福井競輪の決まり手|差し41.7%・平均配当23,948円を検証
福井は400m・みなし直線52.8mの短直線バンクです。短い直線なら前の選手が残りそうですが、1着の決まり手で最も多かったのは差しの41.7%。差しの平均配当も23,948円と、逃げ・捲りより高くなりました。
とはいえ、福井全体の3連単1万円以上は31.2%で、同じ400m・短直線グループの平均31.6%とほぼ同じ。本命の4着以下も27.9%で同型場平均28.4%と近い数字です。場全体が特別に荒れるというより、決まり手の中身に読みどころがあります。
短直線のイメージと差しの多さは、どこまで重なるのか。平均配当だけでなく中央値、本命の得意戦法、級班、ライン内の位置まで比べ、福井で数字が動いたところを見てみましょう。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。
- 対象期間:2016-03-14〜2025-09-24
- 調べたレース数:4,957レース
- バンク:400m・短直線・みなし直線52.8m・カント31°28′37″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
福井の逃げ・捲り・差しの決着割合と、その決着で出た3連単の平均配当・中央値・1万円以上の割合を比べます。
得点1位の選手の基本成績、得意戦法別・級班別・ライン位置別の成績と払戻も掲載します。
短直線なら逃げが有利なのか、差しの多さが高配当と関係するのかを、バンクの数字だけで決めず、実際のレース結果と比べます。
福井競輪のバンク特徴|400m・みなし直線52.8m・カント31°28′37″
福井は400mバンクで、みなし直線は52.8m、カントは31°28′37″です。400mの中では短直線にあたり、最後の直線で後ろの選手が一気に伸びるより、前の選手が粘る展開を想像しやすい形です。
実際の1着決まり手は逃げ24.0%、捲り34.3%、差し41.7%。差しが最も多く、短直線の印象だけでは説明しきれない結果になっています。差しが多いことが高配当につながっているのか、払戻まで一緒に比べます。
差しの平均配当は23,948円、中央値6,710円、1万円以上39.7%。逃げは平均8,331円、中央値2,540円、1万円以上18.4%。捲りは平均15,234円、中央値4,150円、1万円以上29.8%でした。福井では、差しの回数と高配当が同じ方向へ出ています。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 24.0%(1,186/4,932レース) | 8,331円 | 2,540円 | 18.4% | 23.7% |
| 捲り | 34.3%(1,690/4,932レース) | 15,234円 | 4,150円 | 29.8% | 31.4% |
| 差し | 41.7%(2,056/4,932レース) | 23,948円 | 6,710円 | 39.7% | 44.9% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
福井競輪の3連単配当|平均17,325円、中央値4,380円
福井の3連単平均配当は17,325円、中央値は4,380円でした。5,000円未満が53.1%(2,628/4,946レース)、1万円以上が31.2%(1,545/4,946レース)、5万円以上8.1%、10万円以上3.4%。普段の払戻は5,000円未満が中心です。
平均17,325円と中央値4,380円に開きがあるので、大きな払戻が一部に混ざっています。平均だけを見て福井全体を高配当の場と呼ぶより、中央値と金額帯でいつもの払戻を押さえ、どの決まり手で平均が上がるのかを見てみましょう。
同じ400m・短直線グループの平均配当は17,234円、中央値4,542円、1万円以上31.6%。福井の平均と1万円以上は同型場平均とほぼ同じで、中央値は少し下です。福井の個性は場全体の配当より、差しの決着へ表れています。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 17,325円 |
| 中央値 | 4,380円 |
| 5,000円未満 | 53.1%(2,628/4,946レース) |
| 1万円以上 | 31.2%(1,545/4,946レース) |
| 5万円以上 | 8.1%(400/4,946レース) |
| 10万円以上 | 3.4%(168/4,946レース) |
払戻が分かった4,946レースを分母にしています。
福井競輪の基本成績|得点1位の選手は3着以内72.1%
得点1位の選手は、出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手です。福井では1着39.2%(1,939/4,945レース)、3着以内72.1%(3,567/4,945レース)、4着以下27.9%(1,378/4,945レース)でした。
同型場平均の本命4着以下は28.4%で、福井との差は0.5%。ほぼ同じと考えてよい範囲です。短直線だから本命が残りやすい、あるいは差しが多いから本命が飛びやすいと、場全体の数字だけで決められる結果ではありません。
3連単1万円以上も31.2%で同型場平均31.6%とほぼ同じ。本命の着外と高配当はどちらも福井だけ大きく動いていないため、ここから決まり手・級班・本命のタイプを並べて、どこに差があるのかを絞ります。
| 項目 | 福井 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 17,325円 | 同型場平均 17,234円 |
| 3連単の中央値 | 4,380円 | 同型場の場別中央値平均 4,542円 |
| 3連単1万円以上 | 31.2%(1,545/4,946レース) | 同型場平均 31.6% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.2%(1,939/4,945レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.1%(3,567/4,945レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.9%(1,378/4,945レース) | 同型場平均 28.4% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
福井競輪の得点1位の選手|逃げタイプの3着以内は81.9%
得点1位の選手を、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどの回数が最も多かったかによって分類しました。タイプ同士を直接ぶつけるのではなく、それぞれのタイプの得点1位の選手の成績と払戻を比べています。
逃げタイプは1着54.1%、3着以内81.9%、4着以下18.1%、平均配当8,905円。捲りタイプは1着45.9%、3着以内74.0%、4着以下26.0%、平均配当8,052円。差しタイプは1着26.6%、3着以内64.7%、4着以下35.3%、平均配当8,941円でした。
短直線の福井で逃げタイプの得点1位の選手が最も残りやすい結果は、走路のイメージとも合います。一方、1着決まり手は差し41.7%が最多。前の選手が残るレースと、最後に差しで決まるレースが同じ場にあるため、決まり手と本命タイプは別に読む必要があります。
差しタイプの4着以下は35.3%で、逃げタイプより17.2%高くなりました。平均配当は差しタイプ8,941円で、逃げタイプ8,905円とほぼ同じ。差しタイプの本命が飛びやすいことと、払戻が高くなることは、福井では同じ幅で動いていません。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 捲り | 996 | 45.9% | 74.0% | 26.0% | 8,052円 | 14.2% |
| 差し | 2,273 | 26.6% | 64.7% | 35.3% | 8,941円 | 17.3% |
| 逃げ | 986 | 54.1% | 81.9% | 18.1% | 8,905円 | 15.2% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
福井競輪の級班別配当|S級平均20,162円、A級1万円以上34.7%
級班別の平均配当はS級20,162円、A級18,960円、チャレンジ12,277円、ガールズ8,218円でした。1万円以上はS級36.5%、A級34.7%、チャレンジ20.6%、ガールズ15.6%。S級とA級が福井全体の配当を押し上げています。
得点1位の選手が4着以下になった割合はS級32.1%、A級29.4%、チャレンジ24.4%、ガールズ6.8%。S級は高配当の割合が最も高く、本命の着外もチャレンジやガールズより多い結果です。短直線で本命が残るイメージがあっても、級班が違えば数字は別になります。
ガールズは平均8,218円、中央値2,045円、1万円以上15.6%、本命4着以下6.8%。ガールズは別に集計した数字で、S級・A級・チャレンジと同じ平均に混ぜていません。当日のレース区分に合う数字を使います。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 20,162円 | 5,585円 | 36.5%(562/1,538レース) | 32.1%(495/1,543レース) | 22,356円 |
| A級 | 18,960円 | 5,345円 | 34.7%(728/2,100レース) | 29.4%(616/2,095レース) | 17,168円 |
| チャレンジ | 12,277円 | 2,585円 | 20.6%(209/1,014レース) | 24.4%(247/1,011レース) | 12,178円 |
| ガールズ | 8,218円 | 2,045円 | 15.6%(46/294レース) | 6.8%(20/296レース) | 9,648円 |
級班ごとに分母が異なります。
福井競輪の得意戦法別成績|チャレンジの差しタイプは4着以下38.4%
級班ごとに得意戦法を並べると、差しタイプの得点1位の選手が4着以下になった割合はS級36.0%、A級33.8%、チャレンジ38.4%でした。逃げタイプはS級22.9%、A級21.4%、チャレンジ12.1%。福井ではどの級班でも差しタイプの着外が逃げタイプより多くなっています。
S級の差しタイプは平均配当7,235円、1万円以上14.4%、逃げタイプは平均6,501円、1万円以上14.9%。差しタイプの本命が飛びやすくても、1万円以上の割合は逃げタイプとほぼ同じです。
チャレンジの差しタイプは平均15,386円、1万円以上25.6%。逃げタイプは平均10,519円、1万円以上15.5%でした。対象は差し359レース、逃げ381レースで、差しタイプの着外と高配当が同じ方向へ出ています。短直線で差しが多いという場全体の特徴が、チャレンジでよりはっきり表れた数字です。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 捲り | 420 | 29.5% | 8,302円 | 13.7% |
| S級 | 差し | 826 | 36.0% | 7,235円 | 14.4% |
| S級 | 逃げ | 175 | 22.9% | 6,501円 | 14.9% |
| A級 | 捲り | 408 | 24.8% | 6,523円 | 12.5% |
| A級 | 差し | 1,088 | 33.8% | 8,106円 | 16.7% |
| A級 | 逃げ | 430 | 21.4% | 8,453円 | 15.1% |
| チャレンジ | 捲り | 168 | 20.2% | 11,156円 | 19.8% |
| チャレンジ | 差し | 359 | 38.4% | 15,386円 | 25.6% |
| チャレンジ | 逃げ | 381 | 12.1% | 10,519円 | 15.5% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
福井競輪で本命が飛ぶ場面|ライン先頭の差しタイプは41.4%
得点1位の選手がラインの先頭にいるとき、逃げタイプの4着以下は17.6%、捲りタイプ26.1%、差しタイプ41.4%でした。先頭の差しタイプは538レースで、平均配当10,221円、1万円以上18.4%。差しタイプが先頭で前を踏む形では、本命の着外と払戻がともに高めです。
番手・3番手の差しタイプは4着以下33.4%、平均配当8,545円、1万円以上17.0%。先頭の差しタイプより着外率も平均配当も低くなりました。番手・3番手の捲りタイプは95レースなので、25.3%は参考値として扱います。
短直線では前の選手が有利という印象がありますが、得点1位の選手が差しタイプで先頭にいると、過去の本命成績は大きく崩れています。福井の荒れ方を考えるときは、ラインの長さだけでなく、本命の選手がどの位置でどの戦法を得意にしているかを見てみましょう。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 捲り | 901 | 26.1% | 8,327円 | 14.4% |
| 先頭 | 差し | 538 | 41.4% | 10,221円 | 18.4% |
| 先頭 | 逃げ | 970 | 17.6% | 8,911円 | 15.3% |
| 番手・3番手 | 捲り | 95 | 25.3% | 5,432円 | 12.8% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,735 | 33.4% | 8,545円 | 17.0% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
福井競輪の出走表で確かめたいこと|短直線でも差しを外さない
福井の出走表を開いたら、まず級班を見てみましょう。S級の1万円以上36.5%、A級34.7%、チャレンジ20.6%。当日のレースがどの数字に近いかで、同じ差しの並びでも払戻の基準が変わります。
次に得点1位の選手の得意戦法とライン内の位置を見てみましょう。逃げタイプの3着以内81.9%、差しタイプ64.7%、先頭の差しタイプ4着以下41.4%。短直線だから逃げだけを重くするのではなく、差しタイプが先頭にいるかも見落としません。
最後に、逃げ・捲り・差しのどの決着になりそうかを考えます。差し41.7%、平均配当23,948円、中央値6,710円は福井の特徴ですが、当日のラインが同じ展開になると決まったわけではありません。近い条件の数字を選び、対象レース数も一緒に見てみましょう。
0.何%程度の小さな差は、ほぼ同じとして扱います。3連単1万円以上31.2%と同型場平均31.6%、本命4着以下27.9%と同型場平均28.4%は、福井だけの荒れやすさを示すほどの開きではありません。差しの払戻、チャレンジの差しタイプ、先頭の差しタイプのように複数の数字が動いたところを重く置きます。
福井競輪は荒れる?|場全体は平均的、差しと本命の位置で変わる
福井全体の3連単1万円以上は31.2%、平均配当17,325円で、同型場平均とほぼ同じ。本命の4着以下27.9%も同型場平均28.4%と近いので、福井をいつも荒れる競輪場とは言いにくい結果です。
それでも、1着決まり手では差し41.7%、平均配当23,948円、1万円以上39.7%。チャレンジの差しタイプは4着以下38.4%、1万円以上25.6%、ライン先頭の差しタイプは4着以下41.4%・平均配当10,221円でした。短直線の印象だけでは見えない数字が、差しを軸に集まっています。
得点1位の選手は3着以内72.1%なので、全レースで本命を疑う必要はありません。級班、得意戦法、ライン内の位置が過去に数字の動いた条件と重なっているときだけ、福井の決まり手データを予想へ生かしてください。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。