大宮競輪の決まり手|差し55.6%・差しの平均配当25,548円を比較
大宮は差しが多い競輪場です。では、その差しは本当に大宮の荒れ方を表しているのでしょうか。500mの周回で先行した選手が最後に止まり、後ろの選手が届くのか。それとも人気どおりの番手差しが多いだけなのか。
過去の集計では、1着の決まり手は差し55.6%、差しの平均配当は25,548円、中央値は7,380円でした。逃げは18.8%・平均10,181円、捲りは25.6%・14,201円。大宮では、差しが多いだけでなく、払戻も高い側へ寄っています。
大宮は500mバンクで、みなし直線66.7m、カント26°16′40″です。決まり手の割合、得点1位の選手の成績、得意戦法、級班、ライン上の位置を順番に比べ、差しが高配当へ出る場面を具体的にまとめます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。
- 対象期間:2016-01-16〜2026-06-06
- 調べたレース数:5,422レース
- バンク:500m・みなし直線66.7m・カント26°16′40″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
大宮の逃げ・捲り・差しの決着率と、それぞれの平均配当・中央値・1万円以上の割合を比べます。
得点1位の選手がどの戦法を得意にしていたか、S級・A級・チャレンジで数字が変わったか、先頭と番手・3番手でどう違ったかを見てみましょう。
差しが多いという一つの数字で終わらせず、500mの周回で誰が脚を使い、誰の差しが届いたのかを出走表に合わせて使える形にします。
大宮の3連単配当|平均19,682円・中央値5,460円
大宮の3連単平均配当は19,682円、中央値は5,460円でした。5,000円未満は47.7%、1万円以上は35.0%、5万円以上は8.7%、10万円以上は3.5%。平均は高めですが、普段の払戻の中心は中央値に近い金額です。
平均と中央値が離れているのは、高い払戻が時々出て平均を押し上げているからです。大宮で『荒れる』を考えるときは、平均だけでなく1万円以上や5万円以上の割合も並べると、どの程度の高配当が出ているのか分かります。
決まり手別では差しの平均配当が25,548円と全体を上回り、中央値も7,380円でした。差しは少数の大穴だけで高くなったのではなく、差しで決まったレース全体が少し高い側に出ています。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 19,682円 |
| 中央値 | 5,460円 |
| 5,000円未満 | 47.7%(2,566/5,383レース) |
| 1万円以上 | 35.0%(1,886/5,383レース) |
| 5万円以上 | 8.7%(469/5,383レース) |
| 10万円以上 | 3.5%(187/5,383レース) |
払戻が分かった5,383レースを分母にしています。
大宮競輪の決まり手|差し55.6%が最多、逃げは18.8%
1着の決まり手は差し55.6%(2,981/5,360レース)、捲り25.6%(1,370/5,360レース)、逃げ18.8%(1,009/5,360レース)でした。差しが半分を超え、逃げは2割を下回ります。500mの周回で先行した選手が、最後の伸びで交わされる形を思い浮かべやすい数字です。
逃げの平均配当は10,181円、中央値2,815円、1万円以上22.1%。捲りは14,201円・4,380円・28.5%、差しは25,548円・7,380円・42.7%。差しは回数、平均、中央値、1万円以上のすべてで高い側です。
ただし、差しが高い原因を500mだけに決めません。S級かA級か、得点1位の選手が先頭で長い距離を踏んだのか、番手で前の選手を使えたのか。決まり手の後ろにある並びまで見てみましょう。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 18.8%(1,009/5,360レース) | 10,181円 | 2,815円 | 22.1% | 21.1% |
| 捲り | 25.6%(1,370/5,360レース) | 14,201円 | 4,380円 | 28.5% | 28.3% |
| 差し | 55.6%(2,981/5,360レース) | 25,548円 | 7,380円 | 42.7% | 50.5% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
得点1位の選手の基本成績|4着以下30.1%・1万円以上35.0%
大宮で得点1位の選手が1着になった割合は37.9%(2,051/5,411レース)、3着以内は69.9%(3,780/5,411レース)、4着以下は30.1%(1,631/5,411レース)でした。人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高い選手を本命として集計しています。
本命の選手が3着以内に残る割合は約7割ですが、1着まで届く割合は4割弱。相手の選手が1着や2着へ入れば、3連単の払戻は広がります。差し55.6%の中には、本命の選手が残る番手差しと、本命の選手が崩れる別線の差しが混ざっています。
同型場平均の本命4着以下は28.1%、1万円以上は29.0%。大宮は本命の着外30.1%、1万円以上35.0%です。差しの多さだけでなく、本命の選手が崩れる割合と高配当の割合が同じ方向へ出ている点を、決まり手と一緒に読みます。
| 項目 | 大宮 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 19,682円 | 同型場平均 16,161円 |
| 3連単の中央値 | 5,460円 | 同型場の場別中央値平均 4,038円 |
| 3連単1万円以上 | 35.0%(1,886/5,383レース) | 同型場平均 29.0% |
| 得点1位の選手が1着 | 37.9%(2,051/5,411レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 69.9%(3,780/5,411レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 30.1%(1,631/5,411レース) | 同型場平均 28.1% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
得点1位の選手の得意戦法|差しタイプは4着以下34.0%
出走時点の直近4か月で、逃げ・捲り・差しの回数が最も多かった戦法を、得点1位の選手の得意戦法として分類しました。逃げタイプ・捲りタイプ・差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ同じ基準で比べています。
逃げタイプの得点1位の選手は、1着49.5%、3着以内77.2%、4着以下22.8%、平均配当8,622円。捲りタイプは43.8%・70.4%・29.6%・7,816円。差しタイプは28.6%・66.0%・34.0%・9,452円でした。
大宮では差しの決着が55.6%と多いのに、差しタイプの得点1位の選手は逃げタイプほど残れていません。差しで1着になる選手が、得点1位の選手とは別の選手だったレースが含まれるためです。『差しが多い』と『差しタイプの本命が強い』を混同しないようにします。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 差し | 2,621 | 28.6% | 66.0% | 34.0% | 9,452円 | 20.5% |
| 捲り | 950 | 43.8% | 70.4% | 29.6% | 7,816円 | 14.2% |
| 逃げ | 975 | 49.5% | 77.2% | 22.8% | 8,622円 | 17.3% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
S級・A級・チャレンジ|差しタイプの本命と払戻を比べる
S級では、差しタイプの得点1位の選手の4着以下が31.5%、平均配当8,473円。捲りタイプは33.9%・6,106円、逃げタイプは29.6%・5,142円でした。S級の差しタイプは、着外率が逃げタイプより高い一方、平均配当も少し高い側です。
A級では差し34.7%・8,278円、捲り31.5%・7,183円、逃げ24.3%・8,973円。チャレンジでは差し36.6%・14,033円、捲り17.1%・12,484円、逃げ18.1%・9,732円でした。差しタイプの着外率と払戻は、級班によって動き方が違います。
チャレンジの差しタイプは、4着以下36.6%で平均配当14,033円。大宮全体の差しタイプより本命の選手が崩れやすく、払戻も高い数字です。ただし、対象レース数や選手構成が違うため、S級・A級へそのまま広げず、当日の級班と近い数字として扱います。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 差し | 904 | 31.5% | 8,473円 | 16.5% |
| S級 | 捲り | 369 | 33.9% | 6,106円 | 11.6% |
| S級 | 逃げ | 162 | 29.6% | 5,142円 | 11.7% |
| A級 | 差し | 1,214 | 34.7% | 8,278円 | 19.3% |
| A級 | 捲り | 394 | 31.5% | 7,183円 | 12.2% |
| A級 | 逃げ | 437 | 24.3% | 8,973円 | 17.8% |
| チャレンジ | 差し | 503 | 36.6% | 14,033円 | 30.5% |
| チャレンジ | 捲り | 187 | 17.1% | 12,484円 | 23.7% |
| チャレンジ | 逃げ | 376 | 18.1% | 9,732円 | 19.1% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
ラインの位置|先頭の差しタイプは4着以下41.9%
500mの大宮では、得点1位の選手がラインの先頭にいるか、番手・3番手にいるかを必ず見ておきたいところです。先頭なら長い周回を自分で踏み、番手・3番手なら前の選手を使って最後に伸びます。
先頭の得点1位の選手では、逃げタイプの4着以下22.6%・平均配当8,160円、捲りタイプ29.4%・7,959円、差しタイプ41.9%・10,513円でした。長い周回を先頭で走る差しタイプは、逃げタイプより本命の選手が崩れやすく、払戻も高い側です。
番手・3番手では、差しタイプ31.6%・9,146円、捲りタイプ30.6%・6,734円。先頭の差しタイプより4着以下が低く、差しを得意にする選手は前の仕掛けを使える位置の方が残りやすい結果です。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 差し | 589 | 41.9% | 10,513円 | 27.1% |
| 先頭 | 捲り | 839 | 29.4% | 7,959円 | 13.8% |
| 先頭 | 逃げ | 949 | 22.6% | 8,160円 | 17.1% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,032 | 31.6% | 9,146円 | 18.6% |
| 番手・3番手 | 捲り | 111 | 30.6% | 6,734円 | 17.3% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
大宮の差しは、どんなレースで荒れ方へつながる?
差し55.6%、差しの平均25,548円、差しの1万円以上42.7%を考えると、差しの決着は大宮の荒れ方を読む中心的な材料です。ただし、差しが出ること自体より、誰が差すのかが重要です。得点1位の選手が先頭で脚を使い、別線や番手の選手が最後に届く形なら、本命の着外と高配当が重なります。
反対に、得点1位の選手が逃げタイプで先頭にいて、4着以下22.6%の数字に近いなら、本命の選手が残る側へ寄ります。500mでも逃げが必ず苦しいわけではなく、脚力とラインの後ろが結果を左右します。
S級では平均配当25,733円、1万円以上39.9%、本命4着以下32.3%。差しタイプが先頭のレース、複数ライン、別線の捲りが重なると、過去に高配当が出た側へ近づきます。条件がそろわないレースには、差しの数字をそのまま広げません。
大宮の出走表で決まり手を読む順番
最初に級班を見てみましょう。S級・A級は平均配当が2万円を超えていますが、チャレンジやガールズは別の水準です。ガールズは別に集計しているため、S級・A級・チャレンジの決まり手と同じ表へ混ぜません。
次に、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプなら4着以下41.9%、先頭の逃げタイプなら22.6%。長い周回を誰が踏むのか、番手で脚をためるのかを出走表でまとめます。
最後に、逃げ・捲り・差しのどの決着になりそうかを考えます。差しなら平均25,548円・中央値7,380円・1万円以上42.7%が参考になりますが、当日の払戻を約束する数字ではありません。近い級班、位置、ラインの過去データだけを予想へ生かします。
割合・分子・分母・払戻を同じ条件で見ると、差しの多さが本命の着外や高配当と一緒に動いたかが分かります。数字が一つだけ目立つ場合は、結論を急がず、当日の並びと合うかを見てみましょう。
過去の割合や払戻は、次のレースの着順・払戻を約束する数字ではありません。決まり手や500mという印象だけで結果を決めず、当日の級班、得点1位の選手の得意戦法と位置、ラインの並びを見てください。