四日市競輪の特徴|400m・直線62.4mで差しと配当を10年分析
四日市競輪で「荒れるかも」と思うのは、ゴール前で後ろの選手が伸びるときですよね。四日市は400mバンクで、みなし直線は62.4m。カントは32°15′7″です。
1着の決まり手は差しが46.5%。差しで決まったレースの平均配当は21,469円、1万円以上は37.2%でした。長い直線の印象と、差しの数字が同じ方向へ出ています。
一方、得点1位の選手の4着以下は27.8%、3着以内は72.2%。四日市を本命がいつも飛ぶ場とは決められません。決まり手、級班、ラインの位置、払戻まで比べたときに表れる特徴をまとめます。
レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-07-25〜2026-01-30
- 調べたレース数:5,612レース
- バンク:400m・みなし直線62.4m・カント32°15′7″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
四日市の400m・直線62.4m・カント32°15′7″を出発点に、得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの違いをまとめます。
そのうえで、逃げ・捲り・差しの決まり手と払戻、ラインの残り方、得点1位の選手がラインのどこにいるかを比べます。四日市で多い決着と、払戻が広がる決着が同じなのかを数字から見てみましょう。
四日市競輪は差し46.5%。直線62.4mの特徴が配当に出た?
四日市は400mバンクで、みなし直線は62.4mです。400mの中では長い直線のグループに入り、逃げた選手がゴールまで粘るのか、番手や別線の選手が最後に伸びるのかが気になります。カントは32°15′7″です。 この記事では、みなし直線58m以上を「400m・長直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・長直線グループの平均は逃げ22.5%、捲り30.8%、差し46.7%。四日市では逃げはほぼ同じ、捲りは1.1%高い、差しはほぼ同じです。
1着の決まり手は逃げ21.6%(1,202/5,560レース)、捲り31.9%(1,771/5,560レース)、差し46.5%(2,587/5,560レース)でした。差しが一番多く、逃げは約5分の1です。長い直線で後ろの選手が届いた決着が、実際に多く残っています。
決まり手の多さだけでは、荒れやすさは決まりません。差しで決まったレースの払戻が高かったのか、本命の選手まで崩れていたのかを、配当と成績を並べてみましょう。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.6%(1,202/5,560レース) | 8,807円 | 2,265円 | 19.0% | 22.5% |
| 捲り | 31.9%(1,771/5,560レース) | 14,191円 | 4,370円 | 30.8% | 30.8% |
| 差し | 46.5%(2,587/5,560レース) | 21,469円 | 5,750円 | 37.2% | 46.7% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、四日市競輪の決まり手記事へ。
差しの平均配当は21,469円。中央値も5,750円で高い
逃げの平均配当は8,807円、中央値2,265円、1万円以上19.0%。捲りは平均14,191円、中央値4,370円、1万円以上30.8%。差しは平均21,469円、中央値5,750円、1万円以上37.2%でした。差しは回数だけでなく、平均・中央値・高配当の割合でも一番高い結果です。
四日市全体の3連単平均は16,392円、中央値4,290円です。差しの平均21,469円と中央値5,750円は、全体より高い側へ出ています。極端な払戻が一度あっただけではなく、普段の払戻に近い数字も差しで広がっていました。
ただし、差しの決着が多く、差しの払戻も高かったからといって、直線の長さだけを原因にはしません。級班、ラインの人数、得点1位の選手の位置が同じ形でそろったときにも、差が残るかを見てみましょう。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 16,392円 |
| 中央値 | 4,290円 |
| 5,000円未満 | 53.6%(2,987/5,577レース) |
| 1万円以上 | 31.2%(1,740/5,577レース) |
| 5万円以上 | 7.3%(405/5,577レース) |
| 10万円以上 | 3.0%(168/5,577レース) |
払戻が分かった5,577レースを分母にしています。
得点1位の選手は3着以内72.2%。四日市は本命が毎回飛ぶ場ではない
四日市で得点1位の選手が1着になった割合は38.8%(2,155/5,548レース)、3着以内は72.2%(4,008/5,548レース)、4着以下は27.8%(1,540/5,548レース)でした。得点1位の選手は、人気1位ではなく競走得点が単独で最も高かった選手です。
本命の選手は7割を超えるレースで3着以内に残りました。一方で、4着以下も27.8%あります。得点1位の選手が残っても相手の差しで払戻が伸びることがあり、本命の着外と高配当は同じ現象ではありません。
3連単1万円以上は31.2%(1,740/5,577レース)。本命の4着以下27.8%より少し高い結果です。四日市の特徴を読むときは、本命が崩れたレースと相手が広がったレースを分けて考えます。
| 項目 | 四日市 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,392円 | 同型場平均 16,856円 |
| 3連単の中央値 | 4,290円 | 同型場の場別中央値平均 4,281円 |
| 3連単1万円以上 | 31.2%(1,740/5,577レース) | 同型場平均 30.6% |
| 得点1位の選手が1着 | 38.8%(2,155/5,548レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.2%(4,008/5,548レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.8%(1,540/5,548レース) | 同型場平均 28.5% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、四日市競輪の荒れる記事もどうぞ。
四日市の3連単は平均16,392円、中央値4,290円。高配当の回数も確認
5,000円未満は53.6%(2,987/5,577レース)、1万円以上は31.2%、5万円以上は7.3%、10万円以上は3.0%でした。半分を超えるレースは5,000円未満ですが、5万円以上の払戻も7.3%あります。
平均16,392円と中央値4,290円に開きがあるため、平均だけで『普段から高い』とは言えません。普段の水準は中央値、高配当が出る頻度は金額帯の割合、全体の印象は平均と、それぞれ役割を別々に考えます。
差しの平均21,469円・中央値5,750円と比べると、四日市の高配当は差しの決着で目立ちました。差しが1着になった回数、得点1位の選手の着順、ラインの残り方を同じ結果として扱わず、どこが動いたのかを数字に合わせます。
A級の平均配当は19,977円。級班で本命と払戻の表情が変わる
S級は平均配当16,128円、中央値4,540円、1万円以上32.7%、得点1位の選手の4着以下30.4%。A級は平均19,977円、中央値5,630円、1万円以上36.3%、本命着外30.2%でした。四日市ではA級の平均と高配当率がS級より高い結果です。
チャレンジは平均11,399円、中央値2,700円、1万円以上22.2%、本命着外24.4%。ガールズは平均9,070円、中央値1,965円、1万円以上18.1%、本命着外9.0%でした。ガールズの数字は、S級・A級・チャレンジの比較へ混ぜていません。
差しの高配当を当日の予想へ戻すなら、まず級班を見てみましょう。A級の1万円以上36.3%とS級32.7%では、同じ四日市でも過去の払戻の広がりが違います。本命の4着以下も同じ級班でそろえて考えます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 16,128円 | 4,540円 | 32.7%(558/1,708レース) | 30.4%(518/1,704レース) | 22,721円 |
| A級 | 19,977円 | 5,630円 | 36.3%(871/2,402レース) | 30.2%(723/2,394レース) | 18,669円 |
| チャレンジ | 11,399円 | 2,700円 | 22.2%(246/1,107レース) | 24.4%(267/1,093レース) | 11,610円 |
| ガールズ | 9,070円 | 1,965円 | 18.1%(65/360レース) | 9.0%(32/357レース) | 10,292円 |
級班ごとに分母が異なります。
ラインが1・2着に残る割合は52.4%。最長ラインだけなら22.5%
ラインの情報が分かった4,908レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は52.4%、最長ラインが1・2着に入った割合は22.5%でした。同じラインから2人が3着以内に入った割合は83.6%、得点上位2人が別ラインで決着した割合は47.6%です。
ラインが1・2着に残るレースは半分を超えますが、最長ラインがそのまま残るのは4分の1弱です。長いラインがあるから決まる、という読み方だけでは四日市の直線を説明しきれません。別線の捲りや、番手の差しが届いている可能性があります。
ラインの残り方が高いことと、払戻が高いことも同じ意味ではありません。本命の選手がライン内に残って相手も順当に入ったレースと、ラインの一部だけが残り人気薄が入ったレースでは、同じライン決着でも金額が変わります。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 52.4%(2,574/4,908レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 22.5%(1,103/4,908レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 83.6%(4,102/4,908レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 47.6%(2,334/4,908レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、四日市競輪のライン記事も読んでみてください。
差しタイプの得点1位の選手が先頭にいると、4着以下36.0%
得点1位の選手を、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数で分類しました。逃げタイプ、捲りタイプ、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれどんな成績と払戻になったか比べています。タイプの違う選手同士を直接比べて優劣を決めるものではありません。
ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下19.3%、平均配当9,557円。捲りタイプは27.9%、7,770円。差しタイプは36.0%、7,765円でした。差しタイプの本命が先頭にいると、4着以下が一番高くなっています。
番手・3番手では、差しタイプの4着以下31.7%、平均配当8,654円。捲りタイプは19.8%、4,004円でした。差しタイプは先頭36.0%より低く、位置によって本命の残り方が変わっています。
長い直線で差しが届く印象と、差しタイプの得点1位の選手が先頭で崩れた36.0%が近い方向へ出ました。差し46.5%・1万円以上37.2%という全体の決まり手と合わせると、四日市で見ておきたい具体的な組み合わせになります。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 1,050 | 19.3% | 9,557円 | 18.0% |
| 先頭 | 差し | 561 | 36.0% | 7,765円 | 18.2% |
| 先頭 | 捲り | 951 | 27.9% | 7,770円 | 16.9% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,988 | 31.7% | 8,654円 | 17.8% |
| 番手・3番手 | 捲り | 97 | 19.8% | 4,004円 | 9.3% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
四日市のガールズは捲り48.1%。同じバンクでも数字は別に読む
四日市ガールズの1着決まり手は逃げ27.4%(107/391レース)、捲り48.1%(188/391レース)、差し24.6%(96/391レース)でした。ガールズでは捲りが一番多く、S級・A級・チャレンジの差し46.5%とは違う並びです。
バンクは同じ400m・直線62.4mでも、レースの組み立てや選手の動きが変われば、決まり手の数字も変わります。バンクの特徴を他の級班へそのまま移さず、ガールズはガールズの結果として扱います。
| 決まり手 | 割合 | 1着回数 |
|---|---|---|
| 逃げ | データなし | データなし |
| 捲り | データなし | データなし |
| 差し | データなし | データなし |
ガールズの1着選手について集計しています。
ガールズの数字も気になるなら、四日市競輪のガールズ記事で続きを読めます。
四日市競輪の特徴を予想へ戻す。差し・A級・ライン位置を並べる
四日市の基本成績は、得点1位の選手の3着以内72.2%、4着以下27.8%。3連単は平均16,392円、中央値4,290円、1万円以上31.2%でした。全体だけなら、本命が特に崩れやすい場とは言い切れません。
一方で差しは1着46.5%、平均配当21,469円、中央値5,750円、1万円以上37.2%。A級は平均19,977円、1万円以上36.3%。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭なら4着以下36.0%。この三つが当日の出走表で重なるかが、四日市の特徴を読む鍵になります。
出走表では、級班、ラインの並び、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。差しタイプが先頭にいるのか、別線の捲りが届く形なのかを見て、過去の決まり手と払戻に近いレースかを考えます。
長い直線だから差し、と一言で終わらせなくて大丈夫です。差しの回数と払戻、本命の着外、A級の水準、ライン位置までそろったとき、四日市で警戒したい荒れ方が具体的になります。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。