弥彦競輪は、日本で唯一の「村営」競輪場として知られ、その最大の特徴は400mバンクの中で全国屈指の長さを誇る「63.1m」のみなし直線にあります。本記事では、過去10年近い膨大なデータから導き出された「追い込み天国」の実態と、回収率を劇的に向上させるための具体的な狙い目を徹底解説します。
🏟️ 弥彦競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
63.1m全国4位
最大カント
30.13°全国33位(緩)
バンクの特徴
400mバンクとしては異例の直線の長さを持ち、カント(傾斜)が浅いのが特徴。このため、捲り選手が外に膨らみやすく、直線での「番手・3番手」の逆転劇が多発する構造になっています。
弥彦競輪の決まり手傾向:驚異の「差し」勝率をデータで分析
弥彦競輪の予想において最も重視すべきは、1着決まり手の約5割を占める「差し」の圧倒的有利さです。直線の長さが、自力選手の粘りを削り取ります。
差し(1着)49.9%全国平均を大きく上回る
逃げ(1着)21.2%逃げ切りは至難の業
マーク(2着)38.3%スジ決着の基本形
S級・A級での「決まり手」出現率の違い
| 階級 | 逃げ | 捲り | 差し |
|---|---|---|---|
| S級 | 14.8% | 30.1% | 55.1% |
| A級 | 23.2% | 27.5% | 49.3% |
弥彦競輪 1着決まり手シェア
差し49.9%
捲り28.7%
逃げ21.2%
「弥彦おろし」が捲り不発を誘発する
風への警戒が必要
弥彦山から吹き下ろす「弥彦おろし」が強い日は、バックストレッチで向かい風になります。仕掛けた捲り選手がこの風で失速し、さらに「差し」が決まりやすくなる傾向があります。
弥彦競輪のライン独占傾向:ラインの長さとスジ決着の確率
直線の長い弥彦では、ラインが長くなるほど数的優位が働き、独占率が向上します。特に4車ラインが形成された際の支配力は絶大です。
有利(スジ・数的優位)
- 3車以上のライン番手選手
- 別線との切り替えが得意な追込
- 内を突ける地元勢
不利(単独・先行)
- 早仕掛けの逃げ選手
- 2車ラインの先行
- 外を回らされる捲り選手
ライン長別の1着2着独占率(スジ決着)
31%
3車ライン独占率A級・S級平均。3車揃えば約3回に1回はワンツー。
ライン長
1-2独占率
3着内率
2車
8.7%
17.6%
3車
30.9%
45.5%
4車
64.3%
78.1%
弥彦競輪の本命予想:競走得点1位の信頼度と堅いレースの条件
弥彦では「競走得点1位」の選手がそのまま勝つとは限りません。脚質が「逃」なのか「追」なのかによって、その信頼度は劇的に変わります。
競走得点トップ選手の信頼度データ
1位の勝率38.5%S級戦での数値
1位の連対率58.2%2連単の軸として優秀
1番車勝率22.1%内枠の利を活かしやすい
信頼できる「本命」のS評価ランキング
-
1位:3車ライン以上の番手選手(得点1位)S評価
-
2位:S級戦で別線を千切る圧倒的捲りA評価
-
3位:地元・新潟勢が番手に入るラインB評価
弥彦競輪ガールズケイリンの特徴:枠番と仕掛けの狙い目
ガールズケイリンでは、ライン概念がないため、より「個人の実力」と「枠番の利」が鮮明に出ます。弥彦の長い直線は捲り追い込みをサポートします。
ガールズ決まり手と枠番有利不利
| 枠番 | 1着率 | 連対率 |
|---|---|---|
| 1枠 | 27.5% | 45.8% |
| 2枠 | 18.2% | 35.4% |
| 6枠 | 8.1% | 15.2% |
ガールズ予想のチェックポイント
- 1番車の勝率が高く、軸にするのが基本。
- 決まり手は「捲り」が41.1%で最多。最終バックでの位置取りが重要。
- 長い直線により「差し」も31.2%と高く、ゴール前での逆転に注意。
結論
弥彦競輪は「直線63.1m」が生み出す「差し」の勝率50%弱を軸に予想を組み立てるべき競輪場です。特に3車以上の長いラインが形成された際の番手選手、および別線の捲りを不発に追い込む向かい風の状況を把握することが、高回収率への最短ルートとなります。