小松島競輪の決まり手|差し48.8%・平均配当27,050円を検証
小松島で1着がいちばん多かった決まり手は差しでした。割合は48.8%。しかも差しで決まったレースの平均配当は27,050円で、逃げ10,411円、捲り15,755円を大きく上回っています。多い決まり手と高配当になった決まり手が重なった形です。
ただ、小松島の3連単全体の平均配当は20,135円、得点1位の選手の4着以下は29.4%。本命が特別に崩れ続けるというより、差しの決着になったときに払戻が広がる印象が強い数字です。
400m・みなし直線55.5m・カント29°46′27″の中直線バンクで、なぜ差しの数字が目立つのか。級班、得意戦法、ラインの先頭か番手・3番手かまで比べ、小松島の荒れ方を具体的にたどります。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。
- 対象期間:2016-01-27〜2026-06-06
- 調べたレース数:5,094レース
- バンク:400m・中直線・みなし直線55.5m・カント29°46′27″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
小松島の逃げ・捲り・差しが何回1着になり、その決着で平均いくらの払戻が出たのかを比べます。
得点1位の選手の1着・3着以内・4着以下、級班ごとの配当、得意戦法ごとの本命成績、ライン内の位置まで数字を並べます。
400m・中直線で差しが多いという印象と、実際の高配当が同じ方向を向いているのか。数字の差が小さいところは大きく扱わず、差が残ったところを中心に読みます。
小松島競輪のバンク特徴|400m・中直線で差しが最多
小松島は400mバンクで、みなし直線は55.5m。400mの中では中直線のグループです。カントは29°46′27″。長い直線の競輪場ほど最後の伸びに寄るわけでもなく、短い直線ほど先行した選手がそのまま残るとも限らない、真ん中の長さです。
1着の決まり手は逃げ21.2%、捲り30.0%、差し48.8%。差しがほぼ半分を占め、平均配当も27,050円、1万円以上も42.7%で三つの決まり手の中で最も高い結果でした。小松島では、差しが多いだけでなく、その差しが高配当の場面にも重なっています。
もちろん、みなし直線55.5mだけで差しの多さや払戻の高さを説明することはできません。ラインの人数、級班、先頭を走る選手の戦法がそろって初めて、レースの形が決まります。そこで、まず本命の基本成績と場全体の配当を置き、差しの数字がどこまで残るかを見てみましょう。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 21.2%(1,059/5,005レース) | 10,411円 | 2,310円 | 20.7% | 23.0% |
| 捲り | 30.0%(1,503/5,005レース) | 15,755円 | 4,830円 | 32.5% | 32.2% |
| 差し | 48.8%(2,443/5,005レース) | 27,050円 | 7,010円 | 42.7% | 44.9% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
小松島競輪の本命成績|得点1位の選手は3着以内70.6%
小松島で得点1位の選手が1着になった割合は37.6%(1,907/5,074レース)、3着以内は70.6%(3,582/5,074レース)、4着以下は29.4%(1,492/5,074レース)でした。ここでいう得点1位の選手は、人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手です。
同じ400m・中直線グループの本命4着以下は28.6%。小松島との差は0.8%なので、1%未満の差はほぼ同じと扱えます。得点1位の選手が特別に飛びやすい競輪場というより、配当の高さを決まり手や級班から探した方が小松島らしさに近づきます。
得点1位の選手が3着以内に残っていても、1着を逃して相手が入れば払戻は変わります。本命の成績と、差し・捲り・逃げで決まったときの金額は別の数字です。ここを混ぜずに並べると、差しの高配当がどこから出ているのかが分かりやすくなります。
| 項目 | 小松島 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 20,135円 | 同型場平均 17,580円 |
| 3連単の中央値 | 5,000円 | 同型場の場別中央値平均 4,435円 |
| 3連単1万円以上 | 35.0%(1,753/5,015レース) | 同型場平均 31.4% |
| 得点1位の選手が1着 | 37.6%(1,907/5,074レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 70.6%(3,582/5,074レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 29.4%(1,492/5,074レース) | 同型場平均 28.6% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
小松島競輪の3連単配当|平均20,135円・中央値5,000円
小松島の3連単平均配当は20,135円、中央値は5,000円でした。平均の方が高いのは、一部の大きな払戻が数字を押し上げているからです。普段のレースに近い金額を知りたいときは、中央値を横に置くと印象が偏りません。
5,000円未満は50.0%(2,506/5,015レース)、1万円以上は35.0%(1,753/5,015レース)、5万円以上は9.0%(449/5,015レース)、10万円以上は4.1%(207/5,015レース)でした。半分は5,000円未満ですが、10万円以上の払戻も207レースあります。
同型場の平均配当は17,580円、中央値は4,435円、1万円以上は31.4%。小松島は平均で2,555円、中央値で565円、1万円以上の割合で3.6%高い結果です。ここは本命4着以下の差より開いており、小松島の荒れ方は着外率だけでは拾いきれません。
どの決まり手で金額が伸びたのかを表にすると、差し27,050円という数字が目立ちます。平均だけに引っ張られないよう、中央値と金額帯も一緒に置きます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 20,135円 |
| 中央値 | 5,000円 |
| 5,000円未満 | 50.0%(2,506/5,015レース) |
| 1万円以上 | 35.0%(1,753/5,015レース) |
| 5万円以上 | 9.0%(449/5,015レース) |
| 10万円以上 | 4.1%(207/5,015レース) |
払戻が分かった5,015レースを分母にしています。
小松島競輪の級班別配当|S級は平均27,493円・1万円以上41.8%
級班別で平均配当が最も高いのはS級の27,493円、中央値は6,980円、1万円以上は41.8%でした。A級は平均19,935円・中央値5,900円・1万円以上37.8%、チャレンジは11,385円・2,330円・21.3%。小松島の高配当は、S級の数字にかなり引っ張られています。
得点1位の選手の4着以下はS級32.1%、A級31.5%、チャレンジ22.9%。S級とA級は場全体の29.4%より高く、チャレンジは低い結果です。S級は払戻も本命の着外も荒れる側へ動いています。
ガールズは平均配当10,204円、中央値1,615円、1万円以上17.7%、得点1位の選手の4着以下12.9%でした。レースの組み立てが異なるため、S級・A級・チャレンジの数字と一つに混ぜず、別の表として読みます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 27,493円 | 6,980円 | 41.8%(646/1,545レース) | 32.1%(499/1,555レース) | 23,054円 |
| A級 | 19,935円 | 5,900円 | 37.8%(847/2,243レース) | 31.5%(720/2,288レース) | 18,900円 |
| チャレンジ | 11,385円 | 2,330円 | 21.3%(237/1,111レース) | 22.9%(254/1,108レース) | 12,040円 |
| ガールズ | 10,204円 | 1,615円 | 17.7%(17/96レース) | 12.9%(13/101レース) | 10,050円 |
級班ごとに分母が異なります。
小松島競輪の得点1位の選手|差しタイプは4着以下33.0%
得点1位の選手を、出走時点の直近4ヶ月で逃げ・捲り・差しのどれが多かったかによって分類しました。逃げタイプの得点1位の選手、捲りタイプの得点1位の選手、差しタイプの得点1位の選手を、それぞれ別の集計として比べています。
逃げタイプは1着49.9%、3着以内79.6%、4着以下20.4%、平均配当8,898円。捲りタイプは1着45.0%、3着以内73.0%、4着以下27.0%、平均8,368円。差しタイプは1着29.7%、3着以内67.0%、4着以下33.0%、平均10,343円でした。
逃げタイプは3着以内が79.6%で最も高く、差しタイプは4着以下が33.0%で最も高い結果です。差しが1着になったレースの平均27,050円と、差しタイプの得点1位の選手が出たレースの平均10,343円は同じ指標ではありません。ただ、決まり手全体でも本命のタイプ別でも、差しに高配当の材料が出ています。
小松島の中直線で差しを考えるときは、差しが届く展開になるかだけでなく、得点1位の選手自身が差しタイプかどうかも手掛かりになります。逃げタイプの本命は残りやすい一方、差しタイプでは着外が増えた。この違いは、出走表を読むときに使いやすい数字です。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1,000 | 49.9% | 79.6% | 20.4% | 8,898円 | 17.2% |
| 捲り | 1,049 | 45.0% | 73.0% | 27.0% | 8,368円 | 14.5% |
| 差し | 2,465 | 29.7% | 67.0% | 33.0% | 10,343円 | 21.1% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
小松島競輪の級班別・得意戦法|差しタイプの着外と配当
S級の差しタイプは4着以下33.5%、平均配当8,652円、1万円以上16.9%。A級では4着以下33.7%、平均配当10,500円、1万円以上22.8%。チャレンジでは4着以下30.2%、平均配当13,222円、1万円以上24.8%でした。
同じ差しタイプでも、級班によって払戻と着外率は同じになりません。小松島ではS級の場全体の配当が高く、A級・チャレンジでは差しタイプの1万円以上の割合が目立ちます。差しという一語だけで、すべての級班を同じように扱わないことが大切です。
対象レース数が30未満の組み合わせは表に載せていません。数字が出ていても、対象が少なければ大きな特徴とは決めません。出走表で得点1位の選手の級班と得意戦法がそろったときに、該当する欄を参考にします。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 169 | 24.9% | 5,123円 | 12.0% |
| S級 | 捲り | 403 | 30.8% | 8,972円 | 11.9% |
| S級 | 差し | 868 | 33.5% | 8,652円 | 16.9% |
| A級 | 逃げ | 455 | 25.1% | 9,821円 | 19.0% |
| A級 | 捲り | 466 | 27.5% | 6,842円 | 15.4% |
| A級 | 差し | 1,154 | 33.7% | 10,500円 | 22.8% |
| チャレンジ | 逃げ | 376 | 12.8% | 9,455円 | 17.3% |
| チャレンジ | 捲り | 180 | 17.2% | 10,865円 | 17.8% |
| チャレンジ | 差し | 443 | 30.2% | 13,222円 | 24.8% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
小松島競輪で本命が飛ぶ場面|差しタイプはライン先頭で4着以下39.4%
得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レースの役割は変わります。先頭なら前へ踏んで流れを作り、番手・3番手なら前の選手の動きを使って最後に伸びる形です。小松島では、この位置の違いを得意戦法ごとに集計しています。
ライン先頭にいる差しタイプの得点1位の選手は、4着以下39.4%、平均配当12,061円、1万円以上25.4%でした。差しタイプ全体の4着以下33.0%より6.4%高く、差しを得意にする選手が先頭を走る形では本命の着外が増えています。
番手・3番手の差しタイプは4着以下31.3%、平均配当9,881円、1万円以上19.9%。先頭との差は6.4%で、平均配当も2,180円違いました。中直線で差しが届く場でも、差しタイプの得点1位の選手がどこから走るかで、成績と払戻の出方が変わります。
逃げタイプでは、先頭の4着以下20.6%、番手・3番手は13.6%。捲りタイプでは先頭27.4%、番手・3番手23.8%でした。差しタイプだけが位置による差を大きく出しており、小松島では『差しが得意か』に加えて『その選手がどこにいるか』まで見ておきたいところです。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 978 | 20.6% | 8,898円 | 17.2% |
| 先頭 | 捲り | 927 | 27.4% | 8,786円 | 15.1% |
| 先頭 | 差し | 528 | 39.4% | 12,061円 | 25.4% |
| 番手・3番手 | 捲り | 122 | 23.8% | 5,174円 | 10.0% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,937 | 31.3% | 9,881円 | 19.9% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
小松島競輪の決まり手と荒れ方|差し・S級・ライン先頭を並べる
小松島は、本命4着以下29.4%が同型場平均28.6%とほぼ同じです。一方、3連単1万円以上35.0%は同型場平均31.4%より3.6%高く、差しの1着決まり手は48.8%、平均配当は27,050円でした。着外率よりも、差しの払戻が荒れ方の輪郭を作っています。
さらにS級は平均配当27,493円、1万円以上41.8%、本命4着以下32.1%。差しタイプの得点1位の選手がライン先頭にいると4着以下39.4%。小松島で高配当を警戒するなら、差しの決着、S級、差しタイプの先頭という三つの数字がどこまで重なるかがポイントです。
差が1%未満の数字はほぼ同じと扱います。小松島の特徴として残すのは、場全体と同型場の差がはっきりしていて、対象レース数も確保できたものです。決まり手だけで原因を断定せず、得点1位の選手のタイプと位置を同じ出走表で見てみましょう。
小松島競輪の出走表で見ておきたいポイント
最初に級班を見てみましょう。S級なら平均配当27,493円、1万円以上41.8%、本命4着以下32.1%でした。次に、得点1位の選手の直近4ヶ月の得意戦法が差しかどうかを見てみましょう。
差しタイプならラインの先頭か、番手・3番手かを見てみましょう。先頭では4着以下39.4%、平均配当12,061円。番手・3番手では4着以下31.3%、平均配当9,881円でした。『差しが届くか』だけでなく、『本命の選手がどの位置から差すのか』まで考えると、数字との照合がしやすくなります。
最後に、当日のライン構成と車立てを見てみましょう。条件が一つだけ重なったからといって、過去の割合をそのまま当日の確率とは呼びません。差し、S級、差しタイプの位置が近いときに、小松島の過去データを予想の材料にします。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。決まり手だけで結果を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てください。