平塚競輪は荒れる?400m・直線54.2mで差しと本命着外を検証
平塚競輪で予想するとき、直線54.2mを長いと考えるか、短いと考えるかで迷うかもしれません。逃げた選手が残るのか、最後に差しや捲りが届くのか。平塚はカント31°28′37″の400mバンクです。
過去の集計では、3連単1万円以上が29.9%、得点1位の選手が4着以下になった割合が28.0%でした。全体の数字だけなら、特別に荒れやすい場とは言いにくい結果です。ところが、決まり手とラインの位置を並べると、差が大きくなる場面が出てきます。
1着の決まり手では差しが46.1%、平均配当は21,977円でした。さらに、得点1位の選手が差しタイプでライン先頭にいると、4着以下は49.2%。全体の数字からは見えにくい平塚の崩れ方を、条件ごとにたどります。
レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。
- 対象期間:2016-01-20〜2026-06-20
- 調べたレース数:5,627レース
- バンク:400m・みなし直線54.2m・カント31°28′37″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
平塚の得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、級班ごとの配当と本命着外をまとめます。
そのうえで、逃げ・捲り・差しのどの戦法を得意にする得点1位の選手が残りやすいのか、ラインの先頭か番手・3番手かで成績と払戻がどう変わるのかを比べます。全体では平均的に見える数字が、どの組み合わせで動くのかを平塚の特徴としてまとめます。
平塚競輪の差しは46.1%。平均配当21,977円の決着
平塚の1着の決まり手は、逃げ21.2%(1,174/5,528レース)、捲り32.7%(1,805/5,528レース)、差し46.1%(2,549/5,528レース)でした。差しが最も多く、捲りが続き、逃げはそれより少ない結果です。
差しの平均配当は21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%。捲りは平均14,181円、中央値3,650円、1万円以上27.7%、逃げは平均9,816円、中央値2,330円、1万円以上18.4%でした。差しは多さだけでなく、平均・中央値・1万円以上のすべてで上に出ています。
400mの中では中ほどの直線54.2mですが、決まり手の数字は差し寄りです。ただし、差しが多いから差しタイプの本命も残る、とまでは言えません。ここから、得点1位の選手のタイプとラインの位置を並べます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.2%(1,174/5,528レース) | 9,816円 | 2,330円 | 18.4% | 23.0% |
| 捲り | 32.7%(1,805/5,528レース) | 14,181円 | 3,650円 | 27.7% | 31.8% |
| 差し | 46.1%(2,549/5,528レース) | 21,977円 | 5,675円 | 36.7% | 45.2% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
平塚競輪の本命成績。得点1位の選手の4着以下は28.0%
この記事でいう本命は人気1位ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しました。1着、3着以内、4着以下を同じ基準で並べ、勝ち切ったか車券内に残ったかを別々に考えます。
平塚で得点1位の選手が1着になった割合は39.2%(2,179/5,559レース)、3着以内は72.0%(4,005/5,559レース)、4着以下は28.0%(1,554/5,559レース)でした。1着まで届くのは4割弱ですが、3着以内には7割を超えて残っています。
3連単1万円以上は29.9%(1,661/5,553レース)です。得点1位の選手が3着以内に残っても、相手の入り方で払戻は広がります。平塚では本命が飛んだかどうかだけで荒れたと決めず、差しで相手が入ったレースも含めて考えます。
| 項目 | 平塚 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,932円 | 同型場平均 17,980円 |
| 3連単の中央値 | 4,010円 | 同型場の場別中央値平均 4,559円 |
| 3連単1万円以上 | 29.9%(1,661/5,553レース) | 同型場平均 32.0% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.2%(2,179/5,559レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.0%(4,005/5,559レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 28.0%(1,554/5,559レース) | 同型場平均 28.8% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
平塚競輪の平均配当16,932円。中央値4,010円の意味
平塚の3連単平均配当は16,932円、中央値は4,010円でした。平均は大きな払戻の影響を受けやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで普段のレースまで高配当だと考えないために、両方を並べます。
5,000円未満は55.5%(3,084/5,553レース)、1万円以上は29.9%(1,661/5,553レース)、5万円以上は7.5%(419/5,553レース)、10万円以上は3.2%(175/5,553レース)でした。半分を超えるレースは5,000円未満で、荒れるレースが毎回続く数字ではありません。
決まり手別の中央値は、差し5,675円、捲り3,650円、逃げ2,330円です。差しは平均だけでなく中央値も高く、平塚の配当を押し上げた決着として目立ちます。ここに本命のタイプと位置を加えると、全体からは見えにくい差を拾えます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 16,932円 |
| 中央値 | 4,010円 |
| 5,000円未満 | 55.5%(3,084/5,553レース) |
| 1万円以上 | 29.9%(1,661/5,553レース) |
| 5万円以上 | 7.5%(419/5,553レース) |
| 10万円以上 | 3.2%(175/5,553レース) |
払戻が分かった5,553レースを分母にしています。
平塚競輪の級班別配当。S級は平均17,973円、本命着外31.0%
S級の平均配当は17,973円、中央値4,500円、1万円以上32.4%、得点1位の選手の4着以下31.0%でした。A級は平均17,838円、中央値4,140円、1万円以上31.5%、4着以下27.9%です。S級はA級より本命着外がやや高くなっています。
チャレンジは平均14,879円、中央値3,525円、1万円以上23.7%、4着以下31.0%。ガールズは平均8,351円、中央値2,110円、1万円以上15.1%、4着以下12.6%でした。ガールズは別に集計しているため、S級・A級・チャレンジの数字とは別々に考えます。
平塚の場全体では1万円以上29.9%ですが、S級とA級では3割を超えています。中ほどの直線という特徴を予想に持ち込むときも、当日の級班に合う数字を使いたうえで、どの配当と本命成績に近いかを見ておきたい必要があります。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 17,973円 | 4,500円 | 32.4%(563/1,739レース) | 31.0%(533/1,720レース) | 24,244円 |
| A級 | 17,838円 | 4,140円 | 31.5%(935/2,971レース) | 27.9%(832/2,977レース) | 19,162円 |
| チャレンジ | 14,879円 | 3,525円 | 23.7%(99/418レース) | 31.0%(135/435レース) | 11,603円 |
| ガールズ | 8,351円 | 2,110円 | 15.1%(64/425レース) | 12.6%(54/427レース) | 10,282円 |
級班ごとに分母が異なります。
平塚競輪の得点1位の選手。逃げタイプは残り、差しタイプは4着以下33.2%
得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。タイプの違う選手同士の優劣ではなく、それぞれのタイプに当たる得点1位の選手が平塚でどんな成績と払戻になったかを比べています。
逃げタイプの得点1位の選手は、1着52.9%、3着以内80.3%、4着以下19.7%、平均配当9,042円でした。捲りタイプは1着45.0%、3着以内73.5%、4着以下26.5%、平均配当6,794円。差しタイプは1着28.6%、3着以内66.8%、4着以下33.2%、平均配当8,809円です。
差しの決着は46.1%と多いのに、得点1位の選手のタイプ別成績では逃げタイプが3着以内80.3%と最も残り、差しタイプが4着以下33.2%で最も崩れています。平塚では、差しが届くレースの多さと、差しを得意にする本命の残り方は別に考えた方がよさそうです。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 998 | 52.9% | 80.3% | 19.7% | 9,042円 | 16.2% |
| 捲り | 1,062 | 45.0% | 73.5% | 26.5% | 6,794円 | 12.3% |
| 差し | 2,595 | 28.6% | 66.8% | 33.2% | 8,809円 | 17.7% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
S級・A級・チャレンジで、差しタイプの本命着外を比べる
S級では、差しタイプの得点1位の選手の4着以下が33.2%、平均配当6,577円でした。捲りタイプは29.1%、4,671円、逃げタイプは22.4%、5,335円です。S級では差しタイプの本命着外が最も多くなっています。
A級では差しタイプの4着以下が32.2%、平均配当9,758円。捲りタイプは24.8%、6,638円、逃げタイプは19.4%、9,683円でした。チャレンジでは差しタイプ41.8%、13,377円、捲りタイプ24.3%、21,351円、逃げタイプ16.7%、11,982円です。
中直線という同じバンクでも、級班を変えると目立つ数字は変わります。S級とA級では差しタイプの着外、チャレンジでは差しタイプの着外と捲りタイプの平均配当が目立ちました。平塚の数字を使うなら、当日の級班を合わせることが先です。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 208 | 22.4% | 5,335円 | 8.8% |
| S級 | 捲り | 442 | 29.1% | 4,671円 | 8.2% |
| S級 | 差し | 959 | 33.2% | 6,577円 | 14.1% |
| A級 | 逃げ | 676 | 19.4% | 9,683円 | 17.4% |
| A級 | 捲り | 546 | 24.8% | 6,638円 | 14.2% |
| A級 | 差し | 1,459 | 32.2% | 9,758円 | 19.3% |
| チャレンジ | 逃げ | 114 | 16.7% | 11,982円 | 22.3% |
| チャレンジ | 捲り | 74 | 24.3% | 21,351円 | 22.9% |
| チャレンジ | 差し | 177 | 41.8% | 13,377円 | 25.1% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
平塚競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下49.2%
得点1位の選手のタイプが同じでも、ラインの先頭か番手・3番手かで役割は違います。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の後ろから伸びる形です。平塚では、差しタイプがライン先頭にいると本命着外が大きく上がりました。
ライン先頭の得点1位の選手は、差しタイプの4着以下が49.2%、平均配当6,980円。捲りタイプは30.7%、5,620円、逃げタイプは25.8%、7,256円でした。差しタイプが先頭にいる形では、本命が4着以下になる割合がほぼ半分です。
番手・3番手では、差しタイプの4着以下が38.6%、平均配当4,993円、捲りタイプは27.4%、2,848円でした。先頭の差しタイプ49.2%より低い数字です。全体の4着以下28.0%から大きく離れた条件を読むときは、差しの多さだけでなく、得点1位の選手の位置までそろえる必要があります。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 356 | 25.8% | 7,256円 | 11.1% |
| 先頭 | 捲り | 479 | 30.7% | 5,620円 | 6.1% |
| 先頭 | 差し | 197 | 49.2% | 6,980円 | 10.5% |
| 番手・3番手 | 捲り | 62 | 27.4% | 2,848円 | 4.8% |
| 番手・3番手 | 差し | 885 | 38.6% | 4,993円 | 8.1% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
平塚競輪の荒れ方は、全体より条件を並べたときに見えてくる
平塚の3連単1万円以上は29.9%、平均配当16,932円、中央値4,010円。得点1位の選手の4着以下は28.0%でした。基本数字だけなら、特別に荒れやすい場とは言いにくい結果です。
一方で、差しは1着の46.1%、平均配当21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%。得点1位の選手では逃げタイプが3着以内80.3%と残りやすく、差しタイプは4着以下33.2%。差しタイプがライン先頭にいると49.2%まで上がりました。
当日の出走表では、まず級班とラインを確認し、得点1位の選手がどの戦法を得意にしているかを見てみましょう。先頭か番手・3番手かまでそろえ、過去の差しの払戻や本命着外の数字に近い形かを考える。平塚は、全体の数字だけでなく条件を並べたところに発見があります。
平塚競輪は荒れる?差しの配当と本命のライン位置を読む
平塚は400mで、みなし直線は54.2m、カントは31°28′37″です。3連単1万円以上29.9%、得点1位の選手の4着以下28.0%という数字からは、高配当や本命着外はあるものの、荒れ方は平均的な範囲にあります。
ただ、差しの決着は46.1%と多く、平均配当21,977円、中央値5,675円、1万円以上36.7%。得点1位の選手は逃げタイプが残りやすく、差しタイプが先頭にいると4着以下49.2%。全体と条件別で、数字の表情が変わります。
平塚で予想するときは、直線54.2mという特徴だけで決めないでください。級班、得点1位の選手の得意戦法、ラインの位置をそろえ、過去に差しの払戻が広がった形に近いかまで見ておきたい。その組み合わせが見つかったとき、本命を疑う理由と配当を広げる理由が具体的になります。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。