青森競輪の特徴|長直線58.9mで差し48.1%・平均配当17,384円を検証
青森のゴール前は、みなし直線58.9m。400mバンクの中では長い部類です。逃げた選手が最後まで粘るのか、それとも長い直線を使った差しで着順が入れ替わるのか。ここが青森を読むときの出発点になります。
10年分の結果では、1着の決まり手は差しが48.1%で、差しの平均配当も21,982円でした。長い直線というイメージが、決まり手と払戻にどこまで表れているのかを、得点1位の選手の成績や級班別の数字と比べます。
青森は、バンクの形だけで荒れる・堅いを決める場ではありません。逃げ、差し、捲りのどれが出やすいか、S級で配当が跳ねるのか、ラインの先頭にいる得点1位の選手がどれだけ残るのか。決まった順番にこだわらず、数字の動きが大きいところからまとめます。
レース結果を当サイトのデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。
- 対象期間:2016-04-16〜2026-07-25
- 調べたレース数:6,497レース
- バンク:400m・みなし直線58.9m・カント32°15′7″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
青森の400m・長直線58.9mという特徴が、決まり手、得点1位の選手の成績、3連単の払戻にどう出ているかをまとめます。
場全体の平均配当と中央値、S級・A級・チャレンジ・ガールズの違い、逃げ・捲り・差しの決着、ライン内の位置まで順番に比べてみます。
青森競輪の基本成績|得点1位の選手は3着以内72.8%
青森で得点1位の選手が1着になった割合は39.4%(2,535/6,426レース)、3着以内は72.8%(4,675/6,426レース)、4着以下は27.2%(1,751/6,426レース)でした。人気1位ではなく、競走得点が単独で最も高い選手を基準にした数字です。
3着以内には7割以上残っていますが、4着以下も4レースに1レース以上あります。得点が高い選手が必ず勝ち切るわけではなく、相手の仕掛けやラインの位置によって着順が動く余地が残っています。
3連単1万円以上は30.6%(1,981/6,467レース)でした。得点1位の選手の着順と払戻は別の指標なので、本命が残ったかどうかだけで青森の配当を考えません。
| 項目 | 青森 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 17,384円 | 同型場平均 16,785円 |
| 3連単の中央値 | 4,230円 | 同型場の場別中央値平均 4,286円 |
| 3連単1万円以上 | 30.6%(1,981/6,467レース) | 同型場平均 30.6% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.4%(2,535/6,426レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 72.8%(4,675/6,426レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 27.2%(1,751/6,426レース) | 同型場平均 28.6% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
長直線58.9mの青森で差し48.1%|逃げ・捲り・差しを比べる
青森の1着決まり手は、逃げ22.5%(1,453/6,452レース)、捲り29.4%(1,895/6,452レース)、差し48.1%(3,104/6,452レース)でした。差しがほぼ半分を占め、逃げの2倍以上です。 この記事では、みなし直線58m以上を「400m・長直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・長直線グループの平均は逃げ22.4%、捲り31%、差し46.6%。青森では逃げはほぼ同じ、捲りは1.6%低い、差しは1.5%高いです。
平均配当も、逃げ9,036円、捲り16,176円、差し21,982円の順でした。差しの中央値は5,610円、1万円以上は36.5%。決着の回数だけでなく、払戻の水準も差しが上に出ています。
長い直線なら差しが届きやすい、という競輪ファンのイメージはあります。ただ、ここで言えるのは青森の過去データで差しが多く、差しの払戻も高かったということまでです。直線の長さだけを原因にせず、級班やラインの位置を加えて読んでいきます。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 22.5%(1,453/6,452レース) | 9,036円 | 2,200円 | 18.9% | 22.4% |
| 捲り | 29.4%(1,895/6,452レース) | 16,176円 | 4,110円 | 29.9% | 31.0% |
| 差し | 48.1%(3,104/6,452レース) | 21,982円 | 5,610円 | 36.5% | 46.6% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
逃げ・捲り・差しの数字をさらに見るなら、青森競輪の決まり手記事へ。
青森競輪の3連単配当|平均17,384円、中央値4,230円
青森の3連単平均配当は17,384円、中央値は4,230円でした。5,000円未満は53.9%(3,483/6,467レース)、1万円以上は30.6%、5万円以上は7.4%(478/6,467レース)、10万円以上は3.1%(200/6,467レース)です。
平均17,384円に対して中央値は4,230円。少数の大きな払戻が平均を押し上げています。普段の青森がどのくらいの金額に収まるかを知りたいなら中央値、高配当がどれくらい出たかを知りたいなら1万円以上や5万円以上の割合が役立ちます。
差しの平均配当21,982円は場全体の平均より高く、差しの中央値5,610円も場全体の中央値を上回りました。青森では、差しが多いだけでなく、差しで決まったレースの払戻も高めです。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 17,384円 |
| 中央値 | 4,230円 |
| 5,000円未満 | 53.9%(3,483/6,467レース) |
| 1万円以上 | 30.6%(1,981/6,467レース) |
| 5万円以上 | 7.4%(478/6,467レース) |
| 10万円以上 | 3.1%(200/6,467レース) |
払戻が分かった6,467レースを分母にしています。
S級の平均配当は30,249円|青森の荒れ方は級班で変わる
級班別の平均配当は、S級30,249円、A級16,266円、チャレンジ13,374円、ガールズ13,063円でした。中央値はS級6,895円、A級4,830円、チャレンジ2,980円、ガールズ1,735円です。
S級は1万円以上が40.7%、得点1位の選手の4着以下が32.4%。A級は33.0%と28.6%、チャレンジは24.1%と24.7%でした。S級は払戻が大きく、本命の着外も場全体の27.2%より高くなっています。
長直線の青森だからどの級班でも差しが同じように効く、とまでは言えません。S級のように選手の力が拮抗しやすい条件では、差しや別線の入り方が配当に反映される可能性があります。級班をそろえた数字で当日のレースを考えます。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 30,249円 | 6,895円 | 40.7%(425/1,044レース) | 32.4%(342/1,055レース) | 21,713円 |
| A級 | 16,266円 | 4,830円 | 33.0%(602/1,827レース) | 28.6%(523/1,831レース) | 18,934円 |
| チャレンジ | 13,374円 | 2,980円 | 24.1%(209/869レース) | 24.7%(213/862レース) | 11,469円 |
| ガールズ | 13,063円 | 1,735円 | 20.0%(36/180レース) | 11.5%(21/182レース) | 10,007円 |
級班ごとに分母が異なります。
ガールズの数字も気になるなら、青森競輪のガールズ記事で続きを読めます。
青森競輪で得点1位の選手が崩れる位置|先頭の差しタイプは4着以下37.1%
得点1位の選手がライン先頭にいる場合は、その選手が前へ踏んでラインを引っ張ります。番手・3番手なら、前の選手の仕掛けを使って最後に伸びる形です。長い直線の青森では、この位置の違いと得意戦法を一緒に比べる意味があります。
ライン先頭では、逃げタイプの得点1位の選手の4着以下が19.3%、平均配当8,894円。捲りタイプは25.8%、10,275円、差しタイプは37.1%、10,949円でした。先頭にいる差しタイプは、三つのタイプの中で本命着外と平均配当が最も高くなっています。
番手・3番手では、差しタイプの4着以下が32.2%、平均配当8,826円、捲りタイプは19.5%、5,385円でした。先頭の差しタイプ37.1%からは下がりますが、長い直線で差しを得意にする得点1位の選手が前を走る形は、青森で気になる組み合わせです。
ここから『差しタイプだから飛ぶ』と決めることはできません。得点1位の選手のタイプ、ラインの位置、級班、相手の仕掛けがそろった範囲で、過去の数字を材料にします。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 774 | 19.3% | 8,894円 | 17.6% |
| 先頭 | 差し | 391 | 37.1% | 10,949円 | 26.1% |
| 先頭 | 捲り | 721 | 25.8% | 10,275円 | 17.4% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,424 | 32.2% | 8,826円 | 17.6% |
| 番手・3番手 | 捲り | 82 | 19.5% | 5,385円 | 9.9% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
本命の選手が飛ぶ場面をもう少し詳しく見るなら、青森競輪の荒れる記事もどうぞ。
青森競輪のライン決着|どこかのラインが1・2着に入る割合は57.0%
ラインの情報が分かった3,309レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合が57.0%(1,885/3,309レース)でした。最長ラインが1・2着に入った割合は22.5%(745/3,309レース)です。ラインが上位へ残ることと、最も長いラインが残ることは別の数字になっています。
同じラインから2人が3着以内に入った割合は86.3%(2,855/3,309レース)。一方、得点上位2人が別ラインで決着した割合は43.0%(1,424/3,309レース)でした。長い直線で番手の差しが届く場面もあれば、別線の選手が上位へ入る場面もあります。
ラインの人数だけで青森の有利不利を決めず、最長ラインの先頭が逃げタイプなのか、得点1位の選手が番手にいるのかまで出走表で見てみましょう。差しの多さとラインの残り方を同じ方向へ重ねられるレースだけ、長直線の特徴を意識します。
| 集計した形 | 結果 |
|---|---|
| どこかのラインが1・2着 | 57.0%(1,885/3,309レース) |
| 最長ラインが1・2着 | 22.5%(745/3,309レース) |
| 同じラインから2人が3着以内 | 86.3%(2,855/3,309レース) |
| 得点上位2人が別ラインで決着 | 43.0%(1,424/3,309レース) |
ラインの情報が分かった対象レースの数字です。
ラインの残り方をもう少し詳しく見るなら、青森競輪のライン記事も読んでみてください。
青森競輪の特徴を予想へ生かす|長直線だからこそ差しの条件を細かく確認
青森で最初に置きたい数字は、差し48.1%、差しの平均配当21,982円、得点1位の選手の4着以下27.2%です。差しが多く、差しの払戻も高い。一方で、本命の選手が毎回崩れているわけではありません。
次に級班をそろえます。S級なら平均配当30,249円、1万円以上40.7%、得点1位の選手の4着以下32.4%。青森全体の数字より配当も本命着外も上がっているため、長い直線で相手が伸びる展開を考える材料になります。
最後に、得点1位の選手がどこを走るかを見てみましょう。先頭の差しタイプで4着以下37.1%・平均配当10,949円という結果があるため、差しタイプの本命がライン先頭にいるレースは、逃げタイプの先頭とは同じように扱いません。
こうしてバンク、決まり手、級班、位置を並べると、青森の特徴が単なる『長い直線』で終わりません。条件が一致しない数字まで広げず、出走表に近い過去の結果だけを予想の材料にします。
青森競輪の特徴まとめ|長直線58.9mと差しの高配当をどう読む?
青森は400m・みなし直線58.9mの長直線バンクです。1着の決まり手は差し48.1%が最も多く、差しの平均配当は21,982円、1万円以上は36.5%。長い直線の印象と、実際の決まり手・払戻が同じ方向へ出ています。
ただ、青森全体の得点1位の選手は3着以内72.8%、4着以下27.2%。S級では着外32.4%まで上がり、ライン先頭の差しタイプでは37.1%でした。荒れ方はバンクだけでなく、級班と選手の位置で変わります。
当日の青森では、最長ラインの人数、得点1位の選手のタイプと位置、S級かどうかを見てください。長直線で差しが届く形と、本命の選手が前で苦しくなる形が重なったときに、過去の数字が予想を考える手掛かりになります。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。