熊本競輪の特徴|400m・長直線で本命4着以下31.5%・差し45.7%
熊本は、震災後に500mから400mへ改修された競輪場です。現在はみなし直線60.3mの長直線。過去の500mという印象ではなく、今のバンクでどんな決まり手と配当が出ているのかを見てみましょう。
得点1位の選手の4着以下は31.5%で、同じ400m・長直線グループの28.3%より3.2%高い結果でした。ところが3連単1万円以上は26.2%で、同型場平均30.9%より低い結果です。本命は崩れやすいのに、場全体が高配当というわけではありません。
1着決まり手は差し45.7%、差しの平均配当は18,463円。S級、差しタイプ、ライン内の位置まで比べると、熊本の荒れ方がどこで現れるのかが見えてきます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-01-01〜2026-07-15
- 調べたレース数:1,346レース
- バンク:400m・長直線・みなし直線60.3m・カント34°15′29″。震災後に500mから400mへ改修
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
熊本の現在の400m・みなし直線60.3m・カント34°15′29″と、震災後の改修を前提に、決まり手・配当・本命成績をまとめます。
3連単の平均配当・中央値・1万円以上、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、得点1位の選手の得意戦法を比べます。
長直線で差しが多い印象が本命の着外や払戻と重なるのか、ライン内の位置まで加えて熊本の特徴を具体的に見てみましょう。
熊本競輪のバンク特徴|震災後に500mから400mへ改修
熊本は震災後に500mから400mへ改修され、現在は周長400m、みなし直線60.3m、カント34°15′29″です。400mの中では長直線のグループに入ります。記事の数字は、現在の熊本を前提に読みます。
長い直線では、最後の伸びで前の選手を交わす差しが届きやすいと考えられます。実際に差しは1着45.7%で最多、平均配当18,463円、1万円以上33.5%。バンクの形と決まり手・払戻が同じ方向へ出ています。
ただし、直線の長さだけで差しや高配当の理由を断定できません。ラインの人数、級班、得点1位の選手の戦法と位置が加わった結果です。まずは場全体の本命と配当を確認し、差が残る条件へ進みます。
| 項目 | 熊本 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 13,967円 | 同型場平均 17,029円 |
| 3連単の中央値 | 3,680円 | 同型場の場別中央値平均 4,325円 |
| 3連単1万円以上 | 26.2%(329/1,258レース) | 同型場平均 30.9% |
| 得点1位の選手が1着 | 38.7%(511/1,321レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 68.5%(905/1,321レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 31.5%(416/1,321レース) | 同型場平均 28.3% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
熊本競輪は荒れる?|本命4着以下31.5%・1万円以上26.2%
熊本で得点1位の選手が1着になった割合は38.7%(511/1,321レース)、3着以内は68.5%(905/1,321レース)、4着以下は31.5%(416/1,321レース)でした。人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手を本命として集計しています。
同型場の本命4着以下は28.3%なので、熊本との差は3.2%。1%未満の差はほぼ同じと扱いますが、ここは明確に高い数字です。一方、3連単1万円以上は26.2%、同型場平均30.9%より4.7%低い結果でした。
熊本は、本命の選手が4着以下になりやすいのに、場全体の払戻は同型場より落ち着いています。本命が崩れても相手の入り方が順当だったレースが含まれるため、着外率だけで高配当を説明できません。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 13,967円 |
| 中央値 | 3,680円 |
| 5,000円未満 | 56.9%(716/1,258レース) |
| 1万円以上 | 26.2%(329/1,258レース) |
| 5万円以上 | 4.6%(58/1,258レース) |
| 10万円以上 | 2.0%(25/1,258レース) |
払戻が分かった1,258レースを分母にしています。
熊本競輪の3連単配当|平均13,967円・中央値3,680円
熊本の平均配当は13,967円、中央値は3,680円。5,000円未満は56.9%、1万円以上26.2%、5万円以上4.6%、10万円以上2.0%でした。半分以上が5,000円未満で、平均を一部の高配当が押し上げています。
同型場平均は平均17,029円、中央値4,325円、1万円以上30.9%。熊本は平均で3,062円、中央値で645円、1万円以上で4.7%低い結果です。400m・長直線でも、場全体の配当が高いとは限りません。
決まり手では差しの平均18,463円、1万円以上33.5%が目立ちます。熊本らしい荒れ方を探すなら、全体の平均ではなく、差しが決まったレースで本命の選手と相手がどこに入ったかを見てみましょう。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 19,747円 | 6,210円 | 36.9%(114/309レース) | 38.3%(123/321レース) | 22,463円 |
| A級 | 12,355円 | 3,695円 | 26.5%(163/614レース) | 29.0%(186/642レース) | 19,213円 |
| チャレンジ | 8,954円 | 2,500円 | 15.3%(38/249レース) | 34.9%(95/272レース) | 11,784円 |
| ガールズ | 19,220円 | 1,560円 | 16.3%(14/86レース) | 14.0%(12/86レース) | 9,567円 |
級班ごとに分母が異なります。
熊本競輪の級班別配当|S級は平均19,747円・本命4着以下38.3%
S級の平均配当は19,747円、中央値6,210円、1万円以上36.9%、得点1位の選手の4着以下38.3%。A級は平均12,355円・中央値3,695円・1万円以上26.5%・4着以下29.0%。チャレンジは平均8,954円・中央値2,500円・1万円以上15.3%・4着以下34.9%でした。
S級は配当も本命の着外も高い側へ動いています。チャレンジは平均配当が低いのに、本命4着以下は34.9%。級班によって、荒れ方の中身が違う結果です。
ガールズは平均配当19,220円、中央値1,560円、1万円以上16.3%、得点1位の選手の4着以下14.0%。平均と中央値の開きが大きいので、通常の級班の数字と一つに混ぜず、別の集計として扱います。
ガールズの数字も気になるなら、熊本競輪のガールズ記事で続きを読めます。
熊本競輪の決まり手|長直線で差し45.7%・平均18,463円
逃げは24.8%、平均配当5,772円。捲りは29.5%、平均13,854円。差しは45.7%、平均18,463円でした。差しは回数が最も多く、平均配当と1万円以上の割合も最高です。 この記事では、みなし直線58m以上を「400m・長直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・長直線グループの平均は逃げ22.3%、捲り31%、差し46.8%。熊本競輪では逃げは2.5%高い、捲りは1.5%低い、差しは1.1%低いです。
長い直線の熊本で差しが届くという印象は、結果の数字とも重なっています。ただし、差しの多さがそのまま本命の崩れを意味するわけではありません。得点1位の選手自身が差しタイプなのか、別の選手が差したのかを分けます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 24.8%(310/1,250レース) | 5,772円 | 2,250円 | 12.3% | 22.3% |
| 捲り | 29.5%(369/1,250レース) | 13,854円 | 3,890円 | 26.3% | 31.0% |
| 差し | 45.7%(571/1,250レース) | 18,463円 | 5,260円 | 33.5% | 46.8% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、熊本競輪の決まり手記事へ。
熊本競輪のライン|最長ラインの1・2着は26.9%
ラインの情報が分かった1,134レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は53.8%、最長ラインが1・2着に入った割合は26.9%、同じラインから2人が3着以内に入った割合は85.1%でした。ラインの選手が二人残るレースは多い一方、最長ラインがそのまま1・2着へ入る割合は高くありません。
得点上位2人が別ラインで決着した割合は46.2%。長直線だから長いラインが一方的に有利になると決めず、得点1位の選手がどの位置にいるか、差しや捲りがどこから届いたかを見てみましょう。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 53.8%(610/1,134レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 26.9%(305/1,134レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 85.1%(965/1,134レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 46.2%(524/1,134レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、熊本競輪のライン記事も読んでみてください。
熊本競輪の本命が飛ぶ条件|差しタイプのライン先頭は4着以下37.7%
得点1位の選手を直近4ヶ月の得意戦法で分類すると、差しタイプの4着以下は35.5%、平均配当13,588円。逃げタイプは27.2%、平均8,385円、捲りタイプは26.8%、平均11,441円でした。差しタイプの本命が最も崩れやすく、平均配当も高い結果です。
差しタイプがライン先頭にいると4着以下37.7%、平均配当9,306円。番手・3番手では4着以下34.2%、平均配当14,881円でした。先頭は着外が少し高く、番手・3番手は崩れたときの払戻が大きい。位置で配当の表情が変わります。
長直線では番手からの差しを想像しやすい一方、熊本の数字ではライン先頭の差しタイプも4着以下が高く出ています。バンクの印象だけで戦法を決めず、得点1位の選手が実際にどこを走るのかを出走表で見てみましょう。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 286 | 27.3% | 8,541円 | 20.9% |
| 先頭 | 差し | 146 | 37.7% | 9,306円 | 25.4% |
| 先頭 | 捲り | 173 | 24.9% | 11,162円 | 22.1% |
| 番手・3番手 | 差し | 477 | 34.2% | 14,881円 | 29.8% |
| 番手・3番手 | 捲り | 33 | 30.3% | 13,116円 | 25.0% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、熊本競輪の荒れる記事もどうぞ。
熊本競輪の特徴を予想へ生かす|改修後の400m・長直線を読む
熊本の特徴は、長直線で差しが多く、本命の4着以下も同型場より高いのに、場全体の配当は同型場より低いことです。『本命が飛ぶ=高配当』ではなく、相手の入り方まで見ないと荒れ方は分かりません。
差し45.7%・平均18,463円、S級の本命4着以下38.3%、差しタイプの本命4着以下35.5%、番手・3番手の差しタイプ平均14,881円。これらが同じ出走表で近いとき、熊本の長直線らしい警戒材料になります。
当日の出走表では、改修後の400m・みなし直線60.3mを前提に、得点1位の選手の得意戦法、ライン内の位置、級班、別線の仕掛けを見てみましょう。過去の割合を当日の確率へ置き換えず、条件と数字が近いところだけを予想へ取り入れます。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形や決まり手だけで結果を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てください。