松阪競輪は荒れる?400m・直線61.5mで差しの配当と本命着外を検証

松阪競輪は荒れる?400m・直線61.5mで差しの配当と本命着外を検証

「松阪は荒れるの?」と気になったら、まず本命が残るか、相手まで広がって払戻が跳ねるかを知りたくなりますよね。松阪は400mバンクで、みなし直線は61.5m。カントは34°25′29″です。

10年分の集計では、3連単1万円以上が30.0%、得点1位の選手が4着以下になった割合が28.4%でした。得点1位の選手は3着以内に71.6%残っており、数字だけなら特別に荒れやすい場とは言いにくい結果です。

それでも、1着の決まり手は差しが47.8%。差しで決まったレースの平均配当は19,318円、1万円以上は37.6%でした。得点1位の選手が差しタイプだと4着以下34.6%、ライン先頭なら41.5%まで上がります。長い直線と34°25′29″のカントを持つ松阪で、差しの配当と本命の崩れ方がどこで重なるのかを追います。

松阪競輪の分析データについて

レース結果を当サイトで整え、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-07-22
  • 調べたレース数:7,002レース
  • バンク:400m・みなし直線61.5m・カント34°25′29″
  • 全国・同型場の平均は、各競輪場で集計した数字を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は項目ごとに計算に使ったレース数が違うため、当てはまった件数とレース数を一緒に見ます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

松阪の得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当をまとめます。

そのあとで、逃げ・捲り・差しを得意にする得点1位の選手がどれだけ残るのか、ライン先頭か番手・3番手かで本命着外と払戻がどう変わるのかを比べます。差しの決着が多い松阪で、差しタイプの本命がどんな位置にいると割合が変わるのかを見てみましょう。

松阪競輪は差しが47.8%。平均配当19,318円の決着

松阪の1着の決まり手は、逃げ22.4%(1,552/6,914レース)、捲り29.8%(2,057/6,914レース)、差し47.8%(3,305/6,914レース)でした。差しが最も多く、逃げは4分の1を下回っています。長い直線で後ろの選手が伸びるという松阪の印象に近い数字です。

払戻を比べると、逃げは平均8,396円、中央値2,150円、1万円以上16.4%。捲りは平均16,251円、中央値3,975円、1万円以上28.1%、差しは平均19,318円、中央値5,865円、1万円以上37.6%でした。差しは回数だけでなく、平均・中央値・1万円以上でも高い位置にあります。

差しの多さと高い払戻は、長い直線を持つ松阪のコース情報と重なります。ただ、走路の特徴だけで差しの高配当を説明することはできません。S級かA級か、差しタイプの得点1位の選手が先頭か番手かまでそろえたときに、数字がどこまで残るかを比べます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ22.4%(1,552/6,914レース)8,396円2,150円16.4%22.4%
捲り29.8%(2,057/6,914レース)16,251円3,975円28.1%30.9%
差し47.8%(3,305/6,914レース)19,318円5,865円37.6%46.6%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

松阪競輪の本命成績。得点1位の選手の4着以下は28.4%

松阪競輪の競走得点1位の選手の基本成績と3連単配当を過去データから比較した独自集計図
松阪競輪の競走得点1位の選手の基本成績と3連単配当。記事内の対象レースを独自集計。

この記事でいう本命は、人気1位の選手ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。人気やオッズとは別の基準なので、車券で一番売れている選手と一致しない場合があります。

松阪で得点1位の選手が1着になった割合は37.9%(2,648/6,985レース)、3着以内は71.6%(4,999/6,985レース)、4着以下は28.4%(1,986/6,985レース)でした。3着以内には7割を超えて残りますが、4着以下も約3割あります。

3連単1万円以上は30.0%(2,079/6,928レース)です。本命が3着以内に残ったレースでも、差しで相手が入れば払戻は広がります。松阪の荒れ方を考えるときは、本命が飛んだレースと、差しの相手が配当を押し上げたレースを同じものにしないことが大切です。

松阪競輪の基本数値と同型場比較
項目松阪比較・意味
3連単の平均配当16,125円同型場平均 16,875円
3連単の中央値4,190円同型場の場別中央値平均 4,289円
3連単1万円以上30.0%(2,079/6,928レース)同型場平均 30.7%
得点1位の選手が1着37.9%(2,648/6,985レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.6%(4,999/6,985レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.4%(1,986/6,985レース)同型場平均 28.5%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

松阪競輪の平均配当16,125円。中央値4,190円から普段の払戻を読む

松阪の3連単平均配当は16,125円、中央値は4,190円でした。平均配当は一部の大きな払戻で上がりやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで高配当が多いと決めず、普段のレースがどこに集まるのかも並べます。

5,000円未満は54.2%(3,753/6,928レース)、1万円以上は30.0%(2,079/6,928レース)、5万円以上は7.2%(496/6,928レース)、10万円以上は2.8%(193/6,928レース)でした。半分を超えるレースは5,000円未満で、10万円以上まで伸びるレースは一部です。

決まり手別の中央値は、差し5,865円、捲り3,975円、逃げ2,150円です。差しは平均19,318円だけでなく、中央の金額も逃げや捲りより高くなっています。差しが多く、普段の払戻も高い。松阪ではこの2つを一緒に追える結果になりました。

松阪競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,125円
中央値4,190円
5,000円未満54.2%(3,753/6,928レース)
1万円以上30.0%(2,079/6,928レース)
5万円以上7.2%(496/6,928レース)
10万円以上2.8%(193/6,928レース)

払戻が分かった6,928レースを計算に使っています。

松阪競輪の級班別配当。S級は平均20,189円、1万円以上38.6%

松阪競輪の本命着外と配当を条件別に比べた成績を過去データから比較した独自集計図
松阪競輪の本命着外と配当を条件別に比べた成績。記事内の対象レースを独自集計。

S級の3連単平均配当は20,189円、中央値6,390円、1万円以上38.6%、得点1位の選手の4着以下32.6%でした。A級は平均17,651円、中央値4,625円、1万円以上31.6%、本命着外29.9%。S級はA級より配当も本命着外も高い数字です。

チャレンジは平均11,022円、中央値2,980円、1万円以上22.3%、本命着外25.9%。ガールズは平均7,898円、中央値1,820円、1万円以上13.8%、本命着外11.1%でした。級班をまたぐと払戻の数字も本命の残り方も変わるため、松阪全体の平均を別の級班へそのまま移しません。

場全体の1万円以上は30.0%ですが、S級では38.6%まで上がります。本命の4着以下もS級で32.6%です。差しの多い松阪で高配当を考えるなら、決まり手だけでなく当日の級班を先にそろえる方が、過去の数字を使いやすくなります。

松阪競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級20,189円6,390円38.6%(649/1,681レース)32.6%(551/1,688レース)22,431円
A級17,651円4,625円31.6%(1,016/3,220レース)29.9%(975/3,257レース)18,835円
チャレンジ11,022円2,980円22.3%(352/1,578レース)25.9%(409/1,581レース)11,637円
ガールズ7,898円1,820円13.8%(62/449レース)11.1%(51/459レース)10,376円

級班ごとに調べたレース数が違います。

松阪競輪の得点1位の選手。逃げタイプの3着以内80.7%、差しタイプの4着以下34.6%

得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。逃げタイプの得点1位の選手、捲りタイプの得点1位の選手、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ松阪でどんな成績と払戻になったか比べています。タイプの違う選手の優劣を決める集計ではありません。

逃げタイプの得点1位の選手は、1着51.0%、3着以内80.7%、4着以下19.3%、平均配当8,624円でした。捲りタイプは1着43.2%、3着以内74.0%、4着以下26.0%、平均配当8,064円。差しタイプは1着28.1%、3着以内65.4%、4着以下34.6%、平均配当9,608円です。

差しの決着は47.8%と多いのに、得点1位の選手のタイプ別では逃げタイプが最も残り、差しタイプが最も4着以下になりました。差しの決着を買うことと、差しタイプの本命を信頼することは別です。このずれを、松阪の荒れ方として押さえておきたいところです。

松阪競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ1,37251.0%80.7%19.3%8,624円17.0%
差し3,24028.1%65.4%34.6%9,608円20.8%
捲り1,18243.2%74.0%26.0%8,064円16.9%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

松阪競輪では、S級・A級・チャレンジで差しタイプの着外が続く

S級では、逃げタイプの得点1位の選手の4着以下が29.8%、平均配当6,189円でした。捲りタイプは26.7%、4,899円、差しタイプは35.6%、7,341円です。S級では差しタイプの本命着外が最も高くなっています。

A級では逃げタイプの4着以下が20.5%、平均配当8,318円。捲りタイプは28.1%、9,691円、差しタイプは34.2%、10,753円でした。チャレンジでは逃げタイプ13.6%、9,967円、捲りタイプ16.9%、9,694円、差しタイプ34.2%、9,919円です。

S級・A級・チャレンジのどの級班でも、差しタイプの本命着外は逃げタイプより高くなりました。平均配当が一番高いのはA級の差しタイプ10,753円です。松阪の長い直線と差しの多さを考えるときも、級班で数字を切り分けると、どこで荒れやすさが目立つのかが具体的になります。

松阪競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ20529.8%6,189円14.4%
S級差し92635.6%7,341円16.1%
S級捲り39726.7%4,899円12.9%
A級逃げ65420.5%8,318円17.4%
A級差し1,67134.2%10,753円21.9%
A級捲り61328.1%9,691円17.6%
チャレンジ逃げ51313.6%9,967円17.6%
チャレンジ差し64334.2%9,919円24.6%
チャレンジ捲り17216.9%9,694円23.8%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

松阪競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下41.5%

得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レース中の役割は変わります。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の動きに乗って最後に伸びる形です。松阪では、差しタイプが先頭にいる形で本命着外が大きく動きました。

ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下が19.1%、平均配当8,706円。捲りタイプは25.7%、7,699円、差しタイプは41.5%、9,423円でした。差しタイプが先頭にいると、4着以下が4割を超えます。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下が32.7%、平均配当9,661円、捲りタイプは27.7%、10,831円でした。先頭の差しタイプ41.5%より低い数字です。長い直線で差す力を持つ選手でも、先頭を走る形では本命着外が増えた。松阪では、得意戦法とライン位置の組み合わせを見る意味があります。

松阪競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,33219.1%8,706円17.2%
先頭差し72341.5%9,423円21.2%
先頭捲り1,04525.7%7,699円16.8%
番手・3番手逃げ4027.5%5,909円12.5%
番手・3番手差し2,51732.7%9,661円20.7%
番手・3番手捲り13727.7%10,831円17.6%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

松阪競輪の荒れ方は、差しの決着と先頭の差しタイプに出る

松阪の3連単1万円以上は30.0%、平均配当16,125円、中央値4,190円。得点1位の選手の4着以下は28.4%でした。全レースをまとめた数字だけなら、本命が特に飛びやすい場とは言いにくい結果です。

一方で、差しは1着の47.8%、平均配当19,318円、中央値5,865円、1万円以上37.6%。S級では平均配当20,189円、本命着外32.6%。得点1位の選手では差しタイプの4着以下34.6%、ライン先頭にいると41.5%まで上がりました。

松阪は、差しが多いから全レースが荒れる場ではありません。逃げタイプの本命は3着以内80.7%とよく残っています。それでも差しで決まったときの払戻は高く、差しタイプの本命が先頭にいると着外も増える。長い直線とカント34°25′29″の松阪では、この2つが重なる形に荒れ方のヒントがあります。

松阪競輪は荒れる?直線61.5mで差しの配当と本命着外を読む

松阪は400mで、みなし直線61.5m、カント34°25′29″です。3連単1万円以上は30.0%、得点1位の選手の4着以下は28.4%。基本数字だけなら、毎回波乱になる場とは言いにくい結果です。

ただ、差しは1着の47.8%を占め、平均配当19,318円、中央値5,865円、1万円以上37.6%。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下41.5%でした。差しの決着と差しタイプの本命を同じ意味にせず、2つの数字が近いレースを探します。

松阪で出走表を開いたら、まず級班とラインの並びを見て、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たるかを見てみましょう。差しタイプが先頭にいるなら、4着以下41.5%と差しの高配当に近い形かを考える。長い直線とカントの数字を決まり手に合わせていくと、松阪で警戒したいレースの輪郭がはっきりしてきます。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。