取手競輪の特徴|400m・直線54.8mで差し45.2%と配当を検証

取手競輪場 バンクデータ
周長
400m
みなし直線
54.8m全国24位タイ
最大カント
31°30′25″全国24位

取手競輪の特徴|400m・直線54.8mで差し45.2%と配当を検証

取手競輪は、直線の長さでいえば中くらいの400mバンクです。みなし直線は54.8m。逃げ切りと差し切りのどちらにも目が向く長さですが、実際に一番多かった1着決まり手は差しでした。

差しは45.2%、平均配当は22,818円。得点1位の選手の4着以下は28.9%、3連単1万円以上は32.0%でした。バンクの印象と払戻の数字を一緒に置くと、取手の荒れ方が見えやすくなります。

さらに、得点1位の選手が先頭か番手・3番手かで、同じ得意戦法でも成績が変わりました。中直線の取手で、どの位置と決まり手が本命の着外や高配当へ結び付いたのかをまとめます。

取手競輪の分析データについて

レース結果をデータベースで整備し、独自ツールで条件を組み合わせて集計した結果です。ガールズの数字は、ほかのレースと混ぜずに集計しています。S級・A級・チャレンジの結果を中心に、級班ごとの数字を比べます。

  • 対象期間:2016-01-20〜2026-07-26
  • 調べたレース数:5,867レース
  • バンク:400m・中直線・みなし直線54.8m・カント31°30′25″
  • 全国・同型場の平均は、対象場の集計値を場ごとに平均した参考値です。
  • 割合は指標ごとに分母が違うため、分子・分母と一緒に読みます。

ここにあるのは過去の結果です。次のレースの着順や払戻を約束する数字ではありません。当日の出走表と条件を比べながら使ってください。

この記事で分かること

取手の400m・直線54.8m・カント31°30′25″という特徴と、決まり手・配当の関係をまとめます。

得点1位の選手の基本成績、S級・A級・チャレンジ・ガールズの配当、ライン決着、得意戦法と位置を比べます。

中直線で差しが多く、高配当も差し決着に集まった理由を、場全体の数字だけでなく条件別の結果まで追います。

取手は400m・直線54.8m|一番多い決まり手は差し45.2%

取手は400mバンクで、みなし直線54.8m、カント31°30′25″です。長直線58m以上にも、短直線53m以下にも入らない中直線。最後の伸びと先頭の粘りを、どちらも考えたいバンクです。 この記事では、みなし直線53m超58m未満を「400m・中直線グループ」として比べています。これは当サイトの比較区分で、全国共通の基準ではありません。400m・中直線グループの平均は逃げ22.6%、捲り32.1%、差し45.3%。取手では逃げは1.7%高い、捲りは1.7%低い、差しはほぼ同じです。

過去の1着決まり手は差し45.2%、捲り30.4%、逃げ24.3%。差しが一番多く、逃げより約21%多い結果でした。中直線で、先頭の後ろから伸びる選手が上位へ届くレースが多かったと読めます。

ただし、差しの割合は得点1位の選手の差し切り率ではありません。番手の選手や別線の選手が差したレースも含まれます。決まり手の回数と本命の成績を同じ数字にせず、払戻と位置まで加えます。

逃げ・捲り・差しの決着と払戻
決まり手決着割合平均配当中央値1万円以上同型の割合
逃げ24.3%(1,409/5,792レース)11,261円2,385円19.8%22.6%
捲り30.4%(1,763/5,792レース)14,409円4,370円29.4%32.1%
差し45.2%(2,620/5,792レース)22,818円6,575円40.2%45.3%

1着の決まり手が分かったレースの数字です。

取手の本命成績|得点1位の選手は3着以内71.1%、4着以下28.9%

取手で競走得点が単独で最も高かった得点1位の選手は、1着39.1%(2,288/5,855レース)、3着以内71.1%(4,165/5,855レース)、4着以下28.9%(1,690/5,855レース)でした。人気1位ではなく、競走得点を基準にした本命です。

3着以内は7割を超えていますが、4着以下も約3割あります。差しが多い取手でも、本命の選手が毎回差し切るわけではなく、相手の差しで車券の外へ回るレースも含まれます。

3連単1万円以上は32.0%(1,860/5,818レース)、同型場平均の本命4着以下は28.6%。取手の28.9%との差は1%未満で、場全体だけなら同型場とほぼ同じ範囲です。特徴は、条件を加えたところに探します。

取手競輪の基本数値と同型場比較
項目取手比較・意味
3連単の平均配当17,521円同型場平均 17,907円
3連単の中央値4,540円同型場の場別中央値平均 4,492円
3連単1万円以上32.0%(1,860/5,818レース)同型場平均 31.8%
得点1位の選手が1着39.1%(2,288/5,855レース)本命が勝ち切った割合
得点1位の選手が3着以内71.1%(4,165/5,855レース)本命が車券内に残った割合
得点1位の選手が4着以下28.9%(1,690/5,855レース)同型場平均 28.6%

同じタイプの競輪場の中央値は、各場の中央値を平均した参考値です。

平均配当17,521円・中央値4,540円|取手の払戻を金額帯で読む

取手の3連単平均配当は17,521円、中央値は4,540円。5,000円未満は52.5%(3,057/5,818レース)、1万円以上32.0%、5万円以上7.7%、10万円以上2.9%でした。普段の払戻は5,000円未満が半分ほどで、平均は一部の高配当に押し上げられています。

決まり手別では差しの平均配当が22,818円、中央値6,575円、1万円以上40.2%。取手全体より、差しで決まったレースの方が平均・中央値・高配当率のすべてで高い側です。

よく出る差しと、高配当が出た差しが重なっている点が取手の読みどころです。とはいえ、差しの選手が本命なのか相手なのかで意味は変わるため、得点1位の選手の位置に合わせます。

取手競輪の3連単配当|平均・中央値・金額帯
項目結果
平均配当17,521円
中央値4,540円
5,000円未満52.5%(3,057/5,818レース)
1万円以上32.0%(1,860/5,818レース)
5万円以上7.7%(447/5,818レース)
10万円以上2.9%(171/5,818レース)

払戻が分かった5,818レースを分母にしています。

S級の平均配当20,937円|取手の荒れ方は級班で変わる

級班別の平均配当はS級20,937円、A級19,861円、チャレンジ10,720円、ガールズ10,413円。中央値はS級6,040円、A級5,080円、チャレンジ2,935円、ガールズ2,525円でした。

1万円以上の割合はS級37.1%、A級34.8%、チャレンジ23.5%、ガールズ19.0%。得点1位の選手の4着以下はS級31.8%、A級29.7%、チャレンジ27.3%、ガールズ14.8%です。取手はS級とA級の配当が近い点も特徴です。

S級・A級・チャレンジと同じラインや決まり手の意味にせず、当日のレース区分に合う表を使います。

取手競輪の級班別配当と本命着外
級班平均配当中央値1万円以上本命4着以下同型の平均配当
S級20,937円6,040円37.1%(605/1,631レース)31.8%(521/1,639レース)23,873円
A級19,861円5,080円34.8%(874/2,513レース)29.7%(751/2,525レース)18,909円
チャレンジ10,720円2,935円23.5%(309/1,314レース)27.3%(362/1,328レース)12,123円
ガールズ10,413円2,525円19.0%(57/300レース)14.8%(45/304レース)10,024円

級班ごとに分母が異なります。

中直線で差し45.2%|得点1位の選手の位置まで加える

取手の差し決着は45.2%で、差しの平均配当は22,818円。中直線の54.8mで最後に差す選手が多く、払戻も大きくなった結果です。ただ、差しを得意にする本命の選手が差しやすい位置にいるかは別に見てみましょう。

得点1位の選手が先頭にいる場合、逃げタイプは4着以下19.2%・平均配当8,509円、捲りタイプは26.0%・6,980円、差しタイプは36.9%・10,572円でした。先頭の差しタイプは本命の着外が高い側です。

番手・3番手にいる場合、差しタイプは4着以下32.9%・平均配当7,840円。先頭の36.9%より低いものの、全体28.9%より高い側です。差しを得意にする選手は、差せる位置にいるかどうかで結果が変わりました。

取手競輪|得点1位の選手の位置・得意戦法別の成績と配当
位置得意戦法対象4着以下平均配当1万円以上
先頭逃げ1,09419.2%8,509円17.2%
先頭捲り94126.0%6,980円14.4%
先頭差し59936.9%10,572円22.2%
番手・3番手捲り9022.2%7,773円14.4%
番手・3番手差し2,21332.9%7,840円17.2%

ラインの位置が分かった対象レースを集計しています。

取手のラインはどこまで残る?最長ラインの1・2着は21.8%

ラインの情報が分かった5,040レースでは、どこかのラインが1・2着に入った割合は55.1%(2,775レース)。最長ラインが1・2着に入った割合は21.8%(1,099レース)でした。

同じラインから2人が3着以内に入った割合は85.9%、得点上位2人が別ラインで決着した割合は44.9%。ラインの選手がまとまって残るレースは多い一方、最長ラインがいつも上位を占めるわけではありません。

54.8mの中直線では、先頭が粘るか、番手の差しが届くか、別線の捲りが届くかで着順が変わります。ラインの長さだけでなく、得点1位の選手がどこにいるかを出走表で見てみましょう。

取手競輪のライン決着率
集計した形結果
どこかのラインが1・2着55.1%(2,775/5,040レース)
最長ラインが1・2着21.8%(1,099/5,040レース)
同じラインから2人が3着以内85.9%(4,327/5,040レース)
得点上位2人が別ラインで決着44.9%(2,265/5,040レース)

ラインの情報が分かった対象レースの数字です。

取手の荒れ方は平均より条件で差が出る|差し・位置・級班を並べる

取手の本命4着以下28.9%は同型場平均28.6%と1%未満の差です。3連単平均17,521円も同型場平均17,907円より低い結果で、全体だけなら特別に荒れる競輪場とは言いにくい数字です。

それでも差し決着は平均22,818円・1万円以上40.2%、S級は平均20,937円・1万円以上37.1%、先頭の差しタイプは4着以下36.9%。中直線の特徴が、条件を加えたところで荒れ方へ表れています。

数字の差が1%未満なら、ほぼ同じ範囲として扱います。小さな差を取手だけの発見にせず、決まり手・級班・位置・払戻が同じ方向へ動いた結果を重くします。

取手は差しが多いから本命の差しタイプを買う、という単純な話ではありません。先頭の差しタイプは着外が高く、番手・3番手でも全体より高い。差しが届く側なのか、差される側なのかを見極めることがポイントです。

取手の出走表で特徴を生かす順番

最初に級班を見てみましょう。S級は平均配当20,937円・1万円以上37.1%、A級は19,861円・34.8%。取手全体の平均17,521円を、すべてのレースへ広げません。

次に得点1位の選手の得意戦法と位置を見てみましょう。先頭の差しタイプは4着以下36.9%、番手・3番手の差しタイプは32.9%。54.8mの直線で差せる場所なのか、自分で前を踏む場所なのかを考えます。

最後にラインの人数と相手の決まり手を見てみましょう。どこかのラインが1・2着に入った割合は55.1%、最長ラインは21.8%。差しや捲りが届く並びなら、過去の払戻を参考に相手の広げ方を考えます。

数字を使うときの注意

過去の割合や払戻は、次のレースの着順や払戻を約束するものではありません。中直線の印象だけで展開を決めず、当日の級班、ライン、得点1位の選手の位置と得意戦法を見てください。