岸和田競輪の決まり手|差し44.9%・平均配当24,507円を検証

岸和田競輪の決まり手|差し44.9%・平均配当24,507円を検証

岸和田でいちばん多い1着の決まり手は差し。割合は44.9%で、差しで決まったレースの平均配当も24,507円まで上がっています。よく出る決まり手と、高配当になった決まり手が同じです。

岸和田は400m・みなし直線56.7mの中直線バンク。3連単1万円以上は31.5%、得点1位の選手の4着以下は29.0%でした。場全体が極端に荒れるというより、差しの決着と本命の得意戦法で数字が変わるタイプです。

差しが多いから荒れるのか。差しを得意にする得点1位の選手が飛ぶと払戻も伸びるのか。逃げ・捲り・差しの数字に、級班とライン内の位置を並べてみましょう。

岸和田競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-07-22
  • 調べたレース数:5,947レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線56.7m・カント30°56′0″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

岸和田の逃げ・捲り・差しが何回1着になり、その決着で平均いくらの払戻が出たのかをまとめます。

得点1位の選手の基本成績、級班別の配当、得意戦法別の本命成績、ライン内の位置まで数字を並べます。

400m・中直線というバンクの特徴が、差しの多さ、本命の着外、高配当と同じ方向へ出ているかを岸和田の数字で読み解きます。

岸和田競輪のバンク特徴|400m・中直線で差し44.9%

岸和田は400mバンクで、みなし直線は56.7m。分類上は400m・中直線のグループです。カントは30°56′0″。長直線ほど最後の伸びに頼るわけでも、短直線ほど前の選手がそのまま残るわけでもない、真ん中の長さです。

1着決まり手は逃げ23.6%、捲り31.4%、差し44.9%。差しが最多で、平均配当24,507円、中央値6,100円、1万円以上38.1%も三つの決まり手で最も高い結果でした。中直線でも、岸和田では後ろから届く差しが多く、払戻まで広がっています。

バンクの長さだけで差しの理由を断定することはできません。ただ、差しの回数と払戻がそろって高いという事実は、岸和田の決まり手を読む入口になります。ここから本命の選手や級班を加え、どんなレースで差しが荒れ方へつながったのかを見てみましょう。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ23.6%(1,374/5,813レース)10,061円2,370円19.5%22.7%
捲り31.4%(1,827/5,813レース)14,436円4,360円30.9%32.0%
差し44.9%(2,612/5,813レース)24,507円6,100円38.1%45.3%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

岸和田競輪の本命成績|得点1位の選手は3着以内71.0%

得点1位の選手が1着になった割合は37.5%(2,215/5,904レース)、3着以内は71.0%(4,189/5,904レース)、4着以下は29.0%(1,715/5,904レース)でした。ここでいう得点1位の選手は、人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手です。

同じ400m・中直線グループの本命4着以下は28.6%。岸和田との差は0.4%なので、ほぼ同じです。本命の選手が特別に飛びやすい場とは言いにくく、3連単1万円以上31.5%の理由を着外だけで説明するのは難しい結果です。

それでもS級では本命4着以下が34.5%まで上がり、差しタイプの得点1位の選手は35.2%でした。岸和田の荒れ方は、場全体の数字よりも、級班や得意戦法を加えたときに輪郭が出ます。

岸和田競輪の基本数値と同型場比較
項目岸和田比較・意味
3連単の平均配当18,008円同型場平均 17,846円
3連単の中央値4,360円同型場の場別中央値平均 4,515円
3連単1万円以上31.5%(1,834/5,829レース)同型場平均 31.8%
得点1位の選手が1着37.5%(2,215/5,904レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.0%(4,189/5,904レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下29.0%(1,715/5,904レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

岸和田競輪の3連単配当|平均18,008円・中央値4,360円

岸和田の3連単平均配当は18,008円、中央値は4,360円でした。平均の方がかなり高いのは、少数の大きな払戻が全体を押し上げているからです。普段のレースに近い金額は中央値で見てみましょう。

5,000円未満は53.0%(3,092/5,829レース)、1万円以上は31.5%(1,834/5,829レース)、5万円以上は7.9%(461/5,829レース)、10万円以上は3.6%(208/5,829レース)でした。半分以上は5,000円未満ですが、10万円以上も208レースあります。

同型場平均は平均17,846円、中央値4,515円、1万円以上31.8%。岸和田の平均は同型場より162円高いだけで、中央値は155円低く、1万円以上は0.3%低い結果です。ここはほぼ同じで、配当全体を岸和田だけの特徴とは扱いません。

岸和田らしさが出るのは、決まり手別や級班別へ分けた後です。場全体の平均だけでは見えにくい差しとS級の数字を、次に詳しく比べます。

岸和田競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当18,008円
中央値4,360円
5,000円未満53.0%(3,092/5,829レース)
1万円以上31.5%(1,834/5,829レース)
5万円以上7.9%(461/5,829レース)
10万円以上3.6%(208/5,829レース)

払戻が分かった5,829レースを分母にしています。

岸和田競輪の級班別配当|S級の平均23,860円・本命4着以下34.5%

S級の平均配当は23,860円、中央値6,060円、1万円以上38.1%でした。A級は平均17,825円・中央値4,680円・1万円以上32.4%、チャレンジは9,771円・2,495円・21.5%。S級の払戻が岸和田全体を引っ張っています。

得点1位の選手の4着以下はS級34.5%、A級29.5%、チャレンジ24.0%でした。S級は配当が高いだけでなく、本命の選手が4着以下になる割合も全体29.0%より5.5%高い結果です。差しの高配当と本命の崩れが重なりやすいのはS級です。

ガールズの平均配当は11,991円、中央値1,960円、1万円以上19.1%、得点1位の選手の4着以下12.1%でした。レースの組み立てが違うため、S級・A級・チャレンジの数字と一つに混ぜません。

岸和田競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級23,860円6,060円38.1%(721/1,893レース)34.5%(660/1,915レース)23,508円
A級17,825円4,680円32.4%(825/2,549レース)29.5%(764/2,590レース)19,164円
チャレンジ9,771円2,495円21.5%(213/992レース)24.0%(240/999レース)12,242円
ガールズ11,991円1,960円19.1%(73/383レース)12.1%(47/388レース)9,827円

級班ごとに分母が異なります。

岸和田競輪の得点1位の選手|差しタイプは4着以下35.2%・平均配当10,387円

得点1位の選手を、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどれが多かったかによって分類しました。タイプ同士の選手を直接比べるのではなく、それぞれのタイプの得点1位の選手がどんな成績と払戻になったかを比べています。

逃げタイプは1着50.4%、3着以内81.6%、4着以下18.4%、平均配当8,010円。捲りタイプは1着43.5%、3着以内71.1%、4着以下28.9%、平均7,412円。差しタイプは1着27.0%、3着以内64.8%、4着以下35.2%、平均10,387円でした。

差しタイプは本命の4着以下が最も多い一方、平均配当も三つのタイプで最も高い結果です。差しが1着になったレースの平均24,507円と、差しタイプの得点1位の選手が出たレースの平均10,387円は同じ数字ではありませんが、岸和田では差しと高配当が別々の表でも目立ちます。

逃げタイプは3着以内81.6%、4着以下18.4%で安定しています。中直線で差しが多いからといって、逃げを得意にする得点1位の選手まで崩れやすいわけではありません。決まり手全体と本命の得意戦法は、別々に考える必要があります。

岸和田競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ1,01150.4%81.6%18.4%8,010円16.8%
捲り1,21943.5%71.1%28.9%7,412円14.1%
差し2,77527.0%64.8%35.2%10,387円20.5%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

岸和田競輪の級班と得意戦法|S級の差しタイプは4着以下37.2%

S級の差しタイプは4着以下37.2%、平均配当8,878円、1万円以上17.6%。S級の逃げタイプは4着以下27.1%でした。S級全体で本命4着以下が34.5%なので、差しを得意にする本命の選手はさらに崩れる側へ寄っています。

A級でも差しタイプの4着以下は33.8%、平均配当11,189円、1万円以上21.3%。チャレンジでは差しタイプの4着以下34.5%、平均11,514円、1万円以上25.5%でした。級班が下がっても、差しタイプでは着外と高配当が同じ方向へ出ています。

ただし、対象レース数や級班ごとのレース内容は同じではありません。差しタイプの数字を全ての岸和田へ広げず、当日の得点1位の選手が差しタイプなのか、級班がどこなのかを見てから参考にします。

岸和田競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ19227.1%4,842円13.2%
S級捲り54432.7%6,591円11.8%
S級差し1,01837.2%8,878円17.6%
A級逃げ51419.5%8,813円17.6%
A級捲り51328.3%8,688円15.6%
A級差し1,34533.8%11,189円21.3%
チャレンジ逃げ30511.1%8,657円17.8%
チャレンジ捲り16217.9%6,118円17.4%
チャレンジ差し41234.5%11,514円25.5%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

岸和田競輪で本命が飛ぶ場面|ライン先頭の差しタイプは4着以下39.0%

得点1位の選手がライン先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかでも結果は変わります。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の動きを使って最後に伸びる形です。

ライン先頭の差しタイプは4着以下39.0%、平均配当9,950円、1万円以上22.8%でした。差しタイプ全体の4着以下35.2%より3.8%高い結果です。中直線で差しが多い岸和田でも、差しを得意にする本命の選手が先頭を走る形は、着外と払戻が大きくなっています。

番手・3番手の差しタイプは4着以下34.1%、平均配当10,514円、1万円以上19.9%。先頭との差は4.9%で、平均配当は番手・3番手の方が564円高い結果でした。先頭では本命が崩れやすく、番手では崩れたときの払戻が少し高い。位置で表情が変わります。

逃げタイプは先頭4着以下18.4%、番手・3番手17.4%で、どちらも差しタイプより低い結果です。岸和田の差しの多さを読むときは、決まり手だけでなく、得点1位の選手の得意戦法と位置まで確かめたいところです。

岸和田競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ98818.4%8,065円16.7%
先頭捲り1,05328.5%7,220円13.8%
先頭差し62339.0%9,950円22.8%
番手・3番手捲り16631.3%8,639円16.0%
番手・3番手差し2,15234.1%10,514円19.9%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

岸和田競輪の決まり手と荒れ方|差し・S級・本命の位置を並べる

岸和田は、場全体だけで見ると極端に荒れる競輪場ではありません。3連単1万円以上31.5%は同型場平均31.8%とほぼ同じで、本命4着以下29.0%も同型場平均28.6%とほぼ同じです。

それでも、差しの平均配当24,507円・1万円以上38.1%、S級の平均23,860円・本命4着以下34.5%、差しタイプの本命4着以下35.2%、ライン先頭の差しタイプ39.0%は、場全体から離れた数字です。これらが重なるレースを岸和田の警戒場面と考えます。

1%未満の差はほぼ同じと扱います。岸和田の特徴を探すときは、少し高い・少し低いだけの数字を大きく扱わず、決まり手、級班、得意戦法、ライン内の位置が同じ方向へ動いたところを重く置きます。

岸和田競輪の出走表で確かめたいポイント

出走表では、まず級班を見てみましょう。S級なら本命4着以下34.5%、1万円以上38.1%。次に得点1位の選手の直近4ヶ月の得意戦法を確認し、差しタイプならライン先頭か番手・3番手かを見てみましょう。

差しタイプがライン先頭なら4着以下39.0%、平均配当9,950円。番手・3番手なら4着以下34.1%、平均配当10,514円でした。差しの展開になりそうかだけでなく、本命の選手がどこから差す形なのかを考えます。

最後に、当日のラインと車立てが過去の対象レースに近いかを比べます。差し44.9%という場の傾向は手掛かりになりますが、当日の結果を約束する数字ではありません。近い条件が複数そろったときに、岸和田の荒れ方を予想へ生かします。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。決まり手だけで結果を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てください。