武雄競輪は荒れる?平均配当15,754円・本命着外27.0%を長直線で検証
武雄競輪は荒れるのか。400mの中で最も長い、64.4mの直線を持つバンクです。逃げた選手が最後まで残るのか、後ろの差しで本命が飛ぶのか。ここは買い目を考えるときに気になりますよね。
全体では、得点1位の選手の4着以下が27.0%、3連単の平均配当が15,754円でした。場全体だけなら、特別に本命が崩れやすい数字とは言いにくい結果です。
ただし、差し決着の平均配当は20,250円、先頭の差しタイプは4着以下41.3%、S級の平均配当は23,500円。長直線で荒れやすい場面を、決まり手・級班・位置から具体的にたどります。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。
- 対象期間:2016-10-29〜2026-07-25
- 調べたレース数:6,025レース
- バンク:400m・長直線・みなし直線64.4m・カント32°0′19″(400mの中で最も長い直線)
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
武雄の本命成績、平均配当・中央値・1万円以上の割合を、400m・直線64.4mの特徴と一緒にまとめます。
差し・捲り・逃げの決まり手、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、得点1位の選手の得意戦法と位置を比べます。
本命の選手が飛びやすかった数字と、払戻だけが広がった数字を混ぜずに並べ、当日の出走表で近い条件を分かる形にします。本文の基本成績はS級・A級・チャレンジを中心に扱い、
武雄は本当に荒れる?まず本命の4着以下27.0%を基準にする
武雄で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着40.5%(2,428/5,991レース)、3着以内73.0%(4,371/5,991レース)、4着以下27.0%(1,620/5,991レース)でした。ここでいう本命は、人気1位ではなく競走得点が最も高い選手です。
3着以内に残る割合は7割を超えます。武雄だから本命が毎回崩れるわけではありません。ただ、4着以下も約4分の1あるため、長い直線で最後に何が起きたのかを決まり手と位置に合わせて考えます。
3連単1万円以上は29.9%(1,778/5,939レース)。同型場平均の本命4着以下は28.6%、1万円以上は30.7%です。全体の数字は同型場と大きく離れていないので、武雄だけの特徴は条件を加えたところに探します。
| 項目 | 武雄 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 15,754円 | 同型場平均 16,902円 |
| 3連単の中央値 | 4,220円 | 同型場の場別中央値平均 4,286円 |
| 3連単1万円以上 | 29.9%(1,778/5,939レース) | 同型場平均 30.7% |
| 得点1位の選手が1着 | 40.5%(2,428/5,991レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 73.0%(4,371/5,991レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.0%(1,620/5,991レース) | 同型場平均 28.6% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
平均配当15,754円・中央値4,220円|武雄の高配当はどれくらい出る?
武雄の3連単平均配当は15,754円、中央値は4,220円。平均の方が大きく、少数の大きな払戻が全体の印象を押し上げています。普段のレースがどの金額帯にあるのかを知るには、中央値も欠かせません。
5,000円未満は54.4%(3,228/5,939レース)、1万円以上は29.9%、5万円以上は6.7%、10万円以上は2.6%。半分以上は5,000円未満で、いつも大きな払戻になるわけではありません。
本命の4着以下27.0%と、1万円以上29.9%は別の指標です。本命の選手が3着以内へ残っても相手の選手で払戻が広がりますし、本命が飛んでさらに大きくなることもあります。荒れるかどうかを一つの率に押し込めないようにします。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 15,754円 |
| 中央値 | 4,220円 |
| 5,000円未満 | 54.4%(3,228/5,939レース) |
| 1万円以上 | 29.9%(1,778/5,939レース) |
| 5万円以上 | 6.7%(398/5,939レース) |
| 10万円以上 | 2.6%(156/5,939レース) |
払戻が分かった5,939レースを分母にしています。
差し決着は46.9%・平均配当20,250円|長直線で払戻が広がる形
武雄の1着決まり手は差し46.9%、捲り30.9%、逃げ22.2%。差しが一番多く、差し決着の平均配当は20,250円、中央値5,950円、1万円以上36.8%でした。回数と払戻の両方で差しが目立ちます。
みなし直線64.4mの武雄では、逃げた選手の後ろから差す展開を想像しやすいものです。実際に差しが多く、平均配当も高い結果でした。ただし、これだけで『長直線だから差しを買う』と決めるわけではありません。
差し決着の中には、得点1位の選手が差し切ったレースも、相手の選手が差して本命を2着や4着以下へ回したレースも含まれます。誰が差したのかを見ておきたいには、得点1位の選手の得意戦法と位置が必要です。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 22.2%(1,309/5,907レース) | 9,236円 | 2,310円 | 18.8% | 22.5% |
| 捲り | 30.9%(1,827/5,907レース) | 13,513円 | 3,820円 | 27.8% | 30.9% |
| 差し | 46.9%(2,771/5,907レース) | 20,250円 | 5,950円 | 36.8% | 46.7% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
S級の本命4着以下31.3%・平均配当23,500円|級班で荒れ方が変わる
S級は平均配当23,500円、中央値6,115円、1万円以上38.9%、得点1位の選手の4着以下31.3%。A級は15,731円・4,920円・32.1%・27.8%、チャレンジは11,680円・2,720円・22.9%・25.9%でした。
武雄の場全体の平均配当15,754円と比べると、S級の23,500円が目立ちます。本命の4着以下も全体27.0%より高く、払戻と本命の着外が同じ方向へ動いた級班です。長直線の印象を予想へ生かすなら、まずS級かどうかを調べたくなります。
ガールズは平均配当6,509円、中央値1,875円、1万円以上13.5%、得点1位の選手の4着以下9.7%。レースの組み立てが違うため、S級・A級・チャレンジの本命成績をガールズへ広げず、別の数字として扱います。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 23,500円 | 6,115円 | 38.9%(500/1,286レース) | 31.3%(404/1,291レース) | 22,195円 |
| A級 | 15,731円 | 4,920円 | 32.1%(866/2,700レース) | 27.8%(756/2,718レース) | 18,972円 |
| チャレンジ | 11,680円 | 2,720円 | 22.9%(368/1,605レース) | 25.9%(420/1,623レース) | 11,590円 |
| ガールズ | 6,509円 | 1,875円 | 13.5%(42/312レース) | 9.7%(31/319レース) | 10,475円 |
級班ごとに分母が異なります。
得点1位の選手の得意戦法|差しタイプは4着以下32.6%
出走時点の直近4ヶ月で、逃げ・捲り・差しのどれが最も多かったかを使い、得点1位の選手をタイプに分類しました。逃げタイプは1着52.8%、3着以内80.5%、4着以下19.5%、平均配当10,549円です。
捲りタイプは1着46.3%、3着以内74.7%、4着以下25.3%、平均配当7,754円。差しタイプは1着29.7%、3着以内67.4%、4着以下32.6%、平均配当9,665円でした。差しタイプは、本命の着外が高い側です。
武雄では差し決着が46.9%と多い一方、差しタイプの得点1位の選手は4着以下32.6%。差しの多い場で、差しを得意にする本命の選手が必ず勝ち切るわけではありません。差せる位置にいるかどうかを次に見てみましょう。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1,196 | 52.8% | 80.5% | 19.5% | 10,549円 | 19.6% |
| 差し | 2,613 | 29.7% | 67.4% | 32.6% | 9,665円 | 21.4% |
| 捲り | 1,259 | 46.3% | 74.7% | 25.3% | 7,754円 | 17.2% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
A級とチャレンジで差しタイプの配当が動く
S級の差しタイプは4着以下33.7%・平均配当6,913円、捲りタイプ28.2%・4,990円、逃げタイプ27.4%・6,781円でした。A級では差し30.7%・10,280円、捲り24.3%・9,114円、逃げ21.3%・8,300円です。
チャレンジでは差しタイプの4着以下35.5%・平均配当11,258円、捲り23.4%・8,598円、逃げ16.0%・13,284円。チャレンジの差しタイプは本命の着外が高く、逃げタイプは着外が低いのに平均配当が高いという別の動きをしています。
同じ差しタイプでも級班で配当は変わります。場全体の差し平均20,250円を、そのままS級やチャレンジの本命へ当てはめません。数字の分母と級班をそろえて、近い条件だけを参考にします。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 146 | 27.4% | 6,781円 | 16.6% |
| S級 | 差し | 649 | 33.7% | 6,913円 | 13.8% |
| S級 | 捲り | 380 | 28.2% | 4,990円 | 9.0% |
| A級 | 逃げ | 470 | 21.3% | 8,300円 | 17.4% |
| A級 | 差し | 1,364 | 30.7% | 10,280円 | 23.0% |
| A級 | 捲り | 618 | 24.3% | 9,114円 | 21.8% |
| チャレンジ | 逃げ | 580 | 16.0% | 13,284円 | 22.1% |
| チャレンジ | 差し | 600 | 35.5% | 11,258円 | 25.9% |
| チャレンジ | 捲り | 261 | 23.4% | 8,598円 | 18.3% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
先頭の差しタイプは4着以下41.3%|本命が飛ぶ場面を位置で探す
得点1位の選手がラインの先頭にいる場合、逃げタイプは4着以下19.5%・平均配当10,618円、捲りタイプは25.2%・7,634円、差しタイプは41.3%・12,364円でした。先頭の差しタイプだけ、4着以下が4割を超えています。
差しを得意にする選手は、前の選手を使って最後に伸びる形が得意です。先頭では自分で前を踏み続けるため、長い64.4mの直線で後ろから差される余地が広がります。武雄のバンクから考えた仮説が、得点1位の選手の成績に表れた形です。
番手・3番手の差しタイプは4着以下29.8%・平均配当8,820円。先頭の41.3%より低いものの、場全体27.0%より高い側です。差しタイプの本命を買うか疑うかは、タイプ名だけでなく、ラインのどこにいるかまで見てみましょう。
一方、先頭の逃げタイプは4着以下19.5%。長い直線だから逃げがすべて不利になるわけではなく、武雄では得意戦法と位置の組み合わせで残り方が変わりました。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 1,170 | 19.5% | 10,618円 | 19.7% |
| 先頭 | 差し | 624 | 41.3% | 12,364円 | 28.0% |
| 先頭 | 捲り | 1,127 | 25.2% | 7,634円 | 17.3% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,989 | 29.8% | 8,820円 | 19.3% |
| 番手・3番手 | 捲り | 132 | 25.8% | 8,780円 | 16.2% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
武雄の荒れ方は平均より条件で差が出る|長直線・差し・S級を並べる
武雄の本命4着以下27.0%は同型場平均28.6%より低く、3連単1万円以上29.9%も同型場平均30.7%より低い結果です。場全体を比べると、武雄だけが荒れやすいとは言いにくい数字です。
それでも、差し決着の平均配当20,250円、S級の平均配当23,500円、先頭の差しタイプの4着以下41.3%があります。本命が飛びやすい数字と、払戻が大きい数字が重なる場面を絞ると、武雄の荒れ方を具体的にできます。
数字の差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲として扱います。小さな差を武雄だけの発見とせず、差し・級班・位置の複数の数字が同じ方向へ出た場合に、注意する理由を残します。
長直線というバンクの特徴は、単独の結論ではありません。誰が先頭で踏むのか、後ろに差せる選手がいるのか、S級のように配当が広がりやすいレースなのか。出走表の条件が重なったときに、過去の数字が役に立ちます。
武雄の出走表で本命を疑う順番
まず級班を見てみましょう。S級は本命4着以下31.3%・平均配当23,500円、A級は27.8%・15,731円。武雄全体の27.0%を、そのまますべての級班へ広げません。
次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは41.3%、番手・3番手の差しタイプは29.8%。64.4mの直線で差せる場所にいるのか、それとも自分で前を踏むのかを考えます。
最後に、逃げ・捲り・差しのどれが当日の並びで起きそうか、相手ラインの選手がどこから届くかをまとめます。差し決着の1万円以上36.8%は過去の参考値で、当日の払戻を約束する数字ではありません。
過去の割合や払戻は、次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。長直線の形だけで本命の着外を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置と得意戦法を見てください。