立川競輪の特徴|長直線58.0m・差し48.7%とレムニスケート曲線を検証
立川競輪は、直線が長いぶん差しが届きやすいのか。それとも、長い直線を意識して前の選手が早く動き、別の決まり方になるのか。予想では気になるところです。
過去の3連単平均配当は16,585円、中央値4,045円。得点1位の選手の4着以下は27.9%で、長直線の競輪場平均28.5%との差は1%未満でした。長直線だから特別に荒れる、という数字ではありません。
1着の決まり手は差し48.7%で、平均配当22,382円。立川にはレムニスケート曲線も取り入れられています。バンクの形を紹介するだけで終わらせず、決まり手・ライン・本命成績がどこで動くのかを調べます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-01-04〜2026-04-24
- 調べたレース数:4,947レース
- バンク:400m・長直線・みなし直線58.0m・カント31°13′6″・レムニスケート曲線
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
立川競輪の平均配当・中央値・1万円以上の割合、得点1位の選手の成績を、長直線の競輪場との比較も含めてまとめます。
S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、逃げ・捲り・差しの決まり手、ラインの残り方を並べます。
長直線58.0mとレムニスケート曲線のある立川で、どの決まり手やライン構成が払戻を広げたのかを、出走表に合わせて使えるようにまとめます。
立川競輪の基本成績|平均配当16,585円・本命4着以下27.9%
立川で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着39.6%(1,939/4,893レース)、3着以内72.1%(3,530/4,893レース)、4着以下27.9%(1,363/4,893レース)でした。人気1位ではなく、得点を基準にした本命の成績です。
3連単の平均配当は16,585円、中央値4,045円、1万円以上29.7%(1,465/4,926レース)。平均と中央値に差があるため、いつもの払戻は4,000円前後に寄り、一部の高配当が平均を押し上げています。
長直線の競輪場平均と比べると、平均配当は16,585円に対して16,842円、中央値は4,045円に対して4,299円、1万円以上は29.7%に対して30.7%。本命4着以下27.9%と平均28.5%も1%未満の差で、ほぼ同じです。
| 項目 | 立川 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,585円 | 同型場平均 16,842円 |
| 3連単の中央値 | 4,045円 | 同型場の場別中央値平均 4,299円 |
| 3連単1万円以上 | 29.7%(1,465/4,926レース) | 同型場平均 30.7% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.6%(1,939/4,893レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.1%(3,530/4,893レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.9%(1,363/4,893レース) | 同型場平均 28.5% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
長直線58.0m・レムニスケート曲線|差し48.7%が最多
立川は400mバンクで、みなし直線58.0m、カント31°13′6″。長直線のグループに入り、バンクにはレムニスケート曲線が取り入れられています。曲線の特徴がどの決まり手へ影響したかは、形の印象だけでなく実際の結果と照らして考えます。 この記事では、みなし直線58m以上を「400m・長直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・長直線グループの平均は逃げ22.5%、捲り31%、差し46.6%。立川競輪では逃げはほぼ同じ、捲りは1.7%低い、差しは2.1%高いです。
1着の決まり手は差し48.7%(2,394/4,914レース)、捲り29.3%、逃げ21.9%。差し決着の平均配当は22,382円、中央値5,900円、1万円以上37.1%でした。長い直線で最後に伸びる差しが多く、払戻も大きい側へ出ています。
ただし、差しが多いからレムニスケート曲線が原因だと断定はしません。得点1位の選手が番手にいるのか、相手の選手が差すのか、級班やラインがどうだったのかを一緒に見て、バンクの特徴との結び付きを考えます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.9%(1,078/4,914レース) | 8,699円 | 2,280円 | 18.8% | 22.5% |
| 捲り | 29.3%(1,442/4,914レース) | 12,551円 | 3,655円 | 25.6% | 31.0% |
| 差し | 48.7%(2,394/4,914レース) | 22,382円 | 5,900円 | 37.1% | 46.6% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、立川競輪の決まり手記事へ。
平均配当16,585円の中身|5,000円未満は55.0%
払戻を金額帯で並べると、5,000円未満が55.0%(2,710/4,926レース)、1万円以上29.7%、5万円以上7.8%、10万円以上3.2%でした。差しの平均配当は高いものの、立川の普段の払戻まで高いわけではありません。
立川で高配当を考えるなら、差し決着の平均22,382円だけでなく、中央値5,900円も横に置きます。差しで決まっても相手が人気上位なら配当は落ち着き、別線の選手が入れば大きくなるからです。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 16,585円 |
| 中央値 | 4,045円 |
| 5,000円未満 | 55.0%(2,710/4,926レース) |
| 1万円以上 | 29.7%(1,465/4,926レース) |
| 5万円以上 | 7.8%(385/4,926レース) |
| 10万円以上 | 3.2%(159/4,926レース) |
払戻が分かった4,926レースを分母にしています。
級班で数字が変わる|A級平均20,186円・S級本命4着以下30.7%
S級の平均配当は17,294円、中央値3,930円、1万円以上29.8%、得点1位の選手の4着以下30.7%。A級は20,186円・5,120円・34.5%・30.3%、チャレンジは10,559円・3,080円・23.6%・24.1%でした。ガールズは9,778円・1,860円・18.9%・9.9%です。
立川ではA級の平均配当と1万円以上の割合がS級を上回りました。本命4着以下はS級30.7%、A級30.3%で近い数字です。長直線というバンク条件が同じでも、級班によって配当と本命成績の組み合わせは変わります。
金額を比べるため表へ置いていますが、レースの組み立てまで同じとは扱いません。当日の級班に近い数字を参考にします。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 17,294円 | 3,930円 | 29.8%(460/1,546レース) | 30.7%(468/1,525レース) | 22,638円 |
| A級 | 20,186円 | 5,120円 | 34.5%(696/2,016レース) | 30.3%(609/2,007レース) | 18,654円 |
| チャレンジ | 10,559円 | 3,080円 | 23.6%(250/1,060レース) | 24.1%(255/1,058レース) | 11,670円 |
| ガールズ | 9,778円 | 1,860円 | 18.9%(55/291レース) | 9.9%(29/292レース) | 10,241円 |
級班ごとに分母が異なります。
ガールズの数字も気になるなら、立川競輪のガールズ記事で続きを読めます。
ライン構成で払戻が動く|3-3-3平均31,767円・2-2-2-1は13,679円
ラインの情報が分かった4,312レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は49.9%、最長ラインが1・2着に入った割合は21.7%。同じラインから2人が3着以内に入った割合は81.7%、得点上位2人が別ラインで決まった割合は50.1%でした。
3-3-3は別線49.1%で平均31,767円、3-3-2-1は別線48.5%で29,380円、3-2-2-2は別線54.6%で27,990円でした。別線率がもっとも高い2-2-2-1は64.6%でも平均13,679円。別線の多さだけでは高配当を説明できません。
複数のラインが長く、着順の組み合わせが広がった形で払戻が大きくなっています。長直線で差しが届くという見方に、誰が番手にいるか、どのラインが別線になるかを並べると、立川の荒れ方が具体的になります。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 49.9%(2,153/4,312レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 21.7%(934/4,312レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 81.7%(3,525/4,312レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 50.1%(2,159/4,312レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、立川競輪のライン記事も読んでみてください。
得点1位の選手の位置と得意戦法|先頭の差しタイプは4着以下39.6%
得点1位の選手の直近4ヶ月の得意戦法を分類すると、逃げタイプの4着以下18.9%・平均配当8,942円、捲りタイプ26.0%・8,921円、差しタイプ34.0%・8,529円でした。差しタイプの本命は、逃げタイプより着外が多い結果です。
先頭にいる場合は、逃げタイプ18.8%・平均配当9,059円、捲りタイプ26.6%・8,381円、差しタイプ39.6%・7,357円。長直線で差しが多い立川でも、差しを得意にする選手が先頭へいると、得意な位置を使えず本命が崩れやすい数字です。
番手・3番手の差しタイプは4着以下31.8%・平均配当9,008円。先頭の39.6%より低い数字です。長直線の差しを読むときは、差しの多さだけでなく、得点1位の選手が差せる位置にいるかを見てみましょう。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 908 | 18.8% | 9,059円 | 17.3% |
| 先頭 | 差し | 560 | 39.6% | 7,357円 | 17.6% |
| 先頭 | 捲り | 865 | 26.6% | 8,381円 | 13.4% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,731 | 31.8% | 9,008円 | 18.6% |
| 番手・3番手 | 捲り | 89 | 20.5% | 15,636円 | 15.7% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、立川競輪の荒れる記事もどうぞ。
立川の特徴は、バンクの形だけでなく差しとラインへ表れる
立川の本命4着以下は27.9%で、長直線の平均28.5%との差は1%未満。平均配当も長直線の平均16,842円を少し下回っています。長い直線やレムニスケート曲線があるから特別に荒れる、という結論にはなりません。
それでも差し48.7%・平均22,382円、3-3-3平均31,767円、3-3-2-1平均29,380円という、払戻が動く形はありました。さらに先頭の差しタイプの本命4着以下39.6%。バンクの印象を、決まり手・ライン・位置の数字へ落としたところに立川らしさがあります。
レムニスケート曲線についても、形を理由に決まり手を断定しません。実際に差しが多い結果はありますが、選手の並びや級班が重なった結果でもあります。バンクデータとレース結果を一緒に読むのが安全です。
立川の出走表で特徴を使う順番
まず級班を見てみましょう。A級は平均配当20,186円・1万円以上34.5%、本命4着以下30.3%。S級は17,294円・29.8%・30.7%。同じ長直線でも、級班で数字が変わります。
次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下39.6%、先頭の逃げタイプは18.8%。長い直線で差せる位置にいるか、前を踏む役割なのかを考えます。
最後にライン構成と決まり手を比べます。差し平均22,382円や3-3-3平均31,767円は過去の参考値で、当日の払戻を約束しません。立川の長直線とレムニスケート曲線を入口に、近い並びがあるかを見てから使います。
ここで紹介した割合や払戻は過去の集計結果です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。長直線やレムニスケート曲線だけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。