京王閣競輪(東京オーヴァル京王閣)のガールズケイリンは、男子のレースや他の競輪場とは一線を画す「極端なデータ傾向」を持っています。400mバンクの標準的なスペックに見えながら、風とカントの影響で「先行選手が苦しみ、捲り選手が圧倒する」という特徴があります。
独自に作成したデータベースによる膨大なレースデータを基に、京王閣ガールズケイリンの必勝パターンを徹底解説します。
京王閣競輪のガールズケイリンは“男子戦と別物”
「京王閣は直線が標準的だし、クセが少ない」という定説は、あくまで男子戦(ライン戦)の話です。ラインの概念がないガールズケイリンにおいては、バンクの物理的特性がダイレクトに選手のスピードに影響し、独自の「勝ちパターン」を形成しています。
京王閣ガールズが他場・男子戦と大きく違う理由
京王閣バンクのカント(傾斜)は32°10′34″と、400mバンクの中では比較的緩やかです。この形状に加え、ホーム側に建設されたメインスタンドの影響で、1コーナー付近で強い向かい風が発生しやすくなっています。
- 1コーナーの向かい風が、スタート直後やジャン後の先行選手の体力を削る。
- カントが緩いため、スピードに乗った選手が3コーナーで外へ膨らみやすい(コースが空きやすい)。
これらの要素により、ただ前を走るだけの「先行型」は最後の一伸びを欠き、後方からスピードに乗せて捲ってくる「スピード型」選手が圧倒的に有利なコースとなっています。
データが示す京王閣ガールズの決まり手傾向
統計データは、京王閣ガールズケイリンが「捲り天国」であることを雄弁に物語っています。男子S級戦が「差し」中心であるのに対し、ガールズは全く異なる結果を示しています。
1着決まり手の約45%が“捲り”という特異性
%
男子S級(27%)を大きく上回る数値。
2回に1回は捲りで決着します。
過去の全レースデータ(433レース)を分析すると、1着の決まり手で最も多いのは「捲り」で45.50%に達します。これはほぼ2回に1回は捲りで決着している計算です。「逃げ」の勝率は約20%しかなく、先行選手がいかに押し切りにくい環境であるかが分かります。
| 決まり手 | ガールズ | 男子S級 | 傾向の違い |
|---|---|---|---|
| 捲り | 45.50% | 27.14% | ガールズは捲りが圧倒的 |
| 差し | 33.95% | 58.90% | 男子上位は差しが基本 |
| 逃げ | 20.55% | 13.86% | 共に逃げは苦戦 |
2着は「マーク」が約半数という構造
2着の決まり手で圧倒的に多いのは「マーク」で49.31%です。ガールズケイリンにラインはありませんが、ここでの「マーク」とは、強い自力選手(特に捲り選手)の後ろに位置取り、そのまま千切れずに流れ込んだケースを指します。
「1着:捲り」→「2着:マーク」という組み合わせは、強い選手が捲りを放ち、その後ろを上手く追走した選手が2着に入るという、京王閣ガールズの王道パターンです。
| 決まり手 | 割合 | 展開の読み方 |
|---|---|---|
| マーク | 49.31% | 強い捲り選手への追走が最有力 |
| 捲り | 23.27% | 捲り合戦での敗者など |
| 逃げ | 15.21% | 先行選手が粘って残る |
| 差し | 12.21% | ゴール前の逆転は少ない |
京王閣ガールズで“本命”はどれほど信頼できるのか
「ガールズは荒れにくい」と言われますが、京王閣においてその傾向はさらに顕著です。特に実力最上位選手(競走得点1位)の信頼度は抜群です。
競走得点1位選手の圧倒的な安定感
62.3%
軸不動の強さ
82.9%
連軸として鉄板
90.7%
圏内ほぼ確実
全433レースの集計結果によると、競走得点1位の選手は勝率62.36%という驚異的な数字を叩き出しています。さらに、3着以内に入る確率(3連対率)は90.76%に達します。
つまり、「京王閣ガールズの本命選手は、10回中9回は車券に絡む」ということです。ここを軸にしない手はありません。
軸はほぼ固定、焦点は相手探し
本命選手が飛ぶ(着外になる)確率は10%未満であるため、予想の焦点は「誰が勝つか」ではなく「誰が2着・3着に来るか」に絞られます。
前述の「2着はマークが多い」というデータを踏まえると、「得点1位の選手の隣の枠」や「得点1位の選手をマークしそうな位置取り巧者」を相手(ヒモ)に選ぶことで、的中率を高めつつ、点数を絞って回収率を上げることが可能です。
展開データから読む“勝ちパターン”
S(スタート)よりもB(最終バック)が重要
スタート巧者
前受け・逃げは失速リスク
バック巧者
捲り・好位確保で勝機
京王閣では、スタート(S)を取って前受けする選手よりも、最終バック(B)で好位置を確保している選手が勝ちます。特に、最終バックで「捲りを打って先頭または2番手に並びかけている状態」が理想です。
逆に、最終バックで逃げている選手は、ゴールまでの長い直線(51.5m)と風の影響で失速するリスクが高まります。
京王閣特有の「バック後の再加速捲り」
3コーナーでカントが緩いため、外側を回る捲り選手は遠心力で膨らみやすいのですが、京王閣ではそれがプラスに働くことがあります。
外に膨らむことで、内側の先行選手との接触リスクを避けつつ、直線の入り口でスピードに乗ったままコースを確保できるためです。「3コーナーで外に持ち出し、4コーナーから直線にかけて一気に飲み込む」のが、スピードのある選手の勝ちパターンです。
京王閣ガールズの“危険なパターン”総まとめ
これまでのデータを統合し、推奨する買い目パターンを整理します。
最も信頼できる鉄板パターン
回避すべき危険な本命パターン
まとめ|京王閣ガールズで勝つための最終結論
-
捲り主体で組み立てる
決まり手の45.5%は捲り。スピードのある選手を最優先する。 -
本命は原則信頼
得点1位の3連対率は90%超え。逆らわずに軸にする。 -
逃げ中心は軽視
風の影響で逃げ切りは全体の20%程度と低い。過信は禁物。 -
2着は「マーク」狙い
強い捲り選手に追走する選手が2着に来る「スジ決着」を狙う。
これらのデータに基づき、オッズに惑わされず冷静に「展開」と「バンク相性」を見極めることで、京王閣ガールズケイリンの的中率は確実に向上します。