熊本競輪の決まり手データ完全分析|全クラス別の特徴まとめ

「熊本は直線が長いから、とにかく差しを買えばいい?」
その認識は半分正解で、半分間違いです。

データを見ると、熊本競輪場はクラスによって「有利な戦法」がガラリと変わる特殊なバンクであることが分かります。本記事では、900レース以上の分析データから導き出した「クラス別・狙える決まり手の黄金比率」を公開します。

熊本競輪の「決まり手」比率分析|差し45%・捲り30%の衝撃

逃げ苦戦、差し圧倒的有利の理由

まず、全レースを対象とした1着の決まり手比率を見てみましょう。一目瞭然なのが「逃げ」の弱さ(約24%)「差し」の強さ(約46%)です。

逃げ24.4%全国平均以下
捲り29.8%約3割
差し45.7%最多

60.3mの直線がもたらす「交わしのドラマ」

なぜ「差し」が決まるのか
  • 長い直線:4コーナーを回ってからゴールまで60.3mあり、先行選手(逃げ)の脚が一杯になりやすい。
  • カントの影響:傾斜がきついため、番手選手がコーナー出口で勢いをつけやすく、直線で加速して交わすパターンが王道。

「捲り」決定率29.8%!自力型も侮れない

「差し」ばかりに目が行きがちですが、「捲り」も約30%と高い数値を記録しています。リニューアル後の走路は走りやすく、スピードに乗った捲りラインが、バテた先行ラインを丸ごと飲み込むシーンも多発しています。

熊本競輪の2着「決まり手」データ|マークか、それとも別線か

2着の内訳データ:マーク41%の信頼度

1着が決まった後、2着に誰が来るのか。ここが車券の分かれ目です。

2着決まり手の比率
マーク(ライン追走)40.9%

差し(別線・ズブズブ)24.4%

逃げ(逃げ残り)18.7%

捲り(別線強襲)16.0%

「逃げ残り」と「ズブズブ」の判断基準

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逃げ残りは2割以下!ヒモ荒れに注意

先行選手が2着に残る確率(逃げ残り)は18.7%と低めです。
逆に注目すべきは「差し(24.4%)」と「捲り(16.0%)」の合計が約4割もある点。これは、ラインの番手が1着をとっても、2着には別線の選手が突っ込んでくるケースが非常に多いことを示唆しています。

【S級・A級・ガールズ】クラス別・決まり手傾向の違い

クラスごとの1着決まり手比較表

同じ熊本バンクでも、走る選手のランクによって戦法には大きな偏りがあります。この表が予想の核心です。

クラス 逃げ 捲り 差し 特徴
ガールズ 11.1% 54.2% 34.7% 捲り圧倒的
S級 20.7% 28.7% 50.6% 差し過半数
A級1・2班 25.9% 31.1% 43.0% バランス型
チャレンジ 27.4% 29.5% 43.2% 逃げも粘る

S級戦は「ラインの絆」が堅く、差しが決まる

S級戦では「差し」が50.6%と過半数を占めます。S級の番手選手は技術が高く、最後の直線まできっちり仕事をしてから、ゴール前でハンドルを投げる技術に長けているためです。

ガールズケイリンは「捲り」一択の特殊バンク

逃げ(ガールズ)
  • 勝率:11.1%
  • 直線で捕まるケース多発
捲り(ガールズ)
  • 勝率:54.2%
  • カントを利用した加速が強烈

ガールズではラインがないため、単純な脚力勝負になります。熊本の長い直線は、後方から仕掛ける選手にとって絶好の舞台。「逃げ」ている選手を、外から豪快に「捲る」選手を軸にするのが鉄則です。

熊本バンクで「穴」を開ける決まり手パターン

スジ違いの「捲り-捲り」が決まる時

高配当の使者は「別線の捲り」です。先行ラインと対抗ラインがもがき合い、両者が共倒れになった隙を突いて、単騎や第3のラインが捲りを放つ展開。

穴狙いのポイント
  • 3分戦・4分戦:ライン数が多いほど混戦になりやすく、展開がもつれる。
  • 風の影響:バック向かい風が強い日は、先行選手がバテやすく、捲りや差しがさらに有利に。

中団からの「強襲」が届く条件

データ上の「差し」には、番手からの差しだけでなく、中団(4〜6番手)からコースを縫って伸びてくる「強襲」も含まれます。特に400mバンクの中でも直線が長い熊本では、4コーナーで中団にいれば十分届く可能性があります。

決まり手攻略の結論

「S級は差し、ガールズは捲りを黙って買え」
これがデータから導き出された熊本攻略の最短ルートです。
全体の傾向としては「逃げ不利・差し有利」ですが、クラスによってその濃度は異なります。特にガールズの「捲り率54%」は異常値とも言える偏り。ここを狙い撃つことで、回収率の向上間違いなしです。