和歌山競輪は荒れる?400m・直線59.9mで差しの高配当と本命着外を検証

和歌山競輪は荒れる?400m・直線59.9mで差しの高配当と本命着外を検証

和歌山競輪で荒れるレースを探すなら、本命が残るか、最後の差しで相手まで広がるかが気になりますよね。和歌山は400mバンクで、みなし直線は59.9m。カントは32°15′7″です。

10年分の集計では、3連単1万円以上が32.9%、得点1位の選手が4着以下になった割合が28.4%でした。得点1位の選手は3着以内に71.6%残っており、全体の数字だけなら本命が特に崩れやすい場とは言いにくい結果です。

それでも、1着の決まり手は差しが46.9%。差しで決まったレースの平均配当は24,463円、1万円以上は40.6%でした。得点1位の選手が差しタイプだと4着以下34.0%、ライン先頭なら40.3%まで上がります。長めの直線と差しの高配当が、本命の崩れ方にどう表れるのかを追います。

和歌山競輪の分析データについて

レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。

  • 対象期間:2016-01-09〜2026-07-26
  • 調べたレース数:5,299レース
  • バンク:400m・みなし直線59.9m・カント32°15′7″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

和歌山の得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当をまとめます。

そのうえで、逃げ・捲り・差しを得意にする得点1位の選手がどれだけ残るのか、ライン先頭か番手・3番手かで本命着外と払戻がどう変わるのかを比べます。和歌山では差しの決着と高配当がはっきり出ているので、差しタイプの本命がどの位置にいると数字が崩れるのかを中心に見てみましょう。

和歌山競輪は差しが46.9%。平均配当24,463円の決着

和歌山の1着の決まり手は、逃げ21.2%(1,109/5,224レース)、捲り31.9%(1,664/5,224レース)、差し46.9%(2,451/5,224レース)でした。差しが最も多く、逃げは5分の1ほどです。長い直線で後ろの選手が伸びるという印象に近い数字になっています。

払戻を比べると、逃げは平均11,085円、中央値2,580円、1万円以上20.3%。捲りは平均14,529円、中央値4,435円、1万円以上29.7%、差しは平均24,463円、中央値6,540円、1万円以上40.6%でした。差しは回数だけでなく、平均・中央値・1万円以上でも高い数字です。

和歌山の直線59.9mで差しが多く、差しで決まったときの払戻も広がっています。ただ、差しの決着が多いことを、そのまま本命が飛びやすい理由にはできません。得点1位の選手のタイプとライン位置を並べ、差しの高配当と本命着外が同じ形で出たかを見てみましょう。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.2%(1,109/5,224レース)11,085円2,580円20.3%22.5%
捲り31.9%(1,664/5,224レース)14,529円4,435円29.7%30.8%
差し46.9%(2,451/5,224レース)24,463円6,540円40.6%46.7%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

和歌山競輪の本命成績。得点1位の選手の4着以下は28.4%

この記事でいう本命は、人気1位の選手ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。人気やオッズとは別の基準なので、車券で一番売れている選手と一致しない場合があります。

和歌山で得点1位の選手が1着になった割合は38.7%(2,044/5,285レース)、3着以内は71.6%(3,783/5,285レース)、4着以下は28.4%(1,502/5,285レース)でした。3着以内には7割を超えて残る一方、4着以下になるレースも約3割あります。

3連単1万円以上は32.9%(1,726/5,247レース)です。本命が3着以内に残ったレースでも、差しで相手が入ると払戻は伸びます。和歌山の荒れ方を考えるときは、本命の着外と差しの高配当を一つの数字にせず、別々に追った方が見えやすくなります。

和歌山競輪の基本数値と同型場比較
項目和歌山比較・意味
3連単の平均配当18,584円同型場平均 16,699円
3連単の中央値4,710円同型場の場別中央値平均 4,251円
3連単1万円以上32.9%(1,726/5,247レース)同型場平均 30.5%
得点1位の選手が1着38.7%(2,044/5,285レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.6%(3,783/5,285レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.4%(1,502/5,285レース)同型場平均 28.5%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

和歌山競輪の平均配当18,584円。中央値4,710円から高配当の広がりを読む

和歌山の3連単平均配当は18,584円、中央値は4,710円でした。平均配当は一部の大きな払戻で上がりやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで高配当が続く場と決めず、普段のレースがどこに集まるのかも見てみましょう。

5,000円未満は51.8%(2,719/5,247レース)、1万円以上は32.9%(1,726/5,247レース)、5万円以上は8.2%(430/5,247レース)、10万円以上は3.4%(180/5,247レース)でした。5,000円未満が半分ほどある一方、5万円以上も8%を超えています。

決まり手別の中央値は、差し6,540円、捲り4,435円、逃げ2,580円です。差しは平均24,463円だけでなく、中央の金額も高くなっています。和歌山では差しの決着が多いだけでなく、普段の払戻まで高い方へ寄りました。

和歌山競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当18,584円
中央値4,710円
5,000円未満51.8%(2,719/5,247レース)
1万円以上32.9%(1,726/5,247レース)
5万円以上8.2%(430/5,247レース)
10万円以上3.4%(180/5,247レース)

払戻が分かった5,247レースを分母にしています。

和歌山競輪の級班別配当。S級は平均22,249円、1万円以上38.0%

S級の3連単平均配当は22,249円、中央値6,030円、1万円以上38.0%、得点1位の選手の4着以下32.9%でした。A級は平均20,680円、中央値5,280円、1万円以上35.5%、本命着外28.5%。S級はA級より配当も本命着外も高い数字です。

チャレンジは平均12,253円、中央値3,420円、1万円以上25.4%、本命着外26.9%。ガールズは平均8,384円、中央値2,060円、1万円以上16.4%、本命着外11.4%でした。級班をまたぐと払戻の水準も本命の残り方も変わるため、和歌山全体の平均を別の級班へそのまま移しません。

場全体の1万円以上は32.9%ですが、S級では38.0%まで上がります。本命の4着以下もS級で32.9%です。差しの高配当を考えるときは、まず当日の級班に合う数字を使い、その級班の払戻と本命着外が同じ方向へ動いているかを見てみましょう。

和歌山競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級22,249円6,030円38.0%(616/1,621レース)32.9%(535/1,626レース)22,284円
A級20,680円5,280円35.5%(772/2,177レース)28.5%(626/2,197レース)18,618円
チャレンジ12,253円3,420円25.4%(281/1,106レース)26.9%(299/1,113レース)11,549円
ガールズ8,384円2,060円16.4%(55/336レース)11.4%(39/342レース)10,341円

級班ごとに分母が異なります。

和歌山競輪の得点1位の選手。逃げタイプの3着以内80.6%、差しタイプの4着以下34.0%

得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。逃げタイプの得点1位の選手、捲りタイプの得点1位の選手、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ和歌山でどんな成績と払戻になったか比べています。タイプの違う選手の優劣を決める集計ではありません。

逃げタイプの得点1位の選手は、1着52.7%、3着以内80.6%、4着以下19.4%、平均配当10,148円でした。捲りタイプは1着46.8%、3着以内74.6%、4着以下25.4%、平均配当7,872円。差しタイプは1着28.0%、3着以内66.0%、4着以下34.0%、平均配当8,611円です。

差しの決着は46.9%と多く、差しの払戻も高いのに、得点1位の選手のタイプ別では逃げタイプが最も残り、差しタイプが最も4着以下になりました。『差しで決まりやすい和歌山』と『差しタイプの本命が安定する和歌山』は同じではありません。ここが予想で迷いやすいところです。

和歌山競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ97852.7%80.6%19.4%10,148円18.9%
差し2,40328.0%66.0%34.0%8,611円17.1%
捲り1,07146.8%74.6%25.4%7,872円14.6%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

和歌山競輪では、級班が変わっても差しタイプの着外が目立つ

S級では、逃げタイプの得点1位の選手の4着以下が27.7%、平均配当8,114円でした。捲りタイプは29.3%、6,709円、差しタイプは35.1%、6,462円です。S級では差しタイプの本命着外が最も高くなっています。

A級では逃げタイプの4着以下が19.7%、平均配当10,647円。捲りタイプは24.4%、7,719円、差しタイプは32.5%、8,780円でした。チャレンジでは逃げタイプ15.5%、10,465円、捲りタイプ17.5%、11,567円、差しタイプ35.3%、12,663円です。

和歌山では、S級・A級・チャレンジのどの級班でも差しタイプの本命着外が逃げタイプより高くなりました。チャレンジの差しタイプは4着以下35.3%、平均配当12,663円です。差しの高配当と差しタイプの着外が、級班を変えても同じ方向へ出ています。

和歌山競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ16627.7%8,114円17.0%
S級差し89335.1%6,462円11.5%
S級捲り43029.3%6,709円10.8%
A級逃げ43719.7%10,647円16.6%
A級差し1,08032.5%8,780円17.2%
A級捲り48724.4%7,719円14.6%
チャレンジ逃げ37515.5%10,465円22.5%
チャレンジ差し43035.3%12,663円28.6%
チャレンジ捲り15417.5%11,567円24.7%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

和歌山競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下40.3%

得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レース中の役割は変わります。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の動きに乗って最後に伸びる形です。和歌山では、差しタイプが先頭にいると本命着外が大きく動きました。

ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下が19.1%、平均配当10,298円。捲りタイプは26.0%、7,863円、差しタイプは40.3%、9,361円でした。差しタイプが先頭にいると、4着以下が4割を超えます。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下が32.2%、平均配当8,408円、捲りタイプは21.3%、7,934円でした。先頭の差しタイプ40.3%より低い数字です。長い直線で最後に伸びる差しタイプでも、先頭を走る形では本命着外が増えた。和歌山では、得意戦法だけでなくライン位置までそろえる理由がここにあります。

和歌山競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ95219.1%10,298円19.2%
先頭差し51140.3%9,361円20.0%
先頭捲り94426.0%7,863円14.9%
番手・3番手差し1,89232.2%8,408円16.4%
番手・3番手捲り12721.3%7,934円11.9%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

和歌山競輪の荒れ方は、差しの高配当と先頭の差しタイプに出る

和歌山の3連単1万円以上は32.9%、平均配当18,584円、中央値4,710円。得点1位の選手の4着以下は28.4%でした。全レースをまとめた数字だけなら、本命が特に飛びやすい場とは言いにくい結果です。

一方で、差しは1着の46.9%、平均配当24,463円、中央値6,540円、1万円以上40.6%。S級では平均配当22,249円、本命着外32.9%。得点1位の選手では差しタイプの4着以下34.0%、ライン先頭にいると40.3%まで上がりました。

和歌山は、差しが多いからすべて荒れる場ではありません。逃げタイプの本命は3着以内80.6%とよく残っています。それでも差しで決まったときの払戻は高く、差しタイプの本命が先頭にいると着外も増える。長い直線の印象と数字が重なるところに、和歌山の荒れ方が表れています。

和歌山競輪は荒れる?直線59.9mで差しの配当と本命着外を読む

和歌山は400mで、みなし直線59.9m、カント32°15′7″です。3連単1万円以上は32.9%、得点1位の選手の4着以下は28.4%。基本数字だけなら、毎回波乱になる場とは言いにくい結果です。

ただ、差しは1着の46.9%を占め、平均配当24,463円、中央値6,540円、1万円以上40.6%。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下40.3%でした。差しの高配当と本命着外が近い形を、当日の出走表から探します。

和歌山で出走表を開いたら、級班とラインの並びを確認し、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たるかを見てみましょう。差しタイプが先頭にいるなら、4着以下40.3%と差しの高配当に近い形かを考える。直線59.9mの印象を近い数字に合わせていくと、和歌山で警戒したいレースを考えやすくなります。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。