取手競輪の決まり手|差し45.2%・平均配当22,818円を検証

取手競輪の決まり手|差し45.2%・平均配当22,818円を検証

取手競輪で一番多い1着の決まり手は差しです。45.2%まで差しが出ていて、平均配当も22,818円。多い決着と高い払戻が同じところに集まっています。

ただ、差しが多いからといって、差しタイプの得点1位の選手が毎回勝つわけではありません。差しが誰によって決まったのか、本命の選手がどこにいたのかで話は変わります。

取手は400m・みなし直線54.8mの中直線です。逃げ・捲り・差しの回数と払戻を並べたうえで、級班、得意戦法、ライン内の位置まで加えて、取手の荒れ方を読み解きます。

取手競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-20〜2026-07-26
  • 調べたレース数:5,867レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線54.8m・カント31°30′25″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

取手で逃げ・捲り・差しがどれくらい1着になり、その決着で平均いくらの払戻が出たのかを見てみましょう。

得点1位の選手の基本成績、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、得意戦法別の本命成績、ライン内の位置も比べます。

決まり手の多さだけで荒れると決めず、平均配当、中央値、1万円以上の割合、本命の4着以下が同じ方向を向いたところを取手の特徴として扱います。

取手競輪の決まり手別配当|差し45.2%が一番多く、平均配当も最高

取手は400mバンクで、みなし直線54.8m、カント31°30′25″です。長直線58m以上でも短直線53m以下でもない中直線。最後の伸びと先頭の粘りを、決まり手の数字で見てみましょう。

1着の決まり手は差し45.2%、捲り30.4%、逃げ24.3%。差しが一番多いだけでなく、平均配当22,818円、中央値6,575円、1万円以上40.2%でも差しが高い結果でした。

逃げの平均配当は11,261円、捲りは14,409円です。多く出た差しと、払戻を大きくした差しが重なった点が、取手の決まり手を読むときの出発点になります。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ24.3%(1,409/5,792レース)11,261円2,385円19.8%22.6%
捲り30.4%(1,763/5,792レース)14,409円4,370円29.4%32.1%
差し45.2%(2,620/5,792レース)22,818円6,575円40.2%45.3%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

差しが多いのに本命が安泰とは限らない|得点1位の選手の基本成績

取手で得点1位の選手が1着になった割合は39.1%(2,288/5,855レース)、3着以内は71.1%(4,165/5,855レース)、4着以下は28.9%(1,690/5,855レース)でした。人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高かった選手を本命として集計しています。

3着以内は7割を超えていますが、4着以下も約3割あります。差し決着が多い取手でも、得点1位の選手が差し切るとは限りません。番手の相手が差して本命を2着へ回したり、別線が伸びて車券の外へ押し出したりするためです。

3連単1万円以上は32.0%(1,860/5,818レース)でした。同型場平均の本命4着以下28.6%との差は1%未満で、全体だけなら取手の決まり手が特別に荒れやすいとは言いにくい数字です。

取手競輪の基本数値と同型場比較
項目取手比較・意味
3連単の平均配当17,521円同型場平均 17,907円
3連単の中央値4,540円同型場の場別中央値平均 4,492円
3連単1万円以上32.0%(1,860/5,818レース)同型場平均 31.8%
得点1位の選手が1着39.1%(2,288/5,855レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.1%(4,165/5,855レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.9%(1,690/5,855レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

取手競輪の3連単配当|平均17,521円と中央値4,540円の差

取手の3連単平均配当は17,521円、中央値は4,540円です。平均と中央値に差があるのは、一部の大きな払戻が平均を押し上げているからです。普段のレースの感覚には中央値を、高配当の出やすさには金額帯を使います。

5,000円未満は52.5%(3,057/5,818レース)、1万円以上は32.0%(1,860/5,818レース)、5万円以上は7.7%(447/5,818レース)、10万円以上は2.9%(171/5,818レース)でした。

差しの中央値は6,575円で、取手全体の4,540円より高い側です。差しが決まったレースでは、普段の払戻も高配当も同じ方向へ広がりました。

取手競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当17,521円
中央値4,540円
5,000円未満52.5%(3,057/5,818レース)
1万円以上32.0%(1,860/5,818レース)
5万円以上7.7%(447/5,818レース)
10万円以上2.9%(171/5,818レース)

払戻が分かった5,818レースを分母にしています。

S級・A級・チャレンジで決まり手の払戻はどう変わる?

平均配当はS級20,937円、A級19,861円、チャレンジ10,720円、ガールズ10,413円。中央値はS級6,040円、A級5,080円、チャレンジ2,935円、ガールズ2,525円でした。

1万円以上の割合はS級37.1%、A級34.8%、チャレンジ23.5%、ガールズ19.0%。得点1位の選手の4着以下はS級31.8%、A級29.7%、チャレンジ27.3%、ガールズ14.8%です。S級は決まり手を調べる前から、払戻も本命の着外も高い側にあります。

ガールズはラインを組むレースとは異なるため、決まり手の意味を同じにしません。表には載せていますが、S級・A級・チャレンジの数字と混ぜずに扱います。

取手競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級20,937円6,040円37.1%(605/1,631レース)31.8%(521/1,639レース)23,873円
A級19,861円5,080円34.8%(874/2,513レース)29.7%(751/2,525レース)18,909円
チャレンジ10,720円2,935円23.5%(309/1,314レース)27.3%(362/1,328レース)12,123円
ガールズ10,413円2,525円19.0%(57/300レース)14.8%(45/304レース)10,024円

級班ごとに分母が異なります。

得点1位の選手の得意戦法別|差しタイプは4着以下33.7%

出走時点の直近4ヶ月で、逃げ・捲り・差しのどれが最も多かったかを使い、得点1位の選手をタイプ分けしました。逃げタイプ、捲りタイプ、差しタイプの選手同士を比べるのではなく、それぞれのタイプの得点1位の選手の成績と払戻を比べています。

逃げタイプは1着53.6%、3着以内80.5%、4着以下19.5%、平均配当8,558円。捲りタイプは1着46.8%、3着以内74.3%、4着以下25.7%、平均配当7,049円。差しタイプは1着30.0%、3着以内66.3%、4着以下33.7%、平均配当8,421円でした。

決まり手で差しが45.2%と多い一方、差しタイプの得点1位の選手は勝ち切る割合が30.0%で、4着以下は33.7%。取手では『差しが多い』と『差しタイプの本命が残る』が同じ結果になっていません。

取手競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ1,11253.6%80.5%19.5%8,558円17.4%
捲り1,03146.8%74.3%25.7%7,049円14.4%
差し2,81230.0%66.3%33.7%8,421円18.3%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

級班ごとの得意戦法|差しタイプの本命成績と払戻を比べる

S級では、逃げタイプの4着以下22.5%・平均配当8,147円、捲りタイプ29.9%・7,179円、差しタイプ33.3%・6,741円でした。A級は逃げ20.8%・6,542円、捲り24.5%・6,340円、差し33.9%・8,791円です。

チャレンジでは、逃げタイプの4着以下16.8%・平均配当11,160円、捲り19.7%・8,389円、差し34.1%・10,459円でした。差しタイプの本命は、どの級班でも逃げタイプより4着以下が高い側です。

ただし、差しタイプの平均配当はS級では6,741円、A級では8,791円、チャレンジでは10,459円でした。着外率の高さと払戻の高さが、毎回同じ割合で動くわけではありません。級班ごとに決まり手の意味を読み替えます。

取手競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ16022.5%8,147円16.9%
S級捲り40129.9%7,179円12.9%
S級差し92933.3%6,741円13.5%
A級逃げ52320.8%6,542円13.6%
A級捲り43724.5%6,340円14.7%
A級差し1,35833.9%8,791円19.2%
チャレンジ逃げ42916.8%11,160円22.4%
チャレンジ捲り19319.7%8,389円16.7%
チャレンジ差し52534.1%10,459円24.3%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

中直線54.8mで位置を加える|先頭の差しタイプは4着以下36.9%

得点1位の選手がラインの先頭にいる場合、逃げタイプは4着以下19.2%、捲りタイプ26.0%、差しタイプ36.9%でした。差しを得意にする得点1位の選手が先頭にいると、取手全体28.9%より高い側です。

番手・3番手にいる場合、逃げタイプは38.9%、捲りタイプ22.2%、差しタイプ32.9%。差しタイプは先頭より着外が少し下がるものの、全体より高い結果でした。

中直線では、差しを得意にする選手が前の選手を使える位置にいるのか、自分で前を踏む位置にいるのかで結果が変わります。取手の差し45.2%を当日の本命へそのまま当てはめず、位置まで出走表で見てみましょう。

取手競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,09419.2%8,509円17.2%
先頭捲り94126.0%6,980円14.4%
先頭差し59936.9%10,572円22.2%
番手・3番手捲り9022.2%7,773円14.4%
番手・3番手差し2,21332.9%7,840円17.2%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

取手競輪で高配当になる決まり手|差しの回数と払戻を一緒に読む

取手では差しが45.2%で一番多く、差しの平均配当も22,818円で一番高い結果でした。多い決まり手と高配当の決まり手が一致したため、差しは取手の荒れ方を考える材料になります。

それでも、差しのすべてが高配当になるわけではありません。中央値は6,575円、1万円以上は40.2%です。高配当の割合と、普段の払戻を別々の数字で見ると、差しの実像が分かります。

本命の着外は28.9%でした。差し決着が多くても、本命の選手が3着以内に残れば配当は落ち着くことがあります。反対に、差しが相手の選手によるものなら、本命の着外と高配当が同時に起きることもあります。

400m・中直線の54.8mでは、逃げ切り、別線の捲り、番手の差しを並びから考えます。差しの数字が当日のラインに合っているときだけ、過去の払戻を予想の材料へ寄せます。

数字の差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲として扱います。決まり手の割合だけが少し高い場合は、取手独自の発見にせず、平均配当や本命の4着以下まで同じ方向へ動いたかを見てみましょう。

取手の決まり手を出走表へ戻すときの順番

最初に級班を見てみましょう。S級の平均配当は20,937円で、1万円以上は37.1%。A級は19,861円・34.8%、チャレンジは10,720円・23.5%です。決まり手の数字を級班の違いなしに並べません。

次に得点1位の選手の得意戦法を見てみましょう。差しタイプは4着以下33.7%、逃げタイプは19.5%。そのうえで、得点1位の選手が先頭か番手・3番手かを見てみましょう。差しタイプが先頭なら36.9%、番手・3番手なら32.9%でした。

最後に相手のラインと決まり手を見てみましょう。差しが多い取手でも、相手が逃げるのか捲るのか、番手が差すのかで着順は変わります。過去の割合と当日の並びが近いところだけを参考にします。

数字を使うときの注意

決まり手の割合や払戻は、次のレースの着順を約束するものではありません。400m・中直線の印象だけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の得意戦法と位置を見てください。