玉野競輪の決まり手|差し45.8%・平均配当21,618円を短直線で検証

玉野競輪の決まり手|差し45.8%・平均配当21,618円を短直線で検証

玉野競輪で一番多い1着の決まり手は差しです。直線47.9mの短直線なのに、差しが45.8%。前がそのまま残ると思っていると、数字との違いに気づきます。

差し決着の平均配当は21,618円、中央値6,770円、1万円以上40.7%。逃げ・捲りより、回数も払戻も大きい側です。短い直線で差しが届いたレースが、玉野の荒れ方へどう関わったのかを追います。

得点1位の選手の得意戦法、ラインの先頭か番手・3番手か、S級・A級・チャレンジの違いまで加えます。差しが多いという一言で終わらせず、誰の差しで本命が飛んだのかを数字からまとめます。

玉野競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-07-24
  • 調べたレース数:7,572レース
  • バンク:400m・短直線・みなし直線47.9m・カント30°37′33″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

玉野の逃げ・捲り・差しの決着割合、平均配当・中央値・1万円以上の割合を比べます。

得点1位の選手の基本成績、得意戦法、級班、ライン内の位置を並べ、差し決着と本命の着外が同じ方向へ動いた場面をまとめます。

400m・直線47.9m・カント30°37′33″の短直線という特徴を、実際の決まり手と払戻へ結び付けます。

玉野の1着決まり手|差し45.8%が最多、捲り32.4%・逃げ21.7%

玉野の1着決まり手は、差し45.8%(3,413/7,444レース)、捲り32.4%(2,415レース)、逃げ21.7%(1,616レース)でした。差しが半分近くあり、逃げを大きく上回っています。

玉野は400mバンクで、みなし直線47.9m、カント30°37′33″。短い直線で前の選手が残るイメージとは違い、差しが最も多い結果です。ラインの先頭が粘るより、番手や別線が最後に届いたレースが多かったと考えられます。

ただし、差し45.8%は得点1位の選手が差し切った割合ではありません。相手の選手による差しも含まれます。差しの回数を本命の勝率へ置き換えず、払戻と本命の成績を別の数字として並べます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.7%(1,616/7,444レース)10,515円2,705円18.6%24.1%
捲り32.4%(2,415/7,444レース)13,710円4,000円27.6%31.7%
差し45.8%(3,413/7,444レース)21,618円6,770円40.7%44.2%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

差し決着の平均配当21,618円|短直線でも払戻が広がる

逃げ決着は平均10,515円・中央値2,705円・1万円以上18.6%。捲りは13,710円・4,000円・27.6%。差しは21,618円・6,770円・40.7%でした。差しは決まり手の回数だけでなく、中央値と高配当率も高い側です。

玉野全体の平均配当は16,730円、中央値4,590円。差し決着は平均で約5,000円、中央値でも2,000円以上高くなっています。短い直線で差しが届くとき、相手の選手が広がるレースが多かったと読めます。

平均だけでなく中央値を置いたのは、少数の高配当の影響を見ておきたいためです。差しは中央値も高いので、数回の大きな払戻だけで目立っているわけではありません。

玉野競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,730円
中央値4,590円
5,000円未満52.0%(3,889/7,473レース)
1万円以上31.7%(2,368/7,473レース)
5万円以上7.2%(536/7,473レース)
10万円以上3.2%(238/7,473レース)

払戻が分かった7,473レースを分母にしています。

得点1位の選手は4着以下28.9%|差しの多さと本命成績を分ける

玉野で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着38.6%(2,919/7,556レース)、3着以内71.1%(5,373/7,556レース)、4着以下28.9%(2,183/7,556レース)でした。人気1位ではなく、競走得点を基準にしています。

3着以内は7割を超えています。差し決着が多い玉野でも、本命の選手が毎回差されるわけではありません。ただ、4着以下も約3割あり、差し決着の相手が本命を外へ回したレースも含まれます。

3連単1万円以上は31.7%(2,368/7,473レース)。本命の着外28.9%と高配当31.7%は似た数字でも意味が違います。本命が残ったまま相手で配当が上がったケースもあるため、二つを一つの荒れ率にしません。

玉野競輪の基本数値と同型場比較
項目玉野比較・意味
3連単の平均配当16,730円同型場平均 17,333円
3連単の中央値4,590円同型場の場別中央値平均 4,507円
3連単1万円以上31.7%(2,368/7,473レース)同型場平均 31.6%
得点1位の選手が1着38.6%(2,919/7,556レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.1%(5,373/7,556レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.9%(2,183/7,556レース)同型場平均 28.3%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

差しタイプの得点1位の選手は4着以下34.7%|誰の差しが多い?

得点1位の選手を、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどれが多かったかで分類しました。逃げタイプは4着以下19.9%・平均配当8,806円、捲りタイプは25.1%・8,759円、差しタイプは34.7%・10,517円です。

玉野全体では差し45.8%が最多なのに、差しタイプの得点1位の選手は着外が高い結果でした。差しを得意にする選手が、いつも番手から差せるわけではありません。先頭を任されると、短い直線で最後に伸びる形を作りにくくなります。

逃げタイプは3着以内80.1%、差しタイプは65.3%。玉野の決まり手の多さと、本命の得意戦法別成績を別々に考えると、差し決着が多いのに本命の差しタイプが崩れる理由を考えやすくなります。

玉野競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
捲り1,50346.4%74.9%25.1%8,759円18.8%
差し3,54428.3%65.3%34.7%10,517円22.0%
逃げ1,39051.9%80.1%19.9%8,806円17.7%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

級班と得意戦法を並べる|チャレンジの差しタイプは平均13,998円

S級では差しタイプの4着以下36.9%・平均配当8,010円、捲り27.4%・6,419円、逃げ29.1%・7,341円。A級では差し33.3%・11,324円、捲り24.8%・8,890円、逃げ20.1%・7,692円でした。

チャレンジは差しタイプの4着以下34.2%・平均配当13,998円、捲り21.4%・13,362円、逃げ15.4%・10,835円。差しタイプはどの級班でも着外が高い側ですが、払戻の水準はチャレンジで大きくなっています。

短直線と差しの関係を考えるときも、級班は外せません。S級の差しタイプとチャレンジの差しタイプを同じ選手のように扱わず、当日のレース区分に合う数字に合わせます。

玉野競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級捲り52627.4%6,419円13.8%
S級差し1,26836.9%8,010円18.0%
S級逃げ24729.1%7,341円15.5%
A級捲り72924.8%8,890円21.3%
A級差し1,76433.3%11,324円23.5%
A級逃げ62220.1%7,692円19.1%
チャレンジ捲り24821.4%13,362円22.4%
チャレンジ差し51234.2%13,998円27.2%
チャレンジ逃げ52115.4%10,835円17.1%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

玉野競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級22,404円6,780円39.9%(874/2,193レース)34.0%(753/2,214レース)21,982円
A級15,697円4,960円32.6%(1,118/3,432レース)29.0%(1,005/3,463レース)17,712円
チャレンジ12,911円3,060円22.7%(326/1,433レース)26.4%(385/1,456レース)12,072円
ガールズ8,457円1,730円11.8%(49/414レース)9.5%(40/422レース)9,608円

級班ごとに分母が異なります。

先頭の差しタイプは4着以下40.5%|47.9mで差し切れない位置

得点1位の選手が先頭にいる場合、差しタイプは4着以下40.5%・平均配当11,370円でした。捲りタイプは25.3%・8,908円、逃げタイプは20.1%・8,799円。先頭の差しタイプだけが、玉野全体の28.9%を大きく上回っています。

差しを得意にする選手は、前の選手を使って最後に伸びる形が得意です。先頭では自分で前を踏み、47.9mの短い直線で差すための距離が足りなくなることがあります。玉野のバンクから考えた仮説が、先頭の差しタイプ40.5%に表れました。

番手・3番手の差しタイプは4着以下33.1%・平均配当10,274円。先頭より低いものの、全体より高い側です。差しタイプの得点1位の選手を出走表で見つけたら、戦法名より先にラインの位置を見てみましょう。

先頭の逃げタイプは4着以下20.1%。短直線で先行が残るイメージと合う数字ですが、相手の捲りや差しが届く可能性までなくなるわけではありません。

玉野競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭捲り1,37125.3%8,908円18.7%
先頭差し78540.5%11,370円26.2%
先頭逃げ1,36120.1%8,799円17.5%
番手・3番手捲り13223.5%7,204円19.8%
番手・3番手差し2,75933.1%10,274円20.9%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

玉野の決まり手から荒れ方を読む|多い差しと高配当を一つにしない

玉野は差し45.8%が最多で、差し決着の平均配当21,618円・1万円以上40.7%も目立ちます。短直線だから前が残るというイメージに反して、差しが回数と払戻の両方で高い結果です。

一方、得点1位の選手の4着以下は28.9%で、場全体が本命崩れの連続ではありません。差し決着が多いだけなら、本命の選手が残って相手の選手で払戻が上がったレースも含まれます。

玉野で警戒したいのは、先頭の差しタイプ40.5%、S級の1万円以上39.9%、差し決着の1万円以上40.7%です。これらが当日の出走表で近いときに、短直線でも本命が飛ぶ可能性と相手の広がりを考えます。

数字の差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲です。小さな差を玉野だけの特徴にせず、短直線・差し・級班・位置の複数の数字が同じ方向を向いたところを残します。

玉野の出走表で決まり手を予想へ生かす順番

まずS級・A級・チャレンジ・ガールズのどれかを見てみましょう。平均配当はS級22,404円、A級15,697円、チャレンジ12,911円、ガールズ8,457円。級班が違う数字を、そのまま横へ広げません。

次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下40.5%、番手・3番手の差しタイプは33.1%。47.9mの短い直線で差せる場所にいるのか、自分で前を踏むのかを考えます。

最後に相手のラインと決まり手を見てみましょう。差し決着の平均21,618円や1万円以上40.7%は過去の参考値です。当日の並びが近いときだけ、差しを軸にするのか、相手の捲りや逃げを入れるのかを決めます。

数字を使うときの注意

決まり手別の割合や払戻は過去の集計結果です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。短直線だけで決着を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置と得意戦法を見てください。