宇都宮競輪のライン決着|500mで残るラインと高配当を検証
宇都宮競輪は、500mの長い周回をラインでどう走り切るのかが気になるバンクです。最長ラインがそのまま残るのか、最後に別線や番手が届くのか。ラインの情報が分かった5,196レースから追いました。
どこかのラインが1・2着に入った割合は53.8%。最長ラインが1・2着に入った割合は24.7%でした。長いラインがいつも上位へ来るわけではありません。
差しは52.0%、平均配当は21,356円。500mの最後で後ろが伸びた決着と、得点1位の選手がラインのどこにいたのかを並べて、宇都宮の荒れ方が見えてきます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。ラインの比較は、ラインの情報が分かったS級・A級・チャレンジのレースが対象です。
- 対象期間:2016-01-01〜2026-07-15
- 調べたレース数:5,969レース
- バンク:500m・みなし直線63.3m・カント25°47′44″・改修前は67.9m
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
宇都宮のラインが1・2着に残る割合、最長ラインの残り方、別線決着の割合を比べます。
3-3-3や3-3-2-1などのライン構成別の平均配当、差しの決着、得点1位の選手の位置と得意戦法も見てみましょう。
500mで先頭が脚を残すのか、番手の差しや別線の捲りが届くのかを、ラインの人数だけでなく着順と払戻までそろえて読みます。改修前の直線は67.9mでした。
宇都宮のライン決着|どこかのラインが1・2着に入る割合は53.8%
宇都宮は500mバンクで、みなし直線63.3m、カント25°47′44″です。改修前は67.9mでした。長い周回で先頭が脚を使ったあと、後ろの選手が伸びるかどうかがライン決着へ表れます。
ラインの情報が分かった5,196レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は53.8%(2,795レース)。最長ラインが1・2着に入った割合は24.7%(1,283レース)でした。
同じラインから2人が3着以内に入った割合は84.4%、得点上位2人が別ラインで決着した割合は46.2%。ラインがまとまって残るレースは多いものの、最長ラインがそのまま上位を占める数字とは別でした。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 53.8%(2,795/5,196レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 24.7%(1,283/5,196レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 84.4%(4,387/5,196レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 46.2%(2,401/5,196レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ライン構成別の平均配当|3-3-2-1は37,522円
ライン構成別の平均配当は、3-2-2が11,420円、3-3-1が10,357円、3-3-3が32,617円、3-2-1-1が14,076円、3-3-2-1が37,522円、2-2-2-1が16,033円、3-2-2-2が34,657円でした。
どこかのラインが1・2着に入った割合は3-3-1が60.9%で高く、2-2-2-1は36.0%で低い結果です。別線決着は2-2-2-1が64.0%、3-3-2-1が53.0%、3-2-2-2が54.3%。ラインが細かく分かれる構成では別線が届き、平均配当も高い側へ出ています。
500mで相手を広げたいなら、3-3-2-1や3-2-2-2のように平均配当と別線決着が目立つ構成を、当日の出走表と比べます。長いラインの人数だけでは、払戻の広がりまでは分かりません。
| ライン構成 | 対象 | どこかのラインが1・2着 | 別線決着 | 3連単平均配当 |
|---|---|---|---|---|
| 3-2-2 | 1,435レース | 55.2%(792/1,435レース) | 44.8%(643/1,435レース) | 11,420円 |
| 3-3-1 | 718レース | 60.9%(437/718レース) | 39.1%(281/718レース) | 10,357円 |
| 3-3-3 | 412レース | 55.6%(229/412レース) | 44.4%(183/412レース) | 32,617円 |
| 3-2-1-1 | 335レース | 51.6%(173/335レース) | 48.4%(162/335レース) | 14,076円 |
| 3-3-2-1 | 332レース | 47.0%(156/332レース) | 53.0%(176/332レース) | 37,522円 |
| 2-2-2-1 | 308レース | 36.0%(111/308レース) | 64.0%(197/308レース) | 16,033円 |
| 3-2-2-2 | 278レース | 45.7%(127/278レース) | 54.3%(151/278レース) | 34,657円 |
ラインの情報が分かったレースを対象にしています。
宇都宮の本命成績|得点1位の選手は3着以内72.3%、4着以下27.7%
宇都宮で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着39.7%(2,341/5,899レース)、3着以内72.3%(4,264/5,899レース)、4着以下27.7%(1,635/5,899レース)でした。人気1位ではなく、競走得点を基準にしています。
3連単1万円以上は28.8%(1,699/5,898レース)。同型場平均の本命4着以下29.3%より低く、全体だけなら宇都宮のラインが特別に崩れやすいとは言いにくい結果です。
本命の選手が3着以内に残っても、相手が差しや捲りで入れば払戻は変わります。ラインの残り方と本命の成績を一つの割合にせず、同じレースの形として比べます。
| 項目 | 宇都宮 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,851円 | 同型場平均 17,576円 |
| 3連単の中央値 | 4,010円 | 同型場の場別中央値平均 4,762円 |
| 3連単1万円以上 | 28.8%(1,699/5,898レース) | 同型場平均 32.0% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.7%(2,341/5,899レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.3%(4,264/5,899レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.7%(1,635/5,899レース) | 同型場平均 29.3% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
差し52.0%・平均配当21,356円|500mで後ろが届く決着
宇都宮の1着決まり手は差し52.0%、捲り25.4%、逃げ22.6%。差しが一番多く、平均配当21,356円、中央値5,800円、1万円以上36.6%でも差しが高い側でした。
逃げの平均配当は10,943円、捲りは12,874円。差しや捲りが届いた決着では、ラインの一部だけが残って相手が広がることがあります。500mの距離と決まり手、ラインの残り方を一緒に考える理由です。
差しが多いことと、得点1位の選手が差し切ったことは同じではありません。番手の相手が差したのか、本命の選手が後ろから伸びたのかを、ライン内の位置で見てみましょう。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 22.6%(1,329/5,873レース) | 10,943円 | 2,350円 | 16.8% | 19.2% |
| 捲り | 25.4%(1,492/5,873レース) | 12,874円 | 3,290円 | 23.7% | 28.4% |
| 差し | 52.0%(3,052/5,873レース) | 21,356円 | 5,800円 | 36.6% | 52.4% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
先頭の差しタイプは4着以下39.6%|位置で本命の着外が変わる
得点1位の選手が先頭にいる場合、差しタイプの4着以下は39.6%・平均配当9,700円、捲りタイプ27.0%・7,499円、逃げタイプ17.4%・8,271円でした。
番手・3番手では、差しタイプ31.3%・平均配当9,192円、捲りタイプ24.7%・5,743円、逃げタイプ33.3%・11,631円。差しタイプは先頭より下がりますが、全体27.7%より高い側です。
500mで差しを得意にする選手が先頭へ入ると、自分で長い距離を踏み続けることになります。番手・3番手でも別線の捲りや先頭の失速があれば、得点1位の選手が残るとは限りません。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 差し | 611 | 39.6% | 9,700円 | 20.7% |
| 先頭 | 捲り | 1,009 | 27.0% | 7,499円 | 15.7% |
| 先頭 | 逃げ | 1,097 | 17.4% | 8,271円 | 15.4% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,247 | 31.3% | 9,192円 | 18.9% |
| 番手・3番手 | 捲り | 99 | 24.7% | 5,743円 | 10.2% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
宇都宮の級班別配当|S級の平均21,453円と本命着外32.5%
級班別の平均配当はS級21,453円、A級17,771円、チャレンジ10,648円、ガールズ11,888円。1万円以上はS級32.5%、A級31.9%、チャレンジ21.7%、ガールズ13.1%でした。
得点1位の選手の4着以下はS級32.5%、A級27.3%、チャレンジ26.8%、ガールズ8.4%。S級は払戻も本命の着外も高い側なので、ライン構成の数字を級班なしで比べません。
ガールズはラインを組むレースとは前提が違うため、ライン決着の表へ混ぜません。S級・A級・チャレンジの出走表で、500mを走り切るラインと別線の仕掛けを比べます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 21,453円 | 4,765円 | 32.5%(524/1,612レース) | 32.5%(526/1,618レース) | 21,918円 |
| A級 | 17,771円 | 4,770円 | 31.9%(843/2,641レース) | 27.3%(723/2,645レース) | 19,026円 |
| チャレンジ | 10,648円 | 2,720円 | 21.7%(294/1,356レース) | 26.8%(362/1,349レース) | 11,994円 |
| ガールズ | 11,888円 | 1,940円 | 13.1%(38/289レース) | 8.4%(24/287レース) | 8,598円 |
級班ごとに分母が異なります。
宇都宮のラインで荒れる条件|構成・決まり手・本命の位置
最長ラインが1・2着に入った割合は24.7%で、どこかのラインが1・2着に入った割合53.8%より低い結果でした。最長ラインの先頭が残っても、番手や別線が上位へ入るレースが多いと読めます。
3-3-2-1の平均配当37,522円、3-2-2-2の34,657円、3-3-3の32,617円は、別線決着の割合と一緒に目立ちます。複数のラインに分かれる形で、500mの最後の伸びが払戻へ表れた可能性があります。
本命では、先頭の差しタイプが4着以下39.6%、先頭の逃げタイプが17.4%。500mのラインで、前を踏む選手と後ろから伸びる選手のどちらが得点1位なのかが焦点です。
差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲として扱います。ラインの長さだけで差が小さい場合は宇都宮だけの特徴とせず、構成、位置、決まり手、級班、払戻までそろった結果を重くします。
宇都宮の出走表でラインを読む順番
まず級班を見てみましょう。S級は平均配当21,453円・1万円以上32.5%、A級は17,771円・31.9%。同じライン構成でも、級班が違えば払戻の基準は変わります。
次にラインの人数と得点1位の選手の位置を見てみましょう。最長ラインが1・2着に入る割合は24.7%。得点1位の選手が先頭なら得意戦法、番手・3番手なら前の選手の仕掛けと別線の捲りを見てみましょう。
最後に決まり手を見てみましょう。差しの平均配当21,356円、1万円以上36.6%は過去の数字です。当日の並びが近いときだけ、先頭の粘り、番手の差し、別線の捲りを相手の候補へ寄せます。
ラインの残り方や払戻は、次のレースの着順を約束するものではありません。500mの距離だけで並びを決めず、当日の級班、得点1位の選手の位置、得意戦法、相手の仕掛けを見てください。