立川競輪は荒れる?本命4着以下27.9%・差し平均配当22,382円を検証

立川競輪は荒れる?本命4着以下27.9%・差し平均配当22,382円を検証

立川の本命は、58mの長い直線を味方に残るのか。それとも、最後に差されて車券の外へ回るのか。長直線のバンクほど、ゴール前の伸びが気になります。

得点1位の選手の4着以下は27.9%、3連単平均配当は16,585円でした。長直線の競輪場平均との差は1%未満で、ほぼ同じです。立川だから本命が特別に飛ぶ、という数字ではありません。

一方、差し決着の平均配当は22,382円、先頭の差しタイプは4着以下39.6%。レムニスケート曲線を取り入れたバンクで、どんな並びのときに本命と配当が動くのかを掘り下げます。

立川競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。

  • 対象期間:2016-01-04〜2026-04-24
  • 調べたレース数:4,947レース
  • バンク:400m・長直線・みなし直線58.0m・カント31°13′6″・レムニスケート曲線
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

立川競輪の本命成績、平均配当・中央値・1万円以上の割合を、長直線の競輪場との比較も含めてまとめます。

S級・A級・チャレンジ・ガールズの本命4着以下、逃げ・捲り・差しの配当、得点1位の選手の得意戦法と位置を比べます。

本命が飛びやすい場面と、配当だけが大きくなる場面を分け、長直線58.0mとバンクの形を出走表の読み方へ結び付けます。

立川の本命はどれくらい残る?4着以下27.9%を基準にする

立川で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着39.6%(1,939/4,893レース)、3着以内72.1%(3,530/4,893レース)、4着以下27.9%(1,363/4,893レース)でした。人気1位ではなく、得点を基準にした本命です。

3着以内へ入る割合は72.1%ですが、4着以下も約3割あります。長直線の競輪場平均28.5%との差は1%未満で、ほぼ同じ範囲でした。立川の名前だけで本命を疑う根拠にも、固定する根拠にもなりません。

3連単1万円以上は29.7%(1,465/4,926レース)、平均配当16,585円、中央値4,045円。平均と中央値に差があるため、高配当の印象と普段の払戻を別々に考えます。

立川競輪の基本数値と同型場比較
項目立川比較・意味
3連単の平均配当16,585円同型場平均 16,842円
3連単の中央値4,045円同型場の場別中央値平均 4,299円
3連単1万円以上29.7%(1,465/4,926レース)同型場平均 30.7%
得点1位の選手が1着39.6%(1,939/4,893レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.1%(3,530/4,893レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下27.9%(1,363/4,893レース)同型場平均 28.5%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

長直線58.0mでも本命が飛ぶ?差し決着の平均配当は22,382円

立川は400mバンクで、みなし直線58.0m、カント31°13′6″。レムニスケート曲線を取り入れたバンクでもあります。長い直線なら最後に差しが届きやすいと考えたくなりますが、本命の選手がその差しを受ける側か、差す側かで結果は変わります。

1着の決まり手は差し48.7%、捲り29.3%、逃げ21.9%。差し決着の平均配当は22,382円、中央値5,900円、1万円以上37.1%でした。差しの回数と払戻は大きい側ですが、差しの選手が本命とは限りません。

長直線で本命が飛ぶ場面を考えるなら、得点1位の選手の位置を見てみましょう。番手から差せるのか、先頭で前を踏み続けるのか。同じ差しの多いレースでも、本命の役割が違えば着外率も変わります。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.9%(1,078/4,914レース)8,699円2,280円18.8%22.5%
捲り29.3%(1,442/4,914レース)12,551円3,655円25.6%31.0%
差し48.7%(2,394/4,914レース)22,382円5,900円37.1%46.6%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

級班別の本命成績|S級30.7%・A級30.3%が4着以下

S級の本命4着以下は30.7%(468/1,525レース)、平均配当17,294円、中央値3,930円、1万円以上29.8%。A級は30.3%・20,186円・5,120円・34.5%、チャレンジは24.1%・10,559円・3,080円・23.6%でした。ガールズは9.9%・9,778円・1,860円・18.9%です。

立川ではA級の平均配当と1万円以上の割合がS級より高く、本命4着以下はS級と近い数字でした。長直線という共通点だけでなく、級班ごとの選手構成が荒れ方へ影響しています。

金額を横に並べても、レースの組み立てまで同じとは限りません。当日の級班に合った近い数字に合わせて、本命の成績を考えます。

立川競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級17,294円3,930円29.8%(460/1,546レース)30.7%(468/1,525レース)22,638円
A級20,186円5,120円34.5%(696/2,016レース)30.3%(609/2,007レース)18,654円
チャレンジ10,559円3,080円23.6%(250/1,060レース)24.1%(255/1,058レース)11,670円
ガールズ9,778円1,860円18.9%(55/291レース)9.9%(29/292レース)10,241円

級班ごとに分母が異なります。

得意戦法別の本命|差しタイプの4着以下34.0%

得点1位の選手の直近4ヶ月の成績から得意戦法を分類すると、逃げタイプの4着以下は18.9%・平均配当8,942円、捲りタイプは26.0%・8,921円、差しタイプは34.0%・8,529円でした。差しタイプの本命が崩れやすい側です。

長直線で差しが多い立川でも、差しを得意にする得点1位の選手が必ず残るわけではありません。差しタイプは番手など、前の選手を使える位置で力を出しやすく、先頭へ置かれると役割が変わります。

逃げタイプは1着54.8%、3着以内81.1%。差しタイプは1着29.2%、3着以内66.0%。レース全体の1着決まり手と、本命の得意戦法を別に置くことで、差しが多いのに本命の差しタイプが飛ぶ理由を読みやすくなります。

立川競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ92454.8%81.1%18.9%8,942円17.0%
差し2,32029.2%66.0%34.0%8,529円18.2%
捲り97244.9%74.0%26.0%8,921円13.4%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

級班と得意戦法を並べる|A級の差しタイプは4着以下34.7%

S級では差しタイプの本命4着以下32.6%・平均配当7,653円、捲り28.4%・5,650円、逃げ26.5%・6,043円でした。A級では差し34.7%・8,563円、捲り25.8%・8,997円、逃げ22.1%・10,902円です。

チャレンジでは差し35.0%・10,563円、捲り20.6%・16,207円、逃げ13.4%・8,397円。差しタイプの本命が飛ぶ傾向は見えますが、配当まで同じ順番にはなりません。戦法と級班をそろえて考えます。

30レースに届かない組み合わせは載せていません。条件を並べるほど数字は動きやすくなるため、率だけでなく対象レース数も見てみましょう。

立川競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ15726.5%6,043円14.7%
S級差し88832.6%7,653円14.5%
S級捲り38228.4%5,650円9.7%
A級逃げ35022.1%10,902円16.8%
A級差し1,06734.7%8,563円18.0%
A級捲り42325.8%8,997円12.5%
チャレンジ逃げ41713.4%8,397円18.1%
チャレンジ差し36535.0%10,563円27.6%
チャレンジ捲り16720.6%16,207円24.0%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

先頭の差しタイプは4着以下39.6%|長直線で本命が崩れる形

得点1位の選手が先頭にいる場合、逃げタイプの4着以下は18.8%・平均配当9,059円、捲りタイプは26.6%・8,381円、差しタイプは39.6%・7,357円でした。先頭の差しタイプは、本命の着外がもっとも高い側です。

差しを得意にする選手は、前の選手を使って最後に伸びる形が得意です。先頭になると自分で前を踏む必要があり、長い直線があっても差すための位置を作れません。立川で本命を疑うなら、この役割のずれが目印になります。

番手・3番手の差しタイプは4着以下31.8%・平均配当9,008円。先頭の39.6%より低い数字です。差し決着が多い立川で、得点1位の選手が差せる位置にいるかどうかを出走表で見てみましょう。

立川競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ90818.8%9,059円17.3%
先頭差し56039.6%7,357円17.6%
先頭捲り86526.6%8,381円13.4%
番手・3番手差し1,73131.8%9,008円18.6%
番手・3番手捲り8920.5%15,636円15.7%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

立川の荒れ方は、長直線より「差しの位置」と「級班」に出る

立川の本命4着以下は27.9%で、長直線の平均28.5%との差は1%未満。平均配当も長直線の平均を少し下回りました。長直線58.0mやレムニスケート曲線があるだけで、本命が特別に飛ぶわけではありません。

荒れやすい側へ動いたのは、A級の本命4着以下30.3%、先頭の差しタイプ39.6%、差しタイプ全体34.0%。配当が大きい側へ動いたのはA級平均20,186円、差し決着22,382円でした。条件が重なる部分を出走表で探します。

本命の着外率と払戻は、いつも同じ方向へ動くわけではありません。長直線で差しが届くときも、本命の選手が差すのか、相手の選手が差すのかで車券の形が変わります。

立川で本命を読む順番

まず級班を見てみましょう。A級は平均配当20,186円・1万円以上34.5%、本命4着以下30.3%。S級は17,294円・29.8%・30.7%。全体の27.9%をどのレースにも当てはめません。

次に得点1位の選手の得意戦法とライン位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下39.6%、先頭の逃げタイプは18.8%。差しを生かせる番手なのか、前を踏む先頭なのかで、参考にする数字が変わります。

最後に、差し・捲り・逃げの決まり手と相手のラインを考えます。差し平均22,382円は過去の目安で、当日の払戻を約束しません。立川の長直線とバンクの形を入口に、近い級班・位置・仕掛けがあるかを見てみましょう。

数字を使うときの注意

過去の割合や払戻は、次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。長直線や決まり手だけで本命を消さず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。