静岡競輪の特徴|中直線56.4mで差し44.0%・平均配当19,522円を検証

静岡競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
56.4m全国21位
最大カント
30°43′22″全国32位

静岡競輪の特徴|中直線56.4mで差し44.0%・平均配当19,522円を検証

静岡競輪は、直線が極端に長いわけでも短いわけでもない中直線のバンクです。こういう場は、逃げが決まるのか、差しが届くのかを一言で決めにくいぶん、数字を並べると面白さが出ます。

過去の3連単平均配当は19,522円、中央値は4,810円。得点1位の選手の4着以下は29.2%でした。平均配当は同じ中直線の競輪場平均17,656円を上回りますが、本命の着外率は平均との差が1%未満で、ほぼ同じ範囲です。

1着の決まり手は差し44.0%で、平均配当は27,326円。さらにS級の平均配当24,100円、3-2-2-2の平均配当42,215円もあります。静岡の荒れ方を、バンクの長さだけでなく、差しとラインの組み合わせから追います。

静岡競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。

  • 対象期間:2016-01-01〜2026-07-20
  • 調べたレース数:5,361レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線56.4m・カント30°43′22″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

静岡競輪の平均配当・中央値・1万円以上の割合、得点1位の選手の成績を、同じ中直線の競輪場との比較も含めてまとめます。

S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、逃げ・捲り・差しの決まり手、ラインの残り方を並べます。

中直線56.4mで、どの決まり手やライン構成が払戻を広げたのかを見て、当日の出走表に合わせて使える読み方を紹介します。

静岡競輪の基本成績|平均配当19,522円・本命4着以下29.2%

静岡で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着38.6%(2,049/5,313レース)、3着以内70.8%(3,761/5,313レース)、4着以下29.2%(1,552/5,313レース)でした。人気1位ではなく、得点を基準にした本命の数字です。

3連単の平均配当は19,522円、中央値は4,810円、1万円以上は32.1%(1,698/5,285レース)。平均と中央値に差があるので、普段の払戻は5,000円前後に近く、一部の高配当が平均を押し上げています。

中直線の競輪場平均と比べると、平均配当は静岡19,522円に対して17,656円、中央値は4,810円に対して4,459円、1万円以上は32.1%に対して31.8%。配当は高い側ですが、本命4着以下29.2%と同型場平均28.6%の差は1%未満で、ほぼ同じです。

静岡競輪の基本数値と同型場比較
項目静岡比較・意味
3連単の平均配当19,522円同型場平均 17,656円
3連単の中央値4,810円同型場の場別中央値平均 4,459円
3連単1万円以上32.1%(1,698/5,285レース)同型場平均 31.8%
得点1位の選手が1着38.6%(2,049/5,313レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内70.8%(3,761/5,313レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下29.2%(1,552/5,313レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

中直線56.4mの静岡|差し44.0%が最多、平均配当は27,326円

静岡は400mバンクで、みなし直線56.4m、カント30°43′22″。直線の長さは、長直線の基準58mには届かず、短直線の基準53m以下にも入らない中直線です。逃げだけ、差しだけと決めるにはちょうど迷う長さでしょう。 この記事では、みなし直線53m超58m未満を「400m・中直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・中直線グループの平均は逃げ22.7%、捲り31.8%、差し45.5%。静岡競輪では逃げはほぼ同じ、捲りは1.3%高い、差しは1.5%低いです。

1着の決まり手は差し44.0%(2,321/5,273レース)、捲り33.1%、逃げ22.9%。差し決着の平均配当は27,326円、中央値6,780円、1万円以上40.5%でした。差しが最も多く、その払戻も3つの決まり手の中で大きい側です。

中直線だから差しが特別に有利だと断定するのではなく、直線へ入る前に番手や別線がどの位置を取ったかを考えます。得点1位の選手が差せる位置にいるのか、先頭で前を踏む役割なのかで、同じ差しの数字でも意味は変わります。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ22.9%(1,208/5,273レース)9,731円2,735円19.7%22.7%
捲り33.1%(1,744/5,273レース)15,181円4,335円29.2%31.8%
差し44.0%(2,321/5,273レース)27,326円6,780円40.5%45.5%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

平均配当19,522円の中身|5,000円未満は51.1%

払戻を金額帯で分けると、5,000円未満が51.1%(2,699/5,285レース)、1万円以上32.1%、5万円以上8.1%、10万円以上3.8%でした。平均配当は高めですが、半分ほどは5,000円未満です。静岡の全レースが荒れているわけではありません。

差し決着の平均27,326円や、ライン構成の3-2-2-2平均42,215円を見ると、特定の形で払戻が大きく広がります。平均の数字を場全体の印象にせず、どんな決着が平均を押し上げたのかまで見てみましょう。

静岡競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当19,522円
中央値4,810円
5,000円未満51.1%(2,699/5,285レース)
1万円以上32.1%(1,698/5,285レース)
5万円以上8.1%(429/5,285レース)
10万円以上3.8%(201/5,285レース)

払戻が分かった5,285レースを分母にしています。

級班で配当が変わる|S級平均24,100円・A級21,420円

S級の平均配当は24,100円、中央値6,295円、1万円以上39.0%、得点1位の選手の4着以下35.7%。A級は21,420円・5,490円・34.5%・28.5%、チャレンジは12,661円・3,070円・23.0%・26.9%です。ガールズは9,757円・2,390円・15.5%・11.3%でした。

S級とA級は平均配当も1万円以上の割合も高く、本命の選手が4着以下になる割合もチャレンジより上です。静岡の中直線という条件が同じでも、級班によって選手同士の力関係や仕掛けの速さが変わります。全体の平均だけでS級を考えません。

金額の比較はできますが、レースの組み立てや決まり手の出方まで同じとは限りません。当日のレース区分をそろえてから、近い数字を参考にします。

静岡競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級24,100円6,295円39.0%(622/1,594レース)35.7%(575/1,610レース)23,478円
A級21,420円5,490円34.5%(756/2,189レース)28.5%(626/2,197レース)18,714円
チャレンジ12,661円3,070円23.0%(257/1,119レース)26.9%(301/1,120レース)11,880円
ガールズ9,757円2,390円15.5%(53/342レース)11.3%(38/335レース)10,106円

級班ごとに分母が異なります。

ライン構成で払戻が跳ねる|3-2-2-2は平均42,215円

ラインの情報が分かった4,645レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は53.9%、最長ラインが1・2着に入った割合は21.3%。同じラインから2人が3着以内に入った割合は84.8%、得点上位2人が別ラインで決まった割合は46.1%でした。

ライン構成別では、3-2-2の別線決着49.6%で平均13,603円、3-3-3は45.3%で29,284円、3-3-1は39.1%で13,546円。別線率が高い形ほど高配当になるわけではありません。

3-2-2-2は別線51.7%で平均42,215円、3-3-2-1は別線43.9%で31,339円でした。2-2-2-1は別線53.6%でも平均16,459円。静岡では、別線の多さより、複数ラインの組み合わせが着順をどこまで広げたかが払戻へ出ています。

静岡競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着53.9%(2,505/4,645レース)
最長ラインが1・2着21.3%(991/4,645レース)
同じラインから2人が3着以内84.8%(3,941/4,645レース)
得点上位2人が別ラインで決着46.1%(2,140/4,645レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

得点1位の選手の位置と得意戦法|先頭の差しタイプは4着以下41.2%

直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数から、得点1位の選手の得意戦法を分類しました。全体では逃げタイプの4着以下18.0%、捲り27.4%、差し34.6%。差しを得意にする本命の選手ほど、4着以下が多い結果です。

先頭にいる場合は、逃げタイプ17.9%・平均配当9,984円、捲りタイプ28.2%・8,737円、差しタイプ41.2%・9,950円でした。中直線の静岡で、差しタイプが先頭へいると、差すための位置を使えず、本命の着外が高い側へ動いています。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下32.9%・平均配当8,350円。先頭の差しタイプより低い数字です。差しが多い静岡でも、差しを得意にする得点1位の選手がどこにいるのかで、本命の残り方と払戻は変わります。

静岡競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ93917.9%9,984円17.1%
先頭捲り88628.2%8,737円15.5%
先頭差し51941.2%9,950円20.7%
番手・3番手逃げ3020.0%6,775円13.3%
番手・3番手捲り10020.0%6,762円11.1%
番手・3番手差し1,95132.9%8,350円16.6%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

静岡の特徴は「中直線だから」ではなく、差しと組み合わせに出る

静岡の平均配当は同じ中直線の平均より高く、差しの平均は27,326円、3-2-2-2は42,215円でした。一方、本命4着以下は同型場平均との差が1%未満で、ほぼ同じです。高配当が目立つ場でも、本命が特別に飛びやすいとは限りません。

荒れ方を考えるときは、配当と本命の着外を別々に置きます。S級なら本命4着以下35.7%・平均配当24,100円、先頭の差しタイプなら41.2%。差し決着やライン構成の高配当が、どの級班や位置で出たのかまで追うと、静岡らしい形が見えてきます。

中直線は、逃げも差しも一方的に決めつけにくい長さです。だからこそ、直線の分類だけに頼らず、誰が先頭で脚を使うのか、誰が番手から差すのか、別線の仕掛けがどこへ入るのかを出走表に合わせて考えます。

静岡競輪の出走表で見ておきたい順番

まず級班を見てみましょう。S級とA級は平均配当が2万円を超え、本命4着以下も高い側でした。チャレンジの平均12,661円と同じ感覚で買い目を考えず、当日のレース区分をそろえます。

次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下41.2%、先頭の逃げタイプは17.9%。得意な差しを生かせる番手なのか、自分で前を踏む先頭なのかを考えます。

最後にライン構成と決まり手を比べます。3-2-2-2の平均配当42,215円や差しの平均27,326円は参考になりますが、当日の払戻を約束する数字ではありません。構成、級班、位置、仕掛けが近いかを見てから使います。

数字を使うときの注意

ここで紹介した割合や払戻は過去の集計結果です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。中直線の長さだけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置と得意戦法を見てください。