ラインの長さやライン内での位置によってどのくらい勝率や連対率が変わるのか、また、競走得点1位の選手が1番長いラインにいた時はどうなるのか?
最長ラインに得点1位の選手がいる時といない時とでの比較など熊本競輪でのラインに関する分析を徹底解説しています。
レースで最長のラインにいる時、競走得点1位の選手はラインの長さやライン内の位置によってどのくらいの勝率・連対率・3着以内率になるのか分析。
レースにおいて主役となる競走得点1位。そして、レース内で有利になる最も長いライン。
この2つの条件が重なった時、どのくらいの勝率・2着内率・3着内率があるのかを熊本競輪が再開された2024年7月から2025年7月までのレースデータをもとに完全調査!
条件:レース内で最も長いラインに競走得点1位の選手がいる。
※同じ長さのラインが他にもいる場合、そのレースは対象外とする。
例:3車、2車、2車の3分戦なら対象、3車、3車、単騎なら対象外
2車ラインの時
2車ラインが1番長いということは、構成としては「2車、1車、1車、1車、1車」といった構成になります。めったに見ない構成で、実際対象レースはA級で番手が1レースだけでした。
一応1着という結果にはなりましたが、サンプル数が少なすぎるのであまり参考にはならないかも。

3車ラインの先頭の時
熊本競輪でのA級戦はとにかくここから。最長の3車ラインに得点1位がいたら、頭から狙える。3着内率なら約85%と激高!
S級はサンプル数10レースと少ないがA級は対象67レースをチェックしてのこの数値。

3車ラインの2番手の時
A級では先頭の時よりも全体的に成績が落ちる。
ただ、S級では逆に2着内率、3着内率が良くなる。

3車ラインの3番手の時
3番手となるとさすがに対象レースが少なくなる。
A級で6回、S級で1回。成績的にはそこそこだが対象回数が増えたらどうなるか。今後も傾向を追っていきたい。

4車ラインの先頭の時
4車になると対象となるレースが一気に減り、S級では期間中0件だった。A級でも23件と少な目。
ただ、A級では驚異の勝率82%、2着内率86%、3着内率100%とハズレなし。23レースで1度も3着を外していないというのは素直にすごい。このケースが出てきたら要注目。

4車ラインの2番手の時
期間内で対象はA級11件、S級1件だけ。A級では2着3着にはよくくるが勝ちきるのは難しい様子が見られる。オッズ的にも2着3着付けで考えた方が魅力的だ。

4車ラインの3番手の時
S級は対象レースなし。A級は対象レース3件ですべて着外。

4車ラインの4番手の時
A級・S級とも対象レースなし。
最長ラインだけど、競走得点1位の選手が別ラインにいる時、最長ライン側の成績はどうなるのか?
長いラインはレースに有利。
では、競走得点1位の選手が別ラインにいる時はどうでしょう?ラインの長さや位置取りごとに集計しました。
条件:レース内で最も長いラインに競走得点1位の選手がいない。
※同じ長さのラインが他にもいる場合、そのレースは対象外とする。
例:3車、2車、2車の3分戦なら対象、3車、3車、単騎なら対象外
2車ラインの各位置取り別の成績
2車ラインは2車、1車、1車、1車、1車、1車のようなパターン。
A級もS級もだいたい同じような成績で、押し切って勝つのは難しい。

2番手でも差し切って勝つことも難しく、先頭よりも成績が落ちる。

3車ラインの各位置取り別の成績
2番手でも差し切って勝つことも難しく、先頭よりも成績が落ちる。
このケースが多い。2車と比べて全体的に好成績。

3車ラインの番手では3着内率がA級で54%、S級で60%とかなり絡んでくるようになる。S級では勝率も20%を超える。

3車ラインの3番手となると、3着がなんとか20%前後となり、これはライン決着時の3着が多い。

4車ラインの各位置取り別の成績
4車はS級ではデータなし。A級では、競走得点1位の選手でなくともラインの長さを活かして好成績となっている。得点1位がいないラインで勝率45%は大きい。

4車は2番手になると、2着率、3着率はそれほど変わらないが、勝率は先頭の3分の1まで下がる。

3番手では、勝率、2着内率まで大きく下がるが、3着率は先頭や2番手と比べてもそれほど変わらない。

4番手になるとさすがに3着内率でも10%以下まで落ちてしまう。

競走得点1位だけど、別ラインが最長ラインだった時の成績はどうなるのか検証!
ここまで、最長ラインかつ得点1位、最長ラインだけど得点1位は別ラインの2つのケースを見てきました。
次は、競走得点は1位、でも別ラインに最長ラインがいる時、得点1位の選手の成績がどうなるのかを調べてみました。
要は短い方のラインにいる競走得点1位の成績ということですね。
単騎の時
A級では対象レース11件、S級では4件と少なめだが、半分は3着以内にきている。

2車ラインの先頭の時
A級では対象レース84件、S級では23件。相手にもっと長いラインがいてもA級では約35%は得点1位の選手が勝っている。

2車ラインの2番手の時
S級では勝率ではA級を上回った。が、2着3着ではA級の方が上。

3車ラインの先頭の時
S級では対象レースなし。A級も対象レース8件と少ない。それでも2着3着にはそこそこきている。

3車ラインの2番手の時
S級は対象なし。

3車ラインの3番手の時
S級は対象なし。A級は対象も少なく、3着以内からも外れやすい。
