弥彦競輪は荒れる?400m・直線63.1mで差しの高配当と本命着外を検証

弥彦競輪は荒れる?400m・直線63.1mで差しの高配当と本命着外を検証

弥彦競輪で本命を信じるか、相手まで広げるか。長い直線で前の選手が粘るのか、最後に差しが届くのかで、買い方の感触はかなり変わります。弥彦は400mバンクで、みなし直線は63.1m。カントは32°24′17″です。

10年分の集計では、3連単1万円以上が32.0%、得点1位の選手が4着以下になった割合が27.4%でした。得点1位の選手は3着以内に72.6%残っていて、基本成績だけなら本命が特に崩れやすい場とは言いにくい結果です。

それでも、1着の決まり手は差しが49.9%とほぼ半分。差しで決まったレースの平均配当は22,373円、1万円以上は39.2%でした。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下39.4%まで上がります。弥彦の長い直線が、決まり手と本命の崩れ方へどう表れたのかを追います。

弥彦競輪の分析データについて

レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。

  • 対象期間:2016-04-13〜2026-08-01
  • 調べたレース数:5,532レース
  • バンク:400m・みなし直線63.1m・カント32°24′17″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

弥彦の得点1位の選手の1着・3着以内・4着以下、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当をまとめます。

続いて、逃げ・捲り・差しを得意にする得点1位の選手がどれだけ残るのか、ラインの先頭か番手・3番手かで本命着外と払戻がどう動くのかを比べます。差しの多さがそのまま本命の安定につながるのか、数字のずれに弥彦らしさがあるのかを見てみましょう。

弥彦競輪は差しが49.9%。平均配当22,373円の決着

弥彦の1着の決まり手は、逃げ21.3%(1,166/5,485レース)、捲り28.9%(1,583/5,485レース)、差し49.9%(2,736/5,485レース)でした。差しがほぼ半分を占め、逃げは5分の1ほどです。長い直線で後ろの選手が伸びるという印象に近い並びになっています。

払戻を比べると、逃げは平均8,102円、中央値2,470円、1万円以上16.6%。捲りは平均15,007円、中央値4,260円、1万円以上30.8%、差しは平均22,373円、中央値6,380円、1万円以上39.2%でした。差しは回数だけでなく、平均・中央値・1万円以上でも高い数字です。

弥彦の直線63.1mで差しが多く、差しの払戻も高い。この2つは走路の印象とよく重なります。ただし、差しで決まるレースが増えた理由をバンクだけで決めることはできません。得点1位の選手の得意戦法とライン位置を足し、どの本命が崩れやすかったのかまで比べます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.3%(1,166/5,485レース)8,102円2,470円16.6%22.5%
捲り28.9%(1,583/5,485レース)15,007円4,260円30.8%31.0%
差し49.9%(2,736/5,485レース)22,373円6,380円39.2%46.5%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

弥彦競輪の本命成績。得点1位の選手は3着以内72.6%

この記事でいう本命は、人気1位の選手ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。人気やオッズとは別の基準なので、車券で一番売れている選手と同じとは限りません。

弥彦で得点1位の選手が1着になった割合は38.1%(2,105/5,518レース)、3着以内は72.6%(4,006/5,518レース)、4着以下は27.4%(1,512/5,518レース)でした。1着まで届いたのは4割弱ですが、3着以内には7割を超えて残っています。

3連単1万円以上は32.0%(1,760/5,505レース)です。本命が3着以内に残ったレースでも、差しで相手が入れば払戻は伸びます。弥彦の荒れ方を考えるときは、本命が飛んだかどうかだけでなく、長い直線を使った相手の差しが配当を広げたかも一緒に考えます。

弥彦競輪の基本数値と同型場比較
項目弥彦比較・意味
3連単の平均配当17,420円同型場平均 16,782円
3連単の中央値4,550円同型場の場別中央値平均 4,263円
3連単1万円以上32.0%(1,760/5,505レース)同型場平均 30.5%
得点1位の選手が1着38.1%(2,105/5,518レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.6%(4,006/5,518レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下27.4%(1,512/5,518レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

弥彦競輪の平均配当17,420円。中央値4,550円と高配当を切り分ける

弥彦の3連単平均配当は17,420円、中央値は4,550円でした。平均配当は一部の大きな払戻で上がりやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで高配当が続く場と決めず、普段の払戻がどこに集まるのかも並べておきます。

5,000円未満は52.1%(2,867/5,505レース)、1万円以上は32.0%(1,760/5,505レース)、5万円以上は7.8%(430/5,505レース)、10万円以上は3.3%(181/5,505レース)でした。半分を超えるレースは5,000円未満ですが、10万円以上まで跳ねるレースも3%台あります。

決まり手別の中央値は、差し6,380円、捲り4,260円、逃げ2,470円です。差しは平均22,373円だけでなく、中央の金額も捲りや逃げより高くなっています。差しで決まったときは、回数と払戻の両方で荒れ方が強まる結果です。

弥彦競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当17,420円
中央値4,550円
5,000円未満52.1%(2,867/5,505レース)
1万円以上32.0%(1,760/5,505レース)
5万円以上7.8%(430/5,505レース)
10万円以上3.3%(181/5,505レース)

払戻が分かった5,505レースを分母にしています。

弥彦競輪の級班別配当。S級は平均22,315円、1万円以上39.7%

S級の3連単平均配当は22,315円、中央値6,485円、1万円以上39.7%、得点1位の選手の4着以下31.3%でした。A級は平均18,461円、中央値4,890円、1万円以上33.2%、本命着外27.6%。S級はA級より配当も本命着外も高い数字です。

チャレンジは平均12,397円、中央値3,380円、1万円以上25.5%、本命着外26.9%。ガールズは平均11,028円、中央値2,380円、1万円以上17.8%、本命着外11.7%でした。級班をまたぐと払戻の水準も本命の残り方も変わるため、弥彦全体の数字を別の級班へそのまま広げません。

場全体の1万円以上は32.0%ですが、S級では39.7%まで上がります。本命の4着以下もS級で31.3%です。差しの多い弥彦で高配当を探すなら、決まり手だけでなく、まずS級かA級かをそろえるだけでも数字の読み方が変わります。

弥彦競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級22,315円6,485円39.7%(515/1,296レース)31.3%(409/1,307レース)22,279円
A級18,461円4,890円33.2%(834/2,511レース)27.6%(694/2,517レース)18,777円
チャレンジ12,397円3,380円25.5%(343/1,344レース)26.9%(361/1,342レース)11,538円
ガールズ11,028円2,380円17.8%(55/309レース)11.7%(36/308レース)10,152円

級班ごとに分母が異なります。

弥彦競輪の得点1位の選手。逃げタイプの3着以内80.0%、差しタイプの4着以下31.4%

得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。逃げタイプの得点1位の選手、捲りタイプの得点1位の選手、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ弥彦でどんな成績と払戻になったか比べています。タイプの違う選手の優劣を決める集計ではありません。

逃げタイプの得点1位の選手は、1着49.3%、3着以内80.0%、4着以下20.0%、平均配当10,191円でした。捲りタイプは1着44.8%、3着以内72.6%、4着以下27.4%、平均配当8,262円。差しタイプは1着29.4%、3着以内68.6%、4着以下31.4%、平均配当9,558円です。

差しの決着は49.9%と多いのに、得点1位の選手のタイプ別では逃げタイプが一番残り、差しタイプが一番4着以下になりました。『差しで決まりやすい弥彦』と『差しを得意にする本命が残りやすい弥彦』は同じではありません。このずれが、弥彦で相手を広げるか迷う場面につながります。

弥彦競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ1,13949.3%80.0%20.0%10,191円20.2%
差し2,60429.4%68.6%31.4%9,558円21.7%
捲り95344.8%72.6%27.4%8,262円15.4%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

弥彦競輪では、級班ごとに得意戦法別の本命着外が違う

S級では、逃げタイプの得点1位の選手の4着以下が31.1%、平均配当7,180円でした。捲りタイプは30.0%、5,466円、差しタイプは30.8%、6,272円です。S級では3タイプの本命着外が30%前後に集まり、全体の差が小さくなっています。

A級では逃げタイプの4着以下が19.5%、平均配当8,681円。捲りタイプは28.4%、9,524円、差しタイプは29.5%、9,826円でした。チャレンジでは逃げタイプ16.8%、12,736円、捲りタイプ19.9%、9,871円、差しタイプ36.4%、13,056円です。

A級では逃げタイプが残りやすく、チャレンジでは差しタイプの本命着外が36.4%まで上がっています。長い直線の弥彦でも、級班が違えば数字の目立ち方は変わります。S級の平均やA級の成績をチャレンジへ広げず、当日のレースに近い表で比べるのがポイントです。

弥彦競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ16431.1%7,180円13.5%
S級差し71530.8%6,272円15.4%
S級捲り31330.0%5,466円10.0%
A級逃げ49219.5%8,681円19.6%
A級差し1,32029.5%9,826円22.6%
A級捲り46428.4%9,524円16.3%
チャレンジ逃げ48316.8%12,736円23.0%
チャレンジ差し56936.4%13,056円27.6%
チャレンジ捲り17619.9%9,871円22.7%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

弥彦競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下39.4%

得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レース中の役割は変わります。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の動きに乗って最後に伸びる形です。弥彦では、差しタイプが先頭にいると本命着外が目立ちました。

ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下が19.9%、平均配当10,043円。捲りタイプは27.7%、8,282円、差しタイプは39.4%、11,006円でした。差しタイプが先頭にいると、4着以下の割合も平均配当も3タイプの中で高くなっています。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下が29.1%、平均配当9,144円、捲りタイプは24.4%、8,061円でした。先頭の差しタイプ39.4%より低い数字です。長い直線で最後に差す力を持つ選手でも、先頭を走る形では本命着外が増えた。弥彦では、得意戦法だけでなくラインの位置までそろえる理由がここにあります。

弥彦競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,11819.9%10,043円20.1%
先頭差し57939.4%11,006円27.2%
先頭捲り86327.7%8,282円15.4%
番手・3番手差し2,02529.1%9,144円20.1%
番手・3番手捲り9024.4%8,061円15.7%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

弥彦競輪の荒れ方は、差しの多さと本命のタイプがずれている

弥彦の3連単1万円以上は32.0%、平均配当17,420円、中央値4,550円。得点1位の選手の4着以下は27.4%でした。全レースをまとめた数字だけなら、本命が特に飛びやすい場とは言いにくい結果です。

一方で、差しは1着の49.9%、平均配当22,373円、中央値6,380円、1万円以上39.2%。S級では平均配当22,315円、1万円以上39.7%。得点1位の選手では差しタイプの4着以下31.4%、ライン先頭にいると39.4%まで上がりました。

弥彦の面白さは、差しの決着が多いことと、差しタイプの本命が一番残るわけではないことです。長い直線があるから差しを買えばいい、という単純な話ではありません。差しの決着で払戻が伸び、差しタイプの本命が先頭にいると着外も増える。この2つが重なるレースが、荒れ方を読む候補になります。

弥彦競輪は荒れる?直線63.1mで差しの配当と本命着外を読む

弥彦は400mで、みなし直線63.1m、カント32°24′17″です。3連単1万円以上は32.0%、得点1位の選手の4着以下は27.4%。基本数字だけなら、毎回波乱になる場とは言いにくい結果です。

ただ、差しは1着の49.9%を占め、平均配当22,373円、中央値6,380円、1万円以上39.2%。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下39.4%でした。差しの決着が多いことと、差しタイプの本命が残ることは別なので、両方を見ておく必要があります。

弥彦で出走表を開いたら、級班とラインの並びを確認し、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たるかを見てみましょう。差しタイプが先頭にいるなら、4着以下39.4%と差しの高配当に近い形かを考える。直線63.1mという特徴を近い数字を使うと、弥彦で相手を広げたいレースの輪郭がつかみやすくなります。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。