久留米競輪場は400mバンクで直線距離がやや長く、差し・捲りが決まりやすい特性を持っています。ここでは過去5年分の決まり手データを詳細に分析し、予想の精度を高めるポイントを整理しました。

久留米競輪の1着・2着の決まり手割合

1着のクラス別の決まり手の割合は以下の通りです。

久留米競輪での1着の決まり手の割合

2着の決まり手は以下の通りです。

久留米競輪での2着の決まり手の割合

久留米競輪での全体の決まり手傾向(3724レース)

決まり手割合(1着)割合(2着)
逃げ23.9%18.5%
差し42.8%23.9%
捲り33.2%15.1%
マーク0.1%42.5%

全体的な傾向:

  • 1着は差し(約43%)が最多
  • 捲りも約3割を占める
  • 2着ではマークが42%超と圧倒的

A級戦の決まり手(2241レース)

決まり手割合(1着)割合(2着)
逃げ28.0%18.9%
差し41.2%24.1%
捲り30.6%13.3%
マーク0.2%43.6%

A級の特徴:

  • 1着は差し>逃げ>捲りの順
  • 逃げ残りが約3割と比較的多い
  • 2着はマーク(約44%)が最多

スタミナや脚力差が大きいため、先行したラインがそのまま上位を占める展開も多く、波乱要素が増えるのがA級戦です。

また、逃げの割合が1着約28%、差し1着約41%と差しと逃げの差が他の競輪場ほど大きくないというのも特徴の1つです。

S級戦の決まり手(1214レース)

決まり手割合(1着)割合(2着)
逃げ17.6%18.9%
差し48.8%25.4%
捲り33.6%16.8%
マーク0%38.9%

S級の特徴:

  • 1着は差しが半数近く
  • 逃げは2割以下で苦戦傾向
  • 2着はマークが約4割

ハイレベルな戦いでは、先行選手を番手選手が差すパターンが王道。特に本命筋のライン戦ではデータがそのまま結果に表れやすい傾向があります。

ガールズの決まり手(269レース)

決まり手割合(1着)割合(2着)
逃げ17.8%13.4%
差し29.0%14.6%
捲り53.2%23.1%
マーク0%48.9%

ガールズ戦の特徴:

  • 1着は捲りが半数以上
  • 2着はマークが約5割
  • 差しは少なめ

女子戦はスピード勝負になりやすく、捲りの一撃が決まりやすい構造です。そのため、ライン戦よりも個々の脚質と展開読みが重要になります。

久留米競輪決まり手データの攻略ポイント

決まり手の傾向を踏まえると、予想の際に次の点が重要になります。

  • S級:「差し本線」+「番手の選手重視」
  • A級:「逃げ残り警戒」→波乱含み
  • ガールズ:「捲り中心」+「マーク2着狙い」

久留米競輪のデータは、バンク特性とクラスごとの戦い方が如実に表れており、買い目構築に直結する指標となります。