立川競輪の決まり手|差し48.7%・平均配当22,382円を長直線で検証

立川競輪の決まり手|差し48.7%・平均配当22,382円を長直線で検証

立川は58mの長い直線があります。なら差しが圧倒的に多いのか、逃げた選手が最後まで残るのか。決まり手と払戻を並べると、長直線のイメージだけでは足りないことが分かります。

過去の1着決まり手は差し48.7%が最多。差し決着の平均配当は22,382円、中央値5,900円、1万円以上37.1%でした。逃げや捲りより、差しの回数も払戻も大きい側です。

立川は400mバンクで、みなし直線58.0m、カント31°13′6″。レムニスケート曲線のあるバンクで、差しが本命の選手によるものか、相手の選手によるものかを、得意戦法とライン位置まで比べてみましょう。

立川競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。

  • 対象期間:2016-01-04〜2026-04-24
  • 調べたレース数:4,947レース
  • バンク:400m・長直線・みなし直線58.0m・カント31°13′6″・レムニスケート曲線
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

立川の逃げ・捲り・差しの決着割合、平均配当・中央値・1万円以上の割合を比較します。

得点1位の選手の得意戦法、ラインの先頭か番手・3番手か、S級・A級・チャレンジの違いを並べます。

長直線58.0mとレムニスケート曲線の情報を、実際の決まり手と払戻へ結び付け、当日の出走表で使いやすい形にします。

立川の1着決まり手|差し48.7%が最多、捲り29.3%・逃げ21.9%

立川で1着になった決まり手は、差し48.7%(2,394/4,914レース)、捲り29.3%(1,442/4,914レース)、逃げ21.9%(1,078/4,914レース)でした。差しがほぼ半分を占め、逃げより大きく上回っています。

立川は400m・みなし直線58.0m・カント31°13′6″の長直線。レムニスケート曲線も取り入れられています。最後の直線で差しが届く場面は考えやすいものの、差しの結果はそこまでの位置取りと仕掛けを含んだものです。

差し48.7%は、得点1位の選手が差し切った割合ではありません。相手の選手が差して本命の選手を2着や4着以下へ回したレースも含まれます。決まり手の多さと本命の勝ちやすさを同じ数字にしないようにします。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ21.9%(1,078/4,914レース)8,699円2,280円18.8%22.5%
捲り29.3%(1,442/4,914レース)12,551円3,655円25.6%31.0%
差し48.7%(2,394/4,914レース)22,382円5,900円37.1%46.6%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

差し決着の払戻|平均22,382円・中央値5,900円・1万円以上37.1%

逃げ決着の平均配当は8,699円、中央値2,280円、1万円以上18.8%。捲りは12,551円・3,655円・25.6%。差しは22,382円・5,900円・37.1%でした。差しは回数だけでなく、普段の払戻に近い中央値も高い側です。

立川全体の平均配当は16,585円、中央値4,045円。差し決着の平均22,382円は全体より高く、長直線の印象と数字が重なります。ただし、差しで決まっても相手が人気上位なら払戻は落ち着き、別線の選手が入れば広がります。

長直線だから差しを買うという単純な話ではありません。誰が差すのか、本命の選手が差す側か差される側かを、得点1位の選手の位置と一緒に見てみましょう。

立川競輪の基本数値と同型場比較
項目立川比較・意味
3連単の平均配当16,585円同型場平均 16,842円
3連単の中央値4,045円同型場の場別中央値平均 4,299円
3連単1万円以上29.7%(1,465/4,926レース)同型場平均 30.7%
得点1位の選手が1着39.6%(1,939/4,893レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内72.1%(3,530/4,893レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下27.9%(1,363/4,893レース)同型場平均 28.5%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

立川競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当16,585円
中央値4,045円
5,000円未満55.0%(2,710/4,926レース)
1万円以上29.7%(1,465/4,926レース)
5万円以上7.8%(385/4,926レース)
10万円以上3.2%(159/4,926レース)

払戻が分かった4,926レースを分母にしています。

得点1位の選手の得意戦法|差しタイプの4着以下は34.0%

直近4ヶ月の逃げ・捲り・差しの回数から、得点1位の選手の得意戦法を分類しました。逃げタイプは4着以下18.9%・平均配当8,942円、捲りタイプは26.0%・8,921円、差しタイプは34.0%・8,529円です。

レース全体では差し48.7%が最多なのに、差しタイプの得点1位の選手は4着以下が高い結果でした。差しを得意にする選手が番手など差せる位置にいれば力を出しやすい一方、先頭へ置かれると役割が変わるためです。

逃げタイプは1着54.8%、3着以内81.1%。差しタイプは1着29.2%、3着以内66.0%。長い直線で決まり手が差しに寄っていても、本命の得意戦法と1着決まり手は別々に読みます。

立川競輪|得点1位の選手の得意戦法別の成績と配当
得意戦法対象1着3着以内4着以下平均配当1万円以上
逃げ92454.8%81.1%18.9%8,942円17.0%
差し2,32029.2%66.0%34.0%8,529円18.2%
捲り97244.9%74.0%26.0%8,921円13.4%

得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。

S級・A級・チャレンジで差しの数字は変わる

S級では差しタイプの本命4着以下32.6%・平均配当7,653円、捲り28.4%・5,650円、逃げ26.5%・6,043円でした。A級では差し34.7%・8,563円、捲り25.8%・8,997円、逃げ22.1%・10,902円です。

チャレンジでは差し35.0%・10,563円、捲り20.6%・16,207円、逃げ13.4%・8,397円。差しタイプの本命が飛ぶ傾向はありますが、配当は捲りタイプの方が高い級班もあります。決まり手だけで払戻を決めません。

金額を表で比べることはできますが、レースの組み立てまで同じとは扱いません。当日の級班に合う数字を参考にします。

立川競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級17,294円3,930円29.8%(460/1,546レース)30.7%(468/1,525レース)22,638円
A級20,186円5,120円34.5%(696/2,016レース)30.3%(609/2,007レース)18,654円
チャレンジ10,559円3,080円23.6%(250/1,060レース)24.1%(255/1,058レース)11,670円
ガールズ9,778円1,860円18.9%(55/291レース)9.9%(29/292レース)10,241円

級班ごとに分母が異なります。

立川競輪|級班ごとの得意戦法別の本命成績と配当
級班得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
S級逃げ15726.5%6,043円14.7%
S級差し88832.6%7,653円14.5%
S級捲り38228.4%5,650円9.7%
A級逃げ35022.1%10,902円16.8%
A級差し1,06734.7%8,563円18.0%
A級捲り42325.8%8,997円12.5%
チャレンジ逃げ41713.4%8,397円18.1%
チャレンジ差し36535.0%10,563円27.6%
チャレンジ捲り16720.6%16,207円24.0%

30レースに届かない組み合わせは載せていません。

先頭の差しタイプは4着以下39.6%|長直線で差せない位置に注意

得点1位の選手が先頭にいる場合、逃げタイプの4着以下は18.8%・平均配当9,059円、捲りタイプは26.6%・8,381円、差しタイプは39.6%・7,357円でした。先頭の差しタイプは、本命の着外がもっとも高い側です。

差しを得意にする選手は、前の選手を使って最後に伸びる形が得意です。先頭へ置かれると自分で前を踏む必要があり、長い直線があっても差すための位置を作れません。立川で決まり手を読むなら、ここを外せません。

番手・3番手の差しタイプは4着以下31.8%・平均配当9,008円。先頭の39.6%より低い数字です。差しの多さを出走表へ戻すときは、得点1位の選手が差せる位置にいるかを見てみましょう。

立川競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ90818.8%9,059円17.3%
先頭差し56039.6%7,357円17.6%
先頭捲り86526.6%8,381円13.4%
番手・3番手差し1,73131.8%9,008円18.6%
番手・3番手捲り8920.5%15,636円15.7%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

レムニスケート曲線と決まり手|形だけで原因を決めない

立川のバンクにはレムニスケート曲線が取り入れられています。バンクの特徴を知ることは予想の入口になりますが、曲線だけで差し48.7%の原因を断定することはできません。選手の位置、ライン、級班、仕掛けが重なった結果として決まり手が出ています。

それでも、長直線58.0mで差しが最多、差し決着の平均配当が22,382円という事実はあります。形の説明とレース結果を切り離さず、どの条件で差しの払戻が広がったかを見てみましょう。

得点1位の選手が番手なら差し切り、本命の選手が先頭なら差される。立川の決まり手は、同じ差しでも誰の差しかで意味が変わります。ここまで読んでから当日の並びへ戻ります。

立川の出走表で決まり手を読む順番

まず級班を見てみましょう。A級は平均配当20,186円・1万円以上34.5%、S級は17,294円・29.8%。同じ差し決着でも、級班が違えば払戻の目安は変わります。

次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下39.6%、先頭の逃げタイプは18.8%。差しを得意にする選手が、差せる位置で走るのかを考えます。

最後に、逃げ・捲り・差しのどれが実際の並びで起こりそうか、相手の選手がどこから届くかを考えます。差し平均22,382円は過去の参考値で、当日の払戻を約束しません。近い級班・位置・ラインを見てから使います。

数字を使うときの注意

決まり手別の割合や払戻は過去の集計結果です。次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。長直線やバンクの形だけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。