別府競輪の決まり手|差し40.9%・平均配当19,930円を検証
別府で1着がいちばん多かった決まり手は差しで、割合は40.9%でした。平均配当も差しが19,930円で、回数の多さと払戻の高さが同じ方向に出ています。では、長い直線があるから差しが有利で、いつも荒れるのでしょうか。
別府は400mバンクで、みなし直線は59.9m。先頭で駆けた選手が最後まで粘るのか、長い直線で番手や別線の選手が伸びるのか、気になる走路です。決まり手の割合だけでなく、中央値や得点1位の選手の成績まで並べます。
得点1位の選手の得意戦法では、逃げタイプの3着以内が82.3%、差しタイプは63.6%。差しが多く高配当になった結果と、本命の選手が残るタイプの違いを並べ、別府の荒れ方を読み解きます。
レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。逃げ・捲り・差しの比較は、S級・A級・チャレンジの結果です。
- 対象期間:2016-01-13〜2026-05-09
- 調べたレース数:7,560レース
- バンク:400m・長い直線・みなし直線59.9m・カント33°41′24″
- 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
- 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。
ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。
別府の逃げ・捲り・差しがどれくらい出て、その決着の3連単配当がいくらだったかを比べます。
得点1位の選手の基本成績、得意戦法別・ライン位置別の違い、級班別の配当も見てみましょう。
別府競輪のバンク特徴|400m・みなし直線59.9m・カント33°41′24″
別府は400mバンクで、みなし直線は59.9m、カントは33°41′24″です。400mの中でも直線が長いグループに入ります。先頭の選手が粘り切るには最後の直線を踏み続ける必要があり、後ろの選手が伸びる余地もありそうな形です。
過去の1着は逃げ26.3%、捲り32.9%、差し40.9%。差しが捲りより8.0%、逃げより14.6%多くなっています。長い直線の印象と差しの多さは重なりますが、バンクだけで理由を断定せず、払戻と本命成績も比べます。
差しの平均配当は19,930円、中央値5,535円、1万円以上36.4%。三つの数字すべてで差しが最も高くなりました。別府では、多い決まり手と高配当の決まり手が一致していることが、まず大きな特徴です。
| 決まり手 | 決着割合 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 同型の割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 26.3%(1,957/7,444レース) | 8,948円 | 2,250円 | 17.9% | 22.2% |
| 捲り | 32.9%(2,446/7,444レース) | 15,845円 | 4,020円 | 27.5% | 30.7% |
| 差し | 40.9%(3,041/7,444レース) | 19,930円 | 5,535円 | 36.4% | 47.1% |
1着の決まり手が分かったレースの数字です。
別府競輪の3連単配当|平均15,737円、中央値3,870円
別府の3連単平均配当は15,737円、中央値は3,870円でした。平均は一部の大きな払戻で上がるため、普段のレースに近い金額は中央値で見てみましょう。平均と中央値には11,867円の開きがあります。
5,000円未満は56.3%(3,903/6,929レース)、1万円以上は28.5%(1,978/6,929レース)。5万円以上は7.0%(486/6,929レース)、10万円以上は2.8%(197/6,929レース)でした。高配当だけが続く場ではありませんが、差しの決着で払戻が伸びています。
平均配当が15,737円でも、半分のレースは中央値3,870円を下回ります。別府の配当を読むときは、差しの19,930円だけでなく、全体の金額帯も横に置いておくと、印象が偏りません。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均配当 | 15,737円 |
| 中央値 | 3,870円 |
| 5,000円未満 | 56.3%(3,903/6,929レース) |
| 1万円以上 | 28.5%(1,978/6,929レース) |
| 5万円以上 | 7.0%(486/6,929レース) |
| 10万円以上 | 2.8%(197/6,929レース) |
払戻が分かった6,929レースを分母にしています。
別府競輪の本命成績|得点1位の選手は3着以内71.7%
得点1位の選手は、人気1位ではなく、出走選手の中で競走得点が単独で最も高かった選手です。別府で1着になった割合は39.4%(2,943/7,479レース)、3着以内は71.7%(5,361/7,479レース)、4着以下は28.3%(2,118/7,479レース)でした。
3連単1万円以上は28.5%(1,978/6,929レース)で、同じ400m・長い直線グループの平均30.8%を下回っています。本命の4着以下は同型場平均28.5%とほぼ同じ。別府全体が特別に荒れるとまでは言えない結果です。
一方で、決まり手別では差しの1万円以上が36.4%まで上がっています。本命の選手が3着以内に残ったまま差しで相手が入ったのか、本命の選手が崩れて差しが決まったのかは、得意戦法とライン内の位置まで比べないと分かりません。
| 項目 | 別府 | 比較・意味 |
|---|---|---|
| 3連単の平均配当 | 15,737円 | 同型場平均 16,903円 |
| 3連単の中央値 | 3,870円 | 同型場の場別中央値平均 4,311円 |
| 3連単1万円以上 | 28.5%(1,978/6,929レース) | 同型場平均 30.8% |
| 得点1位の選手が1着 | 39.4%(2,943/7,479レース) | 本命が勝ち切った割合 |
| 得点1位の選手が3着以内 | 71.7%(5,361/7,479レース) | 本命が車券内に残った割合 |
| 得点1位の選手が4着以下 | 28.3%(2,118/7,479レース) | 同型場平均 28.5% |
同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。
別府競輪の得点1位の選手|逃げタイプは3着以内82.3%
出走時点の直近4ヶ月で、逃げ・捲り・差しのうち回数が最も多かった戦法を、得点1位の選手のタイプとして分類しました。タイプの選手同士を直接比べるのではなく、それぞれのタイプに当たる得点1位の選手の成績と払戻を比べています。
逃げタイプは1着55.3%、3着以内82.3%、4着以下17.7%、平均配当11,861円。捲りタイプは1着49.3%、3着以内72.7%、4着以下27.3%、平均配当10,150円。差しタイプは1着26.0%、3着以内63.6%、4着以下36.4%、平均配当9,817円でした。
長い直線なら差しタイプの得点1位の選手が残りそう、と考えたくなりますが、過去の3着以内は逃げタイプが82.3%で最も高く、差しタイプは63.6%。差しタイプの4着以下は36.4%です。バンクの形と本命の得意戦法は、同じ方向に動くとは限りません。
差しタイプの平均配当は9,817円で、得意戦法別では逃げタイプより低くなりました。差しの決まり手全体の平均19,930円と、得点1位の選手が差しタイプだったレースの平均は別の集計です。ここを混ぜないことが大切です。
| 得意戦法 | 対象 | 1着 | 3着以内 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 886 | 55.3% | 82.3% | 17.7% | 11,861円 | 17.6% |
| 差し | 2,273 | 26.0% | 63.6% | 36.4% | 9,817円 | 20.9% |
| 捲り | 1,058 | 49.3% | 72.7% | 27.3% | 10,150円 | 17.7% |
得点1位の選手が1人に絞れたレースを集計しました。得意戦法は、出走時点からさかのぼった4ヶ月間の回数で決めています。
別府競輪の得意戦法別成績|級班が変わると差しの数字も変わる
S級では、逃げタイプの4着以下27.9%、捲りタイプ34.2%、差しタイプ38.0%。A級は逃げ21.6%、捲り27.5%、差し35.4%。チャレンジは逃げ10.9%、捲り16.7%、差し36.7%でした。
三つの級班で差しタイプの4着以下が高く出ています。ただし、平均配当はS級の逃げタイプ5,234円からチャレンジの逃げタイプ15,556円まで幅があります。成績と払戻が同じ順番になるわけではありません。
当日のレースがS級ならS級、A級ならA級の表を比較先にします。別府全体の差しタイプ36.4%を、級班が違うレースへそのまま当てはめないようにします。
| 級班 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 逃げ | 122 | 27.9% | 5,234円 | 17.1% |
| S級 | 差し | 605 | 38.0% | 9,780円 | 16.6% |
| S級 | 捲り | 298 | 34.2% | 8,596円 | 13.6% |
| A級 | 逃げ | 371 | 21.6% | 10,033円 | 18.6% |
| A級 | 差し | 1,199 | 35.4% | 9,514円 | 21.2% |
| A級 | 捲り | 557 | 27.5% | 10,571円 | 17.8% |
| チャレンジ | 逃げ | 393 | 10.9% | 15,556円 | 16.9% |
| チャレンジ | 差し | 469 | 36.7% | 10,635円 | 25.5% |
| チャレンジ | 捲り | 203 | 16.7% | 11,258円 | 23.6% |
30レースに届かない組み合わせは載せていません。
別府競輪の級班別配当|S級平均24,333円、1万円以上38.7%
級班別の平均配当はS級24,333円、A級18,935円、チャレンジ12,104円、ガールズ9,813円でした。中央値はS級5,995円、A級5,150円、チャレンジ2,780円、ガールズ2,270円です。S級は平均と中央値の開きが大きく、高配当の影響を受けています。
1万円以上はS級38.7%、A級34.0%、チャレンジ22.2%、ガールズ15.0%。得点1位の選手の4着以下はS級35.3%、A級31.4%、チャレンジ25.5%、ガールズ12.4%でした。S級は配当も本命の着外も高めですが、級班だけで原因を決める数字ではありません。
ガールズは別に集計した結果です。男子の級班と一つの平均に混ぜず、当日のレース区分と同じ数字を使います。
| 級班 | 平均配当 | 中央値 | 1万円以上 | 本命4着以下 | 同型の平均配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| S級 | 24,333円 | 5,995円 | 38.7%(423/1,092レース) | 35.3%(393/1,112レース) | 22,135円 |
| A級 | 18,935円 | 5,150円 | 34.0%(802/2,357レース) | 31.4%(744/2,373レース) | 18,743円 |
| チャレンジ | 12,104円 | 2,780円 | 22.2%(273/1,229レース) | 25.5%(314/1,233レース) | 11,559円 |
| ガールズ | 9,813円 | 2,270円 | 15.0%(34/227レース) | 12.4%(29/233レース) | 10,239円 |
級班ごとに分母が異なります。
別府競輪のライン内の位置|先頭の差しタイプは4着以下42.7%
得点1位の選手がラインの先頭にいるのか、番手・3番手にいるのかで、レース中の役割は変わります。先頭なら自分で前を踏み、番手・3番手なら前の選手の後ろから伸びる形です。長い直線で差しが届くかを考えるときも、位置を一緒に見てみましょう。
先頭にいる得点1位の選手では、逃げタイプの4着以下17.6%、平均配当11,686円。捲りタイプは26.5%、10,166円。差しタイプは42.7%、9,574円でした。先頭の差しタイプは、逃げタイプより4着以下が25.1%高くなっています。
番手・3番手では、逃げタイプ22.2%、捲りタイプ35.7%、差しタイプ34.7%。番手・3番手の捲りタイプは対象98レースなので、目立つ数字を大きな特徴へ広げません。長い直線だから番手が必ず残る、という読み方にも注意が必要です。
差しの決まり手全体は40.9%で、得点1位の選手が先頭の差しタイプだったときの4着以下は42.7%。決まり手が多いことと、本命の選手が残るかどうかは同じ情報ではありません。
| 位置 | 得意戦法 | 対象 | 4着以下 | 平均配当 | 1万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 先頭 | 逃げ | 868 | 17.6% | 11,686円 | 17.6% |
| 先頭 | 差し | 487 | 42.7% | 9,574円 | 22.2% |
| 先頭 | 捲り | 960 | 26.5% | 10,166円 | 17.5% |
| 番手・3番手 | 差し | 1,786 | 34.7% | 9,884円 | 20.5% |
| 番手・3番手 | 捲り | 98 | 35.7% | 10,000円 | 19.6% |
ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。
別府競輪の決まり手を予想に生かすなら|差しの多さをそのまま軸にしない
別府は差し40.9%が最多で、平均配当19,930円も差しが最高でした。数字はかなり目立ちますが、当日のラインの先頭がどれだけ踏めるか、番手の選手が差せる位置にいるかで、同じ差しの条件にはなりません。
得点1位の選手が逃げタイプなら3着以内82.3%、先頭の逃げタイプなら4着以下17.6%。差しタイプなら3着以内63.6%、先頭の差しタイプなら4着以下42.7%。長い直線で注目したい差しと、本命のタイプ別成績が逆向きに出ています。
S級の1万円以上38.7%と、チャレンジの22.2%も差があります。車券を考える前に、級班、得点1位の選手の得意戦法、ラインの位置を確認し、同じ欄の数字へ寄せて考えます。
差しが決まりそうな並びでも、平均配当19,930円をそのまま当日の払戻と考えません。中央値5,535円や1万円以上36.4%も一緒に置き、過去の差しの中で普段のレースと高配当のレースを区別します。
別府競輪は荒れる?|差しが多く高配当だが、本命のタイプで差が出る
別府は400m・みなし直線59.9m・カント33°41′24″。1着の決まり手は差し40.9%が最多で、平均配当も19,930円が最高でした。長い直線と差しの多さ、高配当が同じ方向へ出ています。
それでも、得点1位の選手は3着以内71.7%、4着以下28.3%。得意戦法別では逃げタイプの3着以内82.3%に対し、差しタイプ63.6%。先頭の差しタイプは4着以下42.7%でした。バンクの特徴だけで本命を決めると、選手のタイプによる差を落とします。
別府の出走表では、差しの決まり手が出そうかだけでなく、得点1位の選手がどのタイプで、ラインの先頭か番手・3番手か、S級かどうかを見てください。差しの多さと本命成績のズレまでそろったとき、荒れ方を考える材料になります。
過去の割合は、次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。バンクの形だけで決まり手の原因を断定せず、当日の級班、車立て、ライン、得点1位の選手の位置を見てください。