大垣競輪の特徴|差し44.7%・S級平均配当23,648円を10年分析

大垣競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
56m全国22位
最大カント
30°37′8″全国34位

大垣競輪の特徴|差し44.7%・S級平均配当23,648円を10年分析

大垣のレースを予想するとき、中くらいの直線をどう受け止めるかは悩むところです。逃げがそのまま届くのか、捲りが外を伸びるのか、それとも番手の差しが最後に浮上するのか。

過去の集計では、1着の決まり手は差しが44.7%で最多。差しで決まったレースの平均配当は21,273円でした。一方、得点1位の選手が4着以下になった割合は27.3%、3連単1万円以上は29.0%。大垣は、決まり手の多さと本命の残り方を一緒に読むと輪郭が出ます。

大垣は400mバンクで、みなし直線は56.0m、カントは30°37′8″。長直線ほど差し一色でもなく、短直線ほど逃げだけでもない中直線のグループです。バンクの印象を出発点に、級班、得意戦法、ラインの位置、払戻を数字で比べます。

大垣競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。

  • 対象期間:2016-01-06〜2026-05-22
  • 調べたレース数:7,232レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線56.0m・カント30°37′8″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

大垣の得点1位の選手の成績、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの差をまとめます。

逃げ・捲り・差しの決着率と払戻を比べ、中直線の大垣でどの決まり手が多く、どの決まり手が高配当を連れてきたのかを見てみましょう。

さらに、得点1位の選手の得意戦法とライン上の位置、ライン構成を並べます。基本数字から当日の出走表へ自然に移れるように、数字の意味を一つずつ説明します。

大垣競輪の基本成績|得点1位の選手は3着以内72.7%

大垣の得点1位の選手が1着になった割合は39.9%(2,875/7,206レース)、3着以内は72.7%(5,237/7,206レース)、4着以下は27.3%(1,969/7,206レース)でした。競走得点が単独で最も高い選手を本命としており、人気1位の成績とは別の数字です。

3連単1万円以上は29.0%(2,080/7,165レース)、平均配当は16,168円、中央値は3,950円。平均と中央値が離れているので、普段は4,000円前後の払戻が中心で、ところどころ大きな配当が出て平均を押し上げた形です。

同型場平均の得点1位の選手の4着以下は28.8%。大垣の27.3%との差は1.5%です。1%未満の差ではありませんが、場全体の本命成績だけで極端に堅い場と決めるほどの開きでもありません。決まり手や級班を足したとき、どこに特徴が残るのかが大事です。

大垣競輪の基本数値と同型場比較
項目大垣比較・意味
3連単の平均配当16,168円同型場平均 18,076円
3連単の中央値3,950円同型場の場別中央値平均 4,566円
3連単1万円以上29.0%(2,080/7,165レース)同型場平均 32.1%
得点1位の選手が1着39.9%(2,875/7,206レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.7%(5,237/7,206レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下27.3%(1,969/7,206レース)同型場平均 28.8%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

大垣競輪の級班別配当|S級平均23,648円、ガールズ平均11,007円

級班別ではS級の平均配当が23,648円、中央値6,560円で最も高くなりました。A級は15,613円・4,160円、チャレンジは11,060円・2,555円、ガールズは11,007円・2,170円です。

S級の1万円以上は39.7%、得点1位の選手の4着以下は33.3%。A級は29.6%・27.3%、チャレンジは20.7%・24.5%、ガールズは15.1%・13.1%でした。大垣の高配当を語るなら、まずS級で数字が大きく出ていることを押さえたいところです。

S級では払戻が高いだけでなく、本命の選手が4着以下になる割合もA級やチャレンジより高めです。逆にガールズは平均・中央値とも落ち着き、本命の選手も残りやすい側。同じ競輪場の数字でも、級班をまたいで『大垣は荒れる』と決めると、数字の中身を取り違えます。

大垣競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級23,648円6,560円39.7%(667/1,681レース)33.3%(563/1,690レース)23,534円
A級15,613円4,160円29.6%(1,000/3,383レース)27.3%(931/3,407レース)19,440円
チャレンジ11,060円2,555円20.7%(335/1,618レース)24.5%(398/1,623レース)12,080円
ガールズ11,007円2,170円15.1%(58/384レース)13.1%(51/389レース)9,950円

級班ごとに分母が異なります。

大垣は400m・中直線56.0m|逃げと差しの間にあるバンク

大垣は周長400m、みなし直線56.0m、カント30°37′8″です。400mの中では中直線のグループに入ります。直線がかなり長い競輪場ほど差しに寄り切らず、短い競輪場ほど逃げの押し切りに寄り切らない。その中間にあるからこそ、ラインの位置と選手の脚質を並べて考えたいバンクです。

1着の決まり手は差し44.7%、捲り29.9%、逃げ25.4%。差しが最も多い結果ですが、逃げと捲りを合わせると半分を超えます。大垣では『差しの場』と一言で片づけず、どの級班でどの戦法が払戻を広げたかを見ておきたい方が実戦的です。

中直線の特徴を数字に落とすなら、逃げが残ったとき、捲りが届いたとき、差しで前の選手を交わしたときの三つを同じ表に並べます。多い決着と高配当の決着が同じかどうかで、大垣の荒れ方の見え方は変わります。

大垣競輪の決まり手別配当|差しの平均21,273円、1万円以上36.3%

差しで決まったレースは44.7%(3,184/7,128レース)で、平均配当21,273円、中央値5,810円、1万円以上36.3%。捲りは29.9%・13,737円・3,860円・27.9%、逃げは25.4%・10,064円・2,150円・17.7%でした。 この記事では、みなし直線53m超58m未満を「400m・中直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・中直線グループの平均は逃げ22.4%、捲り32.2%、差し45.4%。大垣では逃げは3%高い、捲りは2.3%低い、差しはほぼ同じです。

大垣では、差しが多いだけでなく、差しの平均・中央値・1万円以上も三つとも高い側です。ただし、差しには番手の選手が順当に届いたレースも含まれます。高配当の差しを狙うなら、得点上位の選手が同じラインにいるのか、別線の選手が最後に届いたのかまで見てみましょう。

逃げは1万円以上が17.7%と低めですが、逃げの得点1位の選手が先頭にいる場合は4着以下17.0%でした。大垣では、逃げが少ないから不利というより、逃げる選手の力とラインの後ろに誰がいるかで結果が変わります。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ25.4%(1,814/7,128レース)10,064円2,150円17.7%22.4%
捲り29.9%(2,130/7,128レース)13,737円3,860円27.9%32.2%
差し44.7%(3,184/7,128レース)21,273円5,810円36.3%45.4%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

大垣の平均配当16,168円と中央値3,950円|高配当はどこから来る?

大垣全体の平均配当は16,168円ですが、中央値は3,950円です。5,000円未満が55.5%、1万円以上が29.0%、5万円以上が6.8%、10万円以上が2.9%。普段の払戻は5,000円未満が過半数で、平均の数字だけで高配当の多さを判断すると印象が大きくなります。

一方、S級の平均は23,648円、1万円以上39.7%。決まり手別では差しの平均21,273円、1万円以上36.3%。大垣の平均を押し上げる場面は、S級や差しの決着に多く含まれています。ここを当日の級班と並びに戻して考えると、数字を予想へ使いやすくなります。

平均だけでなく中央値も見ると、払戻の普段の水準と上振れを分けられます。大垣の場合、差しの中央値5,810円は逃げや捲りより高いものの、平均ほど極端ではありません。大穴が一度出ただけではなく、差しの決着全体が少し高い側へ寄っています。

大垣競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,168円
中央値3,950円
5,000円未満55.5%(3,978/7,165レース)
1万円以上29.0%(2,080/7,165レース)
5万円以上6.8%(488/7,165レース)
10万円以上2.9%(209/7,165レース)

払戻が分かった7,165レースを分母にしています。

得点1位の選手の得意戦法|差しタイプは4着以下36.1%

出走時点の直近4か月で、逃げ・捲り・差しの回数が最も多い戦法を、得点1位の選手の得意戦法として集計しました。逃げタイプの得点1位の選手と、捲りタイプ・差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ同じ基準で比べています。誰か一人を基準にして他の選手と比べたものではありません。

先頭を走る得点1位の選手では、逃げタイプの4着以下が17.0%・平均配当8,581円、捲りタイプは24.7%・8,604円、差しタイプは36.1%・11,398円でした。中直線の大垣では、先頭で走る差しタイプの本命が逃げタイプより崩れやすく、そのレースの払戻も高い側です。

ここは大垣らしさを考えるうえで面白い数字です。差しの決着が多い場でも、差しを得意にする得点1位の選手が先頭に置かれると、得意な形とレース中の役割がずれます。最後に伸びる脚を持つ選手が、自分で先行する展開になるかどうかを出走表で見ておきたいところです。

S級・A級・チャレンジで脚質の数字を比べる

級班を変えると、得意戦法と本命の残り方も変わります。大垣ではS級の先頭・逃げタイプが4着以下17.0%、先頭・差しタイプが36.1%。S級全体の4着以下33.3%と比べても、先頭で差しタイプの数字は高めです。

A級では、得点1位の選手の4着以下が逃げタイプ17.0%前後の安定側、差しタイプ36.1%前後の警戒側へ分かれる流れが見えます。ただし、級班別の細かな条件は対象数が異なるため、全体の数字と同じ重さで扱わず、近い条件の参考値として読みます。

チャレンジは選手構成やラインの作り方がS級と違います。S級の差しタイプの数字をチャレンジへ移すのではなく、まずチャレンジの平均配当11,060円、1万円以上20.7%、本命4着以下24.5%へ戻ります。そこから脚質や位置が近いレースを探します。

大垣競輪のライン決着|最長ラインが1・2着に入る割合は24.9%

ラインの情報が分かった6,309レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合が55.4%、最長ラインが1・2着に入った割合は24.9%でした。同じラインから2人が3着以内に入った割合は85.5%。ライン内で決まるレースは多いものの、最長ラインがそのまま上位を独占するわけではありません。

得点上位2人が別ラインで決着した割合は44.6%。大垣の差しの多さを考えると、別線の選手がゴール前で届く形が払戻を広げる場面もあります。ただし、別線だから高配当と決めず、得点差やラインの先頭の脚質まで比べて考えます。

大垣競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着55.4%(3,498/6,309レース)
最長ラインが1・2着24.9%(1,574/6,309レース)
同じラインから2人が3着以内85.5%(5,394/6,309レース)
得点上位2人が別ラインで決着44.6%(2,811/6,309レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

得点1位の選手の位置と配当|先頭の差しタイプは警戒

ラインの先頭にいる得点1位の選手は、自分で前へ踏む役割です。番手・3番手にいる選手は前の仕掛けを使って最後に伸びる役割になります。同じ得意戦法でも位置が変われば、4着以下の割合と払戻は同じになりません。

大垣では、先頭の逃げタイプが4着以下17.0%・平均配当8,581円、捲りタイプが24.7%・8,604円、差しタイプが36.1%・11,398円。番手・3番手では、逃げタイプ25.8%・9,693円、捲りタイプ30.1%・11,896円、差しタイプ31.8%・8,556円でした。

番手・3番手の逃げタイプや捲りタイプは対象数が少ないため、数字が高いからといって大垣全体の特徴とは呼びません。反対に、対象が多い先頭の三つは、脚質と位置を組み合わせると本命の選手が残りやすい形と崩れやすい形を想像しやすくなります。

大垣競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,38217.0%8,581円15.1%
先頭捲り1,16424.7%8,604円16.3%
先頭差し78636.1%11,398円22.9%
番手・3番手逃げ3125.8%9,693円16.1%
番手・3番手捲り14330.1%11,896円24.6%
番手・3番手差し2,59031.8%8,556円18.4%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

大垣競輪は荒れる?中直線らしさは、差しと位置に出ている

大垣全体の3連単1万円以上は29.0%、得点1位の選手の4着以下は27.3%。この二つだけなら、全国や同型場から大きく外れた場とは言いにくい数字です。ところが、差しは44.7%で最も多く、平均配当21,273円、1万円以上36.3%。さらに先頭の差しタイプの得点1位の選手は4着以下36.1%でした。

この組み合わせから、大垣では『差しが多いから荒れる』と短くまとめるより、差しが届くときに誰が先頭にいるのか、得点1位の選手が得意な形で走れているのかを考える方が役に立ちます。中直線は、逃げと差しのどちらか一方だけに決めるバンクではありません。

S級なら平均配当23,648円、1万円以上39.7%、本命4着以下33.3%。得点1位の選手が先頭の差しタイプなら、過去には本命の選手が崩れた割合36.1%がありました。ここに複数ラインや別線の捲りが加わるなら、配当が広がる形を考える材料になります。

大垣の出走表で見ておきたい順番

まず級班を見てみましょう。S級かA級かチャレンジかで、平均配当も本命の残り方も違います。ガールズは別の集計なので、同じ表へ混ぜません。

次に、得点1位の選手の得意戦法とライン上の位置を見てみましょう。先頭の差しタイプなら4着以下36.1%、先頭の逃げタイプなら17.0%が参考になります。得意戦法だけでなく、実際の並びと役割を見てみましょう。

最後に、逃げ・捲り・差しのどの決着になりそうか、得点上位2人が同じラインか別ラインかをまとめます。差しが届きそうなレースなら、差しの平均配当21,273円と1万円以上36.3%を思い出せますが、これは当日の払戻を約束する数字ではありません。

数字を使うときの注意

ここで紹介した割合や払戻は過去の集計です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。級班、ライン、得点1位の選手の位置、得意戦法が近いかを出走表で見てから使ってください。