佐世保競輪の特徴|短直線40.2mで差し42.7%・平均配当14,672円
佐世保は直線が短い競輪場です。ならば先に動いた選手が、そのまま押し切るレースが多いのでしょうか。実際の数字を見ると、1着の決まり手は差しが42.7%。短い直線でも、最後に届く選手が少なくありません。
差しの平均配当は19,119円、中央値は5,800円、1万円以上は36.9%。一方、得点1位の選手が4着以下になった割合は27.1%、3連単1万円以上は28.7%でした。差しの高配当と本命の着外が、どの場面で重なったのかを見てみましょう。
佐世保は400mバンクで、みなし直線40.2m、カント31°28′37″。短い直線という特徴を入口に、逃げ・捲り・差し、級班、得点1位の選手の得意戦法、ライン上の位置を比べます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-01-19〜2026-07-24
- 調べたレース数:6,415レース
- バンク:400m・短直線・みなし直線40.2m・カント31°28′37″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
佐世保の得点1位の選手の1着・3着以内・4着以下、3連単の平均配当と中央値をまとめます。
短い直線で多い決まり手と、その決着で高い払戻が出たかを逃げ・捲り・差しごとに比べます。S級・A級・チャレンジ・ガールズの違いも見てみましょう。
さらに、得点1位の選手の得意戦法とライン上の位置を並べ、短い直線でも本命の選手が崩れやすい形を出走表に合わせて使えるように説明します。
佐世保競輪の基本成績|得点1位の選手は3着以内72.9%
佐世保で得点1位の選手が1着になった割合は38.2%(2,445/6,396レース)、3着以内は72.9%(4,665/6,396レース)、4着以下は27.1%(1,731/6,396レース)でした。ここでいう得点1位の選手は、競走得点が単独で最も高かった選手で、人気1位とは限りません。
3連単1万円以上は28.7%(1,841/6,409レース)、平均配当14,672円、中央値4,100円。同型場平均の本命4着以下28.6%と佐世保27.1%は1%未満の差で、ほぼ同じ範囲です。場全体の本命成績だけで佐世保を堅い・荒れると決めるほどの差ではありません。
一方、決まり手別では差しが平均19,119円、1万円以上36.9%。全体の1万円以上28.7%より高い側です。短い直線でも差しの払戻が広がる場面を、得点1位の選手の位置と一緒に読みます。
| 項目 | 佐世保 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 14,672円 | 同型場平均 17,676円 |
| 3連単の中央値 | 4,100円 | 同型場の場別中央値平均 4,588円 |
| 3連単1万円以上 | 28.7%(1,841/6,409レース) | 同型場平均 32.1% |
| 得点1位の選手が1着 | 38.2%(2,445/6,396レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.9%(4,665/6,396レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.1%(1,731/6,396レース) | 同型場平均 28.6% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
佐世保は400m・短直線40.2m|先行が残るのか、差しが届くのか
佐世保は周長400m、みなし直線40.2m、カント31°28′37″です。400mの中では短直線のグループ。ゴール前の入れ替わりが少なそうな印象がありますが、実際の1着決まり手は逃げ24.6%、捲り32.7%、差し42.7%でした。
逃げが4分の1近くあるため、短い直線らしく先に動いた選手が残るレースもあります。それでも差しが一番多く、捲りも3割を超えています。短直線だから前だけ、と単純に決められない結果です。
ここで大切なのは、差しや捲りが届いたときに誰が本命の選手だったかです。得点1位の選手が先頭で踏んでいたのか、番手で脚をためていたのかによって、同じ差しでも本命の着外と払戻の意味が変わります。
佐世保競輪の決まり手別配当|差しの平均19,119円・1万円以上36.9%
逃げの平均配当は8,450円、中央値2,400円、1万円以上17.2%。捲りは13,461円・4,005円・26.8%。差しは19,119円・5,800円・36.9%でした。差しは短い直線でも、回数だけでなく払戻の三つの数字も高い側です。 この記事では、みなし直線53m以下を「400m・短直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・短直線グループの平均は逃げ23.6%、捲り31.7%、差し44.7%。佐世保では逃げは1%高い、捲りは1%高い、差しは2%低いです。
差しの中央値5,800円は全体の中央値4,100円を上回ります。大穴が数回出て平均だけが高くなったわけではなく、差しで決まったレースの普段の払戻も少し高い結果です。短い直線で最後に届く差しが、払戻にも表れています。
ただし、差しで高配当になる原因をバンクの短さだけにしません。S級かA級か、先頭の選手が逃げタイプか、別線の捲りが届いたか。条件がそろった部分の数字だけを、佐世保の特徴として扱います。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 24.6%(1,569/6,385レース) | 8,450円 | 2,400円 | 17.2% | 23.6% |
| 捲り | 32.7%(2,087/6,385レース) | 13,461円 | 4,005円 | 26.8% | 31.7% |
| 差し | 42.7%(2,729/6,385レース) | 19,119円 | 5,800円 | 36.9% | 44.7% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、佐世保競輪の決まり手記事へ。
平均14,672円・中央値4,100円|佐世保の高配当はどの級班に出る?
S級の平均配当は19,569円、中央値5,720円、1万円以上35.2%、得点1位の選手の4着以下31.3%。A級は14,668円・4,425円・30.2%・28.7%、チャレンジは11,306円・2,845円・22.5%・23.9%でした。ガールズは別に集計しており、平均8,544円、中央値1,965円です。
佐世保全体の平均14,672円を上回るのはS級。S級では本命の選手が4着以下になる割合も31.3%で、場全体より高い側です。短い直線でも、S級の仕掛けの速さや選手構成によって差し・捲りが届き、払戻が広がる場合があります。
A級は平均配当が全体とほぼ同じで、本命4着以下も28.7%。1%未満の差ではないものの、大きく離れてはいません。級班をまたいで佐世保の特徴とせず、当日の級班に近い近い数字に合わせて考えます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 19,569円 | 5,720円 | 35.2%(530/1,507レース) | 31.3%(471/1,506レース) | 22,455円 |
| A級 | 14,668円 | 4,425円 | 30.2%(905/2,998レース) | 28.7%(858/2,992レース) | 17,883円 |
| チャレンジ | 11,306円 | 2,845円 | 22.5%(350/1,558レース) | 23.9%(371/1,553レース) | 12,340円 |
| ガールズ | 8,544円 | 1,965円 | 16.2%(56/346レース) | 9.0%(31/345レース) | 9,593円 |
級班ごとに分母が異なります。
ガールズの数字も気になるなら、佐世保競輪のガールズ記事で続きを読めます。
得点1位の選手の得意戦法|短直線で逃げタイプは4着以下17.4%
出走時点の直近4か月で、逃げ・捲り・差しの回数が最も多かった戦法を、得点1位の選手の得意戦法として分類しました。逃げタイプ・捲りタイプ・差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ同じ基準で比べています。
逃げタイプの得点1位の選手が先頭にいる場合、4着以下は17.4%、平均配当9,270円でした。捲りタイプは23.7%・8,186円、差しタイプは39.8%・11,082円。短い直線で先頭の差しタイプが本命になると、得点1位の選手が崩れやすい結果です。
佐世保では短い直線だから先行が有利、という印象と、先頭の差しタイプの着外39.8%が同じ記事に並びます。得意戦法と実際の位置が合っているかどうかで、本命の残り方が変わる可能性があります。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、佐世保競輪の荒れる記事もどうぞ。
ラインの位置|番手の差しタイプは4着以下31.3%
番手・3番手にいる得点1位の選手では、差しタイプの4着以下が31.3%・平均配当9,342円、捲りタイプが18.7%・6,423円でした。先頭の差しタイプ39.8%より、番手の差しタイプは本命の選手が残りやすい側です。
先頭なら短い直線へ入るまでに自分で踏み続けますが、番手なら前の選手の動きを使えます。佐世保で差しタイプの得点1位の選手を見るときは、脚質名だけでなく、先頭か番手かを出走表で見てみましょう。
番手・3番手の逃げタイプは対象数が少なく、4着以下34.8%・平均配当19,672円という数字もあります。目立つ数字でも分母が違うため、佐世保全体の結論にはせず、近い並びの参考値として読みます。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 捲り | 1,085 | 23.7% | 8,186円 | 17.0% |
| 先頭 | 差し | 661 | 39.8% | 11,082円 | 23.3% |
| 先頭 | 逃げ | 1,118 | 17.4% | 9,270円 | 17.6% |
| 番手・3番手 | 捲り | 139 | 18.7% | 6,423円 | 12.2% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,396 | 31.3% | 9,342円 | 20.0% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
佐世保のライン決着|最長ラインが1・2着に入る割合は25.4%
ラインの情報が分かった5,618レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は57.7%、最長ラインが1・2着に入った割合は25.4%でした。同じラインから2人が3着以内に入った割合は86.8%。短い直線でもライン内で連動して残るレースは多い結果です。
得点上位2人が別ラインで決着した割合は42.3%。別線の選手が届くレースもありますが、大宮の49.4%ほどではありません。佐世保ではライン内で決まりやすい数字と、差しの払戻が高い数字を同じものとせず、誰の差しだったかを見てみましょう。
最長ラインが1・2着に入る割合は4回に1回ほど。ラインが残るかどうかは人数だけでなく、先頭の選手の得意戦法、番手の選手の得点、別線の捲りがあるかで変わります。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 57.7%(3,239/5,618レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 25.4%(1,427/5,618レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 86.8%(4,879/5,618レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 42.3%(2,379/5,618レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、佐世保競輪のライン記事も読んでみてください。
佐世保競輪は荒れる?短直線でも差しの払戻が広がる形
佐世保全体の得点1位の選手の4着以下は27.1%、3連単1万円以上は28.7%。本命成績は同型場とほぼ同じです。しかし、差しは42.7%で、平均配当19,119円・中央値5,800円・1万円以上36.9%。決まり手に絞ると、差しの払戻が高い側へ出ています。
荒れ方の候補は、先頭の差しタイプの得点1位の選手が4着以下39.8%になる場面、S級で本命4着以下31.3%になる場面、差しや捲りの別線が届く場面です。短い直線でも、得点1位の選手が得意な役割を担えていないときは、着順が動く余地があります。
反対に、先頭の逃げタイプは4着以下17.4%。短直線らしく本命の選手が残る側の数字もあります。佐世保を一つの印象で荒れると決めず、当日の得意戦法と位置がどの比較に近いかで考えます。
佐世保の出走表で見ておきたい順番
まず級班を見てみましょう。S級は平均配当19,569円、1万円以上35.2%、本命4着以下31.3%。A級やチャレンジでは同じ数字を使わず、それぞれの表へ戻ります。
次に得点1位の選手の得意戦法とライン上の位置を見てみましょう。先頭の差しタイプなら4着以下39.8%、先頭の逃げタイプなら17.4%。短い直線で誰が先頭を走るのかをまとめます。
最後に差し・捲り・逃げのどれが起こりそうか、同じラインから何人が残りそうかを考えます。差しなら平均19,119円・中央値5,800円・1万円以上36.9%が参考になりますが、当日の払戻を約束する数字ではありません。近い条件だけを予想へ生かします。
過去の割合や払戻は、次のレースの着順・払戻を約束する数字ではありません。短い直線という印象だけで結果を決めず、当日の級班、得点1位の選手の得意戦法と位置、ラインの並びを見てください。