大垣競輪の決まり手|差し44.7%・平均配当21,273円を10年比較
大垣の1着は差しが多い。ここまでは数字を見れば分かります。でも、差しが多いからといって、毎回高配当になるわけではありません。順当に番手が届いたのか、得点上位の選手を別線が交わしたのかで、払戻の意味は変わります。
過去の集計では、差しの割合は44.7%、平均配当は21,273円、中央値は5,810円でした。逃げは25.4%・平均10,064円、捲りは29.9%・13,737円。大垣では、よく出る決まり手と、お金が大きく動いた決まり手が同じ方向を向いています。
大垣は400mバンクで、みなし直線56.0m、カント30°37′8″の中直線です。直線の長さだけで逃げか差しかを決めず、得点1位の選手の得意戦法、級班、ライン上の位置まで比べて、どんな差しが高配当へつながったのかをまとめます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。
- 対象期間:2016-01-06〜2026-05-22
- 調べたレース数:7,232レース
- バンク:400m・中直線・みなし直線56.0m・カント30°37′8″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
大垣の逃げ・捲り・差しがどれくらい出て、それぞれの決着で平均配当・中央値・1万円以上の割合がどう違ったのかを比べます。
得点1位の選手が1着・3着以内・4着以下になった割合を基準に、得意戦法別、級班別、ライン上の位置別へ数字を進めます。
多い決まり手と高配当の決まり手が重なった理由を断定するのではなく、出走表で近い形を探すための読み方まで落とし込みます。
大垣競輪の決まり手|差し44.7%が最多、平均配当も21,273円
大垣で1着になった選手の決まり手は、逃げ25.4%(1,814/7,128レース)、捲り29.9%(2,130/7,128レース)、差し44.7%(3,184/7,128レース)でした。差しがほぼ半分を占め、逃げと捲りを合わせた割合を上回っています。
払戻を並べると、逃げの平均配当は10,064円、中央値2,150円、1万円以上17.7%。捲りは13,737円・3,860円・27.9%、差しは21,273円・5,810円・36.3%です。差しは回数だけでなく、平均・中央値・1万円以上も高い側に寄っています。
ここで大切なのは、差しが多いことと、差しで決まったレースの配当が高いことを別々に見ることです。差しの回数が多くても、番手の選手が人気どおりに届いたレースばかりなら、払戻は落ち着きます。大垣では両方が高いので、次に本命の成績を並べます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 25.4%(1,814/7,128レース) | 10,064円 | 2,150円 | 17.7% | 22.4% |
| 捲り | 29.9%(2,130/7,128レース) | 13,737円 | 3,860円 | 27.9% | 32.2% |
| 差し | 44.7%(3,184/7,128レース) | 21,273円 | 5,810円 | 36.3% | 45.4% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
大垣は400m・中直線56.0m|差しに寄る理由を数字で見ておきたい
大垣は周長400m、みなし直線56.0m、カント30°37′8″です。400mの中では中直線のグループ。長い直線の競輪場ほど最後の伸びが強く出るわけでもなく、短い直線ほど先行の押し切りだけになるわけでもありません。
この長さなら、先行した選手が粘る余地もあり、番手や別線が最後に伸びる余地もあります。だからこそ、バンクの印象だけで『差しが決まりやすい』と終わらせず、差しになったときの払戻と本命の着順まで見ておきたいところです。
実際の1着割合は差し44.7%で、逃げ・捲りより多い結果でした。差しの平均配当21,273円も逃げ・捲りを上回っています。バンクの特徴と決まり手が同じ方向を向いた部分は、大垣の予想で使える発見になりそうです。
差しの平均配当21,273円|中央値5,810円なら大穴だけではない
差しの平均配当が高いとき、数回の大穴だけが平均を押し上げた可能性もあります。そこで中央値を並べます。差しの中央値は5,810円で、捲り3,860円、逃げ2,150円より高い数字でした。差しは極端な払戻だけで目立っているわけではありません。
大垣全体では平均配当16,168円、中央値3,950円、1万円以上29.0%です。差しに限ると平均21,273円、中央値5,810円、1万円以上36.3%。全体よりも差しの方が、普段の払戻も高配当の回数も上に出ています。
ただし、差しの決着を全部同じ扱いにはしません。得点1位の選手が番手から差したのか、先頭の選手が粘れず別線の選手が差したのかで、車券の組み立ては変わります。ここからは本命の残り方を見てみましょう。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 16,168円 |
| 中央値 | 3,950円 |
| 5,000円未満 | 55.5%(3,978/7,165レース) |
| 1万円以上 | 29.0%(2,080/7,165レース) |
| 5万円以上 | 6.8%(488/7,165レース) |
| 10万円以上 | 2.9%(209/7,165レース) |
払戻が分かった7,165レースを分母にしています。
大垣競輪の本命成績|得点1位の選手は3着以内72.7%
大垣で得点1位の選手が1着になった割合は39.9%(2,875/7,206レース)、3着以内は72.7%(5,237/7,206レース)、4着以下は27.3%(1,969/7,206レース)でした。ここでいう得点1位の選手は、人気順ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手です。
3連単1万円以上は29.0%(2,080/7,165レース)。本命の選手が4着以下になる割合と、1万円以上の払戻になる割合は近い数字ですが、同じレースで必ず一緒に起きるわけではありません。本命が残って相手が人気薄になるケースも、高配当に含まれます。
差し44.7%の大垣で本命の選手が3着以内に残る割合は72.7%。差しの決まり手が多いから、本命がいつも飛ぶという意味ではありません。得点1位の選手がどの位置にいて、どの戦法を得意にしているかを加えると、差しの中身をもう少し具体的にできます。
| 項目 | 大垣 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 16,168円 | 同型場平均 18,076円 |
| 3連単の中央値 | 3,950円 | 同型場の場別中央値平均 4,566円 |
| 3連単1万円以上 | 29.0%(2,080/7,165レース) | 同型場平均 32.1% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.9%(2,875/7,206レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.7%(5,237/7,206レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.3%(1,969/7,206レース) | 同型場平均 28.8% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
得点1位の選手の得意戦法|逃げタイプは3着以内82.8%、差しタイプは67.2%
出走時点の直近4か月で、逃げ・捲り・差しの回数が一番多かった戦法を、得点1位の選手の得意戦法として集計しました。逃げタイプの得点1位の選手と、捲りタイプ・差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ同じ基準で比べています。タイプの違う選手を一対一で比べた数字ではありません。
逃げタイプの得点1位の選手は、1着55.2%、3着以内82.8%、4着以下17.2%、平均配当8,606円。捲りタイプは46.5%・74.7%・25.3%・8,965円。差しタイプは29.5%・67.2%・32.8%・9,218円でした。
大垣では、差しの決着自体は多いのに、差しタイプの得点1位の選手は逃げタイプほど残れていません。差しで1着になった選手が、得点1位の選手とは別の選手だったレースも含まれるためです。『差しが多い』と『差しタイプの本命が強い』は、同じ意味ではありません。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1,413 | 55.2% | 82.8% | 17.2% | 8,606円 | 15.1% |
| 捲り | 1,307 | 46.5% | 74.7% | 25.3% | 8,965円 | 17.2% |
| 差し | 3,377 | 29.5% | 67.2% | 32.8% | 9,218円 | 19.5% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
S級・A級・チャレンジで、差しタイプの本命成績はどう変わる?
S級では、得点1位の選手の4着以下が逃げ27.3%、捲り29.2%、差し35.9%。差しタイプの本命が崩れる割合は、逃げタイプより高い数字です。平均配当は逃げ6,455円、捲り7,346円、差し6,582円で、着外率ほど配当の差は広がっていません。
A級では逃げ18.9%、捲り26.1%、差し31.1%。平均配当は8,198円、10,061円、9,328円でした。チャレンジでは逃げ12.2%、捲り16.2%、差し33.1%、平均配当9,747円、8,730円、12,875円です。
どの級班でも差しタイプの4着以下は逃げタイプより高い側ですが、払戻の並び方は同じではありません。チャレンジでは差しタイプの本命が崩れやすく、平均配当も高い。S級では着外率の差ほど平均配当が動いていません。級班をそろえずに『差しタイプは高配当』とまとめないことが大切です。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 154 | 27.3% | 6,455円 | 10.4% |
| S級 | 捲り | 415 | 29.2% | 7,346円 | 11.2% |
| S級 | 差し | 965 | 35.9% | 6,582円 | 13.6% |
| A級 | 逃げ | 710 | 18.9% | 8,198円 | 15.7% |
| A級 | 捲り | 664 | 26.1% | 10,061円 | 21.5% |
| A級 | 差し | 1,774 | 31.1% | 9,328円 | 20.8% |
| チャレンジ | 逃げ | 549 | 12.2% | 9,747円 | 15.7% |
| チャレンジ | 捲り | 228 | 16.2% | 8,730円 | 15.8% |
| チャレンジ | 差し | 638 | 33.1% | 12,875円 | 24.7% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
ラインの位置で差しの意味が変わる|先頭の差しタイプは4着以下36.1%
得点1位の選手がラインの先頭にいるか、番手・3番手にいるかで、実際に担当する役割は違います。先頭なら自分で前へ踏み続け、番手・3番手なら前の選手の動きを使って最後に伸びる形です。
先頭の得点1位の選手では、逃げタイプの4着以下が17.0%・平均配当8,581円、捲りタイプが24.7%・8,604円、差しタイプが36.1%・11,398円でした。先頭で走る差しタイプは、得意戦法とレース中の役割がかみ合わず、本命の選手が崩れる割合が高い結果です。
番手・3番手では、逃げタイプ25.8%・9,693円、捲りタイプ30.1%・11,896円、差しタイプ31.8%・8,556円。差しタイプは先頭より4着以下が少し下がりますが、対象数や条件が違います。位置だけで当日の結果を決めるのではなく、過去の近い並びとして参考にします。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 1,382 | 17.0% | 8,581円 | 15.1% |
| 先頭 | 捲り | 1,164 | 24.7% | 8,604円 | 16.3% |
| 先頭 | 差し | 786 | 36.1% | 11,398円 | 22.9% |
| 番手・3番手 | 逃げ | 31 | 25.8% | 9,693円 | 16.1% |
| 番手・3番手 | 捲り | 143 | 30.1% | 11,896円 | 24.6% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,590 | 31.8% | 8,556円 | 18.4% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
大垣の差しで高配当になりやすい形を考える
ここまでの数字を並べると、差し44.7%、差しの平均配当21,273円、差しタイプの得点1位の選手の4着以下32.8%、先頭の差しタイプの4着以下36.1%という流れがあります。差しの決着が多く、その中でも先頭の差しタイプが本命になると、着外と払戻の両方へ警戒が必要です。
ただし、これは『差しタイプが先頭なら必ず飛ぶ』という話ではありません。ラインの後ろに力のある選手がいるのか、別線の捲りが届きそうなのか、得点差が大きいのか小さいのかで、同じ差しタイプでも展開は変わります。
S級の平均配当23,648円、1万円以上39.7%、得点1位の選手の4着以下33.3%も、差しの数字と重ねたい材料です。S級で先頭の差しタイプ、別線の捲り、得点上位の選手が複数ラインへ散る形がそろえば、過去に高配当が出た場面へ近づきます。
反対に、逃げタイプの得点1位の選手が先頭にいて、4着以下17.0%の数字に近い形なら、本命の選手が残る側へ寄ります。大垣の決まり手を使うときは、差しを買うかどうかだけでなく、どの選手が差しを許すのかまで考えるのがポイントです。
大垣競輪の出走表で決まり手を読む順番
まず級班を見てみましょう。S級・A級・チャレンジでは、得意戦法別の本命成績も払戻も違います。ガールズは別の集計なので、同じ数字へ混ぜません。
次に、得点1位の選手の直近4か月の得意戦法とライン上の位置を見てみましょう。差しタイプが先頭なら4着以下36.1%、逃げタイプが先頭なら17.0%が参考になります。得意戦法と実際の並びが合っているかを見てみましょう。
最後に、当日の1着候補が逃げ・捲り・差しのどの形になりそうかをまとめます。差しなら平均配当21,273円、中央値5,810円、1万円以上36.3%を思い出せますが、これは近い条件の過去データです。買い目を自動で決める数字ではありません。
決まり手の割合、払戻、本命の成績、ラインの位置が同じ方向へ動いたときに、荒れ方を警戒する理由が増えます。片方だけが目立つ場合は、差が小さい可能性も含めて慎重に扱います。
過去の割合や払戻は、次のレースの着順・払戻を約束する数字ではありません。決まり手やバンクの形だけで結果を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てから使ってください。