小田原競輪の決まり手|差し41.4%・平均配当25,913円を検証

小田原競輪の決まり手|差し41.4%・平均配当25,913円を検証

小田原は333m系の中でも、みなし直線が36.1mと最短です。カントは35°34′12″。ここまで直線が短いと、前で動いた選手がそのまま残りそうに感じますよね。

ところが過去の1着は差し41.4%で、逃げ26.3%、捲り32.3%を上回りました。しかも差しの平均配当は25,913円。小田原は「短いから逃げ」と簡単に決められない結果です。

得点1位の選手の得意戦法では、逃げタイプの3着以内が82.3%、差しタイプの4着以下が32.6%。決まり手の多さ、A級の払戻、得点1位の選手のタイプと位置を並べ、小田原で荒れやすい形をまとめます。

小田原競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-08-01
  • 調べたレース数:5,438レース
  • バンク:333m・みなし直線36.1m・カント35°34′12″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

小田原の1着が逃げ・捲り・差しのどれで決まったのか、その割合と平均配当、中央値、1万円以上の割合を比べます。

得点1位の選手の基本成績、級班別の配当、得意戦法別の成績、ライン先頭か番手・3番手かによる違いも取り上げます。

小田原競輪の決まり手|差し41.4%が1着で最多

小田原の1着決まり手は、逃げ26.3%(1,406/5,342レース)、捲り32.3%(1,725/5,342レース)、差し41.4%(2,211/5,342レース)でした。差しが4割を超え、捲り、逃げの順に続いています。

みなし直線36.1mは333m系の中で最短です。短い直線なら前が残りやすいという印象はありますが、実際には差しの決着が最も多くなりました。走路の数字から立てた仮説と、実際の結果をいったん別に置きます。

差しが多いだけでなく、差しの払戻も高いのが小田原の特徴です。決まり手の回数と、その決着で出た金額を並べると、短い直線でも荒れる場所が見えてきます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ26.3%(1,406/5,342レース)8,444円2,210円18.6%29.7%
捲り32.3%(1,725/5,342レース)17,209円4,770円31.8%34.5%
差し41.4%(2,211/5,342レース)25,913円5,380円37.2%35.8%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

小田原競輪で高配当になった決まり手は差し|平均25,913円・1万円以上37.2%

逃げで決まったレースは平均8,444円、中央値2,210円、1万円以上18.6%。捲りは平均17,209円、中央値4,770円、1万円以上31.8%。差しは平均25,913円、中央値5,380円、1万円以上37.2%でした。

差しは1着の41.4%を占め、平均配当と1万円以上の割合でも最も高くなっています。小田原では、差しが多いことと払戻が高いことが同じ方向へ出ました。

ただし、差しの中央値5,380円は平均25,913円よりかなり低く、少数の大きな払戻が平均を押し上げています。差しで決まれば毎回大穴という意味ではありません。回数・中央値・1万円以上の三つをそろえて読むのがポイントです。

小田原競輪の本命成績|得点1位の選手は3着以内71.5%

小田原で得点1位の選手が1着になった割合は37.4%(2,011/5,381レース)、3着以内は71.5%(3,850/5,381レース)、4着以下は28.5%(1,531/5,381レース)でした。得点1位の選手は、人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手です。

3連単1万円以上は30.6%(1,637/5,354レース)。同型場の平均は29.7%で、得点1位の選手の4着以下は同型場平均28.6%に対して小田原28.5%でした。場全体では、本命が特別に崩れる場とは言いにくい数字です。

それでも差しの平均配当25,913円や、A級の平均配当21,434円を見ると、条件を加えたときに払戻が広がります。本命の着順と決まり手別の金額を同じ結果として扱わず、どこで数字が動いたのかを見てみましょう。

小田原競輪の基本数値と同型場比較
項目小田原比較・意味
3連単の平均配当18,497円同型場平均 16,643円
3連単の中央値3,980円同型場の場別中央値平均 4,071円
3連単1万円以上30.6%(1,637/5,354レース)同型場平均 29.7%
得点1位の選手が1着37.4%(2,011/5,381レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.5%(3,850/5,381レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.5%(1,531/5,381レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

小田原競輪の級班別配当|A級平均21,434円・1万円以上33.6%

級班別の平均配当はA級21,434円、S級19,334円、チャレンジ12,604円、ガールズ8,959円でした。中央値はA級4,880円、S級4,370円、チャレンジ2,610円、ガールズ2,140円です。

1万円以上はA級33.6%、S級32.8%、チャレンジ22.5%、ガールズ20.7%。得点1位の選手の4着以下はS級29.6%、A級29.3%、チャレンジ25.8%、ガールズ18.9%でした。小田原ではA級の払戻がS級を上回っています。

小田原の差し平均25,913円を、どの級班にもそのまま広げることはできません。当日の級班を見て、A級ならA級の配当と本命着外、S級ならS級の数字を基準にします。

小田原競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級19,334円4,370円32.8%(526/1,606レース)29.6%(480/1,619レース)21,910円
A級21,434円4,880円33.6%(811/2,416レース)29.3%(709/2,421レース)16,790円
チャレンジ12,604円2,610円22.5%(262/1,164レース)25.8%(302/1,170レース)11,144円
ガールズ8,959円2,140円20.7%(25/121レース)18.9%(23/122レース)11,187円

級班ごとに分母が異なります。

小田原競輪の3連単|平均18,497円、中央値3,980円、1万円以上30.6%

小田原全体の3連単平均配当は18,497円、中央値は3,980円でした。5,000円未満は54.9%(2,941/5,354レース)、1万円以上は30.6%(1,637/5,354レース)、5万円以上は8.1%(436/5,354レース)、10万円以上は3.7%(196/5,354レース)です。

平均18,497円と中央値3,980円には開きがあります。普段は中央値付近の払戻が多い一方、5万円以上や10万円以上が平均を押し上げています。小田原はいつも大穴になる場ではなく、決着がずれたときに金額が跳ねる場です。

決まり手では差しの中央値が5,380円で全体より高く、差しの1万円以上も37.2%。差しの回数と払戻がそろって高いことが、小田原の荒れ方を考える手掛かりになります。

小田原競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当18,497円
中央値3,980円
5,000円未満54.9%(2,941/5,354レース)
1万円以上30.6%(1,637/5,354レース)
5万円以上8.1%(436/5,354レース)
10万円以上3.7%(196/5,354レース)

払戻が分かった5,354レースを分母にしています。

小田原競輪の本命タイプ別成績|逃げタイプ3着以内82.3%、差しタイプ67.4%

得点1位の選手を、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数が最も多かった戦法で分類しました。タイプごとの選手同士を直接比べるのではなく、それぞれのタイプだった得点1位の選手の成績と払戻を比べています。

逃げタイプは1着54.6%、3着以内82.3%、4着以下17.7%、平均配当7,699円。捲りタイプは1着45.8%、3着以内74.3%、4着以下25.7%、平均配当8,250円。差しタイプは1着29.0%、3着以内67.4%、4着以下32.6%、平均配当9,679円でした。

差しの決着は41.4%で最も多いのに、得点1位の選手の成績では差しタイプが最も崩れています。差しで決まるレースが多いことと、差しを得意とする得点1位の選手が残ることは同じではありません。

逆に逃げタイプは、直線36.1mの小田原でも3着以内82.3%。短い直線だから逃げが苦しいと決めず、当日の得点1位の選手がどの戦法を得意にしているかを優先して比べます。

小田原競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ99754.6%82.3%17.7%7,699円14.9%
捲り1,00145.8%74.3%25.7%8,250円14.8%
差し2,69629.0%67.4%32.6%9,679円18.5%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

小田原競輪の級班別タイプ|チャレンジの差しタイプは4着以下34.4%・平均14,192円

S級では、逃げタイプの得点1位の選手が4着以下16.0%・平均配当4,200円、捲りタイプ27.7%・6,415円、差しタイプ32.9%・8,090円でした。差しタイプの本命着外と平均配当が高めです。

A級では逃げタイプ20.4%・平均7,389円、捲りタイプ28.0%・8,238円、差しタイプ31.8%・9,105円。チャレンジでは逃げタイプ15.3%・9,883円、捲りタイプ16.6%・12,025円、差しタイプ34.4%・14,192円でした。

小田原ではチャレンジの差しタイプが4着以下34.4%、平均配当14,192円まで上がりました。場全体の差し41.4%だけでなく、当日の級班と得意戦法をそろえると、荒れた数字へ近づきます。

小田原競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ18916.0%4,200円9.0%
S級捲り39027.7%6,415円13.8%
S級差し89432.9%8,090円16.0%
A級逃げ44120.4%7,389円14.9%
A級捲り42328.0%8,238円13.4%
A級差し1,32131.8%9,105円17.5%
チャレンジ逃げ36715.3%9,883円18.0%
チャレンジ捲り18816.6%12,025円20.2%
チャレンジ差し48134.4%14,192円25.9%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

小田原競輪で差しタイプが先頭にいると4着以下33.2%

得点1位の選手がライン先頭にいる場合と、番手・3番手にいる場合で、得意戦法別の成績を比べました。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の後ろから伸びる形です。

先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下17.7%・平均配当7,751円、捲りタイプ25.4%・8,437円、差しタイプ33.2%・9,318円でした。差しタイプが先頭にいると本命の4着以下が高く、平均配当も上がっています。

番手・3番手では、逃げタイプ20.0%・平均7,260円、捲りタイプ30.4%・6,505円、差しタイプ32.5%・9,807円でした。差しタイプは位置が変わっても4着以下が高めです。

小田原の直線は短いのに、差しタイプが先頭を走る形で本命着外と払戻が上がりました。差しが届く場だから差しタイプを信頼する、とは単純に言えません。得意戦法とライン位置を一緒に見てみましょう。

小田原競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ97617.7%7,751円14.8%
先頭捲り92325.4%8,437円14.6%
先頭差し53533.2%9,318円18.3%
番手・3番手捲り7030.4%6,505円20.0%
番手・3番手差し2,14632.5%9,807円18.6%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

小田原競輪の荒れ方|最短直線でも差しが多く、A級と差しタイプで払戻が広がる

小田原は333m系でみなし直線36.1m、カント35°34′12″。短い直線から逃げを想像しやすい一方、実際の1着は差し41.4%で最多でした。小田原の走路は、印象と決まり手が少し違います。

差しの平均配当25,913円、中央値5,380円、1万円以上37.2%。差しは回数と払戻の両方で目立ちます。A級の平均配当21,434円、チャレンジの差しタイプ平均14,192円も、小田原の条件付きの荒れ方を考える材料です。

全体の得点1位の選手の4着以下は28.5%ですが、差しタイプは32.6%、差しタイプが先頭にいると33.2%。場全体だけなら普通に見える本命成績が、戦法と位置を加えると荒れる方向へ動いています。

この集計から、直線の短さが着順の原因だと断定することはできません。当日の出走表で、差しタイプの得点1位の選手がどの位置にいるのか、A級やチャレンジか、ラインの形が近いかを見てみましょう。

小田原競輪の決まり手まとめ|差し41.4%と平均配当25,913円が軸

小田原の1着決まり手は差し41.4%で最多、差しの平均配当は25,913円、中央値5,380円、1万円以上37.2%でした。みなし直線36.1mの最短バンクでも、差しが回数と払戻で目立っています。

得点1位の選手は3着以内71.5%、4着以下28.5%。逃げタイプは3着以内82.3%、差しタイプは67.4%。差しタイプがライン先頭にいると4着以下33.2%でした。A級の平均配当21,434円も含め、条件によって数字が変わります。

小田原で予想するときは、短い直線だから逃げと決めつけず、決まり手の割合、得点1位の選手の得意戦法と位置、級班、差しの払戻を見てください。過去の数字が当日の並びにいくつ重なるかを考えると、小田原の荒れ方を具体的に捉えやすくなります。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。