大宮競輪は荒れる?500mで差し55.6%・平均配当19,682円を検証
大宮競輪で「荒れるかも」と感じたとき、500mの長さは気になるところです。長い周回を走った逃げがそのまま残るのか、それとも最後の直線で差しや捲りが届くのか。大宮はみなし直線66.7m、カント26°16′40″です。
過去の集計では、3連単1万円以上が35.0%、得点1位の選手が4着以下になった割合が30.1%でした。どちらも、買い目を決めるだけの数字ではありません。高配当の出方と、本命が崩れた場面を一緒にたどる必要があります。
大宮で目を引くのは、1着の決まり手で差しが55.6%を占め、平均配当も25,548円だったことです。差しが多いだけで荒れると決めてよいのか。得点1位の選手のタイプ、級班、ラインの位置まで比べて、大宮らしい波乱の形を探ります。
レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。
- 対象期間:2016-01-16〜2026-06-06
- 調べたレース数:5,422レース
- バンク:500m・みなし直線66.7m・カント26°16′40″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
大宮の3連単の平均配当と中央値、本命にあたる得点1位の選手の基本成績、級班ごとの違いをまとめます。
その後で、逃げ・捲り・差しのどの戦法を得意にする得点1位の選手が残りやすいのか、ラインの先頭か番手・3番手かで払戻がどう変わるのかを比べます。500mのイメージと実際の数字が重なるところ、ずれるところの両方を大宮の特徴として書き出します。
大宮競輪の荒れ方は、差しの多さと払戻に表れている?
大宮の1着の決まり手は、逃げ18.8%(1,009/5,360レース)、捲り25.6%(1,370/5,360レース)、差し55.6%(2,981/5,360レース)でした。まず目に入るのは、差しが半分を超えていることです。長い500mを走ったあと、最後の直線で前の選手を交わす決着が多かったという結果です。
ただ、差しが多いことと、差しのレースがすべて高配当になることは別です。大宮の差しは平均配当25,548円、中央値7,380円、1万円以上42.7%。逃げは平均10,181円、中央値2,815円、1万円以上22.1%でした。多さと払戻の両方で差しが目立つため、ここが大宮の荒れ方を考える入口になります。
500mだから逃げが不利、差しが有利、と先に決めるのは早いでしょう。級班やラインの形が変われば、同じ差しでも選手の位置や相手関係は変わります。決まり手の数字は、大宮でどんな決着が多く、どの決着で払戻が広がったかを知る手がかりとして使います。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 18.8%(1,009/5,360レース) | 10,181円 | 2,815円 | 22.1% | 21.1% |
| 捲り | 25.6%(1,370/5,360レース) | 14,201円 | 4,380円 | 28.5% | 28.3% |
| 差し | 55.6%(2,981/5,360レース) | 25,548円 | 7,380円 | 42.7% | 50.5% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
大宮競輪の本命成績。得点1位の選手は4着以下30.1%
ここでいう本命は人気1位ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。その選手が1着まで勝ち切ったのか、3着以内に残ったのか、4着以下になったのかを同じ基準で並べます。
大宮で得点1位の選手が1着になった割合は37.9%(2,051/5,411レース)、3着以内は69.9%(3,780/5,411レース)、4着以下は30.1%(1,631/5,411レース)でした。勝ち切る割合は4割に届かない一方で、3着以内にはおよそ7割が残っています。
3連単1万円以上は35.0%(1,886/5,383レース)でした。本命が3着以内に残ったレースでも、相手の入り方次第で払戻は広がります。大宮では、本命が飛んだかどうかだけでなく、本命が残ったのに配当が高くなった決着も含めて荒れ方を考えます。
| 項目 | 大宮 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 19,682円 | 同型場平均 16,161円 |
| 3連単の中央値 | 5,460円 | 同型場の場別中央値平均 4,038円 |
| 3連単1万円以上 | 35.0%(1,886/5,383レース) | 同型場平均 29.0% |
| 得点1位の選手が1着 | 37.9%(2,051/5,411レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 69.9%(3,780/5,411レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 30.1%(1,631/5,411レース) | 同型場平均 28.1% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
大宮競輪の平均配当19,682円。中央値5,460円との差は?
大宮の3連単平均配当は19,682円、中央値は5,460円でした。平均は大きな払戻が一度出るだけでも上がりますが、中央値は払戻を小さい順に並べた真ん中の金額です。普段のレースに近い水準を知るには、2つを並べるのが分かりやすいでしょう。
5,000円未満は47.7%(2,566/5,383レース)、1万円以上は35.0%(1,886/5,383レース)、5万円以上は8.7%(469/5,383レース)、10万円以上は3.5%(187/5,383レース)でした。半分近くは5,000円未満で、平均配当だけを見て「いつも大穴」と考える数字ではありません。
それでも1万円以上が35.0%あるため、配当が広がるレースは少なくありません。差しの中央値が7,380円だったことを合わせると、大宮では差し決着が多いだけでなく、その決着の払戻も普段の水準より上に出やすかったことが分かります。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 19,682円 |
| 中央値 | 5,460円 |
| 5,000円未満 | 47.7%(2,566/5,383レース) |
| 1万円以上 | 35.0%(1,886/5,383レース) |
| 5万円以上 | 8.7%(469/5,383レース) |
| 10万円以上 | 3.5%(187/5,383レース) |
払戻が分かった5,383レースを分母にしています。
大宮競輪の級班別配当。S級は平均25,733円で1万円以上39.9%
級班ごとに数字を置くと、S級の平均配当は25,733円、中央値7,070円、1万円以上39.9%、得点1位の選手の4着以下32.3%でした。A級は平均21,133円、中央値6,390円、1万円以上39.5%、4着以下32.6%です。
チャレンジは平均12,360円、中央値3,490円、1万円以上25.9%、4着以下28.3%。ガールズは平均9,642円、中央値2,180円、1万円以上17.2%、4着以下10.9%でした。ガールズは別に集計しているため、S級・A級・チャレンジの数字と同じ土俵に置かず、そのレースの種類の中で読みます。
S級とA級は1万円以上が4割近く、本命の4着以下も3割を超えています。大宮の平均配当19,682円をそのまま全レースへ広げず、当日の級班がどの数字に近いかを見ておきたい方が、予想には使いやすいでしょう。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 25,733円 | 7,070円 | 39.9%(623/1,560レース) | 32.3%(507/1,569レース) | 19,778円 |
| A級 | 21,133円 | 6,390円 | 39.5%(881/2,231レース) | 32.6%(731/2,240レース) | 17,344円 |
| チャレンジ | 12,360円 | 3,490円 | 25.9%(317/1,222レース) | 28.3%(348/1,230レース) | 11,138円 |
| ガールズ | 9,642円 | 2,180円 | 17.2%(58/337レース) | 10.9%(37/339レース) | 9,721円 |
級班ごとに分母が異なります。
大宮競輪の得点1位の選手。逃げタイプは残り、差しタイプは崩れやすい
得点1位の選手は、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。比べているのはタイプの違う選手同士の優劣ではなく、それぞれのタイプに当たる得点1位の選手が大宮でどんな成績と払戻になったかです。
逃げタイプの得点1位の選手は、1着49.5%、3着以内77.2%、4着以下22.8%、平均配当8,622円でした。捲りタイプは1着43.8%、3着以内70.4%、4着以下29.6%、平均配当7,816円。差しタイプは1着28.6%、3着以内66.0%、4着以下34.0%、平均配当9,452円です。
500mでは差しが届く印象が強く、差しタイプの得点1位の選手に期待したくなる場面もあります。ところが、大宮の得点1位の選手の成績だけを比べると、逃げタイプの3着以内77.2%が最も高く、差しタイプの4着以下34.0%が最も高い結果でした。決まり手の多さと、本命の得意戦法は同じ方向を向いていません。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 差し | 2,621 | 28.6% | 66.0% | 34.0% | 9,452円 | 20.5% |
| 捲り | 950 | 43.8% | 70.4% | 29.6% | 7,816円 | 14.2% |
| 逃げ | 975 | 49.5% | 77.2% | 22.8% | 8,622円 | 17.3% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
S級・A級・チャレンジで、得意戦法と本命着外の関係は変わる
級班をそろえると、差しタイプの得点1位の選手の4着以下はS級31.5%、A級34.7%、チャレンジ36.6%でした。差しタイプの平均配当はS級8,473円、A級8,278円、チャレンジ14,033円です。大宮では、差しタイプの本命が崩れた割合も、崩れたときの払戻もチャレンジで目立ちました。
逃げタイプはS級の4着以下29.6%、平均配当5,142円、A級24.3%、8,973円、チャレンジ18.1%、9,732円。捲りタイプはS級33.9%、6,106円、A級31.5%、7,183円、チャレンジ17.1%、12,484円でした。
500mという同じ条件でも、級班が違えば数字の並びは変わります。S級では捲りタイプの4着以下が高く、チャレンジでは差しタイプの平均配当が高い。大宮のバンクだけでなく、当日の級班と得点1位の選手のタイプをそろえてから、過去の数字と照らし合わせます。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 差し | 904 | 31.5% | 8,473円 | 16.5% |
| S級 | 捲り | 369 | 33.9% | 6,106円 | 11.6% |
| S級 | 逃げ | 162 | 29.6% | 5,142円 | 11.7% |
| A級 | 差し | 1,214 | 34.7% | 8,278円 | 19.3% |
| A級 | 捲り | 394 | 31.5% | 7,183円 | 12.2% |
| A級 | 逃げ | 437 | 24.3% | 8,973円 | 17.8% |
| チャレンジ | 差し | 503 | 36.6% | 14,033円 | 30.5% |
| チャレンジ | 捲り | 187 | 17.1% | 12,484円 | 23.7% |
| チャレンジ | 逃げ | 376 | 18.1% | 9,732円 | 19.1% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
大宮競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下41.9%
得点1位の選手の得意戦法が分かっても、ラインのどこを走るかでレースの形は変わります。先頭なら自分で前へ踏む役割、番手・3番手なら前の選手の後ろから伸びる役割です。大宮では、この位置の違いを数字に合わせると差しタイプの崩れ方がはっきりしました。
ライン先頭の得点1位の選手は、差しタイプの4着以下が41.9%、平均配当10,513円。捲りタイプは29.4%、7,959円、逃げタイプは22.6%、8,160円でした。差しを得意にする選手が先頭でレースを動かす形では、得点1位の選手が4着以下になる割合が大きく上がっています。
番手・3番手では、差しタイプの4着以下が31.6%、平均配当9,146円、捲りタイプは30.6%、6,734円でした。先頭の差しタイプ41.9%と比べると、位置だけで数字が変わります。ラインの後ろを走る差しタイプが残りやすい、という読み方をすぐに決めるのではなく、当日の並びとタイプが合っているかを見ておきたい材料です。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 差し | 589 | 41.9% | 10,513円 | 27.1% |
| 先頭 | 捲り | 839 | 29.4% | 7,959円 | 13.8% |
| 先頭 | 逃げ | 949 | 22.6% | 8,160円 | 17.1% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,032 | 31.6% | 9,146円 | 18.6% |
| 番手・3番手 | 捲り | 111 | 30.6% | 6,734円 | 17.3% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
大宮競輪の荒れを読むなら、500mの印象だけで逃げを消さない
大宮の3連単1万円以上は35.0%、平均配当19,682円、中央値5,460円。得点1位の選手の4着以下は30.1%でした。高配当は一定数ありますが、すべてのレースで本命が崩れる競輪場という数字ではありません。
一方で、差しは1着の55.6%、平均配当25,548円、中央値7,380円、1万円以上42.7%でした。得点1位の選手では逃げタイプが3着以内77.2%と残りやすい反面、差しタイプは4着以下34.0%。さらに差しタイプがライン先頭にいると4着以下41.9%まで上がります。ここに、大宮の荒れ方を考える材料があります。
当日の出走表では、まず級班とラインを見てみましょう。そのうえで得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たり、先頭か番手・3番手かを見てみましょう。500mだから差し、という一言で終わらせず、過去に差が出た組み合わせが当日の並びにあるかを考えるのが大宮の読み方です。
大宮競輪は荒れる?差しの払戻と本命の位置を並べて判断
大宮は500mで、みなし直線は66.7m、カントは26°16′40″です。3連単1万円以上35.0%、得点1位の選手の4着以下30.1%という基本数字からは、高配当と本命の崩れがともに一定数ある場だと分かります。
数字を深掘りすると、差しの決着が多く、平均配当と中央値も高めでした。ただし、得点1位の選手は逃げタイプの方が残りやすく、差しタイプは先頭にいると4着以下が41.9%まで上がります。バンクの印象と本命のタイプが同じ方向を向く場面、逆にずれる場面の両方があります。
大宮で予想に数字を持ち込むなら、平均配当だけで買い目を決めないことです。級班、得意戦法、ライン内の位置をそろえ、過去の差しの払戻や本命着外の数字に近い形かを見てみましょう。条件が重なったときに、荒れる可能性を考える理由が増えます。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。