岸和田競輪は荒れる?400m・直線56.7mで差しの高配当と本命着外を検証
岸和田競輪で本命を信じるか、相手まで広げるか。逃げ・捲り・差しのどれで決まるかによって、同じ競輪場でも払戻の雰囲気は変わります。岸和田は400mバンクで、みなし直線は56.7m。カントは30°56′0″です。
10年分の集計では、3連単1万円以上が31.5%、得点1位の選手が4着以下になった割合が29.0%でした。得点1位の選手は3着以内に71.0%残っており、全体だけなら特別に本命が崩れやすい場とは言いにくい結果です。
それでも、1着の決まり手は差しが44.9%で、差しの平均配当は24,507円、1万円以上は38.1%。得点1位の選手が差しタイプだと4着以下35.2%、ライン先頭なら39.0%まで上がります。中くらいの直線を持つ岸和田で、差しの配当と本命の崩れ方がどこで重なるのかを追います。
レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。
- 対象期間:2016-01-01〜2026-07-22
- 調べたレース数:5,947レース
- バンク:400m・みなし直線56.7m・カント30°56′0″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
岸和田の得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当をまとめます。
そのうえで、逃げ・捲り・差しを得意にする得点1位の選手がどれだけ残るのか、ライン先頭か番手・3番手かで本命着外と払戻がどう変わるのかを比べます。岸和田ではS級の配当も目立つので、級班の違いと差しタイプの位置を一緒にたどります。
岸和田競輪は差しが44.9%。平均配当24,507円の決着
岸和田の1着の決まり手は、逃げ23.6%(1,374/5,813レース)、捲り31.4%(1,827/5,813レース)、差し44.9%(2,612/5,813レース)でした。差しが最も多く、逃げは4分の1ほどです。中直線の岸和田では、前が残る決着と後ろが伸びる決着の両方があります。
払戻を比べると、逃げは平均10,061円、中央値2,370円、1万円以上19.5%。捲りは平均14,436円、中央値4,360円、1万円以上30.9%、差しは平均24,507円、中央値6,100円、1万円以上38.1%でした。差しは回数だけでなく、平均・中央値・1万円以上でも高い数字です。
みなし直線56.7mは、長直線ほど極端ではありません。それでも差しの平均配当が24,507円まで伸び、中央値も6,100円でした。岸和田では、直線の長さだけで決まり手を決めず、得点1位の選手のタイプやライン位置を並べた方が荒れ方を読みやすくなります。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 23.6%(1,374/5,813レース) | 10,061円 | 2,370円 | 19.5% | 22.7% |
| 捲り | 31.4%(1,827/5,813レース) | 14,436円 | 4,360円 | 30.9% | 32.0% |
| 差し | 44.9%(2,612/5,813レース) | 24,507円 | 6,100円 | 38.1% | 45.3% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
岸和田競輪の本命成績。得点1位の選手の4着以下は29.0%
この記事でいう本命は、人気1位の選手ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。人気やオッズとは別の基準なので、車券で一番売れている選手と一致しない場合があります。
岸和田で得点1位の選手が1着になった割合は37.5%(2,215/5,904レース)、3着以内は71.0%(4,189/5,904レース)、4着以下は29.0%(1,715/5,904レース)でした。3着以内には7割ほど残りますが、4着以下になるレースも約3割あります。
3連単1万円以上は31.5%(1,834/5,829レース)です。本命が3着以内に残ったレースでも、差しで相手が入れば払戻は広がります。岸和田の荒れ方を考えるときは、本命の着外と差しの高配当を一つの結果にまとめず、それぞれの動きを追います。
| 項目 | 岸和田 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 18,008円 | 同型場平均 17,846円 |
| 3連単の中央値 | 4,360円 | 同型場の場別中央値平均 4,515円 |
| 3連単1万円以上 | 31.5%(1,834/5,829レース) | 同型場平均 31.8% |
| 得点1位の選手が1着 | 37.5%(2,215/5,904レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 71.0%(4,189/5,904レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 29.0%(1,715/5,904レース) | 同型場平均 28.6% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
岸和田競輪の平均配当18,008円。中央値4,360円とS級の数字を比べる
岸和田の3連単平均配当は18,008円、中央値は4,360円でした。平均配当は一部の大きな払戻で上がりやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで高配当が続く場と決めず、普段の払戻がどのあたりに集まるのかも見てみましょう。
5,000円未満は53.0%(3,092/5,829レース)、1万円以上は31.5%(1,834/5,829レース)、5万円以上は7.9%(461/5,829レース)、10万円以上は3.6%(208/5,829レース)でした。半分を超えるレースは5,000円未満ですが、10万円以上まで伸びるレースもあります。
決まり手別の中央値は、差し6,100円、捲り4,360円、逃げ2,370円です。差しは平均24,507円だけでなく、中央の金額も高くなっています。岸和田の荒れ方を考えるなら、差しで決まったレースの回数と払戻の両方を手がかりにします。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 18,008円 |
| 中央値 | 4,360円 |
| 5,000円未満 | 53.0%(3,092/5,829レース) |
| 1万円以上 | 31.5%(1,834/5,829レース) |
| 5万円以上 | 7.9%(461/5,829レース) |
| 10万円以上 | 3.6%(208/5,829レース) |
払戻が分かった5,829レースを分母にしています。
岸和田競輪の級班別配当。S級は平均23,860円、1万円以上38.1%
S級の3連単平均配当は23,860円、中央値6,060円、1万円以上38.1%、得点1位の選手の4着以下34.5%でした。A級は平均17,825円、中央値4,680円、1万円以上32.4%、本命着外29.5%。S級はA級より配当も本命着外も高い数字です。
チャレンジは平均9,771円、中央値2,495円、1万円以上21.5%、本命着外24.0%。ガールズは平均11,991円、中央値1,960円、1万円以上19.1%、本命着外12.1%でした。級班をまたぐと払戻の水準も本命の残り方も変わるため、岸和田全体の平均を別の級班へそのまま移しません。
場全体の1万円以上は31.5%ですが、S級では38.1%まで上がります。本命の4着以下もS級で34.5%です。岸和田の差しの高配当を考えるときは、まずS級かA級かをそろえると、数字の見え方が変わります。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 23,860円 | 6,060円 | 38.1%(721/1,893レース) | 34.5%(660/1,915レース) | 23,508円 |
| A級 | 17,825円 | 4,680円 | 32.4%(825/2,549レース) | 29.5%(764/2,590レース) | 19,164円 |
| チャレンジ | 9,771円 | 2,495円 | 21.5%(213/992レース) | 24.0%(240/999レース) | 12,242円 |
| ガールズ | 11,991円 | 1,960円 | 19.1%(73/383レース) | 12.1%(47/388レース) | 9,827円 |
級班ごとに分母が異なります。
岸和田競輪の得点1位の選手。逃げタイプの3着以内81.6%、差しタイプの4着以下35.2%
得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。逃げタイプの得点1位の選手、捲りタイプの得点1位の選手、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ岸和田でどんな成績と払戻になったか比べています。タイプの違う選手の優劣を決める集計ではありません。
逃げタイプの得点1位の選手は、1着50.4%、3着以内81.6%、4着以下18.4%、平均配当8,010円でした。捲りタイプは1着43.5%、3着以内71.1%、4着以下28.9%、平均配当7,412円。差しタイプは1着27.0%、3着以内64.8%、4着以下35.2%、平均配当10,387円です。
差しの決着は44.9%と多く、差しの払戻も高い一方、得点1位の選手のタイプ別では逃げタイプが最も残り、差しタイプが最も4着以下になりました。差しで決まるレースが多いことと、差しタイプの本命が残ることは別です。岸和田ではこのずれを押さえておきたいところです。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1,011 | 50.4% | 81.6% | 18.4% | 8,010円 | 16.8% |
| 捲り | 1,219 | 43.5% | 71.1% | 28.9% | 7,412円 | 14.1% |
| 差し | 2,775 | 27.0% | 64.8% | 35.2% | 10,387円 | 20.5% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
岸和田競輪では、S級とA級の差しタイプで平均配当が伸びる
S級では、逃げタイプの得点1位の選手の4着以下が27.1%、平均配当4,842円でした。捲りタイプは32.7%、6,591円、差しタイプは37.2%、8,878円です。S級では差しタイプの本命着外が最も高くなっています。
A級では逃げタイプの4着以下が19.5%、平均配当8,813円。捲りタイプは28.3%、8,688円、差しタイプは33.8%、11,189円でした。チャレンジでは逃げタイプ11.1%、8,657円、捲りタイプ17.9%、6,118円、差しタイプ34.5%、11,514円です。
岸和田では、S級の差しタイプが4着以下37.2%、A級の差しタイプが平均配当11,189円、チャレンジの差しタイプが4着以下34.5%・平均配当11,514円でした。差しタイプの着外と払戻が、級班によって違う形で目立っています。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 192 | 27.1% | 4,842円 | 13.2% |
| S級 | 捲り | 544 | 32.7% | 6,591円 | 11.8% |
| S級 | 差し | 1,018 | 37.2% | 8,878円 | 17.6% |
| A級 | 逃げ | 514 | 19.5% | 8,813円 | 17.6% |
| A級 | 捲り | 513 | 28.3% | 8,688円 | 15.6% |
| A級 | 差し | 1,345 | 33.8% | 11,189円 | 21.3% |
| チャレンジ | 逃げ | 305 | 11.1% | 8,657円 | 17.8% |
| チャレンジ | 捲り | 162 | 17.9% | 6,118円 | 17.4% |
| チャレンジ | 差し | 412 | 34.5% | 11,514円 | 25.5% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
岸和田競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下39.0%
得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レース中の役割は変わります。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の動きに乗って最後に伸びる形です。岸和田では、差しタイプが先頭にいると本命着外が増えました。
ライン先頭の得点1位の選手は、逃げタイプの4着以下が18.4%、平均配当8,065円。捲りタイプは28.5%、7,220円、差しタイプは39.0%、9,950円でした。差しタイプが先頭にいると、4着以下が4割に近づきます。
番手・3番手では、差しタイプの4着以下が34.1%、平均配当10,514円、捲りタイプは31.3%、8,639円でした。先頭の差しタイプ39.0%より低い数字です。差しタイプが番手・3番手にいると払戻は高くなりましたが、先頭では本命着外がより目立つ。岸和田は、位置を一つにまとめずに読んだ方が数字の違いを拾えます。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 988 | 18.4% | 8,065円 | 16.7% |
| 先頭 | 捲り | 1,053 | 28.5% | 7,220円 | 13.8% |
| 先頭 | 差し | 623 | 39.0% | 9,950円 | 22.8% |
| 番手・3番手 | 捲り | 166 | 31.3% | 8,639円 | 16.0% |
| 番手・3番手 | 差し | 2,152 | 34.1% | 10,514円 | 19.9% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
岸和田競輪の荒れ方は、S級の配当と先頭の差しタイプに出る
岸和田の3連単1万円以上は31.5%、平均配当18,008円、中央値4,360円。得点1位の選手の4着以下は29.0%でした。全レースをまとめた数字だけなら、本命が特に飛びやすい場とは言いにくい結果です。
一方で、差しは1着の44.9%、平均配当24,507円、中央値6,100円、1万円以上38.1%。S級では平均配当23,860円、本命着外34.5%。得点1位の選手では差しタイプの4着以下35.2%、ライン先頭にいると39.0%まで上がりました。
岸和田は、差しが多いから全レースが荒れる場ではありません。逃げタイプの本命は3着以内81.6%とよく残っています。それでも差しで決まったときの払戻は高く、S級の配当も伸びる。差しタイプの本命が先頭にいると着外が増える。中直線の岸和田では、この組み合わせに荒れ方が出ています。
岸和田競輪は荒れる?直線56.7mで差しとS級配当を読む
岸和田は400mで、みなし直線56.7m、カント30°56′0″です。3連単1万円以上は31.5%、得点1位の選手の4着以下は29.0%。基本数字だけなら、毎回波乱になる場とは言いにくい結果です。
ただ、差しは1着の44.9%を占め、平均配当24,507円、中央値6,100円、1万円以上38.1%。S級の平均配当は23,860円で、差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下39.0%でした。差しの高配当と本命着外が同じ方向へ動く形を探します。
岸和田で出走表を開いたら、級班とラインの並びを確認し、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たるかを見てみましょう。差しタイプが先頭にいるなら、4着以下39.0%と差しの高配当に近い形かを考える。S級なら平均配当23,860円にも近いかをそろえると、岸和田の荒れ方を考えやすくなります。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。