玉野競輪の特徴|400m・直線47.9mで差し45.8%と配当を検証

玉野競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
47.9m全国32位
最大カント
30°37′33″全国33位
平均的

玉野競輪の特徴|400m・直線47.9mで差し45.8%と配当を検証

玉野競輪は、400mバンクの中でも直線が短い競輪場です。みなし直線は47.9m。先行した選手がそのまま押し切るのか、それとも短い直線でも後ろの差しや捲りが届くのか。ここが玉野を読む出発点になります。

過去の1着決まり手は差し45.8%が最多で、差し決着の平均配当は21,618円でした。短直線だから前が有利、と簡単に決められない数字です。得点1位の選手の4着以下は28.9%、3連単1万円以上は31.7%でした。

S級の配当、ラインの残り方、得点1位の選手が先頭か番手・3番手かまで比べると、玉野の短い直線が荒れ方へどう表れたのかが見えてきます。

玉野競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-07-24
  • 調べたレース数:7,572レース
  • バンク:400m・短直線・みなし直線47.9m・カント30°37′33″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

玉野の400m・直線47.9m・カント30°37′33″というバンクの特徴と、決まり手・配当の関係をまとめます。

得点1位の選手の基本成績、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、ライン決着、得意戦法と位置を比べます。

短直線で先行や捲りが残るのか、差し決着で払戻が広がるのかを、場全体の数字だけでなく条件別の結果まで見てみましょう。

玉野は400m・直線47.9m|短い直線で先行が残るのか?

玉野は400mバンクで、みなし直線47.9m、カント30°37′33″です。直線の長さは400mの中で短いグループ。ゴール前で大きく順位が入れ替わるより、先に動いた選手がそのまま残る展開を想像しやすいバンクです。 この記事では、みなし直線53m以下を「400m・短直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・短直線グループの平均は逃げ24.1%、捲り31.7%、差し44.2%。玉野競輪では逃げは2.4%低い、捲りはほぼ同じ、差しは1.6%高いです。

ところが、過去の1着決まり手は差し45.8%、捲り32.4%、逃げ21.7%。差しが一番多く、差し決着の平均配当は21,618円でした。短直線だから逃げだけ、という結果ではありません。

短い直線で差しが決まったレースには、先頭の選手の後ろが近い、ラインの選手が番手へ入っている、別線の仕掛けが早いなど、バンク以外の条件も含まれます。決まり手の数字を、ラインと得点1位の選手の位置に合わせて考えます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.7%(1,616/7,444レース)10,515円2,705円18.6%24.1%
捲り32.4%(2,415/7,444レース)13,710円4,000円27.6%31.7%
差し45.8%(3,413/7,444レース)21,618円6,770円40.7%44.2%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

玉野の本命成績|得点1位の選手は3着以内71.1%、4着以下28.9%

玉野で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着38.6%(2,919/7,556レース)、3着以内71.1%(5,373/7,556レース)、4着以下28.9%(2,183/7,556レース)でした。人気1位ではなく、競走得点を基準にした本命です。

3着以内は7割を超えますが、4着以下も約3割あります。短い直線なら本命の選手が残ると考えたくなりますが、玉野では本命が飛ぶレースも一定数ありました。

3連単1万円以上は31.7%(2,368/7,473レース)。同型場平均の本命4着以下28.3%と比べると、玉野の28.9%は1%未満の差でほぼ同じです。場全体の数字だけでは、玉野だけが荒れやすいとは言いにくい結果です。

玉野競輪の基本数値と同型場比較
項目玉野比較・意味
3連単の平均配当16,730円同型場平均 17,333円
3連単の中央値4,590円同型場の場別中央値平均 4,507円
3連単1万円以上31.7%(2,368/7,473レース)同型場平均 31.6%
得点1位の選手が1着38.6%(2,919/7,556レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.1%(5,373/7,556レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.9%(2,183/7,556レース)同型場平均 28.3%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

平均配当16,730円・中央値4,590円|玉野の払戻を金額帯で読む

玉野の3連単平均配当は16,730円、中央値は4,590円でした。5,000円未満は52.0%(3,889/7,473レース)、1万円以上31.7%、5万円以上7.2%、10万円以上3.2%。半分ほどは5,000円未満ですが、大きな払戻も一定数あります。

平均と中央値の差は、少数の高配当が全体を押し上げていることを示します。平均だけで玉野を荒れる場と決めず、普段の払戻を知る中央値と、高配当が出た割合を別に置きます。

決まり手別では差しの平均配当が21,618円、中央値6,770円、1万円以上40.7%。玉野全体の平均と比べても、差し決着が出たレースは払戻が高い側です。短直線で差しが出たとき、相手の入り方が広がった可能性を考えられます。

玉野競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,730円
中央値4,590円
5,000円未満52.0%(3,889/7,473レース)
1万円以上31.7%(2,368/7,473レース)
5万円以上7.2%(536/7,473レース)
10万円以上3.2%(238/7,473レース)

払戻が分かった7,473レースを分母にしています。

S級の平均配当22,404円|短直線の荒れ方は級班で変わる

級班別の平均配当はS級22,404円、A級15,697円、チャレンジ12,911円、ガールズ8,457円でした。中央値はS級6,780円、A級4,960円、チャレンジ3,060円、ガールズ1,730円です。

1万円以上の割合はS級39.9%、A級32.6%、チャレンジ22.7%、ガールズ11.8%。得点1位の選手の4着以下はS級34.0%、A級29.0%、チャレンジ26.4%、ガールズ9.5%でした。玉野の荒れ方は、短直線だけでなくS級の数字にも表れています。

S級・A級・チャレンジのラインや決まり手をそのまま広げず、当日のレース区分に合う数字だけを参考にします。

玉野競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級22,404円6,780円39.9%(874/2,193レース)34.0%(753/2,214レース)21,982円
A級15,697円4,960円32.6%(1,118/3,432レース)29.0%(1,005/3,463レース)17,712円
チャレンジ12,911円3,060円22.7%(326/1,433レース)26.4%(385/1,456レース)12,072円
ガールズ8,457円1,730円11.8%(49/414レース)9.5%(40/422レース)9,608円

級班ごとに分母が異なります。

差し45.8%の玉野|短い直線で誰が最後に届いたのか

玉野の差し決着は45.8%で、逃げ21.7%、捲り32.4%を上回ります。差し決着の平均配当21,618円と1万円以上40.7%も、玉野全体より高い側です。短直線でも差しが多く、払戻も広がる結果でした。

ただ、差しの多さは得点1位の選手の差し切り率ではありません。番手の選手が差したのか、別線が最後に差し込んだのか、得点1位の選手が車券の外へ回ったのかで、予想への意味は変わります。

玉野で決まり手を使うなら、まず差しの数字を頭に置き、次に得点1位の選手の位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下40.5%、番手・3番手の差しタイプは33.1%。短い直線でも、位置の違いは残りました。

玉野競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭捲り1,37125.3%8,908円18.7%
先頭差し78540.5%11,370円26.2%
先頭逃げ1,36120.1%8,799円17.5%
番手・3番手捲り13223.5%7,204円19.8%
番手・3番手差し2,75933.1%10,274円20.9%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

玉野のラインはどこまで残る?最長ラインの1・2着は23.2%

ラインの情報が分かった6,577レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は53.7%(3,532レース)。最長ラインが1・2着に入った割合は23.2%(1,526レース)でした。

同じラインから2人が3着以内に入った割合は85.6%、得点上位2人が別ラインで決着した割合は46.3%。短い直線でもラインの選手がまとまって残るレースは多い一方、最長ラインだけが上位を独占するわけではありません。

先行ラインが短い直線を生かして粘るのか、番手の差しや別線の捲りが届くのか。ラインの人数だけではなく、得点1位の選手が先頭か番手かを見ると、玉野の決着を出走表に合わせやすくなります。

玉野競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着53.7%(3,532/6,577レース)
最長ラインが1・2着23.2%(1,526/6,577レース)
同じラインから2人が3着以内85.6%(5,630/6,577レース)
得点上位2人が別ラインで決着46.3%(3,045/6,577レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

玉野の短直線で本命が飛ぶ形|先頭の差しタイプは4着以下40.5%

得点1位の選手が先頭にいる場合、捲りタイプは4着以下25.3%・平均配当8,908円、差しタイプは40.5%・11,370円、逃げタイプは20.1%・8,799円でした。先頭の差しタイプは、玉野全体の28.9%より高い着外率です。

差しを得意にする選手は、前の選手を使って直線で伸びる形が得意です。先頭では自分で前を踏むため、47.9mの短い直線で差すための距離が足りなくなることがあります。玉野の走路から立てた仮説が、数字にも出ています。

番手・3番手の差しタイプは4着以下33.1%・平均配当10,274円。先頭の40.5%より低いものの、全体より高い側です。短直線で差しを得意にする得点1位の選手を読むときは、ラインのどこにいるかが重要になります。

先頭の逃げタイプは4着以下20.1%で、短直線のイメージと合う側です。だからといって逃げタイプが毎回残るわけではなく、相手の捲りやラインの長さも出走表で見てみましょう。

玉野の特徴は平均より条件で差が出る|短直線・差し・S級を並べる

玉野の本命4着以下28.9%は同型場平均28.3%と1%未満の差で、3連単平均16,730円も同型場平均17,333円より低い結果です。全体だけなら、玉野は特別に荒れる場とは言いにくい数字です。

それでも差し決着の平均配当21,618円・1万円以上40.7%、S級の平均配当22,404円・1万円以上39.9%、先頭の差しタイプ4着以下40.5%があります。短直線の特徴が、条件を並べたところで荒れ方へ表れています。

数字の差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲として扱います。小さな差を玉野だけの発見とはせず、決まり手・級班・位置・払戻が同じ方向へ動く条件を重くします。

短直線だから先行が有利、差しは届かない、と一つの結論で終わらせません。玉野では差しが多く、差しの払戻も高い。では誰の差しなのか、得点1位の選手がどこにいるのか。ここまで具体化して初めて、予想の材料になります。

玉野の出走表で特徴を生かす順番

最初に級班を見てみましょう。S級は平均配当22,404円・1万円以上39.9%、A級は15,697円・32.6%。玉野全体の平均配当16,730円をすべてのレースに広げません。

次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下40.5%、番手・3番手は33.1%。47.9mの直線で差せる場所にいるのか、自分から前を踏むのかを考えます。

最後にラインの人数と相手の仕掛けを見てみましょう。どこかのラインが1・2着に入った割合は53.7%、最長ラインは23.2%。差し・捲りが短い直線へ届く形なら、過去の払戻を参考に相手の広げ方を考えます。

数字を使うときの注意

過去の割合や払戻は、次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。短直線の印象だけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置と得意戦法を見てください。