川崎競輪は荒れる?400m・直線58.0mで差しと本命着外を検証

川崎競輪は荒れる?400m・直線58.0mで差しと本命着外を検証

川崎競輪で予想するとき、直線58.0mの長さは気になるところです。逃げた選手が最後まで粘るのか、長めの直線で番手や別線の差しが届くのか。川崎はカント32°10′14″の400mバンクです。

過去の集計では、3連単1万円以上が32.7%、得点1位の選手が4着以下になった割合が28.9%でした。本命が特別に飛び続ける数字ではありませんが、平均配当は18,415円まで伸びています。高配当と本命着外が、どんな場面で重なるのかが気になります。

1着の決まり手では差しが47.0%、平均配当は25,461円でした。さらにS級では平均配当31,873円、得点1位の選手の4着以下41.3%。長い直線の印象だけでなく、級班と本命のタイプ・ライン位置まで加えて、川崎の荒れ方を追います。

川崎競輪の分析データについて

レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。本文の基本成績・得意戦法・ライン位置は、S級・A級・チャレンジの数字です。

  • 対象期間:2016-01-16〜2025-10-27
  • 調べたレース数:6,472レース
  • バンク:400m・みなし直線58.0m・カント32°10′14″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

川崎の得点1位の選手の基本成績、3連単の平均配当と中央値、級班ごとの配当と本命着外をまとめます。

続いて、逃げ・捲り・差しのどの戦法を得意にする得点1位の選手が残りやすいのか、ラインの先頭か番手・3番手かで成績と払戻がどう変わるのかを比べます。直線58.0mで差しが多いことと、S級や差しタイプの本命が崩れた数字を結びつけ、川崎で警戒したい形を探ります。

川崎競輪の直線58.0m。差し47.0%で平均配当25,461円

川崎の1着の決まり手は、逃げ22.7%(1,452/6,409レース)、捲り30.4%(1,947/6,409レース)、差し47.0%(3,010/6,409レース)でした。差しが最も多く、逃げと捲りを合わせた数字とは別の形になっています。長めの直線で、前の選手を最後に交わす決着が積み上がりました。

差しの平均配当は25,461円、中央値6,680円、1万円以上40.7%。捲りは平均14,247円、中央値4,520円、1万円以上30.1%、逃げは平均9,304円、中央値2,540円、1万円以上19.8%でした。差しは多いだけでなく、平均・中央値・1万円以上のすべてで高い数字です。

長い直線なら差しが届きやすい、と考えるのは自然です。ただ、決まり手が多いだけで高配当の理由まで断定はできません。級班やラインの形、得点1位の選手のタイプと位置を並べたときに、同じ方向の差が残るかを見てみましょう。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ22.7%(1,452/6,409レース)9,304円2,540円19.8%22.4%
捲り30.4%(1,947/6,409レース)14,247円4,520円30.1%30.9%
差し47.0%(3,010/6,409レース)25,461円6,680円40.7%46.7%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

川崎競輪の本命成績。得点1位の選手の4着以下は28.9%

この記事でいう本命は人気1位ではありません。出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手を、得点1位の選手として集計しています。1着、3着以内、4着以下を並べると、勝ち切ったか、車券内に残ったかを分けて読めます。

川崎で得点1位の選手が1着になった割合は38.0%(2,416/6,362レース)、3着以内は71.1%(4,524/6,362レース)、4着以下は28.9%(1,838/6,362レース)でした。1着まで届くのは4割弱ですが、3着以内には7割ほど残っています。

3連単1万円以上は32.7%(2,104/6,432レース)です。得点1位の選手が3着以内に残っても、相手の入り方が変われば払戻は広がります。川崎では本命が飛んだレースだけを荒れた場面とせず、差しや捲りで相手が入った決着も含めて考えます。

川崎競輪の基本数値と同型場比較
項目川崎比較・意味
3連単の平均配当18,415円同型場平均 16,711円
3連単の中央値4,660円同型場の場別中央値平均 4,255円
3連単1万円以上32.7%(2,104/6,432レース)同型場平均 30.5%
得点1位の選手が1着38.0%(2,416/6,362レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.1%(4,524/6,362レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.9%(1,838/6,362レース)同型場平均 28.4%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

川崎競輪の平均配当18,415円。中央値4,660円との差を読む

川崎の3連単平均配当は18,415円、中央値は4,660円でした。平均は大きな払戻の影響を受けやすく、中央値は払戻を小さい順に並べた中央の金額です。平均だけで、普段のレースも高配当だと考えないために、2つを並べます。

5,000円未満は51.6%(3,316/6,432レース)、1万円以上は32.7%(2,104/6,432レース)、5万円以上は8.0%(516/6,432レース)、10万円以上は3.5%(227/6,432レース)でした。半分ほどは5,000円未満ですが、1万円以上のレースも3回に1回ほどあります。

差しの中央値は6,680円で、逃げの2,540円や捲りの4,520円より高くなりました。長めの直線で差しが多いだけでなく、差しで決まったときの普段の払戻も上に出ています。川崎の配当を読むなら、この重なりを外せません。

川崎競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当18,415円
中央値4,660円
5,000円未満51.6%(3,316/6,432レース)
1万円以上32.7%(2,104/6,432レース)
5万円以上8.0%(516/6,432レース)
10万円以上3.5%(227/6,432レース)

払戻が分かった6,432レースを分母にしています。

川崎競輪の級班別配当。S級は平均31,873円、本命着外41.3%

S級の平均配当は31,873円、中央値9,785円、1万円以上49.4%、得点1位の選手の4着以下41.3%でした。A級も平均29,085円、中央値7,640円、1万円以上43.3%、4着以下33.7%です。川崎ではS級とA級の配当が高く、本命着外も場全体の28.9%を上回っています。

チャレンジは平均11,667円、中央値3,200円、1万円以上24.3%、4着以下25.5%。ガールズは平均9,875円、中央値2,340円、1万円以上19.0%、4着以下13.2%でした。ガールズは別に集計しているため、S級・A級・チャレンジの数字をそのまま重ねません。

川崎の荒れ方を考えるとき、S級の数字はかなり目立ちます。長い直線で差しが多いことと、S級で得点1位の選手が4着以下になった割合が高いことが同時に出ています。ただし、級班をそろえずに場全体へ広げることはできません。

川崎競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級31,873円9,785円49.4%(400/810レース)41.3%(334/809レース)21,597円
A級29,085円7,640円43.3%(444/1,025レース)33.7%(344/1,021レース)18,018円
チャレンジ11,667円3,200円24.3%(111/456レース)25.5%(116/455レース)11,591円
ガールズ9,875円2,340円19.0%(26/137レース)13.2%(18/136レース)10,234円

級班ごとに分母が異なります。

川崎競輪の得点1位の選手。差しタイプは4着以下40.1%

得点1位の選手について、出走時点から直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数を比べ、最も多かった戦法でタイプを分類しました。タイプの違う選手同士を直接比べるのではなく、それぞれのタイプに当たる得点1位の選手が川崎でどんな成績と払戻になったかを比べています。

逃げタイプの得点1位の選手は、1着49.2%、3着以内79.8%、4着以下20.2%、平均配当5,242円でした。捲りタイプは1着38.6%、3着以内65.6%、4着以下34.4%、平均配当4,563円。差しタイプは1着25.5%、3着以内59.9%、4着以下40.1%、平均配当4,423円です。

1着の決まり手では差しが47.0%と最も多いのに、得点1位の選手のタイプ別では差しタイプの4着以下が40.1%で最も高くなりました。川崎では、差しが決まりやすいことと、差しを得意にする本命が残りやすいことは同じではありません。

川崎競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ41549.2%79.8%20.2%5,242円10.6%
差し1,11125.5%59.9%40.1%4,423円6.8%
捲り54138.6%65.6%34.4%4,563円8.1%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

S級・A級・チャレンジで、得点1位の選手のタイプを比べる

S級では、差しタイプの得点1位の選手の4着以下が43.8%、平均配当1,980円でした。捲りタイプは38.3%、2,643円、逃げタイプは29.8%、2,215円です。S級では差しタイプの本命着外が特に多くなっています。

A級では差しタイプの4着以下が38.3%、平均配当2,918円。捲りタイプは33.3%、4,628円、逃げタイプは23.1%、3,045円でした。チャレンジでは差しタイプ36.0%、14,571円、捲りタイプ23.9%、11,211円、逃げタイプ13.2%、9,078円です。

長い直線という同じ特徴でも、級班を変えると差が出る場所は変わります。S級では差しタイプの本命着外、A級では差しタイプの着外と捲りタイプの払戻、チャレンジでは差しタイプの払戻が目立ちました。川崎の数字を使うなら、当日の級班に合う数字でください。

川崎競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ5729.8%2,215円3.5%
S級差し42943.8%1,980円0.7%
S級捲り24038.3%2,643円4.6%
A級逃げ19923.1%3,045円4.5%
A級差し50438.3%2,918円3.6%
A級捲り23433.3%4,628円7.7%
チャレンジ逃げ15913.2%9,078円20.8%
チャレンジ差し17836.0%14,571円30.3%
チャレンジ捲り6723.9%11,211円22.4%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

川崎競輪で差しタイプの得点1位の選手が先頭だと、4着以下45.2%

得点1位の選手のタイプが同じでも、ライン先頭か番手・3番手かで役割は違います。先頭なら自分で前へ踏み、番手・3番手なら前の選手の後ろから伸びる形です。川崎では、差しタイプが先頭にいると本命着外がさらに増えました。

ライン先頭の得点1位の選手は、差しタイプの4着以下が45.2%、平均配当4,358円。捲りタイプは34.9%、4,646円、逃げタイプは20.0%、5,285円でした。差しタイプの本命が先頭でレースを動かす形では、4着以下がほぼ半分に近づいています。

番手・3番手では、差しタイプの4着以下が38.8%、平均配当4,439円、捲りタイプは28.2%、3,495円でした。先頭の差しタイプ45.2%より低い数字です。長い直線で差しが届くイメージだけでなく、得点1位の選手が実際にどこを走るかまでそろえて、数字を読みます。

川崎競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ41020.0%5,285円10.7%
先頭差し21945.2%4,358円9.1%
先頭捲り50234.9%4,646円8.4%
番手・3番手差し89238.8%4,439円6.2%
番手・3番手捲り3928.2%3,495円5.1%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

川崎競輪の荒れ方は、長い直線・S級・差しタイプに表れる

川崎の3連単1万円以上は32.7%、平均配当18,415円、中央値4,660円。得点1位の選手の4着以下は28.9%でした。基本数字からは、高配当はあるものの、本命が毎回崩れる場とは言えません。

ただし、差しは1着の47.0%、平均配当25,461円、中央値6,680円、1万円以上40.7%。S級では平均配当31,873円、得点1位の選手の4着以下41.3%。差しタイプがライン先頭にいると4着以下45.2%でした。川崎の荒れ方を考える材料は、場全体の数字よりも条件を並べた先にあります。

当日の出走表では、級班とラインを確認し、得点1位の選手が逃げ・捲り・差しのどのタイプに当たるかを見てみましょう。先頭か番手・3番手かまでそろえ、長めの直線で差しの払戻が広がった過去の形に近いかを考える。これが川崎の数字を予想へ持ち込む順番です。

川崎競輪は荒れる?差しの配当と本命の位置を並べる

川崎は400mで、みなし直線は58.0m、カントは32°10′14″です。3連単1万円以上32.7%、得点1位の選手の4着以下28.9%という数字だけなら、荒れやすさは極端ではありません。

一方で、差しの決着は47.0%と多く、平均配当25,461円、中央値6,680円、1万円以上40.7%でした。得点1位の選手では逃げタイプが3着以内79.8%と残りやすく、差しタイプは4着以下40.1%。差しタイプが先頭にいると45.2%まで上がります。

川崎で迷ったときは、長い直線だから差し、と一言で終わらせないでください。S級かA級か、得点1位の選手のタイプは何か、ラインのどこにいるかをそろえ、過去の高配当と本命着外の数字に近い形かを見ておきたい。その形がそろったとき、川崎で荒れる理由が具体的になります。

数字を使うときの注意

過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。