以上の割合をまとめます。
捲り・差し・逃げの決まり手、予選と決勝、得点差、バック回数1位の条件で、本命の成績と払戻がどう動いたのかを比べます。
400m・短直線の佐世保で、前に残るレースと後ろから届くレースのどちらが多いのかを、当日の出走表に合わせて使える形にします。
佐世保競輪ガールズの基本成績|得点1位の選手は3着以内91.1%
佐世保ガールズで得点1位の選手が1着になった割合は67.2%(264/393レース)、3着以内は91.1%(358/393レース)、4着以下は8.9%(35/393レース)でした。ここでいう得点1位は、競走得点が単独で最も高かった選手です。人気順位とは別の数字になります。
3着以内が9割を超えているので、得点1位の選手が大きく崩れる場面は多くありません。ただし、1着率は67.2%。2着や3着に残って相手の選手が1着へ入るレースもあり、本命が残ることと払戻が安いことは同じではありません。
3連単の平均配当は8,974円、中央値は1,975円、1万円以上は17.3%(68/394レース)でした。普段の払戻は2,000円前後に寄りながら、一部の高配当が平均を押し上げています。まずはこの落差を頭に置いて、条件別の数字へ進みます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 得点1位の選手が1着 | 67.2%(264/393レース) |
| 得点1位の選手が3着以内 | 91.1%(358/393レース) |
| 得点1位の選手が4着以下 | 8.9%(35/393レース) |
| 3連単平均配当 | 8,974円 |
| 3連単中央値 | 1,975円 |
| 3連単1万円以上 | 17.3%(68/394レース) |
割合と払戻は項目ごとに集計に出たレース数が違う場合があります。
佐世保は短直線40.2m|ガールズの1着は捲り51.4%
佐世保は周長400m、みなし直線40.2m、カント31°28′37″です。直線が短い競輪場では、最後の直線だけで前の選手を大きく交わすより、直線へ入る前の位置取りや仕掛けが着順へ影響しやすいと考えられます。
実際に1着の決まり手を並べると、捲り51.4%(202/393レース)、差し27.0%(106/393レース)、逃げ21.4%(84/393レース)でした。佐世保ガールズは、先頭の選手がそのまま押し切るより、後ろからの捲りで1着になるレースが多い結果です。
もちろん、捲りが多いから毎回後方の選手を買えばいい、という話ではありません。捲りが決まったレースの中には、得点1位の選手が捲った場合も、相手の選手が捲って本命を2着や着外へ回した場合も含まれます。決まり手の多さと本命の着順は、別の数字として扱います。
| 決まり手 | 割合 | 1着回数 |
|---|---|---|
| 逃げ | 21.4%(84/393レース) | 84 |
| 捲り | 51.4%(202/393レース) | 202 |
| 差し | 27.0%(106/393レース) | 106 |
ガールズの1着選手について集計しています。
平均配当8,974円・中央値1,975円|高配当は普段の姿ではない
平均配当8,974円に対して中央値は1,975円。ここにはかなり開きがあります。中央値は配当を低い順に並べた真ん中の数字なので、佐世保ガールズのいつもの払戻は、平均より1,975円に近いと考えた方が実感に合います。
1万円以上の割合は17.3%でした。およそ5〜6レースに1回の割合で1万円以上が出た計算ですが、これだけで「荒れる場」と決めるのは早いでしょう。本命の選手が残ったまま相手で配当が伸びたのか、本命の選手が崩れて大きくなったのかで意味が変わります。
ガールズの全体像を読むときは、得点1位の選手の4着以下8.9%、平均配当8,974円、中央値1,975円を一組で置きます。本命は安定しているのに、ときどき払戻が跳ねる。佐世保のガールズは、まずそんな姿から始まります。
予選と決勝で差が出る|決勝は本命4着以下13.6%・平均配当11,247円
予選262レースでは、得点1位の選手の3着以内が95.0%、4着以下が5.0%、3連単平均配当は7,484円でした。決勝66レースでは、3着以内86.4%、4着以下13.6%、平均配当11,247円、1万円以上22.7%です。
決勝では、予選より本命の選手が4着以下になる割合が高く、平均配当も3,763円上がりました。メンバーが絞られる一方で、得点上位の選手同士が近い力関係になりやすいレースもあります。その結果が、決勝の数字へ出ている可能性があります。
ただ、決勝66レースの集計なので、決勝というだけで毎回相手を広げる根拠にはしません。当日の得点差や車番が、過去の決勝に近いかまでそろったときに、参考材料として使います。
得点差1点未満|本命4着以下15.4%・平均配当9,921円
得点差1点未満の117レースでは、得点1位の選手の3着以内が84.6%、4着以下が15.4%、3連単平均配当は9,921円、1万円以上は19.7%でした。全体の4着以下8.9%と比べると、6.5%高い数字です。
得点差1点以上3点未満では、3着以内92.1%、4着以下7.9%、平均配当9,579円。得点差3点以上では、3着以内96.9%、4着以下3.1%、平均配当6,660円でした。得点差が開くほど、本命の選手は残りやすく、払戻も落ち着く方向へ動いています。
ここで面白いのは、得点差1点未満の平均配当が決勝より低いことです。本命の選手が崩れやすい条件と、払戻が大きくなる条件は重なる部分があっても、完全に同じではありません。4着以下の割合だけで買い目の広さを決めない理由はここにあります。
| 条件 | 対象 | 得点1位の選手3着以内 | 得点1位の選手4着以下 | 3連単平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 394レース | 91.1% | 8.9% | 8,974円 | 17.3% |
| 予選 | 262レース | 95.0% | 5.0% | 7,484円 | 13.7% |
| 決勝 | 66レース | 86.4% | 13.6% | 11,247円 | 22.7% |
| 得点差1点未満 | 117レース | 84.6% | 15.4% | 9,921円 | 19.7% |
| 得点差1点以上3点未満 | 177レース | 92.1% | 7.9% | 9,579円 | 18.1% |
| 得点差3点以上 | 98レース | 96.9% | 3.1% | 6,660円 | 12.2% |
| 得点1位の選手がバック回数1位 | 204レース | 96.6% | 3.4% | 7,431円 | 12.7% |
条件ごとに対象レース数が異なるため、割合だけでなく分母も見てください。
バック回数1位の得点1位の選手|4着以下3.4%・平均配当7,431円
得点1位の選手がバック回数1位だった204レースでは、3着以内96.6%、4着以下3.4%、3連単平均配当7,431円、1万円以上12.7%でした。全体の4着以下8.9%と比べると、5.5%低い数字です。
短い直線の佐世保で、前へ踏んだ実績が多い得点1位の選手は、過去集計ではかなり残っていました。捲り51.4%の場でも、得点1位の選手自身に先行力や仕掛けの実績があると、後ろから届かず本命が残るレースが増えたのかもしれません。
これはバック回数1位が着順の原因だと断定する数字ではありません。得点差やレース段階が重なれば結果は変わります。バック回数は、得点1位の選手がどんな形でレースへ入るのかを考える材料として使います。
捲りが多い佐世保で、本命の選手が崩れる場面はどこか
1着決まり手は捲り51.4%が最多でした。一方、得点1位の選手の4着以下は全体で8.9%。この二つを並べると、捲りの1着が多くても、本命の選手まで毎回崩れているわけではないことが分かります。得点1位の選手が捲って1着になるレースも、相手の捲りで本命が後ろへ回るレースも一緒に含まれるからです。
本命の選手が崩れやすかったのは、決勝の4着以下13.6%、得点差1点未満の15.4%。反対に、得点差3点以上は3.1%、バック回数1位は3.4%でした。佐世保ガールズの荒れ方は、短直線という一つの要素だけで決まるのではなく、メンバーの力関係とレース段階で変わっています。
払戻も、決勝平均11,247円、得点差1点未満9,921円、バック回数1位7,431円と同じ方向へ動きました。ただし、平均配当の差は本命の着外だけで生まれたものではありません。相手の選手がどこから届いたか、着順の組み合わせがどれだけ広がったかも含まれます。
佐世保ガールズの数字を出走表へ戻すなら、ここを確認
最初に、得点1位の選手と2番目の選手の得点差を見てみましょう。1点未満なら本命4着以下15.4%、3点以上なら3.1%。力の差が小さいレースか、得点1位の選手が抜けているレースかで、参考にする数字が変わります。
次に予選か決勝かを見てみましょう。予選は本命4着以下5.0%、平均配当7,484円。決勝は13.6%、11,247円でした。レース段階と得点差が同時に近い数字を探すと、全体の平均だけで考えずに済みます。
最後に、得点1位の選手のバック回数と、当日の仕掛けを見てみましょう。バック回数1位なら過去の4着以下は3.4%ですが、実際のラインや車番、他の選手の動きまで同じとは限りません。過去の数字をそのまま結果へ置き換えず、出走表の材料を順番に比べてみます。
決まり手は、捲り51.4%が最多です。ただし、捲りを得意にする選手が得点1位なのか、相手の選手が捲って本命を崩すのかで、買い方は変わります。決まり手の割合は展開の入口として使い、得点差と本命の成績を並べて考えます。
ここで紹介した割合や払戻は過去の集計結果です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。得点差、車番、レース段階が近いかを出走表で確認し、条件の分母も見て使ってください。